『プリキュア、学園都市へ』-2
作者・ユガミ博士
809
自販機ジコチュー「ジ~コ~チュ~!」
ドーン!ドーン!
自販機ジコチューは缶を発射して、公園を暴れまわる。
一同「「「「「「ジコチュー!」」」」」」
一同は美琴がジコチューに変わった事に驚愕する。
黒子「何々ですの!この騒ぎは。」
初春「か、怪獣ですぅ~!」
佐天「はっ、あそこに御坂さんが倒れています!」
美琴「お姉さま!」
美琴を探していた黒子達は騒ぎを聞きつけて、マナ達のいる所へと
やって来た。そして、プシュケーが抜けて倒れている御坂を見つける。
ベール「いよぉ~、久しぶりだなぁ!プリキュア。」
マナ「ベールさん!」
レジーナ「あんた、生きていたの!?」
ベール「俺はネズミの姿になっていたが、Gショッカーに拾われて
元の姿に戻ったのだ!」
黒子「そこのあなた!仰っている意味が分かりかねませんが、
お姉さまが倒れているのはあなたのせいなのですわね!?」
ベール「何だぁ?関係ない奴はすっこんでいてもらおう。
やれ、ジコチュー!!」
自販機ジコチュー「ジ~コ~チュ~!」
マナ「だったら、皆変身よ!」
一同「「「「「ええ」」」」」
シャルル「分かったシャル!」
ラケル「やっと、出番だケル!」
ランス「任せるでランス~!」
ダビィ「ダビィ!」
亜久里「アイちゃん!」
アイちゃん「キュピ~!」
マナ達の前に現れ、マナ達諸共黒子達を攻撃するように命令する
ベール。マナ達はパートナーの妖精を呼び出し、プリキュアへの
変身の準備に入る。
マナ&六花&ありす&真琴「「「「プリキュア、ラブリンク!」」」」
亜久里「プリキュア、ドレスアップ!」
L.O.V.E
アイちゃん「キュピラッパ~!」
妖精達はラブリーコミューンに変わり、マナ達はプリキュアへと変身。
亜久里はアイちゃんの力を借りて、小学生の体から大人の女性へと変わる。
キュアハート「みなぎる愛、キュアハート!」
キュアダイヤモンド「英知の光、キュアダイヤモンド!」
キュアロゼッタ「ひだまりぽかぽか、キュアロゼッタ!」
キュアソード「勇気の刃、キュアソード!」
キュアエース「愛の切り札、キュアエース!」
ドキドキプリキュア「「「「「響け愛の鼓動!ドキドキプリキュア」」」」」
レジーナ「そして、レジーナよ!」
ミラクルドラゴングレイブを構えたレジーナを加えて、6人は
プリキュアへの変身を完了した。
810
キュアハート達は自販機ジコチューへ立ち向かい、繰り出してくる缶を
パンチやキックで蹴散らしていく。
ベール「させるか!」
ベールは自販機ジコチューに加勢し、プリキュアと戦う。
黒子「あの方達は・・・?」
佐天「プリキュア!プリキュアですよ。キュアハート達、ドキドキプリキュアですよ。」
初春「あの大貝町で戦った!」
黒子達は初めて目の前で戦うプリキュアに驚く。すると、自販機ジコチュー
の攻撃が黒子達に襲い掛かる。
キュアロゼッタ「プリキュアロゼッタリフレクション!」
キュアロゼッタはラブハートアローにロゼッタローラビーズをセットして発動。
黒子達を障壁で守るのであった。
キュアロゼッタ「大丈夫ですか?」
初春「あ、ありがとうございます。」
佐天「御坂さんは、一体どうなったんですか?」
キュアロゼッタ「…(やはり、彼女は学園都市の第3位、御坂美琴さんでしたのね)
彼女の持つ心=プシュケーはあのジコチューに変えられたのです。」
黒子「お姉さまが、あの怪物に・・・。」
キュアロゼッタ「ここは、危険です。安全な場所まで避難してください。」
黒子「・・・いいえ、私は風紀委員ですの。学園都市の危機が起きているので
あれば風紀委員として立ち向かわせていただきます。
初春、警備員<アンチスキル>に連絡を。」
初春「はい、白井さん!」
キュアロゼッタに助けられた黒子は、初春に警備員<アンチスキル>に
連絡するように指示をする。
キュアダイアモンド「プリキュアダイアモンドシャワー!」
キュアソード「プリキュアスパークルソード!」
キュアダイアモンドはダイヤモンドシャワーの氷で自販機ジコチューの
動きを止め、キュアソードがスパークルソードで自販機ジコチューを
切りつけるのであった。
811
自販機ジコチュー「ジ、ジ、ジコチュー!」
しかし、自販機ジコチューが暴れるのをやめずに氷を破り、
缶を発射していく。
キュアソード「キャア!」
その攻撃に当たりそうになるキュアソードだが、それは当たらなかった。
キュアソード「え?」
黒子「大丈夫ですか。間一髪でしたわね。」
キュアソード「あ、ありがとう。」
キュアソードを助けたのは黒子がテレポートで助けたのである。
レジーナ「もう、いい加減おとなしくしなさいよ!」
レジーナはミラクルドラゴングレイブで自販機ジコチューにダメージを与える。
キュアエース「今です。彩れ、ラブキッスルージュ!
ときめきなさい、エースショット!ばきゅーん!!」
自販機ジコチュー「ラ~ブラ~ブラ~~ブ!」
すかさず、キュアエースはラブキッスルージュで必殺の「エースショット」を
撃ち出し、自販機ジコチューを浄化。浄化されたプシュケーは元の美琴の
体へと戻った。一方、キュアハートはベールと激闘を繰り広げていた。
キュアハート「ベールさん、怪物の噂は本当なの?」
ベール「噂~?俺がジコチューを出現させたのは、今日が初めてだよ!」
キュアハート「(それなら、噂の怪物って・・・)」
ラッシュのパンチを繰り広げながら、キュアハートはベールに以前から
ジコチューを出していたのか聞くと、どうやら怪物の噂の真相は
ジコチューでないらしい。
キュアハート「貴方に届け!マイスイートハート!」
ベール「うぉっと!」
キュアハートは必殺のマイスイートハートで、ベールを浄化しようとする。
しかし、ベールはそれを避けるのであった。
ベール「せっかく、ジャネジーを取り戻したのに、また無くしてたまるかぁ!
・・・それにジコチューも元に戻ってしまった今は仕方がないが撤退だ!」
ベールはジャネジーが削られるのを恐れ、ジコチューの無くなったので
撤退するのであった。
812
美琴「う、う~ん。あれ、私何してたんだろう?」
黒子「お姉さま(泣)」
美琴「ちょ、黒子?!」
美琴はしばらくして、目を覚ました。無事に目覚めた事により
黒子は喜びのあまり美琴に抱きつく。
マナ「大丈夫?私は相田マナ、キュアハートです。」
美琴「え?!」
六花「マナ、いきなりその自己紹介じゃ分からないわよ。」
美琴「どういう事?」
目覚めて状況の分かっていない美琴に、今までの経緯と自己紹介を
するのであった。
美琴「・・・そんな事が起きていたのね。その・・・ありがとう。」
マナ「気にしないで。そういう気持ちは誰にでもあるから。」
美琴は照れくさそうにマナ達にお礼を言う。
初春「アイちゃんやシャルルちゃん達、かわいいですぅ~。」
シャルル「シャル~」
アイちゃん「きゅぴ~」
佐天「いいなぁ~、私も妖精が来てくれたらプリキュアになれるかなぁ?」
ランス「それは分からないでランス~。」
初春と佐天は妖精やアイちゃん達の可愛さに夢中になる。
真琴「噂の怪物がジコチューで無いとすると正体は何?」
黒子「・・・そういえば、スキルアウトが何らかのアイテムで怪物に
なるという事件がありましたわ。」
佐天「それ!都市伝説のサイトにも載っていました。」
レジーナ「えぇー、そんなアイテムあるの!?」
ありす「―!?(アイテムを使って怪物になる・・・ガイアメモリによる
ドーパントかスイッチによるゾディアーツでしょうか?)
明日ライブがありますが、しばらく学園都市に滞在する事になるかも
しれませんね。」
新たな友達を得たマナ達、ドキドキプリキュア。しかし噂の怪物はジコチュー
ではなかった。彼女達の学園都市の調査は続く。
○ドキドキプリキュア→自販機ジコチューを浄化。
○御坂美琴→プシュケーが浄化された事で、元に戻る。
○白井黒子→テレポートで六花を助ける。
●ベール→ジコチューが倒されたことで撤退。
●自販機ジコチュー→ドキドキプリキュアによって浄化される。
【今回の新登場】
○シャルル(ドキドキプリキュア)
マナのパートナーであるウサギに似たトランプ王国の妖精。3兄弟の長女。
パートナー思いで、忙しいマナの手伝いをしようと人間に変身する能力を
身に着け、マナそっくりな少女の姿となる。
○ラケル(ドキドキプリキュア)
六花のパートナーである子犬に似たトランプ王国の妖精。三兄弟の長男。
一度、人間の女性に惚れた事がある。人間に変身すると背が低い少年の
姿をしている。
○ランス(ドキドキプリキュア)
ありすのパートナーである小熊に似たトランプ王国の妖精。三兄弟の次男で
末っ子。甘えん坊でのんびり屋だが、時々毒舌になる所がある。またよく
アイちゃんに耳をかじられている。人間の姿は金髪の天然パーマが特徴の
少年となる。
○ダビィ(ドキドキプリキュア)
真琴のパートナーである猫に似たトランプ王国の妖精。人間の女性「DB」
となり、真琴のマネージャーを勤めており、自動車の運転免許も取得している。
○アイちゃん(ドキドキプリキュア)
卵から生まれた赤ん坊。プリキュアに力を与えたり、キュアラビーズを
生み出したり、念動力などの超能力を使う事ができる。後に亜久里の
パートナーとなる。実はプシュケーを失ったマリー・アンジュ王女が妖精
として生まれ変わった姿。
最終更新:2020年11月19日 07:32