ロックマンRX第一話

あたしは、セルパンを倒した、後ライブ・メタル達の力で、セルパン・カンパニー本社を脱出して、
サイバー・エルフになったジルウェと再会していた。
(運命ってモノは誰かに決められるものじゃない、文字通り『命』を自分の行きたい未来まで『運』ぶ事だ)
(エール、お前が世界を運べお前の行きたい未来までこの世界を、送り届けろ・・・)
(それがお前に託す最後の、運び屋の仕事だ・・・)
それっきりジルウェの声は聞こえなくなった。


第一話『全てを守る者』


気が付いたら、あたしは草原に立っていた遠くの方に街がある。
「エール!!」
!!
後ろを向いたら、ガーディアン・ベースから降りてガーディアン達が、並んでいた。
金髪で、ピンク色の帽子と服を着ているのは何時も通りだけど、
何時もは自分の席に大事においてある白猫のぬいぐるみを抱いている少女があたしの方に賭けて来た
「プレリー!!あたしやったよ、セルパンとモデルVを倒したんだ!!」
彼女はプレリー、ガーディアンにこんなあたしと同じような年の女の子がいるのはおかしいって?
それには、理由があるんだけどそれは後で。
「ええ、だけどもっと事態は悪い方向へと進んでいるの、フルーブから説明してもらうわ」
ガーディアン達のほうから青い服をきてヒゲを蓄えた小柄な老人が歩い来ようとした瞬間、
近くで爆発が起きた遠くの方を見れば、カプセル型のメカ二ロイド?が近付いているのが見えた。
数は、ザッと、10~20倒せない相手じゃないけど、あたしもさっきの戦いで疲労している、あまり長引かせ分けには行かない。
「プレリー!皆を連れてガーディアン・ベースへ!!」
「分かったわ、貴女も気をつけてねエール・・・」
「さ~て、行くわよ!モデルX、遠距離から片をつける!!」
(分かった!エール、ロックオンだ!!)
「うん!!」
あたしはモデルXを両手で目の前に突きつける様に構える。
「ロック!!・・・」
「そこを動かないで!!」
何処からか声がした、とても凛々しい、けど優しい声だった。
「何!!」と言おうとして後ろを向こうとした瞬間、桜色の閃光が飛んできたあたしは反射的に衝撃に備えたとてつもない爆風だ、
こんな衝撃なら、直撃したメカニロイド達は・・・・目の前には小さなクレーターが出来ていた、さっきの声の主がやったのは、
分かるので、後ろを向いた・・・そこには天使がいた・・・
その容姿は、髪をツインテールにしていて、まさに天使と言っていいものだった。
服は余りに戦場に不似合いな格好だった、そして宙を飛んでいる、靴からさっきの閃光とおなじ桜色の鳥の翼のような
ものが生えているがあんな物で空に浮いていられるはずがない、だけどジェットパックや、モデルHXのような
ビームによる翼を生み出すような物を身に付けている様子もないそして・・・
手には、さっきの閃光を放てるようには、見えない金色の紅い宝玉の付いた魔法の杖としか形容できないものを持っていた。
その人はゆっくりと降りて来た。
「大丈夫?」
「ええ、はい・・・」
「事情は聞きたいから、一緒について来てくれる?そこにいるあなたの仲間と」
どうも断れそうになさそうだ、それについていけば詳しい状況を聞けそうだ、よく考えればいくら、
ライブ・メタルの力を使ったからって、こんなに、街から離れられる分けはないし、
あの街にはどう見てもセルパン・カンパニー本社の残骸や、大型エネルギー供給装置も見当たらない。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2010年02月17日 17:43