第16話 「太陽系オリンピック エピローグ」  ユガミ博士

その後...。
西洋妖怪を中心とした妖怪帝国による襲撃を受けた太陽系オリンピックは最終日にして中断。
野球の試合が最後の試合だった為、特別に日を改めて再試合を行おうかという案が、
大会実行委員会からもたらされたが、アルハザードは、この申し入れを辞退した。

アルハザード「再試合の申し入れはありがたいが、我々もアメリカもお互い全力で試合を行った。
 それ故、仕切り直しなどせず、このまま今回の結果を受け止めさせてもらう」
マイケル「(ほう...てっきり再試合を受け入れるのかと思ったが、中々潔い)」

実際、あの時の試合状況だったからこそ、お互い一進一退の試合となった。
再試合をして、同じ試合になるとは思わずアルハザードは辞退を決めたのである。
マイケル・ウィルソンはアルハザードの辞退宣言に「意外だ...」と感心した。
結果、野球競技だけは優勝国は決まらず、その年の大会は終了。そしてテロの被害を
受けたアザディスタンの首都は、連邦軍や世界消防庁の支援を受けて復興する事になる。

日本・成田国際空港***


アザディスタンでの騒動を終えて、両津と中川は日暮を連れて、日本へと帰国する。
成田空港では大原と麗子が出迎えた。

大原「両津!」
両津「部長!この両津勘吉巡査長、只今帰還いたしました!」
大原「余計な挨拶はいい。日暮は無事なんだろうな!」
両津「・・・こっちは命掛けだったんだから、もう少し労っても良いのに」ボソッ
大原「何か、言ったか?」ギロッ
両津「い、いいえ、何も(汗」

帰国した両津は大原に挨拶をするが、心配の素振りを見せない大原に対し、
両津は小声で愚痴をこぼすが、大原に睨まれたので、必死に誤魔化す。

麗子「それで、日暮さんは?」
両津「それなら、此処に...って、いない!」
中川「先輩、あそこ...!」
日暮「・・・・・・」

日暮を出そうとしたその時、いない事に気が付く両津。そして中川が
指を指した方向を見ると、荷物と一緒に運ばれる眠たそうな日暮の姿があった。

大原「何をしている、早く連れ戻さんか!」
両津「は、はいぃぃぃッ!待てぇぇ、日暮!」

またも日暮が見失わない様に、両津は連れ戻しに追いかけるのであった。
(その後、無事連れ戻した模様)

○マイケル・ウィルソンJr→アルハザードの辞退宣言に感心する。
○両津勘吉→日本に帰国するが、はぐれそうになる日暮を追いかける。
○中川圭一→日本に帰国する。
○大原大次郎→日本に帰国した両津達を空港で出迎える。
○秋本・カトリーヌ・麗子→日本に帰国した両津達を空港で出迎える。
○日暮熟睡男→日本に帰国早々、はぐれそうになる。

●アフマド・アルハザード→野球の再試合について辞退する。

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最終更新:2021年08月19日 08:55