アットウィキロゴ

アライちゃんのおうち・その19

320: 名無しさん (ワッチョイ cb65-d23d) :2019/06/23(日) 02:32:28 ID:ulRnjgQU00
286
アライちゃん2、3、4を一列に並べ手にしたハサミをチョキチョキと見せびらかす。

アライちゃん2「ひいいっ、やっぱしこわいのりゃぁ」

アライちゃん3「やなぁ、やなぁぁあ、やぁーなのりゃぁぁ!」

アライちゃん4「うううっ、ぶるるっ、きっとだいじょーぶなのりゃぁ・・・」

三者三様だが
決断したとはいえ自分の身体を自ら差し出す行為、恐怖は拭えない様だ。

これ以上騒がれても面倒だ、へなちょこなアライちゃん2から片付けよう。

「さて、アライちゃん、出番だよ!ちょっきんとやっちゃおう!!」

アライちゃん2の胴体を抑えまずは右耳から、頭の形に添ってケモ耳を切り離す。

ガチガチと歯を鳴らし上目遣いでこちらを見上げている。

ジョキン!!

アライちゃん2「ぎいぃぃやああぁぁああああ、のおぉぉぉん!のおおおおおおおおおん!」

まだ片耳だというのに押さえた手から逃れようと力いっぱいに手足をバタつかせる。

アライちゃん2「いじゃぁぁいっ!ちんじゃうっ!ちにゅっ!ちぃにゅぅぅぅ!」

やれやれやっぱりへなちょこだ。

「アライちゃん、暴れててもいいけど手元が狂って手が切れたり目玉が潰れたりしても知らないよ?じゃ、次にいこうか!」

アライちゃん2は更なる恐怖から声をかけた瞬間の姿で硬直した。

ジョキン!!!

左耳もキレイにちょん切れた。アライちゃん2をベットに座らせるとアライちゃん3を手にする。どんどんいこう。

アライちゃん3「やさちくきってほちーのりゃぁ」

名残惜しそうにケモ耳をコスコスしている。目には既に涙が浮かんでいる。

ジョキン!ジョキン!!一気に両耳を切り離す!

アライちゃん3「ふひぃぃっ、ふひひひぇえ、あひゃひゃひゃひゃぁぁあ」

圧倒的な痛みに混乱したのか白目をむいて奇声を発し笑っている。

「わっ、この子もお漏らしかぁ」

先程アライちゃん1を洗ったタライに新しいお湯を張りアライちゃん3をタライのへりに引っかけておく。

最後はアライちゃん4だ。さて、反抗心MAXだった彼女はどうかな?

出来ればこれで反抗心をすり潰してしまいたいが・・・。

「さっ、アライちゃん、君で最後だけど準備はいいかな?」

アライちゃん4「ば、ばっちりじゅんびおっけーなのりゃぁぁ」尻つぼみに声が小さくなる。

さて、この子ばかりはちょっと意地悪をしてみるか。

「よーし、いくぞぉぉ!」ひと際大きな声を上げてアライちゃん4を強く拘束する。

アライちゃん4「ううう、くりゅひいのりゃ!ふう、ふううー」

そしてひと際ゆっくりとケモ耳にハサミを入れる。

ジョキジョキジョーッキン!

他の子の倍以上の時間をかけて右耳を切り取る。

アライちゃん4「ほぎゃっあががあぁぁぁぁー、ぎひぃぃぃん!」

「どうだいアライちゃん、人になっていく気分は?」

アライちゃん4「へっ、へへっ・・・とおってもだのじみなのりゃぁ」

ぼろぼろと涙を零しながらも虚勢を張って、耳の跡を激しくコスコスしている。

「じゃあ次は左耳だ」

今度はチョキチョキと短いストロークで何度もハサミを入れる。

アライちゃん4「やっばりぃぃぃ・・・いじゃいぃぃぃ!!!おみみきりゃないでえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

やせ我慢もここまでの様だ。首を振りバタバタと暴れハサミから逃れようとしたせいで髪の毛も一緒に切ってしまった!不格好な大きなハゲが出来てしまった。

「はいアライちゃん、頑張ったね!ブサイクなハゲが出来たけど耳はちゃんととれたよー」

アライちゃん4は醜い顔面を更にぐちゃぐちゃにして泣き出した。

アライちゃん4「のおおおおおおおおおおおおおん!うっぐ・・・ひぎっ・・・のおおおおおおおおおおん!!!!!」

「やれやれ、一番弱っちいのは君だったみたいだねぇ」

追い打ちをかけるとうずくまり顔を伏せて肩を小刻みに震わせ何も言わなくなった。


359: 名無しさん (ワッチョイ ad88-d36c) :2019/06/30(日) 01:54:28 ID:ulRnjgQU00
飼い主の青年はアライちゃんをちゃぶ台の上に座らせた。

「ごめんな」申し訳なさそうに青年が口を開く。

「やーなのりゃ・・・」

アライちゃんはすでに半泣きになっている。俯き目に、目にはいっぱい涙を溜めていた。

「いままでのアライちゃんとの生活、楽しかったよ」

青年は苦笑いしながらこれまでのアライちゃんとの楽しい生活を思い返し感謝を述べた。

「かいぬししゃん・・・おわかれなんてやーなのりゃ!」

アライちゃんはついに泣き出してしまう。すんすんと鼻をすすり、ぼろぼろと涙をこぼす。

流れる涙を押さえられずアライちゃんはぐしぐしと目を拭っている。号泣だ。

青年はそんなアライちゃんをケージに戻すと扉を厳重にロックした。

ケージを軽トラの荷台に置くとケージを覗き込み元気付ける様に明るい声で話しかける。

「泣くなよアライちゃん・・・俺とはお別れだけど、アライちゃんは新しい飼い主の処で
幸せに生きていくんだよ」

そんなことを言われても納得がいかないといった様にさらに大泣きするアライちゃん。

「のああああああああああああん!のおおおおりゃあああああああああん!」

とってもやしゃしいかいぬししゃん、まいにちおせわをしてくれた・・・。

ぼーりゅあしょびたのちかったのりゃ!

ふあんくふゆとおいしかったのりゃ!

みゆくおいしかったのりゃ!

こーちーはにがにがまじゅまじゅだけりょ・・・

たくじょーひきまーしのけー、たのちかったのりゃ!

もふもふあしょびたのちかったのりゃ!

いっちょにおねんねちて、いっちょにおっきしちぇ、おいちーものたっくしゃんもぐもぐちて、たっくしゃんあしょんりぇ、おしゃんぽちて・・・たのちかった・・・たのちかったのりゃ・・・よちよちあんよできゆまでいっちょにいたかったのりゃ・・・。

だいしゅきなかいぬししゃんとの毎日を思い出す。短い間だったがかいぬししゃんに守られて、愛されて、大事にされた日々はアライちゃんにとってかけがえのないもの、一番失いたくないものだった。

永遠に続くと思っていた生活がかいぬししゃんの一言で跡形も無く消え去ってしまったのだ。

ケージに入れられたのはかいぬししゃんの言う「新しい飼い主」の処にやるためなのだろう。

アライちゃんの浅慮な思考でも簡単に判る行動だった。

消えてしまう、アライちゃんが大切にしていたものが。

掴み取った幸せは青年の気まぐれで消えてしまう様な、アライちゃんが実力で手に入れたものではない、ただただ与えられてものだったのだと思い知らされた。

青年は別れを切り出した時点で気持ちの整理は付いていたのだろう。

すっきりした表情で最後の言葉をアライちゃんに投げかけた。

「だからアライちゃんとの生活はこれでおしまい。アライちゃんのことが大好きな人が引き取ってくれることになってるから、元気で、幸せにな」

アライちゃんは最後にだいしゅきなかいぬししゃんを心配させない様にごしごしと涙をぬぐいこわばった笑顔で

「かいぬししゃん、ばいばいなのりゃ・・・」そう青年に告げた。

アライちゃんが最後の別れを告げ終わる前に青年は玄関に向かい、アライちゃんを載せた軽トラは隣町に向かって走り出した。

「かいぬししゃんにしゅてらりちゃったのあ・・・あらいしゃんがわゆいこやかりゃなのりゃ?・・・わなんないのりゃ・・・わなんないのりゃぁぁぁ!」

かいぬししゃんの家はどんどん遠くなり、大きな通りに入るころには見えなくなった。

軽トラは交通量の多い通りに入りスピードを上げた。

飼い主に捨てられた悲しみ、新しい生活への不安が心に充満し、アライちゃんはケージのすみに丸まってすんすんと泣き出してしまう。

かいぬししゃんを心配させない、嫌われたくない一心でこらえていた感情が一気に噴き出した様だった。

「かなちいのりゃ、しゃみちいのりゃ、ちゅらいのりゃ・・・」

その時だった。軽トラが道路の段差を越えた際にアライちゃんのケージが大きく跳ねた。

どうやら青年はケージを固定していなかった様だ。

跳ねあがったケージは荷台のへりに当たり路上へ転げ落ちた。

がしゃん!!!

「にょっ!にょあぁぁぁ!!」ケージごと地面に叩き付けられるアライちゃん。

軽トラはケージが落ちたことに気付かずに走り去ってしまった。

後続の車は何とかケージを避けて行くが交通量が多すぎる。

「いじゃぁ・・・りゃ・・・はやぐ・・・にげにゃいとぉ・・・」

したたかに打ち付けた身体を引きずりケージの扉を必死に開けようと試みるが、かいぬししゃんが移動用に施した厳重なロックが仇となり、アライちゃんの力では扉もロックもビクともしない。

その間も後続車がどんどんとケージの横を通り過ぎる。

「あがない!あがない!!だじげでえぇぇぇ、がいぬじじゃん!だじげでぇぇぇ!」

「ありゃいしゃのわりゅいちょこあやまゆかやぁぁぁ!!!だじげでぇ、がいぬじじゃぁぁん!だじゅげでぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

だいしゅきなかいぬししゃんに救って欲しい、助けて欲しいとアライちゃんはあらん限りの声をあげかいぬししゃんの名を呼ぶ。

そこに奇跡が起こった!見慣れた車がケージに向かって来る。

間違いない、色も!形も!だいしゅきなかいぬししゃんの車だ!!!

アライちゃんは自分の魂の叫びが通じたのだと、自分は捨てられていないと確証した!




もちろん青年はアライちゃんを追って来た訳ではない。隣町の大型スーパーまで足を延ばしただけ、たまたまアライちゃんの行き先と同じ方向に向かっていただけだった。

「アライちゃん泣いてたけど、どうせ明日になれば新しい環境で“しゅきしゅきなのりゃー”とかいってんだろうーな・・・うわ、道になんか落ちてる!!!」

青年はアライちゃんのことを考えていた。が、そのため先行する車が何かを避けているのに気付くのが遅れた。


「かいぬししゃん、しゅきしゅきなのりゃー!ありゃいしゃんはここなのりゃぁぁぎゅ!」
ばきばきばきばき!!!

青年の車はもろにアライちゃんのケージを巻き込んだ。

ケージはバラバラになりアライちゃんはだいしゅきなかいぬししゃんの車のタイヤに巻き込まれた。

タイヤに張り付き、何度も何度も何度も何度も引かれ続けた。

最後は道路の赤いしみになった。


360: 名無しさん (スプー 7e08-5640) :2019/06/30(日) 08:20:59 ID:QfE0EM/6Sd
あれの末路が路上の染みとは
コーヒーぺろぺろへの真の制裁だね
おつです


363: 名無しさん (ラクラッペ d73c-1545) :2019/06/30(日) 21:44:17 ID:7znnKjwYMM
確かに車が破損したり汚らしい体液が付いたりすればトラウマになるかもしれん


※このページは、『アライさんアンチスレ避難所』様にあるアライさん、コバエさんなりきり用のスレッド『アライちゃんのおうち』をまとめたものです。




最終更新:2019年08月27日 23:53