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ベッドに寄りかかって俺は言う
「暑いなあ」
首筋に汗が伝って気持ち悪いことこの上ない

「そうですね」
涼しい顔で言うな

「もっとそっち行けって」
マジで。暑いんだよ。

「やです」
可愛いけど可愛くないぞ

「やってお前・・あちいだろ」
俺の家のエアコンが壊れたから古泉に「今から家に行かせろ」と半ば強引に行ったは良いが、なんと古泉の家も壊れていた。
これはもしや運命か?だとしたら相当嫌な運命だな。ああ俺の求めていた冷風・・
しかもこいつは無駄にくっついてくるから更に温度があがりそうだ、体感温度は何度くらいだ今。測っちゃいないが38度は超えてるんじゃないだろうか。
あろうことに古泉の家は扇風機すらもない、うちわもない。あって下敷きの簡易うちわだ。拷問だ。
「僕があおいでるじゃないですか」
下から少しにらむように見上げられる。キャミソールしか着てない古泉の胸は谷間丸見えで俺は視線を泳がせる、せめてブラはつけてくれお願いだ・・。
暑いからどうにか涼しくなろうとシャツを持ち上げたりと気を使っていたのに目線まで気を使わねばならんのか。
これだったら家にいるほうが楽だったかもしれん、扇風機もあるし。
頭でいろいろ考えてるうちにも汗は流れ出る。俺の頭の上からバケツいっぱいの水でもぶっかけてんのかと勘違いするほどにな。
ちらっと古泉を見ると、鎖骨に汗が伝っている。胸に垂れていってキャミソールが少し濡れるまでの一環を凝視してしまった。

「どうしたんですか?」

ああもう!いぶかしげに見つめるな腕を寄せるな谷間を見せるな顔が近いんだよ可愛いな!

「え?あの・・えっと・・」
古泉はいきなり顔を真っ赤にさせてばっと胸を押さえた、赤さならトマトに勝てるぞ。いやそうじゃなくてうんまあ、その。あれだ。

「・・・・人は暑くなるとよくわからなくなるだろ?あれだ、あの熱出たら人肌が恋しくなったりだな、例えば熱中症で吐き気を催したりだとか
あとあの服が汗でくっついたりそれが布団だったりするだろ!」
俺はとうとう暑さに侵されたのか、言葉がおかしい。今すぐ頭を冷やしたい!誰か滝に連れて行ってくれ。冷たいし頭も冷やせるし一石二鳥だ!
無理な話だがな。
古泉が目を泳がせ、少し離れて
「あ、あの、はい、あのごめんなさい。いきなり電話で「来る」と仰ったものですから、えと、とっさに着替えてこの服だったんです。
見せるつもりは無かったのですが・・・ああごめんなさいなんかいきなり恥ずかしいです・・」
両手で顔を覆う、すげえ可愛い。さすが谷口ランクでSに配属される女子だ。
「いや、謝らないでくれ。いきなり押しかけた俺が悪いんだ」

本当にそうである。女の子の家に「行かせろ」「クーラー壊れてんのか!」「あおいでくれ」「どこ見ればいいか困る!」これは無いな。
はあ、と自分にため息をひとつ吐き、古泉を見た。

すると古泉は精一杯の申し訳なさを含んだ表情で
「じゃあ一緒にお風呂、はいりますか?」

「そんなことしたらまた風呂のあとに汗かいちまうだろ」
・・・・・俺は何を言ってるんだ!ああ違う!そうじゃない!あqwせdrftgyふじこlp!
長門ヘルプ!よくわからん力で今の時間を戻してくれ!


「それは・・規定事項なんですね」
古泉!下向いて顔赤くするな!目を潤ませるな!風呂のお湯を張りに行かないでくれ!



暑さは人を惑わせるんだよ!

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最終更新:2007年07月21日 20:51