国鉄伊勢線

こってっいすけんぶ


三重県にある河津田と津間を結ぶ国鉄路線であるが、元々は名古屋から津・伊勢神宮とかへの短絡線として建設されたもんで。 この路線が建設された経緯は関西線が開通していてさ、伊勢神宮へは亀山から分岐する紀勢線があり、どうにも遠回りを強いられていた。 そこで亀山を通らずにと関西線・河津田と紀勢線・津を結ぶ鉄道を計画した。 で、伊勢線を開業してみたら名古屋と伊勢神宮との時間が大幅に短縮成功した。

が、沿線人口が少なく赤字真っ盛りど、時代が流れ国鉄赤字83線で営業成績が悪い伊勢線を廃止しようとしていた。 なぜ短絡線として利用価値が高いやつが廃止されることとなったのか。 理由は伊勢線が関西線や紀勢線の支線ではなく独立した本線だからであると。 今回赤字83線で廃止る定義には路線単位で示されてるため廃止されようとしていた。 そこへ地元が国に陳情して同線用地を譲受に第三セクター会社を設立、今の伊勢鉄道である。 開業当初、同鉄道は路線自体は赤字であるが、それほど苦ではない。どういうことなのか?


それは前述の短絡線という役目にある。伊勢鉄道は独自の普通列車を走らせているが、元々沿線利用と収益が低いことを理由に国鉄が投げた路線なので、 それ単体では赤字なのである。 ではどうするのかというと。国鉄の列車を通行させて、国鉄から運行本数分の通行料を徴収しているのだ。 これによって同社伊勢鉄道は路線が赤字ながら通行料を貰うことで何とか会社を維持しているのだぞ。

国鉄が死に、亡骸からJR東海が生まれ、三重県内の草津線と関西線・亀山以西を除く路線が同社に割り当てられた後もこの状態が続き、現在はJR東海から通行料を徴収し続けているんだ。

しかし、これが災いして同じ県内、しかも併走する近鉄に料金面で負けてしまっている。 東海は伊勢鉄道分の運賃を加算せねばならず、値引きしようにもこれ以上運賃を下げると自社の運行経費を圧迫することとなるから値下げに踏み切れないでいる。

また、青春18きっぷを愛用る18ユーザーも要注意である。 快速みえは同乗車券が使えるが、同列車は近道としてJRでない伊勢鉄道を経由するため同社では使えない。伊勢鉄道区間では検札を行ってるため河津田~津間別途490円払わされる。

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最終更新:2013年12月27日 17:21
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