続編:Calc と連携できる RのインストールⅡ
(2007/11/22)
-
前回の設定通りにすると,設定しているユーザーのみCalcとRの連携を利用できるが,今回はパソコンのユーザー,みんなが使えるように設定する。
-
前回より変更する点は:
-
環境変数の設定ファイルの変更
-
拡張機能の追加方法の変更
-
環境変数の設定
-
ここでは,みんなの環境変数を変更するために「 /etc/profile 」を変更する。
|
# emacs /etc/profile
|
注:このファイルを変更する前,【 cp /etc/profile /etc/profile.old 】などでバックアップを取る事をお勧めします><;;
|
-
<
# System wide environment and startup programms,for login setup
>の下に,
|
export R_HOME="/usr/local/lib/R"
|
|
export LD_LIBRARY_PATH="/usr/local/lib/R/lib"
|
を書き加えて,保存して閉じる。
-
システムを再起動する。
-
拡張機能の追加
-
OpenOffice.org Calc においての設定:
「ツール」-「拡張機能マネージャー」-
「OpenOffice.org拡張機能」
-「追加」からダウンロードした
StatConnector.oxt
を追加する。
-
その他は前回と一致する
Calc と連携できる RのインストールⅠ
(2007/11/14)
-
システムの準備:
-
【 apt-get install R 】によって,パッケージからRを入れている場合は削除すべき:【 apt-get remove R 】
-
【 apt-get install 】で入れておく必要のあるもの:
-
readline
-
readline-devel
-
XOrg-devel
-
gcc,f2cとg77(fortran)などのコンパイラがない場合は入れて置くべき
-
ダウンロード:(/root または /home などへ保存)
-
R のソースファイル(CRANから)
-
RProxy のソースファイル(sunsiteから)を書き加えて,保存して閉じる。--他のソフトウェアと連携するためのもの
-
Uno Component : StatConnector.oxt(Linux用)--OOo Calc用のコンポーネント
-
必要に応じて,デモファイルもダウンロード:http://sunsite.univie.ac.at/rcom/download/devel/RDemoDens.ods
-
インストール:
|
# tar zxvfp R-2.6.0.tar.gz
|
Rソースファイルの解凍
|
|
# tar zxvfp R-devel_2007-05-09.tar.gz
|
RProxyソースファイルの解凍
|
|
# mv R-devel_2007-05-09 R-2.6.0/src/extra/proxy
|
R-devel_2007-05-09 を R-2.6.0/src/extra/proxy という名前に変更
|
|
# patch -p1 -d /root10/R-2.6.0 <R-2.6.0/src/extra/proxy/R-devel_patch
|
パッチファイルの適用
|
「Assume -R ?」などと聞かれたら, y を入力する。
|
# cd R-2.6.0
|
|
|
# ./configure --enable-R-shlib
|
オプションの付いたconfigure
|
|
# make
|
|
|
# make install
|
|
|
# cd
|
/root (/home) に戻る
|
【 R 】と入力し、うまくインストールされていることを確認する。 > q() で終了させる。
-
環境変数の変更
-
環境設定ファイルの区別:
|
環境設定ファイル
|
役割
|
|
/etc/profile
|
すべてのユーザーに共通の設定を記述
|
|
~/.bash_profile
|
各ユーザーがログインしたときにのみ,bashが読み込む設定(環境変数など)を記述
|
|
~/.bashrc
|
bashが新たに起動するたびに読み込む設定(エイリアスなど)を記述
|
-
ここでは,環境変数を変更するために「~/.bash_profile」を変更する。
-
<User specific environment and startup programms>
の下に,
|
export R_HOME="/usr/local/lib/R"
|
|
export LD_LIBRARY_PATH="/usr/local/lib/R/lib"
|
を書き加えて,保存して閉じる。
-
RProxyを移動させる
|
$ cp R-2.6.0/src/extra/proxy/libRproxy.so /usr/local/lib/R/lib
|
ローカルへコピー♪
|
-
システムを再起動する。
-
OpenOffice.org Calc においての設定
-
「ツール」-「拡張機能マネージャー」-「マイ拡張機能」-「追加」からダウンロードした
StatConnector.oxt
を追加する。
-
「ツール」-「オプション」-「セキュリティ」-「マクロのセキュリティ」を”中”または”低”に設定する。
-
RとCalcの連動をテスト:
-
デモファイルを起動し,スライダを動かしてみる。
OpenOffice.org をソースからインストール
(2007/11/14)
-
ダウンロード:
-
http://ja.openoffice.org/downloadより最新のものを,/rootまたは/homeなどへダウンロードする
-
ダウンロードファイルのあるディレクトリで,
|
# tar zxvf OOo_2.3.0_LinuxIntel_install_wJRE_ja.tar.gz
|
ダウンロードファイルを解凍する
|
|
# su -c 'rpm -ivh OO*/RPMS/*.rpm'
|
JREを含めたすべてのrpmファイルをインストール
|
-
すでに最新バージョンのJREをインストールした場合は:
|
# su -c 'rpm -ivh OO*/RPMS/ o*.rpm'
|
OpenOffice.orgのみインストール
|
-
ここで,コマンドで
|
$ /opt/openoffice.org2.3/programm/scalc
|
-
(文末はsbase,scalc,sdraw,simpress,smath,swriter)などでも起動できるが,メニューに登録する方法もある:
|
# su -c 'rpm -ivh OO*/RPMS/desktop-integration/openoffice.org-redhat-menus*.rpm'
|
注:Vine Linuxの場合
|
-
システムを再起動させる。
-
アンインストールの方法に関して:
# su -c 'rpm -e `rpm -qa|grep "openoffice\.org.*2\.3"`'
注:OpenOffice.org2.3の場合
JRE(Java Runtime Environment)をソースからインストール
(2007/11/13)
-
ダウンロード:
-
http://java.comの「JAVA ソフトウェアのダウンロード」へ行き,
Linux RPM (自己解凍ファイル)
をダウンロードする。
-
インストール:(/usr にファイルを書き込むため,root権限が必要)
|
# cd /usr
|
すべてのユーザーが使えるように/usrへインストール
|
|
# mkdir java
|
/usr にjava というディレクトリを作成する
|
|
# mv ~/Desktop/jre-6u3-linux-i586-rpm.bin .
|
ファイルをダウンロードしたディレクトリより /usr/java へ移動
|
|
# chmod a+x jre-6u3-linux-i586-rpm.bin
|
実行できるように権限を変更する
|
|
# ./jre-6u3-linux-i586-rpm.bin
|
rpm ファイルを作成する
|
すると,契約書が表される。最後まで進んだら,【 yes 】と入力し,作成処理が開始する。
現在のディレクトリ( /usr/java )に rpm ファイルが作成される。
|
# rpm -iv jre-6u3-linux-i586.rpm
|
パッケージのインストール
|
すると,jre1.6.0_03(パッケージ番号)と言う名前のディレクトリが作成される。
-
有効化と設定:
|
# cd /usr/lib/mozilla/plugins
|
<Mozillaのインストール先ディレクトリ>/plugins に入る
|
|
# ln -s /usr/java/jre1.6.0_03/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so
|
現在のディレクトリで,JREディレクトリの
libjavaplugin_oji.so ファイル
へのシンボリックリンクを作成する
|
-
Mozillaブラウザを起動(すでに開いている場合は再起動)する。
-
「編集」-「設定」-「コンテンツ」-「Javaを有効にする」を選択する。
-
Javaのインストール完了したかどうかのテスト
-
http://java.com/ja/download/help/testvm.xml
-
アンインストール:
|
# rpm -q jre
|
JREのバージョンを確認する
|
|
# rpm -e jre-1.6.0_03-fcs
|
アンインストール
|
patch について
(2007/11/07)
-
コマンド patch についてのページ:patch
-
OOo&Rの連携のためのインストール手順にて
Rをソースからインストール
(2007/10/19)
【 apt-get install R 】でもインストールは可能だが,少しバージョンが遅れているようなので,ソースからのインストールを試してみました。
-
システム: Vine 4.1 & R-2.6.0
インストールのために必要なもの
:
-
gcc と fortran コンパイラ(f2c or g77),ほとんどの場合は自動的にインストールされているが,
ない場合は「Synapticパッケージマネージャ」で「gcc」または「f2c」,「g77」でパッケージを検索し,インストールします。
インストールするにはこのように:
|
$ apt-get install gcc
|
gcc(Cのコンパイラー)の関連パッケージをインストール
|
|
$ apt-get install gcc-g77
|
g77(Fortran 77のコンパイラー)の関連パッケージをインストール
|
|
$ apt-get install f2c
|
f2c(Fortranのコンパイラー)の関連パッケージをインストール
|
-
Xorg-devel(X window system 関連のものみたい><具体的なことはまだ分からない): 【 apt-get install XOrg-devel】
-
CRANからソースファイルをダウンロードし,/home(または /root)に保存する
-
解凍し,configure と make をします。
|
# tar xvfz R-2.6.0.tar.gz
|
’ファイルの解凍
|
|
# cd R-2.6.0
|
|
|
# ./configure
|
'make の準備
|
|
# make
|
|
|
# make install
|
’ここでは,管理者の権限が必要
|
一時的に管理者権限
を利用するには,スーパーユーザーになれば良いでしょう:
|
# su
|
'rootのログイン
|
|
# exit
|
'rootのログアウト
|
Adobe Readerをソースからインストール
(2007/10/16)
-
1.Adobe Readerのダウンロードページから,最新バージョンのファイルをダウンロードする。---一時的に管理者権限を利用するには,スーパーユーザーになれば良いでしょう:
|
# su
|
'rootのログイン
|
|
# exit
|
'rootのログアウト
|
-
2.ターミナルウィンド(あの真っ黒の画面♪)で,ダウンロードファイルを置いてるディレクトリで,(ファイル名を入れ替えて!!⇒)【 rpm -ihv AdobeReader_jpn-7.0.9-1.i386.rpm 】を実行する。
-
◎完了!!^^
-
インストール完了の確認(わたしの場合は):「アプリケーション」⇒「オフィス」に入っているかどうか。(なぜオフィスのメニューに入っているんだろう??><)
OpenOffice.org をパッケージからインストール
(2007/10/12)
1.メニューの「ディスクトップ」−「システム管理」−「Synapticパッケージマネージャ」を開き、検索のところでパッケージ名で【 OpenOffice 】を探してもらい、関連のあるものをチェック(インストールを選択)します。
2.「依存により要求された変更を追加しますか?」と聞かれたら、【マーク】を選択します。
3.パッケージマネージャの主画面の上の部分にある【適用】をクリックします。
4.インストールの確認:メニュー「アプリケーション」に「オフィス」という項目が増えているかどうかを確認します。
Rをパッケージからインストール
(2007/10/12)
またも先生に許可を得て,新たしいマシンにVine Linux4.1を入れました!今回はフルインストールでも無事でした^口^
-
今日は,Na先輩&しも先輩,そして「空飛ぶカボチャ」と言うサイトから教えてもらいながら,Rを入れることに成功しました。
-
先生がおっしゃったように【 apt-get install R 】を入力しても,エラーメッセージの”パッケージRはありません”と出て,うまくいきませんでした。
-
HPの空飛ぶカボチャを参考に:
-
Rのパッケージが入っているVine extraを有効にし(デフォルトは無効),パッケージRをダウンロード&インストールという作業でした:
-
1.root権限で,【 vi /etc/apt/sources.list 】と入力viというエディタでsources.listを編集)
-
2.sources.listの中のこの部分を書き加える。
-
3.次にapt-getする:
|
apt-get update #アップデートリストをダウンロード
|
|
apt-get upgrade #アップデートをインストール
|
|
apt-get install R #アップデートしたパッケージRをインストール
|
-
4.【 R 】と入力し,Rが立ち上がる。
注:vi(まだemacsが使えない><)の操作方法
❀❀Linuxのはじまりぃ❀❀
(2007/10/9)
-
9月下旬にI先生に許可を得られた上で,研究室のあるパソコンにLinuxを入れてみました。自分で何回も試してみても失敗したから,先生に助けていただきましたm_ _m
-
今日はネットワーク設定に挑戦してみました⇒失敗!!
-
/usr/sbin/netconfig からIPアドレスとネットマスクを設定したけど,OKを押しても保存されないみたい・・・アドレスが消える><
-
/etc/sysconfig/network-scripts を直接編集するという方法もあるみたいですけど,emacsも使えないし,編集方法が分かりません。
-
ネットワーク設定が完成すれば,RとOOoを入れて,Linux上の連携はどのようになるかを確認したいです。
コメント
-
お役に立てて光栄です^口^始ったばっかりですので,きっとどこかに問題があると思います。また意見を聞かせてもらえたら助かります!よろしくお願いしますm__m -- tryo (2007-11-14 18:15:15)
-
Java、Rのインストール法参考にしております。コマンドとその意味を書いててくれてわかりやすい◎ -- yohshimo (2007-11-14 10:56:35)
-
全体のアップデートをしたからと考えられるが,いつの間にかEmacsが入ってました!^口^ -- tryo (2007-10-16 10:37:33)
-
R(RCOM)とOOoをつなぐUno ComponentをCalcに拡張機能として追加ようとしたけど、Windows上のようにうまくいきません!><・・・StatConnector_Linux.oxtの有効化が出来ません。どうすればいいでしょう(泣) -- tryo (2007-10-12 23:10:36)
-
次に・・OpenOffice.orgを入れたいと思います!てふーもしたいけど難しそう>< -- tryo (2007-10-12 16:59:01)
-
ESS(Emacs Speaks Statistics)が気になります!RjpwikiにあるESSのページ 今度使ってみたいと思います。 -- tryo (2007-10-12 16:52:25)
便利なリンク
参考書
-
Linuxの教科書 (IDGムックシリーズ) (2007-10-30)
最終更新:2009年06月07日 11:45