フェンネル:ミトラーさんを振り返って、今一度じっとミトラーさんを見やります。
どんな外見かなー、とか。

フェンネル:それにしても、ヘリオスでミトラーか。
ミトラー。卿も色々あるのであろうな…。

GM:ミトラーの外見をはっきり見たい人は、知覚を振ってください。
見るだけだとふつうです。

エルヴィカ:1D100<=66
Cthulhu : (1D100<=66) → 21 → 成功

グラツィア:1D100<=75 知覚能力(ミトラーさんまじまじ)
Cthulhu : (1D100<=75) → 69 → 成功

フェンネル:1d100<=75 知覚
Cthulhu : (1D100<=75) → 23 → 成功

ミトラー:……そんなに変わった外観はしていないと思うが、見て楽しいか?

GM:よく見ると、ミトラーさんの左腕は「義手」のようです。でも、問題なく動かしています。
黒髪に、茶色とはちみつ色の混ざったような目の色。
体格は男性的、長身です。

シャノン:(ミトラーさんへ)私はシャノンといいます。ミトラーさんでよろしいですか?

ミトラー:お前はシャノンか。よろしくな。(微笑んで頭をなでなで)(背高いから同じくらい)

GMからグラツィアへ内緒話:この「なでなで」、見覚えが!

グラツィア:(シャノンさんをじっと見る)

シャノン:(戸惑いつつ、頷きます。気恥ずかしいです、これも)

グラツィア:あなたは騎士…なのですか?

ミトラー:(イアに)一時的にな。正確には騎士位を期間限定で得た。

グラツィア:騎士位を期間限定で…?

シャノン:(ミトラーさんのお話に不思議そうにしています)

フェンネル:余はフェルだ。よろしく頼む、ミトラー卿。(一礼をして)

ミトラー:(フェルに)あんたをこんな風に…仲間のように扱うのは気が引ける。
だが、俺はあんたを命を賭して守る。

フェンネル:構わない。卿はすでにわれわれの仲間なのだ。
時には、余の方こそ、卿を護ることもあるやもしれぬ。
何やら卿も、色々ありそうだからな。
しかし、深くは触れまい。
それが我々に危害を加えないことなのならば。(一瞬イアさんをちらっと心配そうに見やりつつ)

フェンネル:1d100<=37 伝承知識
Cthulhu : (1D100<=37) → 8 → 成功

GM:そうですねえフェルさん。ええ、どっちもアレですねえ。

ミトラー:そこの女戦士さん。俺は少なくとも敵じゃない。警戒はやめてくれ。

マユラ:ばれたっ(苦笑)
あたしはマユラ。愛称はユラよ。

ミトラー:俺は「メルリース」に、この中で一番関わってる存在だ。

グラツィア:…え?

エルヴィカ:貴方は、メルリースが何かご存知なの?

ミトラー:何かはわからない。

エルヴィカ:ではどう関わられたと?

シャノン:(ミトラーさんの話し聞いています)

ミトラー:どうやら俺は「一度死んだ」らしい。
そのおかげで、生き返る前の記憶のほとんどが抜け落ちている。
俺は、「メルリース」によって蘇った。

エルヴィカ:!

グラツィア:……。

フェンネル:(興味深そうに話を聞いている)

シャノン:(心:死の呪いと、死んだものを生き返らすか…)

ミトラー:『イリスリードに赴け。これまでの己を、罪も含めすべてを、国王に語れ』
そう、こいつが…義手が俺に語って、いろいろあって今に至る。

エルヴィカ:(中:アルティアス人に見えます?)

GM:アルティアス人には見えませんが、そうであっても、まあおかしくはない色彩です。

エルヴィカ:(心:イリスリードに赴けということはアルティアスから来たということ?)
(ちらりとマユラさんの方を見る)

マユラ:(警戒をあまり解いてはいない)

グラツィア:……。

シャノン:義手が話すのですか?

ミトラー:ああ。義手はどうやら、古代王国時代のメカニズムで作られたモノらしくてな。
つまりはメルリースの置き土産だ。俺はたぶん隻腕だったんだろう。

シャノン:置き土産ですか。随分技術があったのですね

フェンネル:ミトラーという名前は、卿が自身で名乗っているのか? 
死ぬ前の記憶は、名前も含めて何もないのか? 
ああいや、無理に聞こうとは思わぬ。 

ミトラー:名前はさっぱり覚えていない。だからこいつは偽名だ。
なんというか…あるものにちなんだ名前にこだわりたかった「俺」がいるらしいな。

グラツィア:……。

フェンネル:あるもの……(確信はしたが口には出さなかった)
卿はメルリースを見たのか??

ミトラー:目で見てはいない。だが、確実に自分が死んだという、すさまじい恐怖と苦痛の記憶は刻まれている。
それをなぜか復活させたのは「メルリース」と、義手が訴えてくる

グラツィア:(一歩後ろに下がる)

ミトラー:(イアを見て)…?

ミトラー:俺が覚えているのは、趣味嗜好や、たまに起こるフラッシュバック程度だな。…だが。
「メルリース」に問いただせば、俺というゾンビの正体と意味と、記憶を戻すくらいはできるだろう。

シャノン:(中:触れたら生きている人と同じですか?それとも死者のぬくもりですか)

GM:触れてください、シャノンさん。

シャノン:(中:ええ、恥かしいですね)

エルヴィカ:グラツィアさんの様子が普段と違うのは分かりますか?

GM:見りゃわかります、おかしいっすねw

エルヴィカ:(イアさんにそっと)どうなさったの?

グラツィア:(エルさんへ)いえ…大丈夫…です

シャノン:(グラツィアさんへ)大丈夫ですか(小声)

グラツィア:(シャノンさんへ)はい…すみません…。

エルヴィカ:具合が悪いなら、少しかけてお茶でも飲まれるといいわ。

グラツィア:(エルさんへ)具合が悪い訳ではないのですが…。

GMからグラツィアへ内緒話:ちなみに、別れた頃と同じ年齢に見える。


フェンネル:失礼、卿に触れても構わぬか…??

ミトラー:ああ。左は義手だぞ。

フェンネル:義手にも触れてみたいのだ。失礼する。
(と言って、左手と右手にそれぞれふれ、観察します。手の様子から前職など推理出来そうですか??)

GM:右は肉感があります。体温もあります。
左は、こう、オートメーション系義手みたいなかたちで固いですが、すごくなめらかに動かしてます。
さすがに手から仕事までは読み取れません。

フェンネル:剣を握るときの剣だこみたいなのはない感じですか?? 傷が沢山あるとか。。)

GM からフェンネルへ内緒話:隠密っぽい手。情報屋としても裏側の人間だったのでは?

ミトラー:(イアを見て)ええと。
グランだったか?

グラツィア:!!
はいっ!

ミトラー:(イアに)俺に何か、気になることがあるのか?
…!?
なんだその引っ繰り返った声は。

シャノン:(心:そういえばさっきも…その名前で呼ばれるのが嫌だとか)

エルヴィカ:(イアさんに)何か気になることでも?

グラツィア:(エルさんへ)私の知り合いです。

シャノン:(グラツィアさんへ)そうなのですか?お茶入れますか?

グラツィア:(ミトラーさんへ)気になる…いえ、特には…。

フェンネル:(気遣うように)グラツィア、だいじょうぶか??(そっと近寄って小声で気遣うように)

グラツィア:(フェルさんへ)はい、ありがとうございます。
ご心配をおかけしてすみません…。

フェンネル:いや、心配ならばいくらでもかけてくれ。

ミトラー:(イアに)まさかと思うが、グランは俺の「生前」を知っているのか?

グラツィア:1D100<=70 器用度(動揺を隠したい)
Cthulhu : (1D100<=70) → 52 → 成功

GM:なんとか冷静を保っているように見えるグラツィアさん。

グラツィア:(ミトラーさんへ)はい、たぶん。私はあなたの生前を知っています

グラツィア:(エルさんへ)彼の生前を知っています。どうして彼が死んだのかも…。

エルヴィカ:!知り合いだったの。

グラツィア:(エルさんへ)はい。

エルヴィカ:(小声で)あまり良くないお知り合いかしら。無理なさらないでね。

ミトラー:………。

GM:シークレットダイス(ミトラーが自らの記憶をたどる。成功。いくつかの場面、物事、ワード、存在などの記憶が蘇った)

ミトラー:気を取り直してだ。
フェル。あんたはこの先を知ってるんだろう。行くなら行くぞ。
「メルリース」はとにかくせっかちらしいからな。

フェンネル:それがいいだろうな。
グラツィア、だいじょうぶか?(気遣いつつ) 
フォロン、神殿の前まで案内してくれぬか? 
ほかの皆も大丈夫であろうか??

シャノン:(頷きます)

グラツィア:(フェルさんへ)はい、大丈夫です。

エルヴィカ:フェルさんに)では荷物をまとめるわ。
(グラツィアさんに白湯の残りを渡して片付けに入ります)

グラツィア:(エルさんへ小声で)良くないという訳ではないのですが、どうして彼がここにいるのか、ちょっと理解が…。

エルヴィカ:(イアさんに)また気が向いたら話して?

ミトラーからグラツィアに内緒話:(グラツィアに、周囲に見えないように手を差し出す)

グラツィアからミトラーに内緒話:(周囲に見えないように手を握る)

ミトラーからグラツィアに内緒話:(グラツィアの手に、なにかを握らせる。「いちごのチョコレート」だった)

グラツィアからミトラーに内緒話:!!(チョコを受け取る)

グラツィア:(エルさんから白湯を受け取って、手の中の物を口に入れて、白湯を飲む)

ミトラーからグラツィアに内緒話:(小声で)……そいつを受け取ったってことは、お前…なんだな。あとで、少し話したい。

グラツィアからミトラーに内緒話:(頷くだけ)

フォロン:はい。では、テレポートしますわ。歩くと人間の足では遠いので。
でも、着地は気をつけてくださいませ。

フェンネルからミトラーに内緒話:さっきの話だが、卿はフォロンの真の姿が判るのか??

ミトラーからフェンネルに内緒話:(小声で)でけえムカデ。銀の。

フェンネルからミトラーに内緒話:(驚いて)その通りだ。なぜそれが判る??

ミトラーからフェンネルに内緒話:(小声で)右目は義眼なんだよ。

フェンネルからミトラーに内緒話:そうなのか……(少し驚き右目を見やって)
聞いてばかりで悪いが、それもメルリースの??

ミトラーからフェンネルに内緒話:(小声で)そういうことだ。
つまり俺は、メルリースに作られたフランケンシュタインってところだな。

フォロン:準備はよろしいですか?(にこー)

フェンネル:(ミトラーさんの囁き話を聞いて)卿は自身をフランケンシュタインだというが…、余は卿が生きていると思う。
卿を知っている者もいるのだ。
二度死ぬのはもう少し後でもよいのではないか? 
或いは、生き返ってきたことに、何か意味があるのだろう……。(慎重に言葉を選びながらミトラーさんに)

ミトラー:もちろん、「一度目の死」を知っている者にとって、「二度目の死」ほど恐ろしいものはない。
喜んでまた死のうなんざ、かけらも思いはしないな。
そして、生き返ったことに意味はあるだろうし、その意味を為すために俺は「勅命」で動いている。

フェンネル:確かにそうであろうな。……勅命で?? 
つまり……(その言葉の意味を察して、言葉に詰まる)

ミトラー:あんたは今、とある権利を失っているが、権利を現在持っている存在が、「名もなき相手に、想像を超えたことが起きそう」なら、少しはズルもしたくなるんだろう。

フェンネル:……そうか、(それ以上に出る言葉がないのか、何といっていいのか、ただそれだけ言って、思わず礼をしそうになる)

ミトラー:おいおい。立場は「同格」だと思うが?

フェンネル:正直、余は卿を少し疑っていた。しかし、思ううのだ。
余は卿を信じている。卿が信じる信ずまいとな。
感謝する、ミトラー(ちょっと微笑んで)

ミトラー:ははは、信じるのは早すぎだ。
俺は「俺自身すら信じられない」というのに。
素直はいいが、「権利が戻った時」、疑うことを知らないと、あんたは周囲に食いものにされるぞ?(笑)

フェンネル:そうだな、立場は同格だ。
これから余たちは重大な場所に行くことになるだろう。
それこそ想像できぬことがあるやもしれない。
だから、不安はできる限り少なくしておくに越したことはない。

ミトラー:ああ。その場所にあんたたちがつくまで、つまり、俺が知る情報範囲であんたたちに追いつけるかは賭けだった。

フェンネル:だからこそだ、ミトラー。
卿が、グラツィアが、仲間が少し動揺しているときだからこそなのだ。

ミトラー:………。(少し時が止まったような顔で)グラツィア…か。

フェンネル:卿が卿を信じられないからこそ、余は卿を信じるのだ。卿の分までな。

ミトラー:ありがとう。その純粋な思いは、俺も素直に受け取ろう。

フェンネル:(小声で)グラツィアに何か心当たりがあるのか??

ミトラー:…………。
心当たりがあったとしたら、出会い頭にそういう反応をするのが普通じゃないか?

フェンネル:……心当たりがないのが、卿は逆に苦しいのか……? 
余にはそう見える。

ミトラー:「一度目の死」で、俺は多くのものを失ったらしい。
その上、「何を失ったか」さえ忘れているときた。

ミトラー:(小声で)向こうは「生前の俺」を知っている。
…少し想像してくれ。それが、そこそこの恐怖だってことをな。
あいつの思い出に俺はどう残っているのか。
悪いものかいいものか。そして今何を感じているか。
…でも、俺は「記憶がないがゆえに別人でしかない」。
悪いものだったとしても謝るための記憶は無し、いいものだったとしてもそれを感じる記憶は無しだ。

フェンネル:(小声で)想像はできる。
例えば、今の卿は信頼できるが、生前の卿はとんでもない大悪人かもしれない。
人殺しかもしれない。
誰かに、グラツィアにひどいことをしたのかもしれない…。
それは、その目は、他者の記憶の自分というのは、恐ろしい物だ…。

ミトラー:ということで、俺は、どうすればいいか困惑気味というのが正直なところだよ。

フェンネル:グラツィアにとって、卿は大切な存在に見える。特別な。
しかし、それに応えられない。
いずれにせよ、辛いな。(頷いて)

ミトラー:大切、か。そこは本人確認がいるな。
実はそうでもないかもしれない、親の敵とかだったりしてな(苦笑)

フェンネル:過去は、人間の歴史だ。積み重ねだ。過去があるから今がある。
しかし、少なくとも今は、今の卿と、我々と、グラツィアの関係を構築していけばいいと余は思うが。済
まぬな、何倍も年上の卿に垂れる言葉でもないが。(微苦笑)

ミトラー:「蘇り」から換算すれば、俺はお前よりかなり年下という見方もできるぜ?(笑)

フェンネル:ならば余の弟にでもなってくれるか(おかしそうに) 

ミトラー:さて。前もはっきり言ったが、俺はどうやら「メルリース」に死から戻され、「メルリース」によって生かされているらしい。

フェンネル:メルリースとの紐帯が切れれば、その言い方だと卿も無事ではあるまいな。(苦笑して)
卿が「蘇った」のは何時の事だ?

ミトラー:俺は、蘇った時の記憶すらもあやふやだ。…まあ当然だな。
だが、「死した直後の歴」を覚えていた。
というか、死の原因になった事象が起こった時の歴だな。

フェンネル:(興味深そうに片方の眉をあげて先を促して)

ミトラー:俺は、「5年後にすっ飛んだ」ような感覚で今を生きている。

フェンネル:という事は、五年前の事なのだな……。

ミトラー:………「拷問死」ってヤツは、数ある死の中でも最低のトップクラスじゃねえかと思うぜ(苦笑)

グラツィア:(口を手で覆います)

フェンネル:(中:ダリアス父上が探索の旅に出ていたころが何年前だったか、フェンネルの知識で推測出来たりしますか??)

GM:ダリアス王はもっと前ですよ。
王になる前ですからね。少なくとも子どもはいない頃です。

フェンネル:「拷問死……!」(予想せぬ言葉に思わず語調が強くなり)
そんな、人倫にも悖る殺し方だ…。(ショックのあまり、うまく言葉もでずに)
卿は、何を……。いや、済まぬ……。(かなり動揺している様子だ)

ミトラー:そうだな、よほどのことをやったんだろう。
だが、イリスリード王家じゃないから安心してくれ。
あの陛下は、そんなことをやってる部下がいたら跳び蹴りしそうだぜ(笑)

フェンネル:……そうなのか?? 
ならばもっと性質が悪い。
卿は卿を人間と認めない者に殺されたのだ。死んでも死に切れぬ。
少なくとも余だったらな…。

ミトラー:イリスでないとしたら、対立側じゃねえかと推測はしてるが、それも確証はなしだ。
だがな、記憶がなくていいこともある。誰が俺を殺したかは知らないが、恨み辛みも感じない。

フェンネル:卿は、記憶にある最期、何を想いながら死んだ? 
何を願った? 
いや、辛いことを思い出させるなら、答えなくてもよい。少し、引っかかったのだ。

ミトラー:………。

ミトラー:思い出す、か。意識が戻ってからばたばたして、そういうことをゆっくりはしていなかったな。

ミトラー:…………左手……。

フェンネル:左手??(思わずそちらを見やった)

グラツィア:(片手で口を覆ったまま、もう片手でペンダントを握りしめます)


ミトラー:今、義手だが、俺の意識がある時はまだ腕があった。
それを見ていた…?
見ていた、のか……?
うすぼんやり、視界の中にあった自分の左手…。
なんだったんだ?
何故俺は、死にかけながら左手を……。

フェンネル:…………。何かを、守ろうとしていた…

ミトラー:守る、とは違うな。
全身拘束状態の拷問椅子だ。動かせても指先だけだ。
ああ、ちょっと思い出した。
…なるほどな、死んだから忘れたこともあれば、ショックで飛んだこともある。
ならばこうやって、連鎖で思い出せる…?

フェンネル:(想像して想像しすぎて言葉に詰まった)左手に、何かをしていた??
指輪や、そういったものを。考えにくいことではあるが…。(呟いて見送る)

ミトラー:………ちょっと外す。すまん。(小走りで洞窟の外へ)

グラツィア:(後を追いかけます)

ミトラー:(しばらく戻ってこないが気配は近くにある)

フェンネル:(その間に、お湯を沸いていたので紅茶を入れておきます。外は寒いだろうから、戻ってきたときに差し出せるように)

マユラ:フェル。ちょいちょい。

フェンネル:どうした??(マユラさんに)

マユラ:なんかごめん。あのカレがいる前でどーんとは言えなくてさ。

フェンネル:やはり余は、まずいことを聞いたか…。

マユラ:「拷問椅子」はアルティアスが最悪なの作ってる。知ってるわ。

フェンネル:うん??(マユラさんに近寄って)
アルティアスは三度呪われて滅びろ! いや、済まぬ、口が悪かった…。

マユラ:あっはははは!!同感!!(フェルの頭をぐしゃぐしゃ撫でる)
あたしは6つの時からそう思ってるわよ!!

マユラ:「椅子に座る罪人」は、限られてる。

フェンネル:どういう罪人だ??

マユラ:椅子に座らされるのは、やつらにとって、「情報を吐かせたい存在」なの。
拷問と言っても死を目的にしたものではなく、口を割らせるために使う。

フェンネル:情報を吐かせたい…。 つまり、何かを隠していたのか、ミトラーは。

マユラ:隠していたか、何か知っちゃったか、まあ、とにかく、死なせない拷問をする時に使うのよ。
それは…死より、苦しいと思う…。
意識が飛んだら情報吐けないでしょ。だから、さ。

フェンネル:(頭ぐしゃぐしゃされてなぜか泣きそうになりながら笑って)アルティアス、人を人と思わぬ所業は、決して許されるものではない。
自分たちだけの正当性など、摂理にも反するものだ…。(心底嫌悪している様子で)

フェンネル:しかし、ミトラーは死んだ…。なぜだ? 
情報を吐いたから用済みにでもなったのか、それとも、逆か…。(考え込むように)

マユラ:そうね。限界まで言わずに体がもたなかったか、言って楽になったか。
どっちにしろ、座った時点で、生きては立ち上がれない椅子と有名だから。

フェンネル:死よりもつらい拷問など……。そんなものは……。
ミトラーは今、外で泣いているのであろうか。それとも泣けぬのであろうか。(ぽろぽろと泪を流しながら) 
なぜ、なぜこんなに、悲しいのであろう、誰のための涙であろう…。(顔を覆って泣いた)(中:箱入りの王子には辛いですよね。。泣くと思う。。)

マユラ:(フェルに)ああ、よしよし。あんたはホント、優しすぎる子ね。
あと、ある意味心配ない。義手ゾンビさんは外で嘔吐中。

GM:そういうことをイリスがまったくしていないという訳ではないですが、それでもぎりぎり人権は守ってると思います。

フェンネル:済まぬ、この涙の数の三倍の分だけ、人民にとって善き統治をできる者となろう…。(誓うように囁いた)

フェンネル:(中;ダリアス陛下なら冷静に適度に甚振って必要ならば拷問もしそうです。部下がやる感じで。。)

ミトラー:(雪の中でうずくまり、激しく嘔吐している)
ぐっ、げほ、げほっ…!
はあ…。思い出すモノによっちゃ、ダメージはきついな…

グラツィア:(近づいてそっと背中をさする)…大丈夫ですか?

ミトラー:…?
グランか。

グラツィア:はい。

ミトラー:みっともないとこ見せたな。

グラツィア:いえ、大丈夫です。

ミトラー:ちゃんと埋めとくさ。

グラツィア:手伝います。

ミトラー:いやいやいや(笑)
綺麗なお前に、汚れることは似合わねえよ。

グラツィア:いえ、大丈夫です。(軽く髪を後ろで束ねる)

ミトラー:強情だな!?

グラツィア:強情ですか?

ミトラー:いや待てって!このへんの雪かけて踏んでおいたらすむだろ?
俺がやるって言ってるのに。

グラツィア:では、そうしましょう(雪を上からかぶせる)

ミトラー:やっぱりやるのかよ!(笑)

ミトラー:…グラン。

グラツィア:はい。

ミトラー:お前は、俺を知ってるよな?

グラツィア:それは、どの『あなた』ですか?

ミトラー:生前だ。…名を呼んだな。
ええと、何だったか。今名乗ってる名じゃないやつを。

グラツィア:はい。『ヘリオス』…。
(くるりと背を向ける)

ミトラー:……しっくりくる名前だ。
でも、そいつはたぶん、今と同様に偽名だ。

グラツィア:そうなのですか?

ミトラー:ああ。ヘリオスとは、太陽神の名前。ま、格好つけて名乗っていたんだろう
…「ミトラー」もな。
覚えていなくても、同じ意味の名を名乗ろうとしたようだ。

グラツィア:いえ、あなたは間違いなく太陽でした。

ミトラー:昔…太陽だったか。

グラツィア:(肩を震わせる)

ミトラー:グラン。悪かった。(頭を撫でる)

グラツィア:いえ…。

ミトラー:俺は、五年も前に、お前を残して死んだんだな…。

グラツィア:5年前…。

ミトラー:置いていって…ごめんな。
帰るつもりだった…。…きっと、「生前の俺」は。

グラツィア:(うつむいて泣いている)

ミトラー:「いちごのチョコレート」が何の意味があるか、俺にはさっぱり解らなかった。
だからお前に試した。
お前は…俺を、待っていたんだな…。

グラツィア:待って…いたのでしょうか…。

ミトラー:さあ。俺は、五年がワープしてる。
死から今が一瞬なんだ。お前の気持ちを汲んでもやれない。

ミトラー:泣くな。綺麗な顔なのに。
…笑え。星みたいに綺麗なお前。

グラツィア:(手で涙をぬぐって)はい。

ミトラー:過去はほとんど思い出せないが…。
それはそれとして、「新しいことを見つけていく」ことは、きっと出来ると思うぜ?
俺も、お前も。

グラツィア:5年帰らぬ人を思うのと、先日死んだあなたの苦しみと…。
それはきっとあなたの方が苦しい…。
過去が思い出せないのであれば、あなたは私とは無関係でも良いのです。

ミトラー:比べる基準が違うさ。
無関係か。お前がそれでいいなら、俺も深入りはしないが…。
だいたい、たとえ恋人だったとしても、五年も放置してりゃ自然消滅だろう(笑)

グラツィア:私とあなたがともにいたのはたった2週間…。

ミトラー:二週間?たったの?

グラツィア:はい。

ミトラー:そんな相手、なんでお前、今も覚えてるんだ?

グラツィア:(ぽろぽろと涙が落ちる)

ミトラー:…ああ。もう。

グラツィア:(涙で潤んだ瞳でミトラーを見つめる)

ミトラー:(イアの涙をぬぐう)町に下りたら、甘い香りの茶をいれてやるから。泣くなって。

グラツィア:私には、かけがえのない2週間でした…。

ミトラー:……。

ミトラー:約束をしなかったか?俺は。

グラツィア:しました。

ミトラー:左手に関すること。たとえば指輪だ。

グラツィア:いいえ。

ミトラー:命が燃え尽きる瞬間俺は左手を見ていた。
なにかに、謝っていた…気がする…。

グラツィア:(目を見開く。涙がこぼれる)

ミトラー:悪い。
お前と俺とは無関係だったな!

グラツィア:え…。

ミトラー:…先に戻る。あと。
今後俺は「ヘリオス」と名乗る。名前がコロコロ変わって悪いな!
いつか、お前の太陽に戻れたら、いろいろ聞かせてくれ。(微笑む)

グラツィア:ヘリオス!
あなたは左手に2つ私に関する物を持っていました。
1つは『イチゴのチョコレート』。
もう1つは『私の髪』。

ヘリオス:髪!?
というか、あの状態で、どっちも手に持てたとは思えないが…。

グラツィア:髪は指にくくっていました。
私とあなたが最後に会った夜、あなたが欲しいと言ったので、1本差し上げました。

ヘリオス:左手の指に…か…?

グラツィア:はい。

ヘリオス:(イアをぎゅっと抱きしめる)

グラツィア:……!

ヘリオス:迎えにいけなくて、ごめん。
五年も経って、しかも、忘れていて、ごめん。
うっすらとしか思い出せないが…。
あのときお前に言った言葉は、嘘じゃなかった。

グラツィア:はい。

ヘリオス:(離れて洞窟へ走って行った)

グラツィア:(その後ろ姿を見ながら)

グラツィア:私はメルリースを倒せるのでしょうか…。
倒したら彼もいなくなるのですよね…(短剣を触る)

グラツィアの剣:短剣は、思いやるように静かに、ただ黙っています

グラツィア:左手…置いておけば良かった…。

GM:どうやって!!!(笑)

ながれ:ふふふ…。

GM:ヤンこわい

フェンネル:(中;イアさんの新たな一面∑)

フェンネル:(マユラさんにむぎゅっとされて涙していたが、ミトラーさんが戻ってきて涙をぬぐった。そうして、なんてことはない顔で安堵した多様に笑ったが、涙のあとは隠せたのか……)
ミトラー、無事だったか? 寒かったのではないか?
茶をいれていたのだ。温まるといい。

ヘリオス:気を遣わせたな。
ああ、ちょっとリバースしてた。
椅子に座っていた時、やたら胸が悪くなる薬を飲まされたり注射されたりした感覚がのぼってきてな。

フェンネル:気にすることはない、お互い様だからな(無理にでも少しでもにこりと笑って)

ヘリオス:もう落ちついた。
あと、グランが俺の生前の名を知っていた。
今後、生前の名の「ヘリオス」で呼んでもらっていいか?
俺も記憶を取り戻したくない訳じゃない。
きっかけになりそうだろ。音声で呼ばれる行為は。

グラツィア:(少し遅れてから戻る)

フェンネル:勿論だ、構わない。
名前とは、どの面を大事に出していきたいかというものだ。
卿の気持ちに何か変化があったのなら、喜ばしい。
これからもよろしく頼む、ヘリオス。(今度は心からにこりと笑った)

グラツィア:(ヘリオスから離れた位置にいる)

ヘリオス:ありがとうな、フェル。
あんたを正しい名で呼べる日が、早く来ることを願うぜ。

フェンネル:ああ、その時を、余も楽しみにしている。(しっかりとうなずいて)

マユラ:ミトラーだったのがヘリオス?
でもって義手でゾンビね。うん。覆面も追加した方がいいかな。

フェンネル:卿はこの旅の後、余の正しい名前を呼ぶ最初の騎士になるだろう。そんな気がする。

ヘリオス:はは、残念だが、俺の本来の職業は情報屋だ。
今は、お馬さんと短剣を受け取るために仮の騎士位を得ているだけだ。

フェンネル:それでもだ、ヘリオス(つられて笑った)

ヘリオス:んじゃ、またあんたが騎士位を授けてくれ。
ただし俺は剣も使えなければ馬にも乗れないがな(笑)

マユラ:イア、どしたの?

グラツィア:え?

マユラ:え、じゃなくて。

グラツィア:はい。

マユラ:はいでもなくて!魂どっか置いてきたの!?
今からメルリース探索よ!?

グラツィア:はい。

マユラ:だめだこりゃ。魂飛んでるわー。

ヘリオス:(ちらっとイアを見る)

グラツィア:(横目でヘリオスを見る)

ヘリオス:(少しだけ微笑む)

グラツィア:(優しく微笑む)

フェンネル:グラツィア、なんだかうれしそうだな。
卿のそのような顔が視れて、嬉しく思う。(目を細めて自分も嬉しそうに笑い)

グラツィア:いえ、嬉しくはございません。
嬉しそうでしたでしょうか?

マユラ:Σ(◎△◎;)!! ハートが飛んだ!!
見えないハートが飛んであたしにあっちいけと命じてる!!

フェンネル:男には男にしかわからぬ世界があるのやもしれぬな、マユラ?(思わず声をあげて笑った)

グラツィア:ユラ様?

ヘリオス:嬉しい、じゃないだろう。
どっちかというと、俺は、グランに「嘘付き野郎」とでも思われてるさ(笑)

グラツィア:(すごく嬉しそうに)そうですね。

マユラ:グラン?…誰?あ、グラツィアでグラン!
なんでイアじゃないの?

ヘリオス:…?あれ?おかしいな。最初にそう名乗られたと思うんだが。

グラツィア:はい、そう名乗りました

マユラ:名乗ってない-!イアって呼べって言った-!!><

グラツィア:ユラ様、私はヘリオス以外に『グラン』と呼ばれたくなかったので『イア』と名乗ったのです…。

マユラ:あ。そっか。(赤くなった)
ごめん、そっか、うわー、感動の再会だったんだ、ごめん…(赤くなってぷしゅー)

グラツィア:ユラ様?なぜ謝るのですか?

フェンネル:ああ、ほら、やはり。これを嬉しいと言わずに何というのか。
でなければ、幸せであろうか?
グラツィア、卿の幸せと喜びは、ヘリオスと共にあるのだな。

グラツィア:(フェンネルさんを見て)まだ、共にあること、と決まった訳ではありません。
たまたまお互いの道が再び交わっただけでございます。

マユラ:(小声で)こいびと…こいびとかあ。
男同士は戦場でよくいたけど、精神愛少なかったし、なんかこう、なにあのトキメキ的な…。
こいびとどうし…(ぷしゅー)

グラツィア:ユラ様っ!
こいびと…ではないと思います。

マユラ:(イアに)なななななななななんでもないのよーーーーう?(真っ赤)

グラツィア:(ぷしゅー)

マユラ:(イアに)いいの!あたしには遠慮しないで!
何があっても見ないし邪魔しないからーーー!!
(マントを被って丸くなった)

GM:ユラは恋愛に免疫がない(ただし耳年増)なので、異常に照れます。

フェンネル:マユラ、ああ、もう。(そういってマユラさんの方に行ってマユラさんを慰める)

グラツィア:遠慮は致しませんが…。

ヘリオス:なんだこの騒ぎは(笑)

フェンネル:そうか、幸せの形は様々だ。
どうか、卿らの思う、幸せの道が続くとよいな。

グラツィア:フェル様、ありがとうございます。

グラツィア:ヘリオス、ユラ様が私とヘリオスが恋人だと勘違いされていて…。

ヘリオス:勘違いか。
…(とても小声で)今から口説いて間に合うものかな?

グラツィア:え…(真っ赤)

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最終更新:2017年02月07日 11:11