398: 名無しさん (ワッチョイ 2425-4369) :2019/07/10(水) 01:36:27 ID:ulRnjgQU00
午前中、まだ子供たちもいない時間にそのペットアライちゃんはご主人の女性に連れられて公園にやって来た。
「こーえんであしょぶのりゃ!すなばだーいしゅきなのりゃー!」
いつものことなのだろう、ご主人の女性はハーネスからリードを外しアライちゃんを好きに遊ばせている。
ヨチヨチ歩きのアライちゃんが砂場の前まで近付くと水泳の飛び込みの様にザザッーと頭から砂場に滑り込んだ。
いつもは子供もいないアライちゃんの貸し切り状態だが、今日は先客がいた。
野良アライちゃんである。
ペットアライちゃんと大きさも変わらず、ぱっと見ではどちらがどちらかわからない。
ペットアライちゃんは無防備にも野良アライちゃんに声をかけた。
「うゆぅ?おともだちがいゆのりゃ!いっしょにあそぶのりゃ!」
野良ちゃんはチラリとペットちゃんを見るとニヤッと笑い、
「おまーはぺっちょなのりゃ?、かーぬししゃんはどこにいるのりゃ?」
そうペットちゃんに尋ねた。
ペットちゃんはベンチを指差して
「ありがありゃっちのかいぬししゃんなのりゃ!とぉーってもやしゃちーのりゃ!」
と野良ちゃんに説明した。
「おまーはありゃっちってうーのりゃ?しゅてきななーえのりゃ!」
野良ちゃんはペットちゃんをおだて、誉めはやす。
「かーぬししゃんもきりぇーれ、やしゃししょーなのりゃ!ありゃっちはちょっちぇもかーいーのりゃ!うらやまちーのりゃ!」
アラっちと名乗ったペットちゃんはどんどん天狗になり
「うりゃやまちーのりゃ?もっちょほめほめすゆのりゃぁ!ともらちになっちぇやゆのりゃー!」
すっかり野良ちゃんを見下している。
野良ちゃんはアラっちに提案する。
「ありゃいしゃんはありゃっちしゃまのにょためにょおっちーおしよをちゅくゆのやぁー!」
アラっちは上機嫌で
「くりゅちゅーないのりゃ!おしよつくゆがよいのりゃぁー!!!」
とバンザイして踏ん反り返っている。
野良ちゃんはどんどん砂を積み上げ、こんもりとした山を作る。
「ありゃっちしゃまのおしよなのりゃ!ありゃっちじょーなのりゃ!」
まだ作りかけの砂の城の上で野良ちゃんが宣言する。そして野良ちゃんは卑屈にコスコスと手を擦りアラっちにお願いする。
「いだいにゃありゃっちしゃまにおながーなのりゃ!おしよのちかとんねゆをちゅくってほちーのりゃぁー!」コスコスコスー。
アラっちは下手に出られてご機嫌だ。ふたつ返事で承諾すると猛スピードで砂山の麓を掘り進む。
「とんねゆくぐゆのゃー!ふははははー!!」
しかしトンネルが貫通したところで謀反が起こった。
「ぴぃっ!?おしよくずえちゃったのやー」
野良ちゃんが棒読み丸出しで叫ぶびながら砂山の上でドンドンと跳ね、崩す!崩れた砂山はアラっちを生き埋めにした。
「ぴいーっ!!ぴいいい!!だちてぇーっ!!ほっちぇーっ!!」
生き埋めになり、わずかに外に出ているしっぼをぶんぶんと振り助けを求めるアラっち。
「とっとちょしねのりゃー!はやくしねのりゃー!」
「やめぢぇー!だじげでぇー!」
アラっちの助けを求める声を無視し野良ちゃんはしっほを隠す様に後ろ足で大量の砂をかけ、しっほが隠れると今度は崩れた砂山の上に乗り砂を踏み固める。
「へなちょきょ!ぺっちょの!くしぇに!しぶちょい!やちゅ!のりゃっ!しねっ!しねっ!しぬのりゃぁぁぁ!」
最初は辛うじてモゾモゾと動いていた砂山も踏み固められるうちに全く動かなくなり、助けを求めるアラっちのか細い声すら聞こえなくなった。
「よーやきゅしんだのりゃ!くしょむかちゅくくしょぺっちょっ!じゃまーみりょ!のりゃぁーっ!」
今やアラっちの墓標となった砂山に満足げに大の字になった野良ちゃん。
自身の完璧な計略の成功に自然と高笑いをした。
「ふはっ!ふはは!ふははははーっ!!」
そのうちアラっちのご主人がやって来て野良ちゃんに声をかける。
「アラっち、そろそろ帰ろうか?」
「はーいのりゃ!かーぬししゃん!」
返事をした野良ちゃんを見て違和感を感じるアラっちのご主人。よくよく見るとハーネスを付けていない。違和感の原因はこれか?
ご主人はアラっちに化けた野良ちゃんに
「ハーネス、どこにやったの?」そう聞いた。
しまった!あのクソペットから奪っておくんだった!野良ちゃんは内心ドキドキだ。
苦し紛れにご主人に向かい
「きちゃないのりゃあらいしゃんがきて、けんかしちゃのりゃ」
「かみちゅかりて、ちぎれちぇ、とらりたのりゃぁ・・・」
しょんぼりした様に俯きウソをついた。
オツムの弱い野良ちゃんさえ無理があったと思えるウソだ。
ご主人の反応を待つ間、野良ちゃんは生きた心地がしなかった。
が、ご主人からは意外な言葉が出た。
「えー、またぁ?まあ多少ボロっちくなってたけど・・・しょうがない、帰りにペットショップ寄ろうか?」
やった!助かった!野良ちゃんは勝利した!
どうやら過去にアラっちがハーネスを切る様な事があったらしく、ご主人は野良ちゃんのウソにまんまと騙されてしまった。
「のりゃー!うれちーのりゃ!かーぬししゃんしゅきしゅきー!のりゃー!」
ご主人はすっかり野良ちゃんをアラっちと思い抱き上げると帰路に着いた。
その日の夕方、遊びに来た小学生がアラっちの死体を掘り出した。
「うわっ、なにこれ!」
「キモっ、キモっ!」
「そうだ、こいつでサッカーやろうぜ!」
「おーし、いくぜー!」
数人の小学生にボールがわりにされた。
子供たちがアライちゃんサッカーに飽きた頃にはならアラっちの死体はしっぽがちぎれ手足は潰れ頭が取れかけていた。
399: 名無しさん (ワッチョイ cdd7-4e45) :2019/07/10(水) 16:09:16 ID:jTV.hXn.00
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このアライちゃんも病院で野生個体であることがばれて殺処分されそう
※このページは、『アライさんアンチスレ避難所』様にあるアライさん、コバエさんなりきり用のスレッド『アライちゃんのおうち』をまとめたものです。
最終更新:2019年09月23日 23:40