GUYSとは、地球連邦軍内の一セクションであり、地球上における対巨大怪獣・巨大宇宙人戦を専門とする組織の統合司令部である。直訳すると「あらゆる状況に対応する防衛隊」。地球連邦の各国が協調して10年をかけて設立。GUYSインターナショナル総本部は、ニューヨーク沖に存在する。
対巨大怪獣・巨大宇宙人戦を専門とする各防衛組織は、全体の作戦方針を決定する「参謀本部」と、実際に出動して戦闘を行う「実戦部隊」の2部門に分かれる。「実戦部隊」は複数の小隊に分かれており、それぞれに指揮官としての隊長がいて、「参謀本部」の指示に従いながら連携を取って戦う。
参謀本部 Staff headquarters
タケナカ最高総議長(ウルトラセブン/ウルトラマンメビウス)
GUYSインターナショナル総本部の最高責任者。連邦軍極東基地参謀時代はウルトラ警備隊司令を兼任していた。ウルトラ警備隊~DASH及びCREW GUYSまでの歴代の対怪獣防衛組織を全て統率・指揮する立場にある。冷静な判断力で事件を度々解決に導く。
岸田長官(帰ってきたウルトラマン)
MATの岸田隊員の叔父に当たる人物で、とかく世論(マスコミ対策)ばかりを気にしている。ウルトラマンの力をアテにし、怪獣攻撃に失敗する度にMATへ解散を迫る。非常に厳格で融通が聞かない根っからの軍人である。
佐竹参謀(帰ってきたウルトラマン)
岸田長官と同じく融通が聞かず世論第一に考えている人物。
大河内神平参謀(ウルトラマンゼアス2)
Mydo初代隊長。宇宙物理学の博士号を持つ天才。故に頭脳は明晰で山勘(推理)や読み(分析)は超一流である。細かいことは気にしない大胆不敵な超大雑把な性格でもある。現在は参謀に昇格し国際防衛軍に異動した。
小中井仏吉副参謀(ウルトラマンゼアス2)
Mydo初代副隊長。大河内とは「神」と「仏」でワンセットの名コンビだ。そして大河内とは正反対に非常に細かいところによく気がつく。だが、過敏に神経質過ぎて、多少臆病な傾向がある。後に大河内と同じく移動して副参謀になった。
フカミ・コウキ総監(ウルトラマンダイナ)
TPC極東本部最高責任者。病気療養中のサワイ前総監よりTPC新総監に任命された2代目総監。熱い参謀や部下達の中にあってかなり楽観的な人物である。
千葉辰巳参謀(ウルトラマンガイア)
XIGの「エリアル・ベース」常勤のG.U.A.R.D参謀。文官で凄腕のネゴシエーター。攻撃的な発想をするが、人柄は柔らかい。
サコミズ・シンゴ(ウルトラマンメビウス)
CREW GUYS JAPAN総監。若く見えるが、実はタケナカ最高総議長と同年代の年齢。のんびりした雰囲気ではあるが、人身掌握に長けており、聡明な切れ者としての一面も垣間見せる。
宇宙警備隊隊長ゾフィーが地球上で活動する際に、肉体を共有する存在でもある。
実戦部隊 Combat echelon
キリヤマ・カオル(ウルトラセブン)
ウルトラ警備隊初代隊長。頭脳明晰な作戦家ながら内心は人情家。沈着冷静な指揮をとる。隊員からの信頼も厚く、彼のためなら水火も厭わないという隊員も多い。
伊吹竜(帰ってきたウルトラマン)
怪獣特別攻撃隊(=MAT Monster Attack Team)2代目隊長。加藤前隊長の後任で、地球防衛庁の人事移動によりMATニューヨーク本部から転任して来たベテランの隊長。見かけはクールだが、根は優しいところがある。かつて加藤前隊長の上官だった歴戦の勇士で、パイロットとしての腕は超一流である。加藤前隊長と同じく郷隊員に対しての信頼は大きい。既婚で妻の洋子の実家は信州長野にあり、可愛い一人娘の美奈子がいる。
竜五郎(ウルトラマンA)
超獣攻撃部隊(=TAC Terrible-Monster Attacking Crew)極東支部隊長。任務に対して沈着冷静な名隊長である。実戦に於いてもパイロットとして一流の腕前を見せる。独身で秘密のTACのマンションに一人で住んでいる。家族の事は不明だが、姉と甥が実家にいる。
朝比奈勇太郎(ウルトラマンT)
宇宙科学警備隊(=ZAT Zariba of All Terrestrial)日本支部隊長。いつも、とぼけた顔をしているが、実は優秀な戦略家である。現場指揮は直接執ることは少なく、本部から副隊長に作戦指示を出すことが多い。お茶などススっていて常に冷静でのんびりしているようだが、熱くなりがちな隊員達のブレーキ役にもなっている。
オオヤマ一樹(ウルトラマン80)
地球防衛軍の組織した怪獣・怪奇事件専門の特別チームであるUGM(=Utility Goverment Members)創設に当たり抜擢された元航空部隊指揮官。UGMでは唯一の実戦経験者でもある。長官の信任厚く、部下からも慕われている。厳しさの中に優しさも秘めている隊長だ。
薩摩萬(ウルトラマンゼアス2)
Mydoの現隊長。ウルトラセブン=モロボシ・ダンとの関係が示唆されるが、真相は不明。
ヒビキ・ゴウスケ(ウルトラマンダイナ)
超常現象などの怪事件を専門に捜査する特捜チームGUTSが発展したスーパーGUTS(=Super Global Unlimited Task Squad)の隊長。あらゆる武道に精通している野生味あふれるエネルギッシュな隊長。豪放磊落さの中に、緻密な頭脳と冷静な観察力を備えている。体力と根性は強烈であり、大雑把に見えるが部下の事を誰よりも把握し、責任を持っている親分肌の体育会系の隊長である。私生活では一人娘のソノカに手を焼いているらしい。UNDFの防衛軍時代は、警務局のヨシオカ長官の右腕として活躍していた。その経緯からタカ派に見られがちであるが、その内面は複雑である。
石室章雄(ウルトラマンガイア)
対根源破滅地球防衛連合(=G.U.A.R.D Geocentric Universal Allianceagainst the Radical Destruction)の中でも選び抜かれたエリート隊員によって編成された特捜チームXIG(=eXpanded Interceptive Guardians)のコマンダー。冷静沈着。指揮官として理想的な人物。現場へは向かわず、「エリアルベース」に常駐している。家族は妻と男の子二人がいる。
村上浩(ミラーマン/ジャンボーグA)
異動した浜田三代目隊長に替わって、地球パトロール隊PAT(=Protective Attacking Team)の四代目隊長に就任した元SGMのチーフ。常に行動は慎重派であり、冷徹で笑顔を見せない。SGM時代から航空機に強く、飛行技術は抜群である。
日浦晴光(ウルトラマンコスモス)
国際的科学調査組織SRCの精鋭たちで構成され、救助活動から怪獣の捕獲、保護、超常現象の調査に至るまで幅広いフィールドで活躍するエキスパートチーム・チームEYES(アイズ)の隊長。理系の頭脳と豪快な行動力を兼ね備えたキャップ。普段は穏やかで紳士的だが、上層部の納得の出来ない命令などにはハッキリと異議を唱える。彼の行動力がチームを活性化させており、部下からの信望も厚い。
アイハラ・リュウ(ウルトラマンメビウス)
行方不明となったCREW GUYS JAPANの先々代隊長、セリザワを尊敬しているGUYSの元熱血隊員で、現CREW GUYS JAPAN隊長。「地球は地球人の手で守る」という思いが強い。
※科学特捜隊は日本支部が防衛軍の実質的指揮下にあるものの、
本来は国際科学警察機構を通じてICPOの傘下にある組織である。
※MACは「ウルトラマンレオ」第40話において、
円盤生物シルバーブルーメの襲撃を受け日本支部が全滅したものの、
それ以前に降板した(外国の支部へ配属されたと推測される)
初期メンバーは恐らく無事であり、戦死したメンバーも黄泉がえったとすれば、
彼らがいれば隊の存続自体は可能と思われる。
※GUTS(ウルトラマンティガ)は後にスーパーGUTSに
発展的解消をされたと「ウルトラマンダイナ」の番組内で説明されている。
※SGMはメンバーがPATに出向となったため解消、
SAF・SAT・D戦隊・UMAの各小隊がその役目を引き継ぐ。
※各防衛組織のいわゆる上層部には、各版権作品ごとに様々な名称が存在するが、
ここでは全て「GUYSインターナショナル参謀本部」に統一するものとする。
最終更新:2013年03月26日 21:44