『ギンガに旅立て、ミト王子』-3
作者・ユガミ博士
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バードランド星***
ミト王子「ダイオージャパンチ!。」
コルシザー「ぐふっ!。」
ミト王子はダイオージャの腕を飛ばし、コルシザーを殴りつけた。
キッド「喰らえ、コズモワインダー!。」
サンバッシュ「させるかー!、プロテクトガ~~~ド!。」
ボウィー「あららー、バリヤー持ってるよ。」
ブライガーの持つ武器の一つコズモワインダーをサンバッシュに向かって撃つが、
サンバッシュロボはバリヤーを発生させてダメージを受けなかった。
アイザック「ならば、直接攻撃だ。」
キッド「よーし、コズモスピア!。」
武器の一つ、コズモスピアを取り出してサンバッシュロボに直接攻撃を仕掛けた。
サンバッシュロボのバリヤーに防ぎきれなかった。
サンバッシュ「ぐわぁぁぁ、な・・・中々やるな。だが、お返しだー!。」
ズギューン
サンバッシュロボは腰に下げている機関銃を取り出してブライガーに向けて
発砲した。一方、ダイオージャと戦っているコルシザーも左手の蠍のような腕で攻撃した。
ミト王子「ダイオージャシールド。」
しかし、コルシザーの攻撃は防がれた。
キッド「そろそろ、終わりにさせてもらうよ。ブライソード!。」
サンバッシュ「ぬわぁぁぁぁ!、」
ブライガーの必殺武器ブライソードはサンバッシュロボに大きなダメージを与えた。
サンバッシュ「くっ、ダメージがでかすぎる。仕方がねぇ、ここは撤退だー。
後は任せたぜ、ビズネラ。」
ビズネラ「分かりました。」
サンバッシュはサンバッシュロボと共に宇宙へと逃げていった。そして、
後方にいるビズネラの宇宙戦艦は発砲攻撃をしてきた。それは、
ダイオージャにも向けられた。
ミト王子「ぐぉぉ!。」
キッド「ちぃ。」
ビズネラ「これでお終いです。」
協力なビーム砲をダイオージャとブライガーに放たれようとしていた。しかし・・・。
ズキューン
突如、地上の森から無数のビームが宇宙戦艦を攻撃した。
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そして森の方から何台もの宇宙バイクが飛び出した。
アイザック「あの宇宙バイクは・・・。」
パンチョ『お待たせでゲス。助っ人連れてきたでゲス。』
アイザック「パンチョか。」
ブライガーが後ろを振り向くと、鳥のような宇宙母艦に機関車型の宇宙船が
こちらに向かっていた。
???『大丈夫ですか?、ミト王子、J9チーム。』
ミト王子「あ、あなたは・・・!?。」
アイザック「ドン・コンドール・・・。」
通信画面に現れた男性はかつて「前大戦」時に自分達と共に戦い、そして散った
銀河烈風隊の局長“ドン・コンドール”ことディーゴ・近藤だった。
アイザック「あなたはあの時、我々を異空間から脱出するために死んだのでは・・・。」
ディーゴ『詳しい話は後です。今は目の前の敵を・・・。』
???『そういう事です。我々も協力しますよ。』
ミト王子「あなたはI・C・ブルース。」
次に画面に現れたのはJJ9チームのリーダー“I・Cブルース”こと
ブルース・カール・バーンスタインだった。
ブルース『協力を要請され参上しましたよ。』
ディーゴ「銀河烈風隊出撃!!。」
銀河烈風隊「応!。」
鳥の様な宇宙母艦バクシンバードから5台の宇宙バイクが出撃した。
ディーゴ「シンクロン合身だ。」
ディーゴの掛け声に5台の宇宙バイクは巨大化・変形し銀河烈風隊の誇る戦闘ロボ
バクシンガーとなった。
ブルース「我々も戦闘開始だ。テイク・サスライド・オン!。」
機関車型の宇宙船J9Ⅲ号は変形し、JJ9の戦闘ロボ・サスライガーとなった。
士郎「銀河烈風バクシンガー。」
シュテッケン「まかり通る。佐馬、スピットファイアマックスだ。」
佐馬「了解。」
バクシンガーは肩からミサイル武器のスピットファイアマックスを発射させた。
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ドゴォォン
スピットファイアマックスは宇宙戦艦に直撃する。
ブルース「J9チーム、久しぶりにアレよやらないか?」
アイザック「アレ?・・・ああ、了解した。」
アイザックはブルースの提案を受け入れ、ブライガー、サスライガー、そして、
バクシンガーの陣形を取り始めた。
ブルース「さて諸君、行こうか。」
アイザック「ブライカノン、装着!」
お町「イエイ。」
シュテッケン「バクソードだ!」
ライラ「イエイ。」
ブルース「戦闘開始だ。」
バーディ「イエイ、イエイ。」
ブライガーは2問のキャノン砲であるブライカノンを装着し、バクシンガーは
必殺剣バクソードを取り出し、サスライガーはビームガンを構えて宇宙戦艦へと向かった。
ロック「おらー、死にやがれ、悪党ども!」
キッド「ブライカノン発射!」
サスライガーとブライガーのビーム攻撃が宇宙戦艦に直撃する。
シュテッケン「悪は斬る!」
最後にバクシンガーのバクソードで宇宙戦艦は真っ二つに斬られた。
ビズネラ「このままでは、爆発に巻き込まれてしまいます。脱出です。」
ビズネラは小型艇で脱出し、宇宙戦艦は大破した。
スケさん「王子、我々も決着を付けましょう。」
ミト王子「よし、トライアングル・ビーム!」
ダイオージャからビームが発射され、コルシザーの周りを包んだ。
ミト王子「電光雷鳴崩しー!」
コルシザー「ぎゃぁぁぁあ!」
コルシザーはダイオージャに倒され、バルバンはバードランド星から撤退する
のであった。
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戦闘が終わった後、それぞれ地上に降りた。
ミト王子「まさか、銀河烈風隊にJJ9が助っ人として来るとは思わなかったよ。」
カクさん「しかし、あの時死んだはずのディーゴ殿が何故ここにいるのだ?」
シノブ「やはり、黄泉帰り?」
ディーゴ「俺も気がついたら、バクシンバードの前にいたんだ。そして
世間じゃぁ、死んだ人間が甦っているじゃねぇか。」
ディーゴがその時の状況を説明する。
キッド「士郎、ロック、元気だったか?」
士郎「ええ、変わりはありませんよ。」
ロック「銃の腕前は衰えていないようだなぁ。」
ボウィー「久しぶりだなぁ、ビート。運転技術の方は相変わらずかい?」
ビート「よう、ボウィー。そっちも相変わらずだねぇ。」
キッド達は他の銀河烈風隊とJJ9と久しぶりの会話をしていた。
スケさん「ですが、王子。今回は追い払う事が出来ましたが、またGショッカーが
エドンを脅かしにくるかもしれませんぞ。」
ミト王子「うん、すぐに父上の下へと帰らねば・・・。」
シュテッケン「本星まで我々もご同行させてもらいます。」
そして彼らはエドン国本星へと向かった。だが、彼らはある事を忘れていた。
バルジャン「おーい、置いてけぼりにするなー!」
瓦礫の山の中には運良く助かったバルジャンとジンナイが取り残されているのであった。
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○ミト王子御一行→コルシザーを倒した後、エドン国本星へと向かう。
○コズモレンジャーJ9→サンバッシュを倒した後、銀河烈風隊とJJ9と
協力して、宇宙戦艦を大破させる。
○銀河烈風隊→JJ9チームと共にミト王子達の援軍として登場し、宇宙戦艦
を大破させる。
○JJ9チーム→銀河烈風隊と共にミト王子達の援軍として登場し、宇宙戦艦を
大破させる。
○バルジャン、ジンナイ→バードランド星に取り残される。
●銃頭サンバッシュ→大ダメージを受けて、撤退する。
●闇商人ビズネラ→宇宙戦艦から攻撃するが、J9チーム達に倒されて、脱出する。
●コルシザー→ダイオージャに倒される。
【今回の新登場】
○パンチョ・ポンチョ(銀河旋風ブライガー)
J9に仕事を仲介する闇商人。抜け目が無い性格している。
時々、勝手に紹介手数料としてネコババをすることがある。
○ディーゴ・近藤(銀河烈風バクシンガー)
銀河烈風隊局長。通称“ドン・コンドール”。元々は暴走グループ「烈」の
リーダーで、銀河烈風隊を立ち上げる。天性のリーダーの素質に恵まれているが、
難しい事はシュテッケンに任せている。乗機はバクシンガーの右腕になるタイフーン。
○シュテッケン・ラドクリフ(銀河烈風バクシンガー)
銀河烈風隊副長。通称“諸刃のシュテッケン”。ディーゴとは幼馴染で銀河烈風隊を
鉄の規律でまとめている。乗機はバクシンガーの左腕となるハリケーン。
○真帆羽士郎(銀河烈風バクシンガー)
銀河烈風隊一番隊隊長。通称“ビリー・ザ・ショット”。ディーゴとシュテッケン
の弟分的存在。銃と剣の腕前は烈風隊一の腕前を持つ。盲目だが天才的なバイクの
運転技術を持っている。乗機はバクシンガーの胴体と頭部となるレップーン。
○ライラ・峰里(銀河烈風バクシンガー)
銀河烈風隊特別隊員。通称“不死蝶のライラ”。ナイフと爆弾類の
エキスパート。乗機は左脚となるモンスーン。
○佐馬之介・ドーディ(銀河烈風バクシンガー)
銀河烈風隊特別隊員。通称“かっ飛びの佐馬”。元々は太陽系を渡り歩く
用心棒だったが、銀河強盗からディーゴを助けた事が縁で烈風隊に入る。
乗機はバクシンガーの右脚になるサイクロン。
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○ブルース・カール・バーンスタイン(銀河疾風サスライガー)
JJ9チームのリーダー。通称“I・Cブルース”。電子回路のように頭が
きれる冒険家。挑戦心が強く高級ギャンブルに没頭している。
○ロック・アンロック(銀河疾風サスライガー)
通称“抜き打ちのロック”。無類のガンマニアで、森林警備員だった父の半身
付随にした悪党一味を討つ為に旅をしていた。
○ビート・マッケンジー(銀河疾風サスライガー)
通称“おとぼけビート”。J9Ⅲ号の操縦を担当している冗談好きなフェニミスト。
○バーディ・ショウ(銀河疾風サスライガー)
通称“おてんばバーディ”。元太陽系Gメンの情報部に所属していた女性。特技は
盗聴を始めとする盗みのプロフェッショナル。
最終更新:2021年01月07日 05:54