『修業!しんせん組対半蔵学院』-3
作者・ユガミ博士
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霧夜「続けて、第2試合を始める。対戦者前へ!」
霧夜の言葉に第2試合を戦うソウシと柳生が前に出た。
先程の戦いを見て、しんせん組の3人は既にバトルコスチューム
となっていた。
霧夜「試合始め!」
柳生「そちらは、戦う準備が出来ているか...ならば忍転身!」
試合が始まると、ソウシの姿を見て柳生は忍転身して番傘を持ち、
マフラーにマントと厚着の格好となった。
武蔵「あの眼帯娘は、なかなか強いと見えるなぁ。」
斑鳩「分かりますか?柳生は一年生ですがその実力は我々3年と
ひけを取らない程、レベルが高いのです。」
武蔵は柳生を見て、長年強者と戦っていた事から人目で柳生の
実力を見抜き、斑鳩は柳生について説明する。
ソウシ「本当なら、女性と戦う趣味はありませんがお手柔らかに
頼みます。」
柳生「無駄口はいい。来い。」
ソウシはキザったらしく、柳生にバラを向けて言うが、無駄な事が
嫌いな柳生はかかってこいと言う。
ソウシ「それじゃあ、遠慮無く!」
ソウシは龍の牙による矢を柳生へと向けて、放つ。すかさず、
柳生は番傘でガードして、仕込んでいる銃から銃弾を放つ。
ソウシ「いい、銃弾!?」
ソウシは銃弾に驚き、何とか回避して何本もの矢を放ち続けた。
柳生「無駄だ...」
柳生は矢を掻い潜り、ソウシの懐に入り鳩尾を殴った。
ソウシ「ぐふっ...」
柳生「許せ...」
イサミ「ソウシ君!」
トシ「ソウシ!」
ソウシは柳生からの一撃に気絶する。
霧夜「第2試合、柳生の勝利!」
ソウシの気絶により、第2試合が終了。続けて、第3試合が始まる。
トシ「ソウシの仇を取ってやるぜ!」
葛城「やる気満々みたいだな。ならこっちも忍転身!」
トシのやる気を見て、葛城は忍転身をする。だがその姿は
手足に具足を身に着けているものの、胸を全開にYシャツを
1枚はおり、ボタンを一切掛けていない姿だった。今でも胸が
見えそうである。これには、思春期まっただかの健全な男子には
目に毒ともいえた。
武蔵「おお、あの娘っ子。なかなかの胸じゃのう。」
吼太「武蔵さん、このままだと血圧が上がりますよ(汗)」
さやか「見ちゃダメ~~」
刃「見えない、見えない。」
武蔵は葛城の衣装に興奮し、さやかは刃に見せないよう
手で刃の目を隠す。
葛城「どうした?かかってこないならこっちから、行くぜ!」
トシ「うわぁ!」
葛城は思いっきり、トシに向かって殴りつける。トシは回避するが、
床に穴が開く。
トシ「こっちからも、攻撃しないと...龍の目!」
トシは龍の目をぶつけようとするが、その時、風圧で葛城の
胸が見えそうになる。
トシ「なっ!?」
それによって、バランスを崩してしまい龍の目を蹴りそこなってしまう。
葛城「チャンス!秘伝忍法、トルネードシュピンデル!」
葛城はこれを好機と、ブレイクダンスのような動きで竜巻を起こし
回転蹴りを喰らわせた。
トシ「ぐわぁぁ(...でも、見えた!)」
トシは葛城の必殺技を喰らってしまい鼻血を流してしまう。
しかし、盛大にパンツが見られたのでそれによる興奮か、
まともに技を喰らったせいなのか不明である。
霧夜「第3試合、葛城の勝利!」
鷹介「うわぁ、武蔵さんが鼻血を垂らして気絶している。」
吼太「メーデーメーデー!」
第3試合が終了したが、葛城の技は余計な被害も
起こしたようである。
イサミ「...最低。」
黒子に運び込まれ、満足した笑顔を浮かべるトシを見ながら
イサミは、そうつぶやくのであった。
○花丘イサミ→トシに「最低」とつぶやく。
○雪見ソウシ→柳生に敗北する。
○月影トシ→葛城に敗北するが、その気絶した顔は満足感が溢れていた。
○柳生→ソウシに勝利する。
○葛城→トシに勝利する。
○宮本武蔵→葛城の姿を見て興奮した結果、鼻血を垂らして気絶。
○尾藤吼太→武蔵の容態に黒子を呼ぶ。
最終更新:2020年11月22日 13:59