外宇宙編130~135

『二人皇帝、エンペリアスを目指す』-4

作者・ティアラロイド
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皇宮・獅子の泉(ルーヴェンブルン) 皇太后の居室***


ヒルダ「それはなりません」
アレク「遅まきながら、皇帝の地位に胡坐をかいて
 タダ飯を食らっている己の愚かさに気がついたのです」
ヒルダ「陛下…」

アレクは母ヒルダに、ここ一年の間の惑星ハイネセン留学中の
フェリックスとの超光速通信のやり取りで得た心境を語った。
日々フェリックスから聞かされたハイネセンでの体験談は、
それまで皇宮の玉座からあまり離れた事のないアレクにとっては
どれも新鮮なものばかりだったのだ。

アレク「私はさも博識のような顔をしていながら、上にも通ぜず、
 下々の事も解らぬ、甘えん坊のおめでたい男だったと思い知ったのです」
ヒルダ「………」
アレク「何卒私の我儘をお聞き届けください」
ヒルダ「いいえなりません」
アレク「母上!」
ヒルダ「よいですか陛下、建国帝ラインハルト様のお血筋は
 今や貴方一人だけ。万一という時、帝国にとっては陛下だけが
 頼みなのですよ」
アレク「なにを不吉な事を。いざとなればクォーツ・クリスティアも
 いるではありませんか」

クォーツ・クリスティアとは、ローエングラム家の前身であるミューゼル家の遠縁に当たる少女で、
銀河帝国が認めた帝国お墨付きの宇宙海賊の証「金色の髑髏」を肩につける事を許された、
帝国直属の私掠船海賊だ。つい先頃も、帝国中央の軍需企業が試作した重力制御機能搭載の
最新型戦艦「機動戦艦グランドクロス試作α号」を駆って、銀河系辺境の鯨座宮たう星系にて
好き勝手に暴れていたところを、ヒルダが鉄の髭に命じて連れ戻させたばかりだ。
それ以来、近頃の彼女は一応表向きは大人しくしているらしいが…。

ヒルダ「貴方とクォーツ・クリスティアとでは必然的に立場が違います」
アレク「もしどうしてもお聞き入れいただけないのであれば…」
ヒルダ「聞き入れないとすれば、なんとするのです…?」
アレク「………」
ヒルダ「………」

アレクは無言のまま立ち上がり、構わず退室しようとする。

ヒルダ「お待ちなさい、アレク!」
アレク「…!? ……母上、母上から"アレク"と名前で呼ばれるのは
 何年ぶりでしょうね?」
ヒルダ「……!!」

そう指摘されたヒルダは、息子アレクの後ろ姿を
ただじっと見送るしかできなかった…。

侍女「皇太后陛下に申し上げます。ただ今、マリーンドルフ伯爵フランツ様が
 お成りにございます。至急皇太后陛下にお目にかかりたいと…」
ヒルダ「お父様が…? 直ちにこの部屋にお通ししてください」
侍女「畏まりました」

131

政界より退いて隠居生活に入って以来、長らくご無沙汰であった
実父フランツの訪問を嬉しくも思うも怪訝にも感じたヒルダだが、
ともかくすぐに面会に応じた。

フランツ「皇太后陛下におかせられましてはご機嫌麗しく
 恐悦至極に――」
ヒルダ「お父様、今この場には私たち二人しかおりませんよ。
 どうかもう少し楽になさってください」
フランツ「…ハハハ。実を言うと私もこういう堅苦しいのは苦手でね…」

娘ヒルダの言で、フランツは畏まっていた姿勢を崩し、
気を抜いた楽な体勢でソファに腰をかける。

フランツ「陛下と何かあったのかね?」
ヒルダ「ええ、まあ…。わかりますかお父様」
フランツ「そりゃわかるとも。私とお前とは長年
 父娘(おやこ)をやってきてるんだからね」
ヒルダ「はあ…。それで、本日の急なお越しの趣は?」
フランツ「実はその事なんだがね。どうだろう。
 この際、陛下の望みを聞き届けて差し上げては…」

父フランツの言葉にヒルダはびっくりした。

ヒルダ「お父様はご存じだったのですか!?
 あの子がお忍びの旅に出たがっていると!」
フランツ「実は昨日、陛下がうちにお見えになられたんだよ」

フランツはヒルダに、昨日アレクが密かにマリーンドルフ伯爵邸を訪問して
熱心に自分を説き伏せた様子を話してみせた。

ヒルダ「あの子がそんな事を…」
フランツ「ヒルダ、もう陛下…いや、アレクも子供ではないよ。
 直に自分の目で見て、肌に触れて見聞を広めるのは決して悪い事ではない」
ヒルダ「お父様までそんなことを…」
フランツ「まずは宇宙を好きなように回らせてあげなさい。
 そのうちに陛下の気も変わるかもしれない」
ヒルダ「………」

フランツが帰って行った後、ヒルダは一人物思いにふけっていた。
やはり我が子の願いを聞き届けてやるべきなのだろうか、
そして、こんな時に亡き夫ラインハルトならばどうしたであろうかと…。

侍女「皇太后陛下、グリューネワルト大公妃殿下より超光速通信が入っております」
ヒルダ「アンネローゼ様が!?」

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アンネローゼ・フォン・グリューネワルト大公妃は
先帝ラインハルトの実の姉であり、ヒルダからは義理の姉、
現皇帝アレクからは伯母に当たる人物である。
数少ないローエングラム皇族の最年長者として重きを成す存在であり、
帝国の政務から離れられないヒルダに代わって乳母の役割を引き受け、
幼き皇帝アレクの養育に腐心してきた。そしてアレクが無事幼年学校を卒業したのを見届けると、
今は再び帝都星フェザーンから遠く離れた旧帝都星オーディンのフロイデン山岳地帯の
山荘に隠棲している。

ヒルダ「これは大公妃殿下」
アンネローゼ@通信「皇太后陛下におかれては、
 政務ご多忙の中まことに恐縮です」

端末のモニターには、アンネローゼの
聡明ながらも穏やかな笑顔に映る。

アンネローゼ@通信「アレク陛下はその後お健やかにお過ごしですか」
ヒルダ「はい、おかげさまをもちまして」
アンネローゼ@通信「実は今日はその事で少し貴女とお話が…」
ヒルダ「…??」

このアンネローゼの言葉を聞いた途端、ヒルダには何か予感のようなものがした。
そしてその予感はすぐに的中していたと解る。

アンネローゼ@通信「私からもお願い申します。アレク陛下の
 たっての願いをどうか聞き届けてあげる訳には参りませんか?」
ヒルダ「アンネローゼ様!?」

銀河帝国の最高権力者である摂政兼皇太后ヒルデガルドが
頭が上がらない人物と言えば、いかに宇宙広しと言えどもこの世に二人しかいないだろう。
それはヒルダの父マリーンドルフ伯フランツと、小姑に当たるアンネローゼだ。
アレクは今日の事を見越して、祖父マリーンドルフ伯のみならず、
伯母のアンネローゼにも事前に根回しをして両人を味方につけていたのだ。
毎日を同じ皇宮で暮らしながら、実質的には離れて生活していると言ってもいい
ヒルダとアレクの母子だが、アレクは母親の事もよく見て観察していたのである。

アンネローゼ@通信「陛下は…いいえ、あの子は今、自分の進むべき道に迷っています。
 宇宙の現状を直に知れば、自分の果たすべき役割も見えて来るはずです」
ヒルダ「アンネローゼ様…」
アンネローゼ@通信「愛する我が子を心配するお気持ちは分かります。
 ですが"獅子は我が子を谷底に突き落とす"とも申します。
 今ラインハルトが生きていたら、きっとそうしたことでしょう」


メモリアル・コア***


惑星フェザーン上空の宙域に浮かぶ「旧モジュール77」――
――通称「メモリアル・コア」と呼ばれる区画には、
銀河帝国建国の礎となった、今は亡き英雄たちの像が安置されている。

ショーコ「………」

赤いパイロットスーツに身を包んだ少女――いや、正確に表現するならば
少女の外見をした女性のマギウス、指南ショーコにとって、
その中央に立った銅像を眺めるのが毎日の日課である。

ヒルダ「やはり今日もここにいましたか…」
ショーコ「ヒルダさま…?」

アンネローゼとの通信会話を終えたばかりのヒルダは、
今までのいきさつを全てショーコに話す。

遥か昔にジオール亡命政府の総理大臣を務め、
マギウスとして常人のヒューマノイドとはかけ離れた
長い年月を生きて来たショーコは、帝国皇太后ヒルダの
信頼のおける影の相談役でもあった。

ショーコ「皇帝陛下の望むがままになされませ」

それが皇太后の諮問に対する、指南ショーコの明快な答えだった。

ヒルダ「やはり貴女もそう思いますか…」
ショーコ「この宇宙には友好的な種族もいれば、
 極めて好戦的な種族もいます。今まで私たちは
 友達を増やしたり、敵を増やしたり、喧嘩の仲裁を
 しながら生きて来ました」
ヒルダ「………」
ショーコ「アレク陛下が旅に出られ、多くの人たちと出会いと別れを
 経験されるのは、きっとプラスになると思いますよ」

その後フェザーンの皇宮へと戻ったヒルダは、
侍女を呼びつけて言伝を命じた。

ヒルダ「皇帝陛下に言伝を頼みます。明朝、久しぶりに朝食を共にしたいと」

133

翌朝、アレクは母皇太后ヒルダに呼ばれて、朝食の席を共にした。
「銀河系を統べる皇帝一家の朝食」といっても、酒池肉林の贅を凝らした
前ゴールデンバウム王朝時代に比べれば、驚くほどに少量質素な食事だ。

ヒルダはスープを一口した後、スプーンを置いて
テーブル向かいに座る息子アレクに語りかける。

ヒルダ「陛下、未だにお気持ちは変わりませんか?」
アレク「ええ、勿論です」

アレクはやや意地っ張りのように、母からの問いに応える。
ヒルダは一度観念したように溜息をつくと、息子に顔を向けて話し始めた。

ヒルダ「どうやら私の負けのようですね…」
アレク「母上、それでは!?」
ヒルダ「忍び旅の件、認める事にします」
アレク「本当ですか!? …ハハハ!!
 やったあああっ!!!」

アレクは嬉しさのあまり椅子から飛び上がる。
まさにその姿は「銀河帝国の絶対君主」ではなく、
「年相応の少年」の姿であった。

ヒルダ「陛下、侍女たちが見ていますよ」
アレク「あ、これは失礼…(///)」

アレクは恥ずかしそうに再び席に着く。
息子の諸星漫遊の旅を許すことにした母ヒルダ。
きっとそこには、自分を手玉に取るまでに成長した
息子に対する密かな喜びもあるのだろう。

ヒルダ「ただし、条件があります」
アレク「条件とは?」
ヒルダ「一人旅だけは認められません。
 貴方には選りすぐりの護衛をつけます。
 それでよろしいですね」

134

今朝の皇帝母子の朝食の一時でのやりとりは、
すぐに七元帥にも伝わった。

ビッテンフェルト「ハハハハハ!!! これは痛快ではないか。
 あの幼かった陛下が今では皇太后を見事に出し抜かれるまでに
 ご成長あそばされたか!」
ミッターマイヤー「そこでビッテンフェルト、卿に頼みたい事があるのだ」
ビッテンフェルト「おっと筆頭元帥、それ以上は申されるな!
 いかに皇帝陛下の仰せだとて、お一人で旅をさせるわけにはいかん。
 不肖このビッテンフェルト、黒色槍騎兵(シュワルツ・ランツェン
 レイター)を率いて一命に代えても陛下をお守りし――」
ケスラー「ビッテンフェルト元帥、それではお忍びの旅にはならぬだろう」
ビッテンフェルト「ううむ~確かに…!」

ミッターマイヤーは少し苦笑しつつも、
その歯に衣着せぬ物言いから"帝国のご意見番"とまで
呼ばれているビッテンフェルトに別の事を依頼する。

ミッターマイヤー「気がかりなのはむしろ、主のおらぬ旗艦ブリュンヒルトの方だ。
 皇帝の座乗艦を空っぽにしておく訳にもいくまい。そこで皇帝陛下に
 年恰好の似た者を影武者として、ブリュンヒルトに乗せる事にした」
ビッテンフェルト「なんと、影武者を?」
ミッターマイヤー「ビッテンフェルト、その人選を卿に頼みたい。
 瓜二つとまでは言わないが、なるべく陛下に年恰好と声色が
 よく似た男をな。言うまでもないが、あくまでも極秘のうちに…」

早速、「皇帝の影武者探し」という真の目的は伏せた上で、
別の適当な名目を掲げてのオーディションが開催された。
軍属・民間を問わず、幅広く応募者が集められたのだが…。

ビッテンフェルト「…これで15人目か。無理だ。アレク陛下に
 そっくりな男などいるはずがないわ」

影武者の人選は思いのほか難航し、
あのビッテンフェルトが珍しく弱音を吐いている。

ビッテンフェルト「はい、次の者!」

次の順番で入って来たのは、燃え上がる炎のような戦士風の外見と、
学者か発明家のような服装をした二人組のエイリアンだった。

ブレアード「よっ!」
サイクリード「よ、よろしくお願いします…」

この二人、かつて宇宙海賊デスカルに所属していた三将軍のうちの二人、
火将軍ブレアードと風将軍サイクリードである。
ネオデスカルとの最終決戦を経て安藤拓人達と別れたのち、
広い宇宙を旅していた三将軍だったが、今回の選考に合格すれば
銀河帝国に仕官できるという噂を聞きつけてやって来たのだった。

二人の姿を見た途端、ビッテンフェルトは目を丸くしたかと思うと、
烈火のごとく係員に対して激怒する。彼らのようなエイリアンの外見では、
とてもヒューマノイド型の皇帝の影武者には不適格であろう事は
誰の目にも明らかだったからだ。

ビッテンフェルト「バッカもん!! 誰だ!!
 この場にエイリアンなんぞを入れたのは!?」
ブレアード「おいおい、長い時間列に並ばせて
 順番を待たせておいて、その言い方はねえだろ!」
ビッテンフェルト「あーすまなかったな。交通費なら支給するから、
 すぐに帰ってくれ」

いかにも厄介払いをしたがりそうな態度のビッテンフェルトに、
今度はブレアードの方が露骨に不快感を示した。

ブレアード「ケッ! 邪魔したな。あばよ!!
 帰るぞサイクリード!!」
サイクリード「あっ、待ってよ~~!!」
ブレアード「とんだ無駄足だったぜ! ぶつぶつ……」

ビッテンフェルトは疲れたように溜息をついた。

ビッテンフェルト「ハァ~……」
連坊「大丈夫ですか提督。お茶でもおつぎしましょうか?」
ビッテンフェルト「ああ頼む。全く、この俺ともあろう者が
 胃薬に頼る日が来ようとはな…」

影武者の選考事務作業の手伝いに皇宮から派遣されていた
連坊小路にお茶を入れてもらうビッテンフェルト。

ビッテンフェルト「………」

お茶の入ったカップに口をつけたビッテンフェルトは、
中身をぐいぐい飲み干しながら何を思ったのか、
まじまじと連坊小路の顔を見つめている。

連坊「あのぅ…提督? 僕の顔に何かついてますか」
ビッテンフェルト「これは盲点だった。灯台元暗しとはまさにこの事!
 適任者がこんな近くにいたとはな!!」
連坊「……は??」

135

○アレクサンデル・ジーグフリード・フォン・ローエングラム→事前の根回しが功を奏し、母ヒルダから旅の許しをもらう。
○ビデガルド・フォン・ローエングラム→息子アレクの用意周到な根回しに根負けし、条件付きで忍び旅に出る事を許す。
○フランツ・フォン・マリーンドルフ→アレク皇帝が旅に出れるよう、皇太后ヒルダを説得する。
○アンネローゼ・フォン・グリューネワルト→アレク皇帝が旅に出れるよう、皇太后ヒルダを説得する。
○ウォルフガング・ミッターマイヤー →アレク皇帝の影武者を選定するよう、ビッテンフェルトに依頼する。
○フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト→アレク皇帝の影武者を選定するよう、ミッターマイヤーから依頼される。
○指南ショーコ→アレク皇帝が旅に出れるよう、皇太后ヒルダからの相談に答える。
○連坊小路→ビッテンフェルトの皇帝影武者選考作業を手伝う。
○火将軍ブレアード→皇帝影武者選考に応募・参加するが、門前払いに近い形で即失格。
○風将軍サイクリード→皇帝影武者選考に応募・参加するが、門前払いに近い形で即失格。

【今回の新規登場】
○アンネローゼ・フォン・グリューネワルト(銀河英雄伝説)
 銀河帝国ローエングラム王朝初代皇帝ラインハルトの姉。
 旧ゴールデンバウム王朝時代に当時の皇帝フリードリヒ4世の寵妃となり、
 弟の出世を影から支えた。弟ラインハルトの即位に伴って大公妃に叙せられる。
 聡明で気丈ではあるが、万事に控えめで穏やかな性格。ラインハルトの人格形成と
 キルヒアイスの人生に多大なる影響を及ぼした存在。

○指南ショーコ(革命機ヴァルヴレイヴ)
 モジュール77の咲森学園2年生。陸上部所属。

 総理大臣選挙で当選し、新生ジオールの内閣総理大臣に就任。
 時縞ハルトの幼馴染で同級生にして、ジオール総理大臣・指南リュージを父に持つ。
 学園の独立を宣言して生徒一同の支持を得るなど、大胆さやカリスマ性も持ち合わせている。
 モジュール77奪還作戦終了後、ハルトとは最後まで仲直りできぬまま永遠に別れることとなり、
 連坊小路アキラから渡された彼のヘルメットを抱きながら号泣する。
 200年後、第三銀河帝国にヴァルヴレイヴ用と思われる赤いパイロットスーツに身を包んだ彼女が
 変わらぬ姿で存在することから、マギウスとなったことが示唆されている。遭遇した異星人(第53生命体)に銃口を向けられながらも、臆することなくと手を差し伸べるという結末で締めくくられた。

○火将軍ブレアード(超星艦隊セイザーX)
 宇宙海賊デスカル三将軍の一人で、火の属性を持つ。非常に短気な性格で、「面倒くせえ」が口癖。
 一途で熱血漢。ライオセイザー=安藤拓人とはライバル関係だが、彼とのコンビネーションは息がピッタリである。
 一時期はセイザーXに捕獲され安藤家で洗濯物を干したりしていたが、後にガレイドに反抗的なジャッカルと行動を共にする。
 その後セイザーXの仲間となり、流浪の末それまでの人生の中で唯一心休まった拓人の家に流れ着き居候する。戦いが終わった後、アクアルやサイクリードと共に別の宇宙へと旅立った。

武器は長剣「ファイブレード」。

○風将軍サイクリード(超星艦隊セイザーX)
 宇宙海賊デスカル三将軍の一人で、風の属性を持つ。知的なようで意外にも三将軍のボケ担当。
 臆病者で、自分から戦おうとしないが発明家としては一流で、ネオデスカルのメンバーからも高く評価されていた。
 敵にも情けを掛ける戦いに向かない性格。実はネオデスカルのトップは彼の直系の子孫で、
 そのためネオデスカルの指導部からは表向き祭り上げられ、催眠装置で好戦的な性格になってしまう。
 終盤で捕らえられて嘗てのブレアード同様安藤家の庭に軟禁されるも、いつまで経っても元に戻らないことに業を煮やしたブレアードと取っ組み合いになった末、前述の催眠装置を外されて正気を取り戻した。
 使用武器は扇状の「ファンクリーダー」。

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最終更新:2021年01月07日 07:08