『伝説の勇者の復活』-2
作者・ユガミ博士
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???「緑ヶ浜・・・伝説の勇者たちを倒すのはこの私だ。」
コンピュータの音声「ピ、ピピ・・・ピ」
???「今回は様子見だけの任務の筈だと・・・。いや、私の中の恨み
が復讐せよと告げるのだ。出撃する!」
半身が機械の男-オーボスの幹部だったレッドロンがコンピュータの
忠告を聞かず、レッドガイストとレッドバトラーの軍団を率いて出撃した。
チェンジペガサス「何だ、あのメカ達は!?」
鉄也「オーボスのレッドロンか!」
現れたレッドガイストを見て、動揺する鉄也達。レッドロンは、鉄也達だけ
ではなく、シャーキン達にも攻撃する。
シャーキン「くっ、我々にも攻撃か。」
ベロスタン「(オーボス・・・何を考えているのか)」
レッドロンを交えての3つ巴となったこの戦いを星史達は、避難しながら
見ていた。
ヤンチャー「レッドロンの野郎も、来るなんて。」
星史「(ダ・ガーン達がいれば、助けられるのに)」
???「やれやれ、強い怨みの感情があるから来てみれば・・・
頭が痛い。」
星史「誰だ!?」
星史の前に現れたのは、全身が炎に包まれているかの様な姿をした
怪人-怨みの感情を司るデーボス軍の戦騎、エンドルフがレッドロンや
シャーキンの怨みに惹かれて現れた。
エンドルフ「俺は怨みの戦騎エンドルフ。あんた、確か勇者の隊長
らしいなぁ。後々の面倒になりそうだから、死んでもらうぜ。」
星史「なっ!」
エンドルフは気だるそうに、ゾーリ魔やカンブリ魔を呼び出して始末
するように命令を下す。
星史「ひかるは下がってろ!」
ひかる「でも、星史君・・・。」
ヤンチャー「来たぞ!」
最早、これまでかと思ったその時・・・
ビューンビューン
???「炎のたてがみ!」
ゾーリ魔「ゾゾ!」
突然、何者かの攻撃でゾーリ魔の数体が倒される。星史の後ろから
現れたのは、銃を持った青年と独特の民族衣装の様な格好をした青年
だった。彼らはデーボス軍と戦った獣電戦隊キョウリュウジャーの
キョウリュウレッド-桐生ダイゴとバルバンから地球を守った星獣戦隊
ギンガマンのギンガレッド-リョウマである。
エンドルフ「お前は・・・キョウリュウレッド!」
桐生ダイゴ「久しぶりだな、エンドルフ!」
リョウマ「その子供達は、殺させやしない!」
エンドルフ「あ~、お前らの怨みで頭が痛い。やれ!」
エンドルフの命令でゾーリ魔とカンブリ魔の攻撃がダイゴやリョウマを
襲う。そこを2人は殴る、蹴る等で対処する。
リョウマ「ここは、俺達に任せてくれ。」
ダイゴ「星史って言ったな。厳光寺に行け!そこで、お前の相棒が待ってる!」
星史「!」
ダイゴの言葉を聞いて、待っている相棒が誰なのかを察する。
星史「行くぜ、ひかる、ヤンチャー!」
ヤンチャー「応!」
ひかる「あ、ありがとうございます。」
3人はダイゴの指示した厳光寺へと向かう。
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厳光寺へと向かうが、その道中をゾーリ魔が次々と襲いかかる。
イアン「おっと、来ているのはキング達だけじゃないんだぜ。」
ヒュウガ「てりゃ。ここは俺達が引き受ける。」
ノブハル「僕達に任せて。」
ゴウキ「彼らを呼び出してくれ。」
他のキョウリュウジャー、ギンガマンのメンバーであるイアン・ヨークランド、
ヒュウガ、有働ノブハル、ゴウキのそれぞれの黒と青の戦士が助ける。
そして、さらに進んでいくと立風館ソウジ、ハヤテ、空蝉丸、ヒカル、アミィ結月
サヤの6人がそれぞれゾーリ魔を斬ったり、雷で攻撃したりと戦っていた。
ソウジ「ここのゾーリ魔達は、僕らが倒す。」ザシュ
空蝉丸「今の内に寺の中へ。」
星史「はい。」
キョウリュウジャーとギンガマンに助けられて、星史は無事厳光寺の
中へと入る。そして寺には、クラスメイトの蛍と元オーボスの幹部
デ・ブッチョがいた。
デ・ブッチョ「星史はん、それに皆はんも。」
ひかる「桜小路さん!」
星史「蛍、お前が何でここに?」
蛍「・・・祈って。そうすれば彼が・・・。」
エンドルフ「何をするかは知らないが、止めさせてもらうぜ。」
蛍がここにいる事に驚くが、蛍が「ここで祈る」ように言う。
だが、そこにエンドルフがやってくる。
ダイゴ「おっと、邪魔はさせないぜ!」
そこに戦っていたキョウリュウジャー、ギンガマンがゾーリ魔達を倒して
集まってくる。
ダイゴ「星史、地球が言っていた。ダ・ガーンを起こせるのは
お前だけだってなぁ。」
リョウマ「アースを通して、大自然が君の祈りに答えてくれる。」
星史「よし。(ダ・ガーン)」
地球の声を聞く事の出来るダイゴ、そして大自然からアースを操れる
リョウマの言葉を聞いた星史は今では壊れてしまったダイレクターの
オーリンに今、思いを地球へと伝える。
エンドルフ「させるか!」
再びゾーリ魔、カンブリ魔の大軍が現れて星史を襲うとする。
空蝉丸「各々方、星史殿達を守るためにもいざ、キョウリュウチェンジでござる。」
ヒュウガ「こちらも、変身だ!」
集まった12人は並び立ち、変身の準備に入る。
キョウリュウジャー6人「「「「「「ブレイブイン!」」」」」」
キョウリュウジャー6人は獣電池のスピリットが起動し、ダイゴ達
5人はガブリボルバーに、空蝉丸はガブリチェンジャーに獣電池を
差し込み、口を閉じる。
ガブティ~ラ
パ~ラサガン
ステゴッチ
ザクト~ル
ドリケ~ラ
プテラゴ~ドン
キョウリュウジャー「「「「「「キョウリュウチェンジ」」」」」」
シリンダーを回して、流れるサンバのリズムに合わせて踊り、上に
銃を向けて叫ぶ。一方、空蝉丸のガブリチェンジャーはトリガーを引いて、
片方のウィングを広げさせると三味線のメロディが流れて叫ぶ。
キョウリュウジャー「「「「「「ファイアー!」」」」」」
そして6人の姿は恐竜を思わせる姿となる。
リョウマ「銀河転生!」
ヒュウガ「騎士転生!」
一方、リョウマ達5人はギンガブレスのダイアルを回して叫び、
ヒュウガはブルライアットでその姿を変える。変身を終えた12人は
大きく叫び、名乗り始める。
キョウリュウレッド「聞いて、驚け!牙の勇者キョウリュウレッド!」
キョウリュウブラック「弾丸の勇者キョウリュウブラック!」
キョウリュウブルー「鎧の勇者キョウリュウブルー!」
キョウリュウグリーン「斬撃の勇者キョウリュウグリーン!」
キョウリュウピンク「角の勇者キョウリュウピンク!」
キョウリュウゴールド「雷鳴の勇者キョウリュウゴールド!」
キョウリュウジャー「「「「「「史上最強のブレイブ!獣電戦隊
キョウリュウジャー!」」」」」
ギンガレッド「ギンガレッド、リョウマ!」
ギンガグリーン「ギンガグリーン、ハヤテ!」
ギンガブルー「ギンガブルー、ゴウキ!」
ギンガピンク「ギンガピンク、サヤ!」
黒騎士「黒騎士ヒュウガ!」
ギンガレッド「命を貫く伝説の刃!」
ギンガマン「「「「「「星獣戦隊ギンガマン!」」」」」」
12人の戦士が大きく名乗り上げるのであった。
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○高杉星史→ダイゴ達に言われて、厳光寺で祈る。
○桜小路蛍→星史に祈るように言う。
●レッドロン→復讐心で、グレートマジンガーやシャーキン達を攻撃する。
○桐生ダイゴ→星史を助けて、厳光寺に行くように言う。
○キョウリュウジャー→星史を助ける。
○リョウマ→ダイゴと共に、星史を助ける。
○ギンガマン→星史を助ける。
●エンドルフ→ゾーリ魔やカンブリ魔を率いて、星史を襲う。
【今回の新登場】
●レッドロン(伝説の勇者ダ・ガーン)
最初に地球を攻撃したオーボス軍の幹部。レッドバトラーと呼ばれるロボット
部隊を配下にしている。任務のついでに趣味のメカのコレクションをしている。
敗北後、半身機械となって復活した。
○桐生ダイゴ=キョウリュウレッド(獣電戦隊キョウリュウジャー)
南海の島で、獣電竜ガブティラに勝利した牙の勇者。周囲からキングと
呼ばれていく内に自らも名乗るようになる程、リーダー的存在。
後に地球の声が聞けるようになった。
○イアン・ヨークランド=キョウリュウブラック(獣電戦隊キョウリュウジャー)
ヨーロッパの古城で獣電竜ガブティラに勝利した弾丸の勇者。プレイボーイだが、
百発百中の射撃の名手。考古学者で、親友をアイガロンに殺された過去を持つ。
○有働ノブハル=キョウリュウブルー(獣電竜キョウリュウジャー)
北極で獣電竜ステゴッチに勝利した鎧の勇者。メンバーの中で年長者である為、
「ノッさん」と呼ばれている。以前は一流商社のサラリーマンだったが、今は
何でも屋「まるふく」で働いている。寒いダジャレが多い。
○立風館ソウジ=キョウリュウグリーン(獣電戦隊キョウリュウジャー)
竹やぶで獣電竜ザクトルに勝利した斬撃の勇者。古い流派の剣道場の息子で
高校でも剣道部に所属している。好きな飲み物はメロンソーダ。
後に賢神トリンからフェザーソードを受け継ぐ。
○アミィ結月=キョウリュウピンク(獣電戦隊キョウリュウジャー)
アメリカのグランドキャニオンで獣電竜ドリケラに勝利した角の勇者。
財閥のお嬢様でアメリカに留学していた。明るく陽気だが、がさつな所が
多い。特技は足の指でテレビのリモコンが操作できる事。
○空蝉丸=キョウリュウゴールド(獣電戦隊キョウリュウジャー)
戦国時代の武士である雷鳴の勇者。ドゴルドとカオスの策略で鎧の中で
封印されていたが、ダイゴ達によって救出される。当初はクールぶっていたが、
本来は子供好きなお人よしで家庭的。ドゴルドとは宿命の敵だが、最後は
協力して共にエンドルフを倒した。
●怨みの戦騎エンドルフ(獣電戦隊キョウリュウジャー)
カオスが怨みの感情で生み出した戦騎。いつも頭痛に悩ませている。
武器は剣にも銃にもなれる「ローソクラッシャー」キョウリュウジャーに
倒された後、ドゴルドによって封印されていたが内心精神の侵食を行い
反乱を起こすように仕向けていた。
○リョウマ=ギンガレッド(星獣戦隊ギンガマン)
炎のアースを持つ戦士。武器はブーメラン。本来兄ヒュウガが
受け継ぐ筈だったが、変わりに引き継ぐ。明るく大らかで曲がった事が許さない性格。
○ハヤテ=ギンガグリーン(星獣戦隊ギンガマン)
風のアースを持つ戦士。武器は吹き矢。冷静沈着なチームの参謀役だが、
蜂蜜とトマトが苦手(後にトマトは克服する。)
○ゴウキ=ギンガブルー(星獣戦隊ギンガマン)
水のアースを持つ戦士。武器は鞭。リョウマ、ハヤテとは幼馴染で、
友情に厚く涙脆い。特技は料理。鈴子先生に恋心を抱いている。
○ヒカル=ギンガイエロー(星獣戦隊ギンガマン)
雷のアースを持つ戦士。武器は空気砲。お調子者でドーナッツが好き。
○サヤ=ギンガピンク(星獣戦隊ギンガマン)
花のアースを持つ紅一点。武器はパチンコ。男勝りでヒュウガに
焦がれている。趣味はケーキ作りと花占い。
○ヒュウガ=黒騎士(星獣戦隊ギンガマン)
リョウマの兄で、同じく炎のアースを持つ。本来はレッドになる筈だったが、
バルバンの襲撃で行方不明に。その体はブルブラックに復讐の為に使われたが
最終的に分離。その魂を次いで黒騎士に変身出来るようになった。
実は寒いダジャレで笑える笑い上戸。
最終更新:2020年11月22日 13:44