『強襲!極東基地』-2
作者・ユガミ博士
892
バラクティカ***
ポイントゼロにある、バラノイアの前線基地から出撃した戦艦バラクティカの
と量産された複数のマシン獣。その旗艦となるバラクティカにはカイザーブルドント
そして妃であるマルチーワが乗艦していた。
カイザーブルドント「ふふふ、見ていろよ地球人共。再びこの地球を支配して
みせようぞ。」
マルチーワ「頑張って、ブルピー。」
カイザーブルドント「任せろ、マルピー。全軍かかれ!」
カイザーブルドントの号令と共に、バラクッティカから戦闘機タコンパスが
出撃し、マシン獣のバラドリルやバラソーサーにバラミサイラー、バラマジロ、
バラバニッシュ、バラケンダマといった面々が伊豆基地の攻撃を始めた。
ドゴーン、ドゴーン
ギュルルルン、バシューン
岡長官「Gショッカーか!」
ベガ副指令「岡長官、待機しているパイロット達に出撃の許可をお願いします。」
岡長官「うむ、待機しているスーパーロボットのパイロット達は出撃だ!」
けたたましい轟音と共に、伊豆基地に火の手があがる。そして、岡長官
によって、ダルタニアス、ザンボット3、ダイターン3、トライダーG7とシャトル、
ダイガード、電童が出撃した。
勝平「にゃろう、Gショッカーめ。この神勝平様とザンボット3が相手だ!」
星野『油断をするな、勝平君。攻撃をしているのは、マシン帝国バラノイアだ。
奴等の戦闘力は、そんじょそこらの組織よりも強力だ。』
剣人「だったら、さっさと片付けちまおうぜ。そうだろ弾児、ベラリオス!」
弾児「応よ、剣人!」
ベラリオス「ぐぉぉぉぉん!」
星野吾郎からの通信に、ダルタニアスのパイロットである剣人、弾児、
ロボットライオンのベラリオスがやる気をみせる。ダルタニアスは、
バラソーサーの元へ向かい、キャノンキュービックで攻撃をする。
柿小路「社長、周りの戦闘機は我々にお任せ下さい。」
厚井「社長は、マシン獣を頼みます。」
ワッ太「OK、これが再スタートした竹尾ゼネラルカンパニーの
最初の仕事だ!行くぞ、マシン獣。」
柿小路専務達の乗るシャトルは基地を攻撃するタコンパスに向けて、
ミサイルとビームで撃ち落していく。トライダーG7も右腕のミサイルで
攻撃するバラミサイラーに向かって、トライダージャベリンで攻撃する。
一方、赤木達の乗るダイガードは、バラドリルへと向かっていった。
赤木「マシン獣、お前達にこの地球を好きにはさせないぞ。」
桃井「ダイガードの整備は完璧よ。」
青山「出力も問題無い。行け、赤木!」
赤木「応。サラリーマンだって、地球を守れるんだ!」
ダイガードの両腕のアタッチメントをドリルアームに換装し、バラドリルを
攻撃する。一方、万丈はバラバニッシュと対峙する。バラバニッシュは
太陽を利用して透明となり、ダイターン3に破壊光線を放つ。
万丈「く、あのマシン獣は太陽を利用するのか。だが、世のため、人のため、
悪を討つダイターン3。この輝きを恐れるのなら、かかってこい!」
ダイターン3のトレードマークである頭の太陽に指を指し、いつもの口上を
唱える。また別の所では、ザンボット3はバラマジロの回転攻撃に苦戦していた。
恵子「きゃぁぁ!」
宇宙太「何をやっている、勝平!」
勝平「うるせぇ、負けてたまるかぁ!」
バラマジロに対して、三叉状のザンボット・ブローで攻撃する。その頃、
電童はバラケンダマの相手をしていた。
銀河「剣玉なんて、おかしな格好しているなぁ。」
北斗「でも、相当強いみたいだよ。」
銀河「よ~し、行くぞ。疾風三連撃!」
銀河と北斗はコマンドを入力して、バラケンダマに攻撃をするのであった。
893
一方、基地内部にもバラノイアの兵士であるバーロ兵が侵入して、
その攻撃に伊豆基地に所属する多くの連邦兵士が負傷しており
広報2課のメンバーは負傷兵の手当に奔走する。
三田「隊長・・・。」
星野「バラノイアめ・・・皆、超力変身だ!」
星野吾郎達、超力戦隊の5人はオーレンジャーへと変身し、バーロ兵と
戦っていく。
オーレッド「スターライザー!」
オーグリーン「スクエアクラッシャー!」
オーブルー「デルタトンファー!」
オーイエロー「ツインバトン!」
オーピンク「サークルディフェンサー!」
オーレンジャー達は個人の武器を使い、基地に侵入したバーロ兵を倒していく。
だがそこへ・・・。
ドゴーン、ビューン、バーン
オーレンジャー「「「「「うわぁ」」」」」
突然の攻撃を受けるオーレンジャー達。砂煙が晴れると、新帝国ギアの
ビッグスリーの1体モンスターとその部下であるジューノイドのジュウオウ、
そしてギアの世紀王候補であるプリンスがメカクローンを率いて現れた。
オーレッド「お、お前達は・・・。」
プリンス「我々は新帝国ギア。我が父ドクターマンの命により、バラノイアの
加勢としてやってきた。」
オーレッド「新帝国ギア・・・バイオマンが戦ったという組織か。」
オーレッドは以前読んだ資料に新帝国ギアについての記述が
あった事を思い出す。
ジュウオウ「・・・でも、何でバラノイアに手を貸すんですかね、オヤビン?」
モンスター「分からん。でも、命令は絶対だ。暴れるぞ!」
小声で何故、バラノイアに手を貸すのか疑問に思うモンスター達だが、
命令を優先して、そのパワーで暴れていく。
オーグリーン「電光超力クラッシャー!」
オーイエロー「炸裂超力バトン」
モンスター「ふははは、効かんわ!」
オーグリーンとオーイエローは必殺技を放つが、ドクターマンによって
更なる強化改造されたモンスターの防御力には及ばなかった。
ジュウオウ「バリバリロケット!」
オーブルー「うわぁ。」
オーピンク「きゃあ。」
ジュウオウの胸から発射されたバリバリロケットの攻撃に倒れる
オーブルーとオーピンクの2人。そして、オーレッドはプリンスと
剣を交える。
プリンス「ふん、そろそろ時間だな。」
オーレッド「何!?」
一方外でマシン獣と戦うスーパーロボット達。だが、新帝国ギアの
メラージュ戦闘機の大部隊が現れる。
バラクティカ***
ドクターマン『では手筈通り、援軍を送りましたぞ。カイザーブルドント。』
カイザーブルドント「ご苦労。だが・・・貴様は何故、我々に手を貸す?」
ドクターマン『ふふ、私はメカこそ優秀、メカこそ絶対、メカこそ永遠と
信じているのだ。マシン帝国であるそちらに手を貸すのは道理といえよう。』
カイザーブルドント「・・・」
ドクターマン『それでは、またいつでも手を貸しますぞ。では』ピッ
カイザーブルドントからの疑問に不適な笑みを浮かびながら、その疑問に
答えて通信を切るのであった。
マルチーワ「何のつもりかしら、あのメカ人間。」
カイザーブルドント「ふん。何を考えているか知らんが、その時は始末を
すれば良いだけだ。」
一方、戦闘機とはいえスーパーロボット相手でも強力な攻撃を繰り出す
メラージュ戦闘機が加わり、スーパーロボット達もだんだんとダメージが
蓄積されていく。
木下「専務ー!これ以上はシャトルが持ちません。」
柿小路「五月蝿いですぞ、木下君。社長がまだ戦っておられるのです。
弱音を吐いてはいけません。」
シャトルに被弾し、木下が慌てるが、柿小路はまだまだ諦めなかった。
万丈「このままではジリ貧だ。どう・・・!?」
万丈もこのままではいけないと、チャンスを伺っていたその時。
周りに異変が起きる。
岡長官「どうした!?」
オペレーター「これは・・・空間に乱れが!」
ベガ副指令「なんですって!?」
岡長官「まさか・・・。」
空間が振動となって伝わり、戦っていた両陣営が動きを止める。
そして穴が入り、そこから何かそう・・・戦艦らしき物が姿を現すのであった。
894
○神勝平→宇宙太、恵子と共にザンボット3で出撃。バラマジロと戦う。
○破嵐万丈→ダイターン3で出撃。バラバニッシュと戦う。
○竹尾ワッ太→トライダーG7で出撃。バラミサイラーと戦う。
○柿小路梅麻呂→他の社員と共にシャトルで出撃。タコンパスを撃ち落していく。
○楯剣人→柊弾児と共にダルタニアスで出撃。バラソーサーと戦う。
○赤木駿介→桃井、青山と共にダイガードで出撃。バラドリルと戦う。
○出雲銀河、草薙北斗→電童で出撃。バラケンダマと戦う。
○オーレンジャー→伊豆基地を守る為、バーロ兵、新帝国ギアと戦う。
○岡長官、ベガ副指令→出撃の命令を出す。
●カイザーブルドント、マルチーワ→バラクティカから指揮を執る。
●バラドリル→ダイガードと戦う。
●バラソーサー→ザンボット3と戦う。
●バラバニッシュ→ダイターン3と戦う。
●バラミサイラー→トライダーG7と戦う。
●バラケンダマ→電童と戦う。
●ドクターマン→目的は不明だが、バラノイアに援軍を送る。
●プリンス→メカクローンを率いて、援軍として伊豆基地を攻撃する。
●モンスター→伊豆基地を襲撃する。
●ジュウオウ→伊豆基地を襲撃する。
●バラマジロ→ザンボット3と戦う。
895
【今回の新登場】
○草薙織絵=ベガ副指令(GEAR戦士 電童)
北斗の母親で喫茶店の店主。だが、実はGEARの副指令でガルファから
逃れた惑星アルクトスの姫であり、アルテアの妹。地球へ辿り着いた時に
西園寺実に助けられ、養女となる。正体を隠すべく仮面を被っており、
仮面ライダー顔負けのバイクアクションでガルファと戦う。
●マルチーワ姫(超力戦隊オーレンジャー)
皇妃ヒステリアの姪であり、カイザーブルドントの妻。夫のカイザーブルドント
とはラブラブでお互い「ブルピー」「マルピー」と呼び合う。美麗な外見と
天然な毒気の無い無邪気さとは裏腹に残忍な性格をしている。武器は剣にも
なれる弓「マルチアロー」ブルドントJrの母である。
●バラドリル(超力戦隊オーレンジャー)
最初に送り込まれたマシン獣。巨大なドリルが特徴。UAOH基地に向かう
吾郎以外の4人を追い込んだが、変身したオーレッドによって倒される。
●バラソーサー(超力戦隊オーレンジャー)
最初から巨大化した状態で開発されたマシン獣。初めて変身した
オーレンジャー達のビッグバンバスターによって倒される。
●バラバニッシュ(超力戦隊オーレンジャー)
太陽の光で自身を透明化にする事が出来るマシン獣。破壊光線を武器にしている。
●バラミサイラー(超力戦隊オーレンジャー)
皇帝バッカスフンドがドローラ星から呼び寄せたマシン獣。右腕のミサイル
で街を破壊していった。
●バラケンダマ(超力戦隊オーレンジャー)
三田裕司が操縦を任されていた夢野市の町興しロボット「剣玉ロボ」に
似せて造られたマシン獣。右手の剣と光線、剣玉をぶつけて攻撃する。
●バラマジロ(超力戦隊オーレンジャー)
球体となって戦うマシン獣。レッドパンチャーと復帰したオーレンジャーロボの
攻撃に耐える程の防御力を持つが、バスターオーレンジャーロボには適わなかった。
●ドクターマン(超電子バイオマン)
「メカこそ優秀、メカこそ絶対、メカこそ永遠」を信じる新帝国ギアの支配者。
元々は優秀な科学者・蔭山秀夫博士だったが、人体実験の結果、脳の機能を
飛躍的に高めた引き換えに老化してしまった。現在GVMNラボのリーダー格で南の王。
●プリンス(超電子バイオマン)
ドクターマンが自身の息子である蔭山秀一を似せて造り出した新帝国ギアの
後継者。
●モンスター(超電子バイオマン)
ドクターマンに忠誠を誓うビッグスリーの一人。スキンヘッド風の大男で
とてつもないパワーとモンスタートマホークを武器に持つ。ビッグスリーの
中では最も人間臭く、ボケキャラ。後に腕が5つのアタッチメントに換装
出来るように改造された。ジュウオウとは堅い絆で結ばれている。
一人称は「俺」もしくは「ボクちゃん」夢はファラとの結婚。
●ジュウオウ(超電子バイオマン)
ジューノイド五獣士の1体。モンスター直属の部下で「オヤビン」と
呼んで慕っているが時々、軽口を叩く。メタルメガスの攻撃で崖から
落ちてバラバラになるが、モンスターが破片を拾って再生を許されたので、
パワーアップ。胸から「バリバリロケット」を撃てる様になった。口癖は
「はいな」「ランラランララーン」 。
最終更新:2020年11月19日 08:04