『ステーション奪回作戦』-4
作者 ユガミ博士
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ヌーベルトキオシティ総合ステーション・屋上***
ヌーベルトキオシティ総合ステーションの屋上にも4名程見張りについていた。
ドロロ「御免。」
普通の人々A「ぐぇ!」
普通の人々B「うっ!」
普通の人々C「うぉ!」
普通の人々D「う~ん!」
そこへ地球人には見えないようにアンチバリアーを張ったヘリコプターから
ドロロが降り立ち、目にも止まらぬ早さで警戒をしていた普通の人々を気絶
させた。
タママ「上手くいったです~ww」
ギロロ「だが、ここからが本番だ。ドロロ、俺達が敵を引き付けている間に
人質になっている地球(ペコポン)人達が敵の手に掛けられるかもしれ
ない。そうならないよう見張りを頼めるか?」
ドロロ「承知したでござる。」
ドロロはギロロの指示に従い、一足早く人質がいるパーティー会場へと向かった。
ギロロ「では、こちらも行くぞ。」
タママ「はいです~!」
ギロロ達も桃華の親衛隊と共に総合ステーションの中へと突入し、攻撃を
開始した。
タママ「タママインパクトー!」
普通の人々「「ぎゃぁぁぁ!」」
ギロロ「喰らえ!」
普通の人々「「ぐわぁぁぁぁ!」」
タママは口から必殺技のタママインパクトで普通の人々を蹴散らし、ギロロ
は所持しているビームガンで普通の人々を攻撃した。
ヌーベルトキオシティ総合ステーション地下・下水道***
一方、両津・ケロロ達は下水道を通って総合ステーションに侵入しようと
していた。そして彼等は総合ステーションの中へ入れる入り口に辿り着いた、
クルル「この上がステーションの中へ入れるぜ~。」
両津「この上だな。」
両津は入り口を開けて警戒しながらステーションの中へと入っていき、
ケロロ達も順次入っていた。
ボルボ「では俺達は囮として敵を引き付けてくる。後は頼んだぞ、両津。」
両津「おう、任せてくれ。」
ボルボ「それでは・・・うぉぉぉぉぉ!」
左近寺「敵はここだぞぉぉぉ!」
ボルボと左近寺達は大声を上げて、自分達を存在をアピールして
敵を引き付けるのであった。
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ヌーベルトキオシティ総合ステーション前***
一方、外では勇者特急隊、ブレイブポリス、特車2課が敵ASやレイバーが
動かないか警戒を続けていた。
後藤「おー、中は派手にやっているねぇー。」
太田「ぐぬぅ~、隊長ーまだ攻撃をしてはならんのですかー!」
遊馬「落ち着け、太田。」
熊耳「そうよ、ここで攻撃をしたら作戦が台無しよ。」
太田「くそぉ~。」
後藤「ま、もうじき外の連中も中の異変に気づいて行動を起こすだろうから
もうちょっとの辛抱だよ。」
第2小隊隊員である太田はこの状況に我慢の限界を感じ、攻撃の許可を後藤
に求めるが、他の隊員である篠原遊馬や熊耳武緒に止められる。
ヌーベルトキオシティ総合ステーション・下の階***
ズドドドド
下の階ではボルボや左近寺達が普通の人々と戦っていた。左近寺は得意の
柔道で投げ飛ばし、ボルボはマシンガンをぶっ放した。
ボルボ「そこか!」
ボルボは気配を感じ取り、マシンガンを向けるがそこにいたのはロングヘアーの
女性と金髪の女性―破嵐万丈のアシスタントである三条レイカとビューティフル・
タチバナだった。
レイカ「待って、私達は敵じゃないわ。」
ビューティ「私達は破嵐万丈のスタッフよ。」
レイカとビューティは化粧直しの為にパーティーから席を外していた所に
普通の人々が占拠したのである。彼女達は単身制圧された制御室を取り
戻そうと、下の階まで降りて機会を伺っていた所、ボルボ達と遭遇した
分けである。
左近寺「俺達の仲間が、制御室を取りもどそうと動いている。その為に
俺達は囮役となっている。見た所、あんた等も強そうだ。手伝ってくれ。」
レイカ「OK!」
ビューティ「任せて!」
左近寺「よかったな、ボルボ・・・どうした?」
ボルボ「う・・・美しいブー」
ボルボはレイカとビューティの美しさに鼻血を盛大に噴出した。
ビューティ「あらあら、大丈夫かしら?」
ヌーベルトキオシティ総合ステーション・コンピュータ制御室***
一方で両津、ケロロ、クルルは制御室に辿り着き、両津はドアを蹴っ飛ばした。
普通の人々「だ、誰だ!?」
両津「警官だよ!」
両津はすぐに殴りつけて、その場にいた普通の人々を気絶させた。
ケロロ「いやー、あっという間でありますな。クルル後は頼むであります。」
クルル「あいよー。」
クルルはコンピュータの前に立ち、目にも止まらぬ速さでキーボードを
打ち込んで、コンピュータの制御を着々と取り戻していった。
クルル「これで、ポチッと~。」
最後にボタンを押して完全にコンピュータを普通の人々から取り戻した。
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ヌーベルトキオシティ総合ステーション前***
両津『こちら、両津。コンピュータの制御を取り戻しました。外の連中は
よろしくお願いします。』
後藤「了解。コンピュータは取り戻した、もう我慢はしなくてもいいぞー。」
太田「よ~し、お前等覚悟しろよ~ww」
野明「どっちが悪役なんだか。」
第2小隊隊員の1人、泉野明がつぶやきながら自身の愛機である警察用レイバー・
イングラムの1号機“アルフォンス”に乗り込んだ。
熊耳「太田君、くれぐれも被害を大きくしちゃダメよ。」
太田「分かっております、巡査部長殿!」
進士「(また、被害が大きくなっちゃうんだろうな~)はぁ~。」
山崎「お察しします・・・。」
2号機のバックアップ担当である進士幹泰はこれからの事を考えてため息を
つき、1号機のバックアップである山崎ひろみは同情した。さて、ASや
レイバーに乗り込んでいる普通の人々はステーションの異常に気づき、中に
入ろうとするが、セキュリティーが回復した為にステーションの中へ入る事
が出来なかった。
ガイン「ガインショット!」
ガインは自身の武器であるガインショットでコックピットには当たらないように
気をつけながら、攻撃した。
勇太「皆、僕達も行くよ!」
デッカード「了解、ホールドアップ、ブレイブポリスだ!」
デッカードは拳銃を右手に構え、警察手帳のパトランプを点灯させた
うえで、左手にかざして叫んだ。それと同時にマクレーンはショット
ガンを撃ち、パワージョーはヌンチャクを振り回して、ダンプソンは
ASを取り押さえていった。ドリルボーイとガンマックスは拳銃を使い、
援護を行った。
太田「うぉぉぉぉ!」
太田はイングラム2号機のリボルバーカノンを撃ちまくるが、当たらない。
野明「太田さん、それ以上は被害が広がるからやめて!」
太田「五月蝿い、俺に銃を撃たせろー!」
野明が止めるが太田はそれでも銃を撃とうとするのであった。
ヌーベルトキオシティ総合ステーション・パーティー会場***
普通の人々(リーダー)「く、状況を報告しろ!」
普通の人々(部下)「は、コンピュータの制御を奪われ、各階に配置した
人員はシャッターを操作され、所々で閉じ込められいます。」
普通の人々(リーダー)「くそっ!」
西園寺「もう、こんな馬鹿げた事をやめたらどうだい?」
普通の人々(リーダー)「何!我々はまだ負けてはいかんのだ。」
圧倒的な不利な状況に陥いた普通の人々に西園寺がやめるように言った。
しかし、普通の人々(リーダー)その言葉を否定するのであった。
両津「警察だー!おとなしくしやがれ!」
そうしているうちに、ドアを蹴っ飛ばして両津達がやってきた。
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普通の人々(リーダー)「く、人質がどうなっても良いのか!?」
サリー「きゃっ!」
舞人「サリー!」
???「ムン。」
普通の人々(リーダー)はサリーに銃を向けるが、何かがそれを阻止した。
ケロロ「ドロロ!」
ドロロ「もう大丈夫でござる。」
サリー「あ、ありがとうございます。」
ドロロ「てりゃぁぁ。」
密かに待機していたドロロがサリーを助け、次にロープで捕まっていた他の
人質達のロープを切って助けた。
梅雄「おお、助かった。」
ビューティ「はぁ~い、万丈。取り返してきたわよ。」
レイカ「舞人君のも。」
万丈「無事だったか。レイカ、ビューティありがとう。」
レイカ達も合流し、普通の人々から取り上げられた通信機等を万丈達に
返すのであった。
万丈「もう観念したら、どうだい。」
普通の人々(リーダー)「くそ、こうなったら奥の手だ!」
普通の人々(リーダー)は取り出したボタンのスイッチを押すと、どこから
とも無くレイバーやASよりも大きなロボットが出現した。それはかつて
ウォルフガング博士が開発したティーゲル5656だった。
舞人「あれはウォルフガング博士のティーゲル5656。何故ここに?!」
普通の人々(リーダー)「裏ルートで設計図が手に入ったのでな。我々が
開発したのだ。」
普通の人々(リーダー)は窓から飛び出し、ティーゲル5656に乗り込んだ。
舞人「いけない、マイトカイザーは調整中だから・・・来い、マイトウィング、
ロコモライザー!」
舞人は調整中のマイトカイザーに代わりにサポートメカのマイトウィング、
ロコモライザーを呼び出した。
サリー「舞人さん・・・。」
舞人「サリー、ちょっと正義の味方をしてくるよ。」
サリー「気をつけてくださいね。」
万丈「では僕もダイターン、カムヒア!」
万丈もマッハアタッカー、そしてダイファイターを呼び出した。
舞人「ガイン!」
ガイン「舞人、無事だったか!」
舞人「それよりも行くぞ、ガイン。レッツ!マイトガイン!」
(BGMレッツ・マイトガイン!!)
ロコモライザー、ガイン、マイトウィングが飛翔し陣形を取ると、ロコモライザー
は胴体・脚部となりガイン、マイトウィングはそれぞれ右腕、左腕に変形した。
そしてそれらが合体すると舞人のコクピットは移動し頭部が出現した。
マイトガイン「銀の翼に希望を乗せて、灯せ平和の青信号!勇者特急マイトガイン!
定刻通りただいま到着。」
一方、万丈もマッハアタッカーをダイファイターに格納しダイターン3に変形を
済ませた。
勇太「舞人兄ちゃん、無事だったんだ。」
デッカード「勇太、我々も行くぞ。」
勇太「うん、ブレイブアップ!ジェイデッカー!スーパービルドタイガー!」
勇太の指令によりジェイローダーは胴体に変形し、デッカードは胸部に変形
し、合体すると頭部が現れ、白い巨大ロボが誕生した。
ジェイデッカー「ジェイデッカー!」
一方、マクレーン、パワージョー、ダンプソン、ドリルボーイは空へ飛び立ち
マクレーンは頭部・胴体・右腕に、パワージョーは左腕と脹脛に、ダンプソン
は両脚、ドリルボーイは胸・背中・足の強化パーツへと変形し、それらが一つ
ロボへ合体した。
スーパービルドタイガー「スーパービルドタイガー!」
ブレイブポリスの2大ロボはマイトガインと共に地上へと降り立った。
太田「俺も戦わせろー!」
野明「私達はこっちで、避難活動ですよ。」
ガンマックス「そういう事、俺も避難を手伝うから行こうぜ。」
特車2課とガンマックスは避難活動の為にマイトガイン達から離れるのであった。
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○両津勘吉→コンピュータ制御室を奪還する。
○ボルボ西郷→左近寺と共に囮役として活躍。レイカ、ビューティを見て
鼻血を出す。
○左近寺竜之介→ボルボと共に囮役として活躍。
○ケロロ→両津、クルルと共にコンピュータ制御室を奪還する。
○ギロロ→囮役として活躍。
○タママ→囮役として活躍。
○クルル→両津、ケロロと共にコンピュータ制御室を奪還する。
○ドロロ→サリー達、人質を救出する。
○特車2課→ASやレイバーと戦闘した後、避難活動に向かう。
○旋風寺舞人→マイトガインに乗り込む。
○ガイン→ASやレイバーと戦闘した後、マイトウィング、ロコモライザー
と合体し、マイトガインとなる。
○旋風寺サリー→銃を向けられるが、ドロロに助けられる。
○友永勇太→デッカード、マクレーン、パワージョー、ダンプソン、ドリルボーイ
に合体を指示。
○デッカード→ASやレイバーと戦闘した後、ジェイローダーと合体し、
ジェイデッカーとなる。
○マクレーン&パワージョー&ダンプソン&ドリルボーイ→ASやレイバーと
戦闘した後、合体しスーパービルドタイガーになる。
○ガンマックス→ASやレイバーと戦闘した後、特車2課と共に避難活動に向かう。
○破嵐万丈→ダイターン3に乗り込む。
○三条レイカ&ビューティフル・タチバナ→ボルボ、左近寺と共に普通の人々と戦闘する。
○西園寺実→普通の人々(リーダー)にやめるように言うが、拒否される。
【今回の新登場】
○泉野明巡査(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。1号機のフォワード(操縦担当)。レイバー好きで
特車2課を希望した。イングラム1号機にアルフォンスという名前をつけて
可愛がっている。好きな言葉は「勇気」
○篠原遊馬巡査(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。1号機のバックアップ(指揮担当)。実家は篠原
重工の御曹司だがある事が原因で、父である社長と対立している。
○太田功巡査(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。2号機のフォワード(操縦担当)。特車2課の中で
数少ない「正規」の警察官だがいわゆる「問題警官」で、やたらとリボルバー
カノンを撃ちたがる。
○熊耳武緒巡査部長(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。2号機バックアップ(指揮担当)。帰国した香貫花・
クランシーの後任としてきた。第2小隊の副隊長的存在だが気さくな性格を
している。
○進士幹泰巡査(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。2号機のバックアップ(指揮担当)。第2小隊唯一
の妻帯者。かつてはコンピュータ関連会社のサラリーマンをしていた。洞察力
優れている。精神的ストレスでよく胃薬を飲んでいる。
○山崎ひろみ巡査(機動警察パトレイバー)
特車2課第2小隊隊員。後方支援担当。2mを超える強面の巨漢だが、器用で
心優しい性格をしているが、基本、無口。レイバーの操縦資格を持っているが
コクピットが狭くて入らない。特車2課で野菜栽培や鶏の世話をしている。
○三条レイカ(無敵鋼人ダイターン3)
破嵐万丈のアシスタント。元インターポールの捜査官をしていたが、万丈の
スタッフとなる。
○ビューティフル・タチバナ(無敵鋼人ダイターン3)
破嵐万丈のアシスタント。実は旅行会社の社長令嬢。
最終更新:2020年11月16日 03:19