本編813~815

『プリキュア、学園都市へ』-3

 作者・ユガミ博士
813

学園都市・第7学区***


青髪ピアス「なぁなぁ、ニュースを見たか?カミやん。」
上条「ニュース?」
土御門「まこぴーのことだにゃ~。」

上条のクラスメイトで三バカ(デルタフォース)と称される土御門元春、
青髪ピアスは学校の帰りを歩いていた所、先日ニュースに出ていた
剣崎真琴の話題になった。

土御門「チケットはすぐに完売したらしぃにゃー。」
青髪「いや~、まさか中学生で異世界出身でアイドルでプリキュアで
  どれだけ属性もっているやろなぁ~♪あと、テレビで他のプリキュアの
  子たちもみたけど、皆めっちゃかわいかったで~♪」

青髪ピアスという男はその女性の守備範囲はものすごく広い。その為か
アニメや漫画に出てくるようなプリキュアの女の子達のファンでもあった。
その後、上条は夕飯の買い物をする為に2人と分かれた。

上条「…(そういえば、店のポイントカードは財布にあったかなぁ?)」

上条はポイントカードの確認をしようと財布を開いて探した。

上条「よかった、在った!」

~ピュー!!

上条「あっ!ポイントカードが。」

ポイントカードが見つかったので、財布から出した上条。
だがそこに、風が吹いてポイントカードが飛んでいってしまう。

上条「だぁぁ、もうすぐポイントが貯まって半額になるのにー!
   不幸だーー!」

上条は風に飛ばされたポイントカードを追うのであった。
そして追っている間に上条は人気の少ない場所へやって来てしまう。

上条「よかった~、今回はポイントカードを無くさなかったなんて良い事
   でもあるのかwwん?」

ポイントカードを無事、見つけられて安堵する上条。すると、怪しげな
動きをしている影を見つける。不審に思った上条はその様子を探る。

九条綾「これが目的のガイアメモリよ。」
学生「これが・・・ゴクリ。」
九条綾「これであなたの目的を果たしなさい。」

そこにいたのは、新生ミュージアムの一員となった九条綾が学園都市の
学生にガイアメモリを売っていた所だった。

上条「…(USBメモリ?何やっているんだ?)」ジャリ!!
九条綾「誰!?」
上条「しまった!」
九条綾「・・・取引を見られたなら、始末するしか無いかしら?
    あなたは行きなさい。」
学生「う・・・うわぁぁ!」
上条「あっ、待て!」
九条綾「そうはいかないわ。」

”トライセラトプス”

上条はよく見ようとしたが、見つかってしまう。その取引の内容を
知られないように九条綾は取引をした学生を逃がし、自身は
ガイアメモリでトライセラトプス・ドーパントに変わった。

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一方、学園都市を歩き回る探偵-左翔太郎は学園都市に出回り始めている
ガイアメモリの売買ルートを探していた。ちなみに相棒のフィリップは学園都市の
ホテルで留守番をしている。

学生「うわぁぁぁ。」ドン!!
翔太郎「うぉっと!何だ?」

路地裏から出てきた学生にぶつかった翔太郎は、不審に思いながら
路地裏の方へ向かっていた。

トライセラトプス・ドーパント「はぁ!」

ドン!!

上条「うわっと!」
翔太郎「あいつは・・・九条綾!」

そこで翔太郎は刑事でありながら、ミュージアムの幹部になろうとした
九条綾の変身したトライセラトプス・ドーパントが上条を襲っている所を
目撃した。

翔太郎「そこまでだ、九条綾!」
トライセラトプス・ドーパント「貴様は、左翔太郎!?風都にいるはずのお前が何故、ここに。」
翔太郎「どうやら、ガイアメモリについては本当だったようだな。
    大丈夫か?」
上条「あ・・・はい。何とか。」

倒れた上条を翔太郎は起こす。

翔太郎「危ないから、離れていろ。アイツは俺に任せな。」
上条「でも、1人にはさせられませんよ。」
翔太郎「大丈夫だ。・・・フィリップ。」

翔太郎はホテルにいるフィリップとWへ変身しようとするが、反応がなかった。

フィリップ「・・・いきなり団子は熊本県の郷土料理であり、材料はサツマイモ
 餡、餅が作られており・・・ブツブツ」

フィリップはどうやら検索に熱中しているので、気づいていなかった。

翔太郎「・・・しかたねぇ。こいつでいくか。」

翔太郎は懐からロストドライバーを取り出し、腰に装着。そしてジョーカー
メモリを取り出して、起動させた。

“JOKER”

翔太郎「変身!」

“JOKER”

ロストドライバーにジョーカーメモリを入れる事で、翔太郎の体は
黒い姿-仮面ライダージョーカーに変わった。

上条「か・・・仮面ライダー!?」
仮面ライダージョーカー「さぁ、お前の罪を数えろ!」

仮面ライダージャーカーとなり、トライセラトプス・ドーパントと戦闘開始。
お互いパンチやキックを繰り出す。

仮面ライダージョーカー「風都以外でもガイアメモリを売り捌きやがって!」
トライセラトプス・ドーパント「ふん、邪魔はさせないわ。」

トライセラトプス・ドーパントは武器を振り回して攻撃、その影響で壁や
地面に穴が開いていく。

上条「(どうする?あの姿に<幻想殺し>は効くのか?)」

自身の能力が効果あるのか考える上条。そうこうしている内に決着が
つこうとしていた。仮面ライダージョーカーはマキシマムドライブにはいる。

“JOKER MAXIMAMDRIVE”

仮面ライダージョーカー「ライダーパンチ!」
トライセラトプス・ドーパント「まだ、倒されるわけにはいかないわ!」

必殺のライダーパンチを前にトライセラトプス・ドーパントは盛大に壁を
壊し、砂煙を起こす。砂煙によって、視界が悪くなり、その隙に
トライセラトプス・ドーパントは消えていた。

翔太郎「くそっ、逃げられたか。」
上条「今の怪物は何なんだ?」
翔太郎「今のはドーパントだ。」

変身を解除して、元の姿に戻った翔太郎は上条にドーパントについて
教えた。そして、さっき逃げた学生がガイアメモリを受け取っていた事を知る。

翔太郎「どうやら、事件はまだ終わらないみたいだな。」
上条「あ、あの俺にも手伝わせてくれませんか?」
翔太郎「おいおい、ドーパントは危険だ。止めとけ。」
上条「だけど、そいつがこの町で悪さをするっていうのなら、
  俺は見過ごす事が出来ない。頼む!」
翔太郎「・・・分かった。なら一緒に探してくれ。俺は左翔太郎、探偵だ。」
上条「俺は上条当麻・・・です。」

翔太郎は危険だからと止めるが、上条の決意は変わらなかった。
その目に自分と通じている物を感じた翔太郎は上条の協力を認めるの
だった。

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○上条当麻→ミュージアムの取引を目撃。翔太郎に助けられる。
○土御門元春→上条、青髪ピアスと剣崎真琴の話題を出す。
○青髪ピアス→上条、土御門と剣崎真琴の話題を出す。
○左翔太郎→トライセラトプス・ドーパントと戦闘。
○フィリップ→宿泊しているホテルで留守番。
●九条綾→ガイアメモリを学園都市で売買。翔太郎と戦闘。

【今回の新登場】
○土御門元春(とある魔術の禁書目録)
 上条のクラスメイト。同じ寮の隣の部屋に住む。いつもサングラスに
 アロハシャツを着ており、「~にゃー」「~だぜい」が口癖。義妹を
 深く愛しているシスコン。実は魔術サイド、科学サイド両方のスパイで
 両陣営が戦争にならないように暗躍している。風水魔術の最高位だが、
 学園都市に住む内に「肉体再生(オートリバース)」の能力に目覚めた為、
 魔術を使用すると吐血する等、肉体に負担が掛かるようになってしまった。

○青髪ピアス(とある魔術の禁書目録)
 エセ関西弁を話す上条当麻のクラスメイト。身長は180cmあり、
 上条、土御門を含めて三馬鹿と呼ばれている。本名は不明。オタクで
 ドMの変態であり、ロリ体系の小萌先生が好き。またロリだけでなく、
 未亡人や人外の幽霊等守備範囲はかなり広い。

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最終更新:2020年11月19日 07:33