『プリキュア、学園都市へ』-4
作者・ユガミ博士
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学園都市・第73活動支部***
黄泉川「私が、ここの「警備員(アンチスキル)」の現場責任者、黄泉川愛穂じゃん。」
照井「俺は風都署、超常犯罪捜査課の照井竜だ。こちらで、怪物事件に
ついての情報があると聞いたが?」
黄泉川「学園都市に現れた怪物の事件はコレじゃん。」
学園都市に到着した照井竜は、ドーパント事件を知る第73活動支部に
訪れた。照井を迎えたのは、上条の学校の体育教師でもある警備員の
黄泉川愛穂である。黄泉川はPCを操作して、暴れているドーパントの画像
を照井に見せた。画像に映っているのは、溶岩の怪物、氷の怪物等だった。
照井「マグマ・・・アイスエイジ・・・他にも見た事があるな。間違いない、
こいつらはドーパントだ!」
黄泉川「そのドーパントっていうのは、何々じゃん?」
照井「ドーパントっていうのは・・・」
プルルルル♪
黄泉川「ちょっと待つじゃん。」
照井がドーパントの説明をしようとした時、黄泉川の携帯に連絡が入る。
黄泉川「もしもし・・・え、また怪物が現れたじゃん!?」
照井「!?」
黄泉川「場所は・・・うん、うん・・・分かったじゃん。すぐに現場へ急行する
じゃん。」Pi
黄泉川「どうやら、そのドーパントっていう怪物が出たらしいじゃん。」
照井「俺も行こう。案内してくれ。説明は移動しながら話す。」
照井と黄泉川はドーパントが出現した場所へと向かう。
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一方、ジコチューから戻った御坂達と共に学園都市を探索するマナ達だった。
ぷるるるる♪
ありす「はい。・・・セバスチャン、情報は何か分かりましたか?」
セバスチャン『はい、お嬢様。さらに調べてみました所、国安0課からの
情報で風都署超常犯罪捜査課が動いた模様です。』
ありす「風都・・・やはり怪物というのはドーパントのようですわね。
ありがとうございます、セバスチャン。」
セバスチャン『いえ、マナ様達とどうかご無事で。』
セバスチャンから情報を聞いたありすはマナ達にドーパントについて
教える。
黒子「ガイアメモリにドーパント・・・まことに信じられませんわね。」
佐天「どこで、そのアイテムを手に入れるのかしら?」
六花「初春さんは、情報収集が得意って聞いたけど、調べられる?」
初春「う~ん、難しいかもしれませんが、やってみます。」
マナ「とにかく、学園都市探索を続けよう!」
ドゴーン!!
御坂「何、今の音!?」
真琴「行ってみましょう。」
方針を決めた所で、突如近くで爆音が上がる。そこへ行ってみると、
溶岩のような怪物-「マグマ・ドーパント」が街中で暴れていた。
マグマ・ドーパント「いつもいつも、無能力者だからって馬鹿にしやがってー!」
御坂「あの言動からして、レベル0の学生が変身したようね。」
六花「それで、能力者の学生に復讐ってわけね・・・悲しいなぁ。」
亜久里「とにかく、あの方を止めて人々を助けましょう。」
初春「警備員には既に連絡しました。」
マナ「よ~し、みんな変身よ!」
マナ達のパートナーの妖精はコミューンに変身し、プリキュアへの変身
準備にはいる。
マナ&六花&ありす&真琴「「「「プリキュア、ラブリンク!」」」」
亜久里「プリキュア、ドレスアップ!」
L.O.V.E
アイちゃん「きゅぴらっぱ~!」
ドキドキプリキュア「「「「「響け、愛の鼓動ドキドキプリキュア!」」」」」
キュアハート「愛を失くした悲しいマグマさん、このキュアハートが
あなたのドキドキを取り戻してあげる!」
黒子「風紀委員ですの!おとなしく投稿しなさい。」
ドキドキプリキュア、御坂達がマグマ・ドーパントと対峙する。
818 -SideW&上条-
翔太郎と上条は一旦、相棒のフィリップと合流すべく泊まっているホテルへと
向かっていた。
ドゴーン!!
翔太郎「何だ!?今の爆音は。」
上条「こっちです。」
爆音のする方へと行くと、マグマ・ドーパントとプリキュア、御坂達が戦っていた。
上条「あれも、ドーパント何すか?」
翔太郎「ああ、だがあそこで戦っている女の子は?」
???「あれはドキドキプリキュア。ジコチューという怪物と戦っていた
伝説の戦士の1人さ。」
翔太郎の下へ近づいてきたのは、ホテルにいる筈の相棒フィリップだった。
翔太郎「お前、ホテルじゃなかったのかよ。」
フィリップ「その上条当麻という少年に興味が出てね。こっちから来たよ。」
上条「俺!?」
フィリップ「上条当麻・・・学園都市に住む学生の1人で、学業はよく補修授業を
受けている。しかし、無能力者だが<幻想殺し>というあらゆる能力の
持ち主・・・魔術、科学どちらの事件にも関わってる少年。」
上条「何で、俺の事をそんなに知っているんだ!?」
初対面の筈のフィリップが自分の事をスラスラと喋る事に驚く。
翔太郎「説明は後だ。まずはあのドーパントを何とかするぞ。」
フィリップ「そうだね。何たって僕らは・・・」
翔太郎&フィリップ「「2人で1人の仮面ライダーだからな。」さ。」
翔太郎はダブルドライバーを取り出して腰につける。すると、フィリップにも
同じようにダブルドライバーが出現する。
“CYCLONE”“JOKER”
翔太郎&フィリップ「「変身!」」
“CYCLONE”“JOKER”
フィリップはダブルドライバーの右側のスロットルにサイクロンメモリを
入れると、意識と共に翔太郎の方へと転送。一方、翔太郎は左側の
スロットルにジョーカーメモリを入れ、サイクロンメモリと共にドライバーを
起動。翔太郎のボディは風と共に包まれ、半身がそれぞれ黒と緑の
仮面ライダーWとなった。
W(フィリップ)『僕のボディを頼むよ。上条当麻。あっ、直接は右手で触れないで
くれよ。何があるか分からないからね。』
上条「え、ちょっと!?」
フィリップの体を上条に任せて、Wは戦いに向かう。
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一方、プリキュア達とマグマ・ドーパントの戦いでは、マグマ・ドーパントは
溶岩を周囲にぶつけて攻撃していた。
キュアロゼッタ「プリキュアロゼッタリフレックション!」
キュアソード「プリキュアスパークルソード!」
ロゼッタが防御して、ソードはスパークルソードで攻撃した。
キュアエース「学生の皆さん、ここは私達に任せて早く逃げてください。」
佐天「慌てないでね。」
初春「風紀委員です。間もなく警備員も来ますので周囲から離れてください。」
キュアエース達は逃げ遅れた人達の避難誘導を行う。
御坂「ねぇ、ちょっと考えたんだけど・・・」ゴニョゴニョ
レジーナ「?・・・面白いわね。いいわよ、ミラクルドラゴングレイブ!」
レジーナはミラクルドラゴングレイブからエネルギー弾を放つ。
御坂「はぁ!」
マグマ・ドーパント「ぐわぁぁ」
そこに御坂が電撃を放ち、強力なエネルギーとなってマグマ・ドーパント
にダメージを与える。
キュアハート「はぁぁ!」
キュアハートもすかさず、パンチやキックのラッシュを与える。
マグマ・ドーパント「舐めるなぁー!」
だがマグマ・ドーパントは怯まず、火の玉をぶつける。そして、キュアエース達
の方へと向かう。
キュアエース「危ない!」
初春「きゃぁぁ!」
???「はぁぁぁぁ」
ドーン!!
佐天「あれ?何ともない・・・。」
初春「一体!?」
W「大丈夫かい?お嬢さん達。」
上条「間一髪・・・って所か。」
助けたのは変身したWと上条だった。Wは火の玉を蹴って破壊し、
上条は<幻想殺し>でマグマを消したのである。
W(翔太郎)「というか上条、異能を消せるって聞いたけど無茶だぞ!」
上条「あ・・・無我夢中で。」
御坂「何でいるのよ、アンタ!?」
上条「あ、ビリビリ!?」
御坂「ビリビリ言うな!」
上条がいる事に動揺する御坂だった。
キュアロゼッタ「そのお姿・・・風都を守っている仮面ライダーWさんですね?」
W(フィリップ)「そういう君はキュアロゼッタ・・・四葉ありすだね?」
キュアロゼッタ「はい。ならば、あのドーパントをお願いできますか?」
W(翔太郎)「任せな。行くぜ、フィリップ。『ああ、翔太郎。』」
Wの事を知っていたロゼッタはマグマ・ドーパントの事を頼む。
キュアハート「私、キュアハートです。」
W(翔太郎)「俺達は仮面ライダーWだ。ここからは任せな。」
W(フィリップ)『その前に、キュアダイアモンド。君の力を借りたい。』
キュアダイアモンド「私!?」
W(フィリップ)はキュアダイアモンドに作戦を伝える。
マグマ・ドーパント「ごちゃごちゃと無駄だー!」
マグマ・ドーパントが再び、火の玉をぶつける。
“METAL”
Wとキュアダイアモンドは賺さず避ける。そして、Wはメタルメモリーを起動させ
サイクロンジョーカーからサイクロンメタルにフォームチェンジした。
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W(フィリップ)『行くよ、キュアダイヤモンド。』
キュアダイヤモンド『はい。プリキュアダイヤモンドシャワー!」
キュアダイヤモンドが必殺のダイヤモンドシャワーで氷を撒き散らす。
さらにWもメタルシャフトで回転させ、風を巻き起こして氷の威力を上げる。
マグマ・ドーパント「こ・・・これは・・・」
その攻撃でマグマ・ドーパントの体は凍りつき、体が動かなくなる。
W(フィリップ)『メモリブレイクだ!』
W(翔太郎)「ああ、フィリップ」
サイクロンメタルからサイクロンジョーカーに戻ると、ジョーカーメモリを
腰のスロットルに入れて、必殺のメモリブレイクの体勢に入る。
“JOKER MAXIMAMDRIVE”
Wの体は風によって宙に浮き、マグマ・ドーパントへと向かう。そして、
その体は見事に2分割された。
上条「か、体が真っ二つになった!」
黒子「どういう体になっていますの!?」
上条達はその異様な必殺技に驚く。
W「「ジョーカーエクストリーム!」」
マグマ・ドーパント「ぎゃぁぁぁぁぁ」
必殺のジョーカーエクストリームが決まると、マグマ・ドーパントは倒れ
体からマグマメモリが飛び出して砕けた。
その後、黄泉川と照井が到着。ドーパントだった学生は連行されていった。
そして、照井は翔太郎達から事情を聞く。
照井「なるほど、九条が・・・。この学園都市にやつらの拠点があるみたいだな。」
翔太郎「ああ、そこを潰さないと事件は終わらないだろうなぁ。」
黄泉川「話は聞かせてもらったじゃん。その拠点探しは、こっちも全力で探すじゃん。」
照井達は警備員と協力して、ミュージアムの拠点を探す事に決まった。
マナ「さて、一先ず事件は終わったし明日はまこぴーのライブだね。」
佐天「まこぴーの歌、すっごい楽しみ。」
マナ達は明日のライブを楽しみにする。
御坂「・・・あんた、怪我とか大丈夫なの?」
上条「おお、今回は病院にお世話になるような事がなくてよかったよかった。」
上条を心配する御坂。しかし今回は怪我も大した事がなくガッツポーズを決める
のであった。そして、明日のライブに続く。
○ドキドキプリキュア→マグマ・ドーパントと戦う。
○左翔太郎→仮面ライダーWに変身して、マグマ・ドーパントと戦う。
○フィリップ→仮面ライダーWに変身して、マグマ・ドーパントと戦う。
○照井竜→ドーパント事件を追って、学園都市に入る。
○上条当麻→マグマ・ドーパントに立ち向かう。
○御坂美琴→プリキュアに協力。
○黄泉川愛穂→照井にドーパント事件の情報を与える。
●マグマ・ドーパント→学園都市で暴れ、仮面ライダーWやドキドキプリキュアに倒される。
【今回の新登場】
○黄泉川愛穂(とある魔術の禁書目録/とある科学の超電磁砲)
上条当麻の学校の体育教師で、第73活動支部に所属する警備員。
「~じゃん」が口癖。小萌先生とは親しい仲。一方通行や打ち止めの
保護者でもある。
●マグマ・ドーパント(仮面ライダーW)
「溶岩の記憶」を持つドーパント。火の玉を出して攻撃する。
その力はビルを倒壊する程、強力である。
最終更新:2020年11月19日 07:33