池田町営バス(いけだちょうえいバス)とは、長野県池田町が運営している町営バス。運行は北安観光タクシーに委託している。
池田町内はかつて松本電気鉄道および川中島バスによるバス路線が存在していた。特に、松本電気鉄道は町内に池田営業所を設置していた。しかし、過疎化やモータリゼーションの発展に伴い、乗客の減少が激しくなり、路線の短縮廃止が行われていった。そこで、池田町が町内の公共交通機関確保のためにバスの運営を開始した。その後、町内の路線が段階的に廃止になるとともに、生活に必要と判断された路線は町営バスへと変えられていった。
以下の路線を運行している。なお、鉄道連絡の為に隣接自治体に乗り入れる路線が多く見られる。また、鉄道のダイヤに合わせた運転が行われている。
川中島バスが運行していた大町明科線の廃止に伴い設定された系統である。需要はJR利用者もだが主に明科高校への通学用としても一役買っている。
穂高病院前 - 安曇追分駅前間は国道147号を通り、北穂高駅 - 安曇追分駅前間は鉄道路線と平行して走る。廃止された松電安曇野線の池田町内から穂高駅までの区間を引き継いだ路線。JR大糸線の駅と接続している路線は他に松川線があるが信濃松川駅よりも穂高駅の方が特急が止まる上に沿線には病院や診療所などがあることからそれなりに利便性が高く需要がある。
2012.04.28から穂高駅前通りにある穂高神社北門近くに高速バス停ができた。これで池田町へ客を誘導できると思えば、高速バス停は穂高病院~穂高駅前間にあるため意味ねぇぜす。
池田町と隣接する生坂村を循環する路線である、法道先回りと三郷先回りがあるが、三郷先回りの方が若干運行本数が多くなっている。廃止された松電バス池坂線と陸郷線を統合して循環化したものである。
五丁目で他路線と分岐して山道を登っていく。廃止された松電バス広津線を元に運行されているが松電広津線後期は広津保育園が終点だったという。菅の田 - 日影は火曜と金曜のみの運行である。なお、栂の尾より先は道が狭くなる為、離合が不可能となっている。
正科北で大町市ふれあいバスに接続できる。ただし、本数は少ない。廃止された松電バス鼠穴線の一部を継承。信濃松川駅でJR線と接続している。
他の系統と異なり、土曜日も全便運休となるが祝日と平日は運行される。路線名の通り池田町内のみを一定の範囲循環する路線。
運賃はゾーン制度が採用されている。なお、先払いである。
日曜日、1月1日、1月2日は運休する。なお、12月29日から1月3日までは土日祝日ダイヤで運転される。
広津線の菅の田 - 日影間は、火・金曜日以外運休となる。
バス停のデザインは健香風美と書いてあり、その下に当町のマスコットキャラであるてるみんとふ~みん(左から)が描かれている。なお、これらは、澄んだ青空の下でてるてる坊主の妖精が遊んでいる様子をイメージしている。
需要に合わせた車両が投じられている。また、車内放送及びアナウンスは存在していないが、降車ボタンが車内にある。しかし、あまり利用されていない。
車庫は安曇総合病院の近くにあり、セブンイレブンの裏手付近に『池田町営バス・バスセンター』の名称で設置されている。
松本電鉄が池田町内で運行されていた頃、池田営業所は現在の五丁目バス停近辺である。現在は建設会社の私有地となっている。