GM:ルナは、フェル王子のポケットにイン中です。
 船まで歩き、この後、船に乗り込んで川を下り、普通くらいの河の流れのところまで下って、船を桟橋につけて下りる予定です。
 船につくまでに、やりたいことはありますか?

フェンネル:ルナに絵本を読み聞かせ終わりたいです。してるかな。

GM:読み聞かせしてる最中ですね。

エルヴィカ:ネロも絵本好きかしら…。

GM:船に向かって歩いていて、船の横についたらみんなで乗ろうか、ってくらいのタイミングでイベントが発生します。

GM:周囲の空間が、なんというか、ふんわりきらめきます。
 異空間ではないです。この場の一部の空気が変わったような。

フェンネル:なんだ…??

エルヴィカ:え!?(中:これは魔力感知かな)

GM:魔力感知できる人は…2倍で判定可能。
 それがない人は、知覚÷10で判定です。

エルヴィカ:1D100<=200 おお、二倍
Cthulhu : (1D100<=200) → 65 → 成功

トーリ:1D100<=10
Cthulhu : (1D100<=10) → 39 → 失敗

グラツィア:1D100<=230 魔力感知
Cthulhu : (1D100<=230) → 37 → スペシャル

シャノン:1d100<=180 絵…これはしないといけないのですか
Cthulhu : (1D100<=180) → 24 → スペシャル

フェンネル:1D100<=11 知覚
Cthulhu : (1D100<=11) → 13 → 失敗

GM:目で見ようとした方はわからないようですね。
 魔力はもう、すごいびんびんきます!マストの上くらいに何か飛んでる!
 とても小さい生物…親指くらい…?それがふわんと近づいてきます。

エルヴィカ:何かしら?

フェンネル:どうしたのだ…?(シャノンさんの服すそ引っ張り)

シャノン:(フェンネルさんへ)マストの上あたりに、小さいなにかが飛んでいます。


エルヴィカプレイヤー:この世界には妖精の概念はあるのでしょうか。

GM:妖精は、絵本の中には出てきます。

エルヴィカ:(心:妖精みたい…)

???:足りない。

GM:鈴…水琴鈴みたいな声です。

フェンネル:何が足りないのだ?

???:要素が足りていない。

フェンネル:カスケのことか? エティックか?

グラツィア:1D100<=75 メルリース感知
Cthulhu : (1D100<=75) → 40 → 成功

GM:メルリース感知の結果。これはメルリ-ス関連ではないようです。

トーリ:ん~……なんじゃぁ、こん、ムシは?

???:失礼。礼儀を知らぬ者。その精神こそ虫。

シャノン:(心:すみません、私もドリル虫とか思った…)

???:失礼なのが二体。無礼。

トーリ:おぅ、気を悪くしたんなら謝るぜよ。 
 わんの中で一番しっくり来る例えが虫じゃったきぃの。 
 一応ことわっちょくが、馬鹿にしたつもりではなかぞ?

グラツィア:ヘリオス、あれは…?

ヘリオス:俺にもさっぱり…。絵本に出てくる妖精、みたいな…?

???:私、そして、私と同じくする私達は、人間の世の崩壊を望まないでいる。
 だが、傍観する。人間が歩む道を阻害しない。

エルヴィカ:私も崩壊は望まないわ!
 いいお知恵があったらお借りしたいのですが。

グラツィア:1D100<=75 白昼夢「寝てない…」
Cthulhu : (1D100<=75) → 98 → 致命的失敗

グラツィアプレイヤー:あ。

GM:イアが倒れたw

シャノン:え…大丈夫ですか?!イアさん(ノД`)・゜・。

ヘリオス:うお!?どうした!?(イアを支え、ゆさゆさ起こす)

グラツィア:(中:ゆさゆさで起きますか?)

GM:ゆさゆさでもいいですよ。ここで寝てるのつらそうなのでw

グラツィア:はっ!
 ヘリオス…?

ヘリオス:よかった、起きた!どうしたかと思ったぜ(^_^;)

グラツィア:見てはいけないものを見ようとしてしまったようです…。

フェンネル:……かの民?

???:『かの民』。その言葉、人間がつくりし呼び名。
 どう呼ぶべきか悩んだ末に、あいまいなまま敬うことにした、それだけの名称。

フェンネル:では、あなたたちはあなたたちを何と呼んでいる?

???:なにも。
 呼ばない。私達は、私達。

フェンネル:では、あなたのことは、なんとお呼びすれば失礼に当たらないだろうか。

シィカ:ユ=イグ・シィカ。
 私の名にあたる文言。

トーリ:唯愚鹿……?

シィカ:無礼。

トーリ:すまんのぅ、無礼で…。

シィカ:まあいい。人間はそういう生物。
 自己の意識こそすべて、他の意識は顧みない。無礼も人間のひとつ。

エルヴィカ:貴方がたの礼儀を知らず、申し訳ございません。ユ=イグ・シィカ様。

フェンネル:(じっと見た後一礼して)ユ=イグ・シィカ殿、無礼をお詫びしよう。
 それで、あなたはなぜ我々に接触くださったのだ? 
 可能であれば、お聞かせ願いたいのだが。

トーリ:(なんじゃ、ここはあまり口出さん方がよさそうじゃのぅ…。機嫌損ねてもいかんしなぁ…)

シィカ:決断せよ。
 そう伝えに来た。

フェンネル:決断?

グラツィア:決断…?

エルヴィカ:何を決断するべきなのでしょうか。

シィカ:神を殺せ。
 あるいは、人間の世の崩壊をゆるりと眺めよ。
 私は、人間が選ぶものを、この世の人間の選択と理解する。

フェンネル:神とはメルリースであろう? 
 あなたにとって個体名は重要でないのであろうか。

シィカ:個体は重要ではない。
 神混ざりの人間たちよ。神と決別せよ。

グラツィア:!(フォルトを見る)

フォルト:(心:我々に…死ねということですね…)

グラツィア:(中:フォルトの心の声はさすがに聞こえないですよね…)

GM:フォルトの思いが剣から感じる程度にはわかります。

グラツィア:(心:フォルト様…)(短剣をぎゅっと握る)

シィカ:私は伝えた。よく考慮し選べ。人間は人間の思うさま生きよ。

フェンネル:今答えは聞かぬと?

シィカ:答えはいらない。未来こそが答え。

フェンネル:わかった、貴女の言葉、心に刻んでおこう。

シィカ:崩壊か、神殺しか。
 どちらを選んだかは結果がすべて。

エルヴィカ:ねえ、神様を殺さずに崩壊を防ぐ方法ってないの?

シィカ:足りない。
 すべてがそろっていない。故に可能性は皆無。

トーリ:裏ぁ返せば、全部揃えばそれは可能っちゅうことか?

シィカ:今、そろっていない。
 時間は人間の刻にしてわずか。
 間に合わない。私達の判断。

トーリ:なら、間に合わせて、誰もが笑える世界を目指そうぞ?(にっかり)

エルヴィカ:では、急いで揃えないと!
 ルナに頼んで、結晶浄化して、カスケさんを起こしましょう!

シィカ:そろえる。今から?
 無謀。
 それでも、行動する?人間たち。

エルヴィカ:もちろん。ギリギリまで力を尽くさずに諦めるなんてできないわ!

グラツィア:今までたくさんの無謀を重ねてきました。
 だから、きっと大丈夫です。

フェンネル:それを探すのも人間の掴む未来というものかな。
 ならば、見ていてくれ。より良き方になるように、そちらを見据えながら。
 人間は馬鹿だから、愚かだから、あなた方の想像のつかないことをする。

シィカ:……人間たち、それが答えか?
 神を殺さず。傍観もせず。あがく。それが答えか?

トーリ:諦めるんはいつでもできるけぇのぅ! 足掻けるうちは足掻こうぜよ?

フェンネル:もちろんだ。(強くうなずきます)

シィカ:諦める。その感情は人間のみぞ知る。
 あがく。それもまた人間のみぞ知る。
 私には、わからない。

グラツィア:(心:この方々は『諦める』を知らない…?)

フェンネル:(選択をしたり、望んだことがないのだろうか…)

シィカ:しかし、私達は、決めている。
 人間が出した答えを、尊重する。それがなんであっても。
 私達の総意。

グラツィア:あの。

シィカ:問い?聞く。

グラツィア:どうして、それほどまでに人間を尊重してくださるのですか?

シィカ:総意により。そう決めた。
 人間は、個を重んじる。私達は、そうではない。

グラツィア:総意を大切になさるのですね。

フェンネル:人間はあなた方を敬わないものも多く、ひどく愚かなのに?

シィカ:敬うかどうかは、人間の心の自由。私は干渉しない、できない。
 そして興味はあまりない。
 しかし、無礼は不愉快。

フェンネル:わかった。感謝しよう。

シィカ:感謝。必要ない。だが、そう思うということを理解。

トーリ:ひょっとして、わしのせいか?

シィカ:個体トーリ。個体の無礼発言に特に意味はない。
 ただ、不快。

トーリ:意味が無いっちゅうのは、まぁ、良くはわからんが、不快に思ったなら勘弁しとおせ。

シャノン:(トーリさんへ)いえ、私も似たこと思っていてすみません(こそこそ)
 (心:感覚的にはむ…シィカさんの感覚はなんかこう、理解できるように感じます)

GM:虫(笑)

シャノン:(中:だって、ドリルついた虫かと(笑))

エルヴィカ:自由を認めて、見守ってくださるのはありがたいことだと思うわ。

グラツィア:貴方様はそのことを伝えに来てくださったのですか…?

シィカ:再度問う。
 答えは「あがく」か?

グラツィア:(心:フォルト様、もう少し対峙は先延ばしでもよろしいですか)

フォルト:(心:…ここは、貴方の考えにお任せします)

グラツィア:(心:わかりました。感謝いたします)

グラツィア:(ヘリオスにくっつく)

ヘリオス:(ぎゅ…)
 (心:神を殺せば…たぶん俺も生きてはいないだろうな…)

グラツィア:ヘリオス、私は…。……。

GM:誰かが答えを言い、キャラみんなが同意を示す、それでシィカは納得します。

シィカ:再度問う。答えは「あがく」か?

フェンネル:答えはこうだ。
 神は泣いている。
 神を殺さず、世界も崩壊しない、神も世界も安心して笑える世界を作るために最後まで力を尽くそう。
 皆、神は本来はとても善良で清らかな存在だったと知っている。
 もし神が悪いことをしたら、それも全力で止めよう。

グラツィア:(心:神を止める…)

マユラ:フェルの言葉はいつも長いけど、ま、そういう感じよ。私の意見も。

ヘリオス:そうだな。きっと暴れたくて暴れてる神じゃねえんだろ。傍観も殺しもパスだ。

トーリ:人ちゅうもんは欲張りで業が深いもんと相場が気まっとるけぇのぅ!(呵呵大笑)

シィカ:む。むむ。

シャノン:皆さんに賛成です(心:虫が鳴いている…ちょっと虫から思考を離します(ノД`)・゜・。)

エルヴィカ:神になってしまった少女たちを助けて、それで、人も、他の生物も、ユ=イグ・シィカさんたちも含めて、皆生きて行けるようにしましょう!
 もしそのためのいいお知恵を借りれたら嬉しいのですが。

グラツィア:私は…。
 …大切な人を守れれば良いです。そのために頑張ります。

エルヴィカ:集めるのも、カスケさんはすぐ行けるわよね!ルナに結晶をお願いしたら。
 それにエティックもきっとトキビトさんが見てくれてるから、きっと接触できるわよね。

シィカ:むー。(初めて表情が変わって、困った顔をした)

トーリ:なんじゃ、そがいな顔も出来るんか!(笑)

シィカ:む。個体トーリ、そろそろ刺したい。無礼。

シィカ:言葉の意味は理解、記憶も可能。
 だが、その言葉にある人間の感情を、私は正しく伝える自信、なし。

エルヴィカ:(心:神様を助けるって言う選択肢は、ひょっとして今までなかったのかしら…)

フェンネル:感情か。世界に対する愛、であろうか? 
 世界のすべてのものへの愛だよ。

シィカ:人間たち。
 長老に直に言う、それで伝わる。私は、代表として代弁できない。

エルヴィカ:長老様にお会いできるの!それはすごいわね、フェル君!

フェンネル:もしお会いできるなら、お会いしたいな。案内くださるのか?

シィカ:しかし、刻はわずか。
 なので、止める。

GM:時間が…止まった!!
 水の流れ、風の流れ、すべてが止まった!!
 シィカがちょん、ちょんとタッチしたものだけが動けるようになります。

エルヴィカ:これ、世界中が止まってるの!?

シィカ:是。
 間に合わない、と言った。私は自らの言葉に虚実はない。

エルヴィカ:すごいわ!

フェンネル:すごいな…。しかし、急ごうか。

グラツィア:これが時の止まった世界…。

トーリプレイヤー:トーリは動けるのだろーか?w

GM:トーリさんはツノでちくっと刺された(笑)

トーリプレイヤー:まさに虫に刺されたか!(笑)

エルヴィカ:結晶を綺麗にして、カスケさんを起こしましょう。
 エティックはトキビトさんが見つけてくれるって信じて!

シャノン:(心:みんな触られたのかな)

GM:アニマルズは全員動けないままです。ポッケに入れて移動はOK。
 剣にしまってた人は、反応がない状態です。
 ブルーは置いていってください。

シィカ:あとでここに戻ればいい。時間、流す。
 人間にしか用はない。

グラツィア:フォルト様…?
 (心:フォルト様がいないのは、これほどまでに不安なものなのですか…)

シャノン:(心:人間にだけ、とか言われると行っていいのか迷います(゜ロ゜; 三 ;゜ロ゜)人間でいい?)

シィカ:個体シャノン。薔薇の血を継ぐ男。
 お前はこちらの世界でも生きることが可能。血が濃い。
 束縛はない、自由意志。

フェンネル:かの民の郷まで、ここからなら近いかな。

シィカ:私は人間たちを郷へ誘う。
 …が。
 礼儀と作法を守ってもらう。
 郷には郷のきまりごとがある。

グラツィア:(トーリさんを不安そうに見る)

フェンネル:教えていただけるのなら。

エルヴィカ:(フェル君に頷く)

トーリ:とりあえず、わんは黙っといたほうがええかのぅ…?

シャノン:(心:ああ、なんかすみません…←無心でいけるよう頑張っている)

シィカ:人間は郷へは入ることが出来ない。これが郷の決まり。
 だから。
 人間ではない装束に身を包み、外観だけでも人間でなくなれ。

GM:つまり。「きぐるみを売っているショップ」はこのために存在した…!!

グラツィアプレイヤー:きぐるみ!!

シィカ:人間でなければ仲間であり、私達のなかのひとつ。
 すべての行動、言動は自由意志。
 ただし、魔法禁止。攻撃禁止。それは誘う私が罰せられる。

エルヴィカ:攻撃以外の魔法も禁止ですか?私のカードとかも?

シィカ:(エルヴィカに)そう。使わない、礼儀。

エルヴィカ:了解いたしました。

シィカ:それでは、移動する。

GM:一瞬で、首都の「ぬいぐるみショップ」前に移動した!!
 みんな…止まってます…。

グラツィア:なんという…。どう言ったらいいのでしょうか…。

エルヴィカ:代金はカウンターに置いて、商品をいただいていきましょうか。

GM:はい、すべて止まってますので、代金を置いて品をもらっていきましょう。
 全身着ぐるみでも、頭だけ猫耳でも、とりあえず人外に見えたらOKです(笑)
 着ぐるみカジキマグロとかでも全然Ok(笑)

エルヴィカプレイヤー:リストに無くてもOKなんだ!
 全身物はどれでも200Gってことかな。

GM:リストにないものは、新作として入ってたとします(笑)

グラツィア:ヘリオス、何を着ましょうか?

ヘリオス:え!?いや、こういう変装はしたことねえから…(^_^;)

グラツィア:ヘリオスとお揃いがいいです。

フェンネル:余もかの民の先祖返りらしい。
 薔薇のとげとげの眼帯を付けるのはどうであろうか。

エルヴィカ:黒猫(全身)で、ネロとお揃い~♪

グラツィア:エル様、お似合いです。

エルヴィカ:イアさんありがとう♪

マユラ:(ドラゴンの着ぐるみを嬉しそうに着る。顔に穴があいているやつ)がおー!
 あはは、似合う?

グラツィア:ユラ様、お似合いです。

エルヴィカ:ユラ、かっこいいわね!

マユラ:(よたよたよた)でも、めちゃくちゃ歩きにくいわね!!

シャノン:…きぐるみ…。…つけみみ…。

フェンネルプレイヤー:フェンネルはぜひ百足の着ぐるみに薔薇の眼帯で(ひどい)

GM:ムカデ的なものを腰からしっぽみたいに下げるのはいかが?
 ムカデの着ぐるみだと、一歩も動けないようなw

フェンネルプレイヤー:では腰から百足下げて薔薇の眼帯します(笑)

エルヴィカプレイヤー:共有財布で行きましょう。200×7。パーツの場合は?

GM:全部200G一律置いていってください(笑) だって店員さん驚くし。

エルヴィカプレイヤー:では共有から1400減らしますね。

グラツィア:ヘリオスは何がいいですか?

ヘリオス:グランは…。ん…。

グラツィア:(じっとヘリオスを期待のまなざしで見る)

ヘリオス:リス的な…?

グラツィア:リス!?(硬直)

ヘリオス:あれ、イメージ違うか?

グラツィア:少し驚いただけです。

シャノン:(フェルさんみて、近いのにあわせたほうがいいか悩んで)
 (黒のシンプルな猫耳を、ひき気味で選びました)

フェンネルプレイヤー:兎着ぐるみで百足さげて花のぬいぐるみまきまき試着中。めっちゃたのしい。

シィカ:なぜ楽しそうなのか。礼儀を守るのは楽しい?人間は不思議。

GM:フェルさん、絶対動けないな(笑)

フェンネルプレイヤー:え、ではしぶしぶながら百足だけで…。フォロンちゃんへの愛が強い。

グラツィア:(リスの着ぐるみを着る)どうですか?似合いますか?

ヘリオス:うん、似合うな。かわいいぞ。
 俺はどうするかな(^_^;)

グラツィア:でしたら、ヘリオスは狼で。

フェンネル:ヘリオスは、狼…?

グラツィア:フェル様!奇遇ですね(にっこり)

ヘリオス:狼?…ああ、うん、じゃあ。(狼の耳と尻尾装備)

グラツィア:ヘリオス、カッコいいです。

フェンネル:きっと似合うと思ってな(グラツィアににっこり)

ヘリオス:はは…(うっは、恥ずかしすぎる)

シィカ:この店舗、郷との交流を深める要素強い。よき店舗。

エルヴィカ:そうなのね…郷の方々は着ぐるみがお好き…。

シャノン:きぐるみが好きなむ…不思議な感じです。

トーリプレイヤー:http://eshop.fujitv.co.jp/product/category/B011002-1.html  
 トーリはバボちゃんで。w(十巻発売記念)

マユラ:トーリ…それなんの生物?謎すぎるわ(笑)

トーリ:わんにもようわからん! なんか在庫処分の札がついちょったが……。

マユラ:どーん!(トーリに体当たり。転ばせたい)

トーリ:(くるりと一回転して、しゅたっと、元通りに立ってる)

マユラ:くやしー!なんかくやしー!!

トーリ:おお、丸い分、受身が取りやすいぜよ!

マユラ:確かに、物理ダメージは吸収しそうねw

グラツィア:ヘリオス、イチゴチョコ下さい(両手を合わせて手を差し出す)

ヘリオス:ほら、リスさんにやるよ。(チョコをあげる)

グラツィア:ありがとうございます(にっこり)

エルヴィカ:これで、ひとまず、装いは郷の方々に失礼はなさそうですか?

シィカ:是。

GM:姿の確認です。
 マユラ、ドラゴン(全身)。
 ヘリオス、狼の耳と尻尾。

シャノン:(中:黒猫、耳)

グラツィアプレイヤー:イア、リス(全身)

フェンネルプレイヤー:フェンネルは腰から百足の半身をぶら下げている感じです。

エルヴィカプレイヤー:エルヴィカは黒猫(全身)

トーリプレイヤー:トーリは、春の高校バレー「ばぼちゃん」 ナゾ生物。

グラツィア:(心:騎士様はいつもちょっと違いますね)

シィカ:ん。私達の仲間としてよき外見。

エルヴィカプレイヤー:これは着ぐるみきてから背負いぶくろかな。

グラツィア:(ポシェットにチョコレートをつめる)

ヘリオス:(心:リス!!!)

フェンネルプレイヤー:では王宮御用達の仕立て屋に行って、簡易正装の服を見繕ってお金置いておきます。
 かの民の代表にお会いするなら人間代表はそれなりの服でいかないと!

シィカ:準備、まだか。(ぶーん)

フェンネルプレイヤー:パパっと王子っぽい服(部分百足)に着替えて戻ってきます。

シィカ:まあ、時間は止まっている。待つ。人間は基本、動きは早くない。

エルヴィカ:私は大丈夫よ。
 おみやげ(お供え?)はお酒とか、お菓子でいいのかしら…。

シィカ:土産?不要。言葉があればいい。

エルヴィカ:ユ=イグ・シィカさんに)気持ちだけれど…失礼なら、辞めておくわ。
 言葉、尽くすように頑張ります。

シィカ:もういいなら、ゆく。

フェンネル:ああ、もう行ってくれて構わない。お待たせしたな。

GM:シィカは土の上をくるんと飛びました。円が描かれた土、サークル内が光ります。

シィカ:つなげた。

フェンネル:すごいな!

トーリ:ぬしゃすごかのぅ!

エルヴィカ:フォーチュンサークルみたい。

シィカ:フォーチュンサークル…運命の輪の通り道。確かに近い。

グラツィア:ここを通るのですか?

シィカ:入る。みんな入ったら、移動。

GM:みんなが入ったタイミングで、サークル内に光が溢れます。

GM:そこは…。
 森、でした。
 でも、ふつうではありません。
 この森の木々ひとつひとつは、どうやら…生命のようです。
 鳥かと思った飛んでいるものは、シィカに似ているような、似ていないような
 木の幹に顔のような穴があってこっちを見ていたり…

フェンネル:森だな…、普通じゃない。

グラツィア:(心:木がこっちを見ている…?)

エルヴィカ:お邪魔いたしますわね。

フェンネル:落ち着く、場所だな……。邪魔をする。

木のような…?:ヒト。キタ。

木のような…?:ヒト。

木のような…?:レイギ ヲ ワキマエテ イル。

木のような…?:アラサナイ アカシ。

グラツィア:お邪魔致します。

フェンネル:(敵意がないようなことを示す、穏やかで安心してる雰囲気で進んでいます)

鳥のような…?:人間。珍しいわ。
 へんなの。へんなかっこう。
 でもがんばってるのはわかるわ。うふふ、うふふ。

トーリ:(喋らず、ペコリと一礼する)

シャノン:(しゃべっているほうへ軽く頭を下げます)

シィカ:こっち。

フェンネル:(シィカについていきます)

GM:あちこち、木々だけでなく、石やら土やら、もうどこもかしこも「生きている」。
 黙っているもの、見ているもの、喋っているもの、歌っているもの。
 みんな、好き勝手に、自由に、統率なく。
 生きるということを楽しんでいるかのようです。

グラツィア:このような世界もあるのですね…(周囲を見渡す)

フェンネル:(フェンネルにとって森が生きてるのって自然なことだと思うので、安らいでる感じです)
 フォロンとよく似ているな…。

エルヴィカ:(心:こんな光景を見れるなんて、なんて素敵なんでしょう!)

シィカ:この奥だ。

フェンネル:挨拶の作法はあるのか?

シィカ:挨拶?
 言葉を告げよ。

フェンネル:わかった。

シィカ:みんな。理解している。
 私たちは、私たちなのだから。

GM:そこにあるのは…丸い、球体でした。


グラツィア:こんにちは。

フェンネル:かの民の長殿、お初にお目にかかります。
 お会いできるのを楽しみにしておりました。光栄に思います。

トーリ:(ぺこりと一礼)

シャノン:(何も余計な事考えないように一礼します)

エルヴィカ:はじめまして。お招きいただきありがとうございます。

GM:緑で、光ってて、地図のような模様があります。
 大きさは、1mくらい。

フェンネル:(世界そのもの…。美しいな)

グラツィア:…すごい。

エルヴィカプレイヤー:イリスリードの地図ですか?

GM:メタ的に言って地球儀ですね。

エルヴィカプレイヤー:では、見覚えはない感じかな。

GM:さすがに世界が丸いのは知らないと思う!

長老:このような奥地まで、人の身でよくぞ来た。

フェンネル:(声はどんな感じですか?)

GM:男性の、低く優しい声です。

長老:我にはそれなりに言葉が通じると思ってかまわない。
 シィカが失礼なことを言ったようだな。
 許してやってくれ。あれは、あまり郷を出たことがないのでな。

フェンネル:お招きくださったこと感謝いたします。
 害意はない事、あなた方の郷に従うことをお約束します。
 あなたに、お伝えしたいことがあってまいりました。

長老:我との対話はすなわち郷の総意。郷のすべての声は我が中に集まる。

フェンネル:心得ましょう。(にこっと自然に笑って)
 フォロンからお話を聞いていたので、なんだか今とても、いや、それにかかわらずとも、満ちています。

トーリ:(あー……わし、喋っても大丈夫なんかのぅ……)

長老:世界を流れゆく剣士よ。言いたいことがあれば喋るがいい。

シャノン:(心:だめ、トーリさん喋ったら笑ってしまうじゃないですか)

グラツィア:(不思議そうに眺める)

長老:グラツィア。神の子として育った人間。我の姿が不思議か?

グラツィア:…姿と言いますか…。
 何とも大きく優しい方のように感じます…。

トーリ:あー…なんて呼んだらいいかわからんから、わんの知ってる言葉で、マリモどんと呼んでもええかいのぅ…?

シャノン:…Σ(心:我慢していたのにっ)(笑わないよう努力します)

長老:まりも…。はははは、それは言い得て妙よ。
 藻でなくてすまなかったな。
 この身は緑という概念体、一部はまりもやもしれぬ。

長老:シャノン。薔薇の血の者。楽しいか?(くすくす)

シャノン:(長老さんへ)ええ…ちょっとすみません。

トーリ:お気遣い痛み入るぜよ。(ぺこり) 
 いやぁ、緑は大事じゃけぇのぅ!

長老:さて。
 もうすぐ、人間の世は崩れ去る。イリスリードという名のついた大地を発端に。
 郷には害なきことだが、人間の意見はどうだ?

フェンネル:(真剣な顔になる)それをお伝えに参りました。
 シィカに伝えたことを、一字一句まずはお伝えしましょう。

長老:うむ。

フェンネル:我々の意見、答えはこうです。
 神は泣いている。
 神を殺さず、世界も崩壊しない、神も世界も安心して笑える世界を作るために最後まで力を尽くそう。
 皆、神は本来はとても善良で清らかな存在だったと知っている。
 もし神が悪いことをしたら、それも全力で止めよう。

長老:…ふむ。
 神を救う、と?人間でしかないものが、その答えを出したのだな?

フェンネル:なぜか。世界を愛しているからです。長よ。
 神も含めて、あるがままの世界を。

エルヴィカ:神になってしまった少女は泣いてるんです。
 でも、もう大丈夫だって言ってあげたら、きっと彼女は世界を滅ぼしたりなんてしないと思うわ。
 だから、彼女を助けて、それで、世界も救いたいの!

トーリ:わんは、神だの人だの、そんな大それた事はようわからん。 
 じゃが、辛くて泣いてる子がおるなら助けてやりたいし、子が道を誤りそうなら、ぶん殴ってでも道を正してやりたいと思うちょる。

長老:失敗すれば後はないとわかっていよう?
 一度の失敗も許されぬ。時はわずかしか残っておらぬ。それでもか?

フェンネル:それでもです。我々の意思は結束し、堅いのです。

長老:ふうむ。(ころん、ゆらゆら)

マユラ:やだ。可愛い。

シィカ:無礼!!!

長老:ははは、よい、よい。

フェンネル:今の世界は、人間の無知と傲慢と、善の感情よりも負の感情で作られているのかもしれません。
 しかしそんな世界を、我々は最後まで見捨てられません。愛しているのです。
 少なくとも私は、ですが。

長老:しかし、今のままでは、それは言葉だけの絵空事。夢想するだけの届かぬ未来。
 足りぬのだ。何もかもがな。
 パーツ。時間。力。あげていけばきりがない。
 あがき、すべての力を集め、努力した末、それらは絶望へと変わるであろう。

フェンネル:絵空事なのもわかります。
 足りぬものを埋めるお知恵を貸していただくことは、可能ですか?

エルヴィカ:神の結晶をルナが浄化したら、カスケさんは戻ると思うわ。
 エティックも縁をつないでくれているから、すぐ見つけてくれるはず。

フェンネル:一番はパーツと存じますが。
 パーツはエティックとカスケという認識で正しいですか?

長老:神の四肢だな。意味は人間のほうが詳しいはず。

グラツィア:絶望するのは、何もしなかった時です。

長老:人間を尊重すると、皆は言うておる。
 郷にできる支援をしようか。

エルヴィカ:支援!(みんなの方を見て)それはありがたいわね。

グラツィア:はい!

シャノン:(頷きます)

フェンネル:支援いただけるならば望外です。

長老:力を与えよう。望むままに、どんな力でも与えよう。
 ただし。等価交換だ。

長老:腕を我に捧げるなら、腕一本分の力を。
 目を捧げるなら。寿命を捧げるなら。記憶を捧げるなら。
 自らの「大切であるもの」であれば、なんであっても対象。
 捧げるものに応じて力を渡そうぞ。

グラツィア:(ヘリオスを見る)

ヘリオス:…………。
 この義眼はどうだ。
 俺にとって視力以上の意味と力と、そして恩と、思いがある。

長老:ここで捧げられたものは二度と戻ることはない。それでよいか?

グラツィア:二度と戻らない…。

ヘリオス:かまわない!!

長老:承った。

グラツィア:ヘリオス…。

GM:長老がきらっと輝いたように見えます。ヘリオスは膝をつきました。
 片目が…真っ黒に…。もう何も見えていないでしょう

グラツィア:(両手で口を覆う)

長老:「守りたい」というその想い、叶えよう。
 木札のお守りじゃ。これを7つ。

GM:木札のお守り。
 すべてのダメージ(物理、魔法など問いません)を1回につき500軽減させます。ただし3回で壊れます。

GM:ヘリオスは、札をみんなに配ります。身につけるタイミングは任せる、と。
 身につけないと発動しないので。

グラツィア:ヘリオス…(札をぎゅっとにぎる)

ヘリオス:(心:こっそりといろいろ差し出したいが…これ以上は、グランが平静を保てないだろうな…)

グラツィア:長老様、教えてください。

長老:ああ、聞くがいい。

グラツィア:『二度と戻らない』は、同じものが戻らないのでしょうか。

長老:そうだ。

トーリ:のぅ、まりもどんよ…。
 その供物は、今ここでなければ意味をなさんのか? 
 例えば、あと一歩、後一手足りん時に、わんの寿命から、足りるまで掻っ攫ってゆくっちゅうんはだめなんかのぅ…?

長老:今ここでしか、我らは触れ合えぬよ。

トーリ:そうか……よぉし、判った!
 わんの寿命が後どれだけあるかわからんが、あと五年で充分じゃ! 
 残る寿命を全部やるき、その分の加護を皆に渡しておうせ。

長老:残りの寿命は5年。それ以外の寿命を捧げる。これでよいか?

トーリ:おお、構わん!

長老:願いを、望みを、言うがいい。

GM:こんな効果のあるアイテムくれとメタ的に中の人が言ってください。
 強さはこちらが調整します。
 ヘリオスは、自分の盾がなくても全員を守れたら、と願ったという感じですね。
 しかし、片目は義眼であり、本来の肉体ではなく、さらに他者の恩恵で与えられたものだったので、捧げるモノとしてさして強くはなかった。

トーリプレイヤー:メタ的に言うなら、騎士の矜持ポイントどれくらいもらえます? 
 渡した寿命換算で。

GM:騎士の矜持ポイントはあげられませんが、「行動を絶対に奇跡的成功にもっていく光る石」を10個あげませう。

トーリプレイヤー:光る石、それは他人に対しても使用可能?

GM:手に持ってるヒトが使えるので、渡せます。
 距離があったら投げてw

グラツィアプレイヤー:ぶつけるでOK?受け取る必要?

GM:受け取れw

グラツィアプレイヤー:やはりか(笑)

トーリ:加護の力のあるモンなんでも良い! そいつをよこしておうせ!

長老:トーリよ、これが対価よ。(光る石を10個渡す)

トーリ:おう! 感謝するぜよ!(にっかリ笑って石を受け取る)

エルヴィカ:トーリさん…。

GM:トーリさん、一瞬、気を失うかと思うほどの脱力感。生命が減った、と感じました。

トーリ:(脱力感を根性で耐えて、何事も無かったように!『武士はくわねどねど高楊枝』ってことで!w)

エルヴィカプレイヤー:これって、差し出すの1人一つじゃなくてもいいですよね?

GM:いっぱい差し出しても、なにひとつ差し出さなくてもいいです。

エルヴィカ:(着ぐるみの頭のところに手をいれて、ナイフで首のところで髪をばっさり)
 まず、これと。それから、片目。
 (ちょっと悩んで)あと…お母さんの顔…を思い出せなくなるというのは対価になるかしら。(記憶はあるけど、顔はもやがかかって出てこないような感じ?)

長老:髪か、女の命であり、踊りを生業とするそなたが最も大切にしていたものでもあるな。
 そして片目。さらに、母の顔。拠り所であった記憶を支払うか。よいだろう。

GM:今後、母親の顔を思い出すと「のっぺらぼう」になります。ある意味恐い。

エルヴィカプレイヤー:うん。これなら、精神形成には問題なくて、でも苦痛かなと。

グラツィアプレイヤー:エルヴィカさんの髪はまた伸びる?

GM:また伸びます。だから軽めです。

エルヴィカプレイヤー:あ、のびるんですか。一生肩口のつもりだったのに。

エルヴィカ:私たちが倒れたらだめだから、倒れないように魔法や呪いから、身を守ることはできないかしら。

GM:「すべての敵対魔法と呪いを受け付けず、好意的な魔法を受け入れる」アミュレット(アクセサリ的なもの、形はお任せ)を1個、でどうでしょう。
 敵対魔法はダメージゼロ。すべて無効化です。

エルヴィカプレイヤー:あー、全員は無理ですか。

GM:一人分ですが、くっつけばくっついた人もOKです。
 あと、他者が危なくなったら「かばう」ができますね。

トーリプレイヤー:呪符魔術師が倒れないのは大きい。

エルヴィカプレイヤー:確かに、フェニックス要員が倒れないのは大きいですもんね。

GM:物理は通りますからね!?

エルヴィカプレイヤー:物理は戦闘組がなんとかしてくれると信じてる。

フェンネル:長老よ、余の片目と、旅に出る前の記憶、つまり家族の記憶をお渡ししよう。
 心から愛している家族だ。
 そうして眼もまた、姉が私を護ってくれた命そのものであり、あなたたちの物だ。
 余が差し出すのは、記憶、血脈、そうして身体だ。 
 (心:父上、母上、どこまでも不孝な息子です…)

長老:右の目か。左の目か。
 そして、以後、家族の記憶は戻らぬ。
 たとえ家族が名乗ろうと、そなたにその実感は一生涯戻るまい。
 それでもよいか?

エルヴィカ:フェル君。
 全部を渡してしまったら、決意する心が変わってしまわないかしら。

GM:「旅に出る前の記憶すべて」だと、自分がどこで生まれたかも、何をしてきたかもわからない。
 旅に出た瞬間からフェル王子の人生が始まったような感じになります。
 王家のすべてどころか、王族としての実感もなく、王族として身につけた王族的記憶もなくなります(勉学は残る)
 だから、生まれや故郷を聞かれたら「記憶喪失でわからないんだ」となります。
 なのでとても大きな対価です。だって記憶が4ヶ月しかないんですよ。
 それでいいですか?

フェンネルプレイヤー:それは困る…。
 家族から愛された記憶、だったらどうなりますか? 
 これはフェンネルの根幹にかかわりそうですが。

GM:フェルさんの精神が、家族から愛されていないという状態になり、歪む可能性がありますがいいですか?

トーリプレイヤー:さすがにそれはトーリが止めに入ります。

フェンネルプレイヤー:ゆがむのはだめ…。なら家族の記憶全部差し出すわ…。

GM:では、旅に出る前の記憶ではなく、「家族」限定では?
 家族に関するところだけがすっぽりと抜け、永遠に、もう一度家族として過ごそうとも、「家族である実感は戻らない」。
 王族であることは覚えていますが、父の顔も母の顔も姉も兄も、顔が真っ黒。
 喋った言葉もわからない。

フェンネルプレイヤー:ホラーだ…。

GM:でも会話したというのが自分を形成する記憶ならば覚えている。
 会話内容だけが文章のように記憶されている。
 声はわからず、愛も表情も、かかえていたコンプレックスも消える。
 生まれてすぐに王家にひきとられ、顔の見えない人に教育されて王子として今まで育ったに近い感覚、となります。
 兵士や教育係のことは覚えているけど、家族は、「いない」んです。
 あなたは孤独に生まれ孤独に育った、と認識します。しかし不満も不服もなかった。

トーリプレイヤー:あー……砂漠の民の、戦争したくない彼を思い出した。

GM:ああ、確かに。アルティアスの頭領に近い感じになるのかな?
 でもフェル王子の性格形成に問題はなく、そのままです。

フェンネル:賢者よ、決意した。右は光、左は闇だという。
 ならば世界のために余の右目と……大切な、とても大切な、家族の記憶をすべてお渡ししよう。
 愛しているから、総て忘れてでも、愛していることを永遠に忘れてでも、愛しているからこそ、守りたいのだ。
 世界を。家族を。

長老:フェルネリアン。承った。

GM:フェルさん、右目の視力が消えました。以後、距離感があやうくなります。
 そして、思い出そうとしても、家族の顔や声はなにひとつ思い出せません。

フェンネル:幸せを。エティックとメルリースという姉弟の、世界の幸せを。
 余の幸福な記憶が対価では、あまりにも軽いか?

シィカ:フェルネリアン

フェンネル:なんだ?

シィカ:私が、しばしの間、お前のそばにいる。

フェンネル:なぜだ、そんな義理はないであろう?

シィカ:それが対価。
 世界を壊さないようにする、助言を、その時々に渡す。
 力を、必要な分だけ貸す。
 世界が安定したら、私は、戻る。
 それが対価。
 あまりに形にならない願い。臨機応変でないと、対価にならない。

フェンネル:そうか、貴女が対価か(笑った)
 幸せは、余が押し付けるものではない。
 エティックとメルリースが、そうして世界が、答えを出すものだ。(ちょっと笑って)
 余は過去で、未来をつかむ未来を選んだのだ。浅はかにもな。
 しかし、心からの願いだ。

トーリ:(ダリアスよ、すまん、ぬしゃの子は立派な王ぞ。 
 ぬしゃの記憶を失う覚悟を、止める事は出来なんだ…許せ)

マユラ:えーと、ころころさん。

長老:ふむ?我か?

マユラ:そうそう、ころころさん。

シィカ:無礼!!!!

グラツィア:(心:ころころさん、可愛い…)

マユラ:あたしはね、女であることを全部…ってどうかなあ?

グラツィア:ユラ様、それは…。

長老:それは、具体的に聞こう。

マユラ:乳房、生殖器、そして、体の丸さとかよ。あたしの性別が消え去る感じね。

長老:その体になった後、二度と戻らぬぞ。いいのか?

マユラ:ええ、いいわ。あたしは戦士としてのみ生きる。女を…捨てる!!

グラツィア:ユラ様…。

エルヴィカ:ユラ!
 叔母さんのところに、普通に返してあげたかったのに…

マユラ:エル。生きてこそだし、世界あってこそじゃない。
 命があるなら、あたしはそっちがいいわ。
 おばさん看取れればいいでしょ(笑うが、つらそう)

フェンネル:マユラ! 
 (とても小声で)マユラ、だってあなたは、恋がしたいといっていた、のに。

マユラ:恋は…心だけなら、ま、できなくないでしょ。片思いだけならね。
 あたし一人の恋より、あたしは、世界中の人の恋をとるわ(にこっ)

グラツィア:ユラ様…。

トーリ:また大きく出たのぅ……。

マユラ:(涙ぐみながら)えへへ、あたし、かっこいいでしょ?

グラツィア:それほどまでにお辛いのなら、考え直されてはどうですか?

マユラ:ううん。これでいくわ。受け取って、ころころさん!
 そしてあたしに力を!!

長老:承った。
 では、この剣を。
 すべてのものを切り裂き、神を割るかつての勇者のような力を秘めた剣だ。
 戦い、守り、生き抜く、が望みゆえ、構えをかえれば絶対の防御となり、貫きの動作で弱点を抜く。
 そして、手にしている間は、致命傷を受けても「死なない」。

マユラ:うん!ありがとう!これで、死にかけた人に握らせるってこともできるわね!

トーリ:よっしゃっ! マユラ、ぬしゃ、ワシの最期を看取れ!(笑)

マユラ:5年きっかりだもんね、わかりやすいわ-!

トーリ:二人で戦士の養成学校でも開いて、わんえらの技術を子供として伝えるっちゅうのはどうじゃ?

マユラ:えー、5年じゃ、学校の建物確保した頃にはあんた死んでない?

トーリ:かっかっかっか! そっから先はおまんの仕事じゃ!(笑)

マユラ:あたしの剣、ずーっと握ってなよ(笑)寝てる間に放しそうだけど!(笑)

シャノン:(中:人間並みの寿命って信じているけれど、それでいいですか)

GM:命の長さは、長老のみぞ知る。

シャノン:寿命を残り4年残して、お渡しします。
 あと、大切なものはこれしか思い浮かばなかったので、私の姉に関する記憶を渡します(中:一番大事な人なので)

長老:残り寿命を4年に。そして、姉に関するすべての記憶、か。
 よいのか?二度と姉と認識することも、実感することも叶わん。

シャノン:はい。
 (皆さんへ)もし性格変わったらすみません。変なこと言うかも…。

エルヴィカ:私も変なこと言うかもよ(^_-)-☆

フェンネル:余も言うかもしれぬ。皆おあいこだ。

長老:承った。

GM:シャノンさん、めまいを起こして倒れそうになりました。
 肉体から、命が差し引かれた…と思います。記憶の一部も消えています。

長老:願いを聞こう。

シャノン:(頭を押さえながら)全ての魔法消費MP半分くらいになりますか。
 あと、魔法防御、呪い防御のがあればみなさんに渡したいです。

長老:ふむ。
 では、シャノンにはこれを。

GM:茨を巻き付けて血のような薔薇がひとつ咲いた指輪。ちくちくはしない。

長老:これで魔力の消費は半減するだろう。

GM:MP消費半減の指輪です。

長老:そして、これは7人分の飾り紐。

GM:飾り紐は髪を結んだり腕に結んだり服にゆわえたり好きにできます

長老:この飾り紐は、「今、この力を打ち消したい」と持ち主が念じた時、魔法的な効果を無力にする。ただし二回使えばちぎれてなくなる。

トーリプレイヤー:二回まではOKってことですね?

GM:2回まではOKだし、耐えられると思ったら使わない選択もできます。

シャノン:ありがとうございます(頭を下げてから皆さんへ配ります)

ヘリオス:…ありがとよ。


GM:みんな、アイテムの効果効能、何持ってるか、次回までにメモるようにー!

グラツィア:ヘリオス、お願いがあります。

ヘリオス:なんだ?

グラツィア:お願いと言いますか。ご相談と言いますか…。

ヘリオス:………聞くだけは聞く。

グラツィア:………。
 私は……。
 ………。
 あなたへの愛を対価に捧げようと思います。

ヘリオス:…!!!

グラツィア:ですが、できれば。
 もう1度出会うところから始められれば……。

ヘリオス:………。
 だったら、俺に関する記憶も、にしろよ。

グラツィア:いえ、でも…。

ヘリオス:グラン。今までの結果を聞いたろ。

グラツィア:はい。

ヘリオス:愛を対価にすれば、その相手は二度と愛せない。

グラツィア:髪が伸びるなら、きっと愛することもできます。
 ただ、そう条件を付けなければなりませんし、そうしても、もう一度愛するとも限りません。

ヘリオス:「もう一度愛することができるが、今までの愛を忘れる」か?

グラツィア:はい。
 私だけそうなるのが、とても辛い事を私は知っています。

ヘリオス:………わかった。
 そのかわり、「俺との記憶」もセットにしてくれ。

グラツィア:「記憶」ですか?
 もう私はヘリオスを思い出さない?

ヘリオス:俺を愛したことを忘れたのに、俺の存在だけは覚えているという方が酷だぜ。
 どうせ一からやり直すなら、いったん俺のこと全部忘れろ。

グラツィア:私は…世界よりも何よりも、あなたを守りたいのです。

ヘリオス:…ありがとう。グラン。

グラツィア:ヘリオスは…赦してくださいますか。

ヘリオス:ああ。…『許せよ』。(ちゅ)

グラツィア:(にこっ)

ヘリオス:確認だ。俺への愛と、俺という存在の記憶。
 ただし、「もう一度会えばまた愛せる可能性」。
 それでいいんだな?

グラツィア:はい。(心:私の世界はまた色を失くすのでしょうか…)
 ヘリオス、愛しています。

ヘリオス:ああ、愛している。ずっと…。

グラツィア:長老様。
 ヘリオスへの愛と、ヘリオスという存在への記憶、を…。
 ただし、「もう一度会えばまた愛せる可能性」。
 それだけは残しておいてもらえますか…。

長老:もう一度会えばまた愛せる可能性。それを残すのならば、質は低下する。いいか?

グラツィア:はい。それがなければ、私が生きている意味がありませんから。

長老:では、先に願いを聞こう。

グラツィアプレイヤー:消費MP半減で…。それだけしか無理?

GM:軽減したから、そこまでかな。

長老:では、この指輪を。

グラツィア:ありがとうございます。

GM:指輪の石はヘリオスの瞳の色。

グラツィア:素敵な色…。

GM:その瞬間、ヘリオスに関する愛と記憶が消え失せました。
 近くに居る男性、一人、知らない人がいます。

グラツィア:(誰だろう?と思う)

グラツィアプレイヤー:中の人、号泣。

グラツィア:…はじめまして。

ヘリオス:…(イアににこっと微笑む)(みんなをゆっくりと見回す)

エルヴィカ:(もう一度口説くんでしょう?がんばって)というエールの目線をヘリオスさんに。

ヘリオス:(エルヴィカに、申し訳なさそうな顔で返す)
 はじめまして。…でもって、さよならだ。グラン。

ヘリオス:みんな、悪い。いくらでも文句は聞くぜ、地獄でな! 
 長老。俺の肉体すべて、生命の糸すら断ちきって、俺を構成する物質すべてを捧げる!
 ただし、「カスケに貰った核は残る」の限定つき、そして、「奇跡的に蘇生する可能性が残る」の限定つきだ!! 
 対価として俺が欲するのは時間。
 破滅は、こいつらが準備万端にするまでは決して起こらない、絶対に間に合うという確実たる時間だ!! 
 世界に希望を。「絶対に間に合う」という希望を! 
 早く!誰かが俺を止める前に頷け、長老!!!

長老:……承った。

GM:ヘリオスが、その体が、霧のように消えた…!!

グラツィア:………。

GM:イアの足下に、ヘリオスの核が転がりました。

グラツィア:(拾う)

マユラ:ヘリオス……。え、ちょっと、嘘、ヘリオス……!?

エルヴィカ:……。
 覚悟は受け取りました。必ず、ヘリオスさんを戻しましょう。

トーリ:(無言のまま)(心:ヘリオス…ぬしゃの覚悟、しかと受け取ったぞ…!!)

グラツィア:ヘリオス…?あの方は…?

マユラ:(イアに)あいつは、ヘリオスっていって、馬鹿野郎だけど、大切な仲間よ…。

グラツィア:仲間…。

エルヴィカ:(イアさんに)どういう方か知りたかったら、メルリースを助けて、彼を呼び戻しましょう。

グラツィア:…はい。

GM:ここで今回は終了です。
 次回は、元の世界に戻って、準備をしましょう。
 きっといいエンドが来ると信じて…!

フェンネルプレイヤー:最後の方魂抜けててすみません。涙止まらないぜ。
 それでもなによりも、フェンネルを誇りに思います…。

エルヴィカプレイヤー:みんな振り絞ったから、頑張ろう!

グラツィアプレイヤー:頑張りましょう!!!

トーリプレイヤー:むろん! 命かけて頑張るぜ! 生き残っても5年だからな!(大笑)

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最終更新:2018年08月15日 11:43