怪談きさらぎ駅

異世界の駅を舞台にした物語。

とある掲示板に、はすみというハンドルネームで書き込まれた。 電車がおかしいというのだ。新浜松から23時40分に出た電車だそうだ。 これに食いついた他のユーザーから心配されつつトンネル。 トンネルなんてないのに。 速度が落ちてきて駅に着く。 降りろ降りるなと言うなか降りてしまった。 はすみ というやつは、じっとしていられないやつらしい。

静岡の私鉄、新浜松が始発、最終が23時40分ということから遠州鉄道ではないかと推測された。

遠州鉄道に、きさらぎ駅ならぬ さぎの宮駅がある。 実際、訪れる大勢事態だ。

はすみによると、駅周辺は山と草原、太鼓や鈴の音、トンネルがあると言ったが、実際周りは住宅街で原っぱや森はほとんどない。

太鼓や鈴の音は遠州大念仏という毎年7月お盆時期に太鼓や鉦に合わせて踊る祭だが、 はすみが書き込んだのは1月。

さらに遠州鉄道はトンネルなんかない。

もう1つ可能性がある鉄道。 同じく静岡県 磐田市にあろう光明電気鉄道。 昭和初期に開通し当時として早い時速60キロで走行。 夢の高速鉄道として期待された。 しかし開通からわずか7年の昭和10年に運転休止そのまま廃止。 当時は匂坂駅(さぎさかえき)があった。 沿線には山や草原が広がっていたそう。 光明電気鉄道にはトンネルがあり、そのなかの1つが伊折トンネルだ。 伊折駅のあった場所から約10kmの位置にあった。 歩いて移動すると約2時間がかかる。

会談きさらぎ駅は令和になっても語り継がれている・・・

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最終更新:2021年06月05日 14:55
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