『真っ赤な太陽 ダンクーガを探せ』-3
作者・ユガミ博士
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Gショッカー秘密基地外***
ドドド
ズバババ
ドギューン
基地の外では、連邦軍アフリカ基地からの増援も駆けつけた事により、
チームDはGショッカーの戦力を削いでいった。
日輪仮面「おい、新兵器の準備はまだか!?」
毛利元就「案ずるな。・・・よし、そろそろいいだろう。照日大鏡・改、射光!」
毛利元就の指示により、チームD達の前に現れたのは、巨大な鏡だった。
朔哉「何だ?あの鏡は。」
F.S「もしや、あれは!」
剣持「いかん、総員その場から離れろ!」
ビシューン
連邦兵「うわぁぁぁ!」ドゴォーン
連邦兵「熱いー!」ドゴォーン
毛利元就の指揮で開発されたこの兵器-照日大鏡・改は元の世界で
使用されていた兵器をGショッカーの科学力でより改良された兵器だった。
鏡に太陽の光が集まり、その熱線は強力なビームとなって発射された。
その結果、連邦兵の乗るジェガンやストライクダガーは瞬く間に爆発した。
くらら「何て、強力な兵器なの。」
Will「チームDの諸君、計算の結果あの熱線兵器は3分毎にチャージされて、
発射される仕組みのようだ。」
ドラゴンズハイブの頭脳であるWillから照日大鏡について、聞かされる。
朔哉「こうなったら、合体だ!」
毛利元就「そうはさせぬ。」
ゾイダー「オイ、オイ。」ドォーンドォーン
葵「きゃぁぁぁ!」
葵達はダンクーガノヴァへと合体しようとするが、ジャングルに隠れていた
ゾルダー達が爆弾を投げつけ、合体を阻むのであった。
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Gショッカー・アフリカ秘密基地内部***
一方、獣戦機隊はターちゃんによって助けられ、ゾルダーやクライマーと
戦いながら、自分達の獣戦機のある格納庫へと向かった。
ターちゃん「ターちゃんパンチ!」バギ
ターちゃん「ターちゃんキック!」ドゴォーン
ターちゃん「ターちゃんしっぺ!」バチィーン
雅人「うわー、痛そう。」
ターちゃんの野生的なパワーの前に、ゾルダー達は次々と倒されていく。
亮「しかし、ラスベガスで行われた格闘大会で優勝したあのターちゃんに
助けられるとは思いもしなかったぜ。」
ターちゃん「この基地にいる奴等は、動物達の密猟を行っているのだ。
だから、懲らしめる為にこの基地に潜入したのだ。」
ターちゃんがのこ基地に潜入した理由を話す。
クライマー「死ねー!」
沙羅「あぶない!」
ピョン・ピョウ「ゲキワザ・聖聖縛。」
クライマー「うわぁ!」
クライマーがターちゃんを狙って、銃を撃とうとしたがピョン・ピョウが
駆けつけてゲキワザ・聖聖縛によって、それを止めた。
ピョン・ピョウ「七拳聖は直接戦えないが、これくらいは出来るんだぜ!」
ターちゃん「ピョンちゃん!」
ピョン・ピョウ「大丈夫か、ターちゃん。」
雅人「誰、この鹿!?」
ピョン・ピョウ「ガゼルだ!そんな事はいい、ここに捕らえられている人達は
無事逃がした。お前らも早く脱出だ。」
ピョン・ピョウの案内により、獣戦機隊とターちゃんは格納庫にたどり着く。
獣戦機に乗り込もうとするが・・・。
サハラ将軍「そうは、させんぞ!」ドギューンドギューンドギューン
忍「お前は!?」
サハラ将軍「俺はクライム四天王の一人、サハラ将軍だ。邪魔はさせんぞ!」
ターちゃん「ここは私達に任せて、早く脱出するんだ!」
忍「・・・分かった、そっちも無事でいろよ。」
サハラ将軍が大量のゾルダーやクライマーの引き連れて、攻撃してきた。
忍達はこの場をターちゃん達に任せて、獣戦機に乗り込み基地を脱出する。
サハラ将軍「く、だが外にはあの兵器があるんだ。今更行った所で。」
ピョン・ピョウ「ふふふ、ははははは。」
サハラ将軍「何が可笑しい?」
ピョン・ピョウ「俺が一人で来たと思うか?あっちは俺の仲間に任せているぜ。」
ピョン・ピョウは(分かりにくいが)不適な笑みをみせるのであった。
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Gショッカー・アフリカ秘密基地外***
一方、外では依然、照日大鏡の攻撃に苦戦していた。
日輪仮面「ふふふ、いいぞ。連邦軍共め、我らの恐ろしさを知ったか!」
その様を日輪仮面は嬉々として眺めていた。だが・・・
???「ゲキワザ・転転弾!」
???「ゲキワザ・瞬瞬弾!」
ドゴォーン
何者かによって、照日大鏡が攻撃を受ける。
毛利元就「何者だ?」
???「やれやれ、帰った早々、急にアフリカへ来いなんてまいったぜ。」
???「これも、マスターの命ですよ兄さん。」
???「とりあえず、さっさと終わらそうぜ。」
???「その通りね。」
???「皆、ニッキニッキのワッキワッキで行くぞー!」
そこに現れたのは、それぞれ赤、青、黄、紫、白の衣装を着た5人-
ピョン・ピョウに呼ばれて事前にアフリカへ来ていた獣拳戦隊ゲキレンジャーだった。
ジャン&レツ&ラン「「「たぎれ、獣の力!」」」
ゴウ「響け、獣の叫び!」
ケン「研ぎ澄ませ、獣の刃!」
ゲキレンジャー5人「「「「「ビースト・オン!」」」」」
5人はそれぞれゲキチェンジャー、コングチェンジャー、サイブレードで
ゲキレンジャーへと変身する。
ゲキレッド「体にみなぎる無限の力“アンブレイカブル・ボディ”ゲキレッド!」
ゲキブルー「技で彩る大輪の花“ファンタスティック・テクニック”ゲキブルー!」
ゲキイエロー「日々是精進 心を磨く“オネスト・ハート”ゲキイエロー!」
ゲキバイオレット「紫激気 俺流 我が意を尽くす“アイアン・ウィル”ゲキバイオレット!」
ゲキチョッパー「才を磨いて未来を切り開く“アメイジング・アビリティ”ゲキチョッパー!」
ゲキレンジャー「「「「「獣拳は正義の証 獣拳戦隊ゲキレンジャー!」」」」」
5人は変身を終えて、名乗りのポーズをとるのであった。
毛利元就「何者だ、こ奴等は!?」
日輪仮面「こいつらは、我が宿敵ゴレンジャーから続く31番目のスーパー戦隊
ゲキレンジャーだ。つまり、我々の敵だ!」
毛利元就「そうか、ならば・・・我が名は毛利元就、日輪の申し子なり!」
ゲキレンジャーに対して、毛利元就は自身の武器である輪刀を構えて
名乗を上げるのであった。
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一方、チームDはその様子を伺っていた。
葵「何が起きたの?」
ジョニー「どうやら、誰かがあの兵器を壊してくれたようですね。」
忍『そういうことだ、葵!』
葵「先輩!」
葵は、基地から飛び出したイーグルファイターから忍の通信を受け取る。
忍「葵、さっさとあのデカブツをぶっ倒すぞ。」
葵「はい、先輩!」
忍は目の前にいる大型ジェノサイドロンを指して言う。
F.S「獣戦機隊、チームDの諸君。合身だ!」
忍「断空フォーメーション!」
葵「超獣合身!」
獣戦機隊とチームDそれぞれは、ファイナルダンクーガとダンクーガノヴァ・
マックスゴッドとなる。
獣戦機隊とチームD、ゲキレンジャー、ターちゃん、それぞれの戦いの火蓋が
切って落とされた。
○チームD→ダンクーガノヴァに合体する。
○獣戦機隊→牢屋から脱出し、ファイナルダンクーガとなる。
○獣拳戦隊ゲキレンジャー→ピョン・ピョウに呼ばれ、アフリカへ。照日大鏡を
壊して、変身して日輪仮面と毛利元就と対決に入る。
○ピョン・ピョウ→ターちゃん、獣戦機隊を助ける。
○ターちゃん→サハラ将軍と対決。
●サハラ将軍→ターちゃん達を攻撃する。
△毛利元就→新兵器を起動させる。ゲキレンジャーと対決に臨む。
【今回の新登場】
○漢堂ジャン=ゲキレッド(獣拳戦隊ゲキレンジャー)
激獣タイガー拳の使い手であるトラに育てられた野生児。「ジャン語」と
呼ばれる独特の言葉を使う。天然だが人懐っこく前向きな性格。
好物はメンチカツと肉まんと棗が作った豚の角煮。
実は父親は「白虎の男」ダンの息子。現在、ロンが封印した慟哭丸を
守りながら世界中に獣拳の教えを広めているが・・・。
最終更新:2020年11月19日 07:51