『免許更新!暴走戦隊』
作者・ユガミ博士
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バリバリアン***
ここは地球上に浮かぶ宇宙暴走族ボーゾックの基地バリバリアンである。かつて、
暴走皇帝エクゾスとの決戦で、破壊されたが復活したボーゾック達によって再建
されたのある。そして今日この日、新生ボーゾックによる結成式が行われていた。
リッチリッチハイカー教授「それではこれより、新生ボーゾックの結成式を
はじめます。私が、総長に就任した悪のコンサルタント、リッチリ~ッチハイカー
教授です。」
ボーゾック一同「「「「イエー!」」」」
パチパチパチパチ
ボーゾック達がリッチリッチハイカー教授に拍手を送った。
???「リッチリッチハイカー教授よ・・・。」
バリバリアンの外である宇宙空間に暴走皇帝エグゾスが現れた。
リッチリッチハイカー教授「おお、暴走皇帝エグゾス。」
エグゾス「余の夢である“悪の大宇宙ハイウェイ計画”は実現するのであろうな?」
リッチリッチハイカー教授「お任せください。チーキュには憎きカーレンジャーの
他にも数多くのヒーロー及び、それに準じる能力を持った者達が多くいます。
敵を知るには研究が一番!そこで彼に再び出てもらいましょう。ボーゾック1の
ヒーロー研究家SS(スースー)パマーン君に。」
リッチリッチハイカー教授は説明をし終えると、入り口の方に手を向けた。
~♪(お好きなBGMを流してください)
ヒーローのBGMと共に入り口から真っ赤なボディに、赤いマフラーを
着けたSSパマーンが登場した。
SSパマーン「任せてくれ。新たなゾクレンジャーのメンバーと共に必ず、
カーレンジャーや他のヒーローを倒してみせるパマン。」
そう言って、SSパマーンは他のメンバーと共にバリバリアンから出撃した。
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東京・自動車会社ペガサス***
『極東基地にて内乱発生!三輪長官日本より撤退』
『剣総理生存!男塾出身は伊達じゃない』
???「お!あの三輪っちゅうおっさん、ようやっと日本から居なくなり
おったで。」
???「本当に!?それじゃー、オーレンジャーの皆もこれからはヒーロー
として、自由に活動できるわね。」
話をしているのは自動車会社ペガサスの社員である営業担当の上杉実と
経理担当の八神洋子だ。2人は新聞に掲載している記事を話題にしていた。
???「オッス、久しぶり。」
洋子「恭介!」
実「何や?役者さんがこんな所で油売っとって、ええんかいな。」
恭介「そう言うなよ。お土産として、ケーキ買ってきたから。」
洋子「あ!そのケーキ、雑誌に載っていたカフェミュウミュウのケーキじゃない!」
ペガサスにやって来たのは陣内恭介。カーレンジャーの1人レッドレーサーである。
かつてペガサスのテストドライバーであったが、現在は子供達に交通安全の大切さを
伝える為、役者をしている。洋子は土産のケーキに喜んだ。
恭介「でも、軍属のヒーローは大変でだな。あんな奴の命令も受けなきゃ
いけないんだからな。あいつが上司かと思うと耐えられないぜ。」
???「三浦参謀長が私達の事を秘密にしてくれたおかげで、命令を受け
に済んだけどね。参謀長には感謝しないと。」
恭介は新聞を手に取り、感想を言う。そこへメカニックの志乃原菜摘、
カーデザイナーをしている土門直樹が会話に加わった。恭介と彼等
4人の社員が激走戦隊カーレンジャーでボーゾックと戦った。
???「あの~すいません。車の修理をお願いしたいのだけど・・・。」
実「あ、ええですよ。どんな車でっか?」
???「この車なんだけど。」
お客が来た事で実はゴマをするような感じでお客に近づいた。お客が乗ってきた
車はスバル360だった。
実「へぇ~、失礼ですけど随分お古い車で。」
???「も~、この車はしょっちゅう止まるし、前は開くしで困っているんですよ。」
菜摘「大丈夫ですよ。これぐらいすぐに直りますから。」
???「本当に!いや~助かったなぁ~。あっ、我輩は探偵をしている“服部半蔵の子孫
服部半平ですぞ。もしお困りになった時には、どうぞご依頼を。」
実「服部半蔵の子孫!?それはすごいでんなぁ。」
半平と名乗った探偵は菜摘に名刺を渡したその時。
ファンファンファン
突如、警報が鳴り始めた。
半平「な、何だ!?」
恭介「皆!」
実「スイマセン、ちょっと出てきます。」
菜摘「必ず直しますので。」
半平「何なのよ。もう!」
恭介達は半平を残して全員、外へと行ってしまった。
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とある広場***
今の警報はボーゾックに反応する警報である。5人は反応があった場所へと
駆けつけた。
恭介「どこにボーゾックがいるんだ?」
???「は~はっはっはっ!久しぶりだな、カーレンジャー。」
洋子「誰!?」
声のした方を見るとそこにはSSパマーンがいた。
恭介「お前はSSパマーン!」
直樹「やっぱり、ボーゾックは復活していたのでございますね。」
洋子「何で、私達の正体を知っているの?」
SSパマーン「エグゾスから、貴様等の正体を聞いたのだパマン。」
菜摘「エグゾスも!あいつは用済みになったら、平気で裏切るのよ。」
SSパマーン「それは知っているパマン。だが、利害が一致している今は協力している。
裏切るならば、その時に戦うのみパマン。まずは貴様達を倒す事だ!来い、お前達。」
SSパマーンが声をあげると後ろから4人のローブを着た人影が現れ、ローブを脱いだ。
SSパマーン「ゾクレッド・SSパマーン!」
OOバットン「ゾクブルー・OOバットン!」
UUウーリン「ゾクグリーン・UUウーリン!」
UUウッス「ゾクイエロー・UUウッス!」
LLオネネ「ソクピンク・LLオネネ!」
SSパマーン「戦う暴走行為」
ゾクレンジャー「暴走戦隊ゾクレンジャー!」
実「て、人の口上パクってるやん!」
恭介「俺達も行くぞ、激走!アクセルチェンジャー。」
ゾクレンジャーの名乗りが終わった後、恭介達も自分達の変身アイテム
アクセルチェンジャーでカーレンジャーへと変身した。
レッドレーサー「レッドレーサー!」
ブルーレーサー「ブルーレーサー!」
グリーンレーサー「グリーンレーサー!」
イエローレーサー「イエローレーサー!」
ピンクレーサー「ピンクレーサー!」
レッドレーサー「戦う交通安全」
カーレンジャー「激走戦隊カ~レンジャー!」
今、戦いの火蓋が切って落とされた。
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レッドレーサー「バイブレード。」
SSパマーン「フン!」
グリーンレーサー「OOバットン、よくも俺の前に出おったな!」
OOバットン「うるせぇ、こっちは命がかかってんだバットン!くたばれぇぇ!」
UUウーリン「へっへっへ、俺と結婚してくれー!」
ピンクレーサー「いやー!あっち行って。」
LLオネネ「あの時はよくも邪魔してくれたね!覚悟は出来ているんだろうね!」
イエローレーサー「また、やっつけてやるんだから!」
UUウッス「お前がオレの相手ッスか・・・。ブルー、いやレッド、何色ッスか?」
ブルーレーサー「私の相手は貴方でございますか?負けませんよ。」
レッドレーサーとSSパマーンはお互い剣でぶつかり、OOバットンはハンマーを
グリーンレーサーに叩き付けようと振り下ろすが、それを避け、UUウーリンは
ピンクレーサーを追いかけ、LLオネネとイエローレーサー、UUウッスとブルー
レーサーは対峙した。
グリーンレーサー「こんな奴ら、さっさと倒すに限るで。」
レッドレーサー「よし、ギガブースターだ。」
カーレンジャー達は必殺武器ギガブースターを呼び出した。
SSパマーン「こちらも新装備ゾクバズーカだパマン。」
ゾクレンジャー「応」
ゾクレンジャーもゾクバズーカで対抗し、お互い打ち出した。
ドカァァァン
ゾクレンジャー「だぁぁぁ!」
レッドレーサー「やった。」
だが、勝ったのはカーレンジャーである。しかし、ここで終わらないのが
ボーゾックである。普通やられた後は何故か、芋長の芋羊羹を食べると巨大化
するのだ。だが、今回は違っていた。
SSパマーン「まだ、終わらん。ノリシローン!」
SSパマーンの叫びはバリバリアンまで届いた。
リッチリッチハイカー教授「来ましたね。ノリシロン発進してください。」
バリバリアンから改造を施したノリシロンが発進し、ゾクレンジャーの元へと
やってきて、彼らはそれに乗り込んだ。
レッドレーサー「こっちもRVロボだ。激走合体!」
カーレンジャー「エンジン好調RVロボ!」
カーレンジャー達もそれぞれのレンジャービークルに乗り込み、合体して
RVロボとなった。
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SSパマーン「行くぞ!ノリシロンアックス」
レッドレーサー「何の!」
ノリシロンは装備している斧を振り上げて斬りつけるが、RVロボの
ラジアルシールドで防いだ。
SSパマーン「ならば、新装備ノリシロンキャノンで奴らを吹き飛ばしてやるパマン!」
ノリシロンはキャノンを取り出した。後はボタンを押して、エネルギーを打ち出すだけ。
ポチ!
SSパマーン「な、何故出ないパマン。」
UUウッス「あれ?エネルギーでないッス?」
UUウッスはボタンを押していた。発射ボタンではなく、エネルギーを逆流するボタン
を押していた。。
UUウッス以外のゾクレンジャー「「「「ウソ~!」」」」
ドカァァァァン
ノリシロンは爆発し、乗っていたゾクレンジャーはバリバリアンの方まで
飛んでいった。
レッドレーサー「・・・。」
グリーンレーサー「あいつら、何しに来たんやろ。」
レッドレーサー「まぁ、何より事件(?)解決したし帰るか。」
イエローレーサー「そうね、車の修理しなきゃいけないし。」
オマケ***
SSパマーン「次こそは必ず奴らを倒すパマン。」
OOバットン「あ~、たこ焼き食いて~バットン。」
UUウーリン「ピンクレーサーちゃ~ん。」
UUウッス「え~と、何すればいいんだっけ?」
LLオネネ「ちょっと誰か、ツーリングいかない?」
リッチリッチハイカー教授「(選択間違えたかも・・・。)」
がんばれ、ゾクレンジャー。リッチリッチハイカー教授が呆れ果てて
いても戦いは始まったばかりだ。
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○陣内恭介→ゾクレンジャーと戦う。
○土門直樹→ゾクレンジャーと戦う。
○上杉実→ゾクレンジャーと戦う。
○志乃原菜摘→ゾクレンジャーと戦う。
○八神洋子→ゾクレンジャーと戦う。
○服部半平→車の修理の為にペガサスに訪れる。
●リッチリッチハイカー教授→新生ボーゾックの総長に就任。
●暴走皇帝エグゾス→新生ボーゾックの結成式に出席。
●SSパマーン→ゾクレッドとなり、カーレンジャーと対決。
●OOバットン→ゾクブルーとなり、カーレンジャーと対決。
●UUウーリン→ゾクグリーンとなり、カーレンジャーと対決。
●UUウッス→ゾクイエローとなり、カーレンジャーと対決。
●LLオネネ→ゾクピンクとなり、カーレンジャーと対決。
【今回の新登場】
○陣内恭介=レッドレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスの元テストドライバー。テストドライバーだが、ほとんど雑事を
している。元ボーゾックの幹部・ゾンネットとは遠距離恋愛中。ボーゾックの戦いの
後、交通安全の大切さを教える為、役者をしている。
○土門直樹=ブルーレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスのカーデザイナー。バカ丁寧な敬語で話す。5人の中で一番
給料が高い。
○上杉実=グリーンレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスの営業マン。大阪出身で阪神タイガースのファン。
○志乃原菜摘=イエローレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスのメカニック。直樹を弟のように可愛がっている。
○八神洋子=ピンクレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスの経理担当。よく会社でケーキを食べている。
581○服部半平(人造人間キカイダー)
伊賀忍者服部半蔵の子孫を自称する私立探偵。ミツ子・マサルの姉弟を助ける。
忍者としての実力は低く臆病そうにも見えるが、意外な活躍や行動力を見せ、
キカイダーの危機を救うことも多い。一人称は「吾輩」でジローのことは
「ミスター・ジロー」と呼ぶ。通称「ハンペン」 愛車はスバル360。
●リッチリッチハイカー教授(激走戦隊カーレンジャー)
ボーゾックに雇われた悪のコンサルタント。元々はリッチハイカー教授だったが、
悪のパワーを吸収して現在の姿になった。考え事をする時はトイレにこもる。
●暴走皇帝エグゾス(激走戦隊カーレンジャー)
地球を爆破し、“悪の大宇宙ハイウェイ”を計画していた、ボーゾックの黒幕。ボーゾックのファンを
装い、利用する。
●SSパマーン=ゾクレッド(激走戦隊カーレンジャー)
ボーゾック1のヒーロー研究家。暴走戦隊ゾクレンジャーを結成し、ゾクレッドとなる。
●OOバットン=ゾクブルー(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
ボーゾックを脱走したと偽り、カーレンジャーに近づいたボーゾックの1人。
今作ではゾクブルーとなる。
●UUウーリン=ゾクグリーン(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
シグナルマンを食べる事が目的のボーゾックの1人。好きな女性のタイプは
八神洋子。今作ではゾクグリーンとなる。
●UUウッス=ゾクイエロー(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
ボーゾック1の暑苦しさを持つ。飲むとバカになるドリンクを飲んでバカになる。
あまりの暑苦しさに冬が夏のような暑さになった。今作ではゾクイエローとなる。
●LLオネネ=ゾクピンク(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
集団暴走行為が好きなボーゾックの1人。ゾンネット以外の女性。着けると
暴走行為を起こす鉢巻を持っている。今作ではゾクピンクとなった。
最終更新:2020年11月12日 14:00