E94/攻撃1提出
評価値
中距離:12
遠距離:11
燃料消費:0
作戦
- 敵アラダとの根源力規定を超える者が敵座標を把握し、そのほかの者は光学センサーをなるべく用いずに指示された座標に向けて射撃を行う。
- お椀状に展開して火力を集中する
- 分散しつつ、相互に支援が行える状態を作る
- 火力班と突撃班が互いに最大火力を集中出来るようにする
- 互いに5~10m程度距離を取って展開
- 障害物を利用して側面を突く
- 狙撃班を配置。敵を拘束する。同時に偵察班に連絡。
- 攻撃班は可能なら狙撃から隠れている敵を側面、背面から奇襲する。
- 砂漠が戦場のため、各武器の防砂仕様と整備はしっかりと行っておく。
【装備】
≪全般≫
- 長距離通信や、高速データ通信が可能な無線機を使用して連絡をとりあい、部隊間・部隊内での状況把握や連携をスムーズにする。
- 目標距離測定装置で攻撃目標の正確な位置を測定できる。
- バレルを短くしたり溝を刻むことによって軽量化を図る。
- 銃身にカモフラージュペイントを施すことで周囲の背景にとけこんで目立ちにくくなる。特に伏射で有効。
- 曳光弾を混ぜて射撃する事で弾道を明確にして集弾率を高める。
- 敵の数が多いときは範囲攻撃できる兵器を優先的に使用する。
≪WD≫
- 『陽光』は火力増強に主眼が置かれたWDである。
- 12.7mm機関銃:WD用ライフル。ロングバレルやグレネードランチャーも装着できる。
- 75mmL24砲:対戦車榴弾、通常榴弾、煙幕弾などが装填できる短砲身砲。曲射が可能。
- 拠点防衛用設置型レールカノン:重量はあるが大火力のレールカノン。
- ATM:単発式対戦車ミサイル。
- SAM:単発式地対空ミサイル。
- 陽光装備のレーザー砲は砂地のため威力減退しやすく、使用しない
- 火器ユニット『弁慶』により、通常の歩兵よりさらに多くの兵器を保持でき、武装の迅速な交換が可能。
- 機動力を活かして距離を詰める事で弾丸の威力を上昇させる
- WDはFCSが存在するので射撃が有利に進む
- 陽光のシーカーポッドはATMとSAMが装備できるため、火力の集中または多角的な砲撃に用いる
<<I=D>>
100mm砲 "Neue・Lance":トモエリバーからデータのフィードバックを行って改良したランス。
4連装7.62mm 対人機関銃:再設計された照準器を搭載し、搭載位置や斜角を設計段階から調整する事により、対地兵器として充分な性能をもつ。
≪補助≫
- レーザー目標指示システムによる照準装置で着弾を制御し命中率をあげる。
- スコープやダットサイトなどを用途に合わせて組み合わせて装備する。
【体術】
≪全般≫
- 射撃に使う銃は自身の手や腕の一部となるように扱う。
- 射撃の際にぶれないように正しくしっかりと握る。
- 撃つときは近くにいる危険な目標を狙って2発撃つようにする。
- 射撃をする際は弾着地帯の長軸が目標となる敵部隊の長軸と重なっている状態になるようにして撃つ。
- 敵部隊に射撃を行うときは敵全体をカバーするように分散射撃する。
- 射撃の際の目標の決め方として、最初に曳光弾を撃ち込んで狙う中心を決めたり、あらかじめどこを撃つかを指定しておく。
- すぐに弾切れにならないように射撃する速度を調製する。
- 射撃を敵に当てるために夾叉による着弾修正を行う。最初に撃った2発の弾着点の距離を縮めていくようにして撃つ。
- 射撃速度:射撃効果を発揮する為には大量の弾丸を連続発射するべきだが、これで銃身は加熱しそれに伴って射撃精度低下、故障が発生する恐れがあるため射撃速度は制限される。一度の射撃動作で何発ずつ撃つかを予め決める必要がある、これらは大別すれば、単射と連射に分けられ一発毎に照準射撃するのが単射、二発以上の銃弾を連続して発射する事を連射と言う。
- 銃の個癖、気象条件等による修正:銃の製造上の誤差により照準器がニュートラルな状態での弾着点と照準点は一致するとは限らないこの為照準器を修正する必要が有る、また風速風向等によって弾着点と照準点への誤差が生じるため射距離と風速に応じた照準修正を行い、射撃の精度を高める。
- 照準器の測合及び照準点の選定:射距離や風等の影響で修正した諸元を照準器に測合するか一定の射距離に照準を合わせた状態で目標迄の射距離風等の影響を考慮して照準点を選定を行う。
- 射弾の観測修正:着弾煙、曳光弾等から射弾を観測し目標に対して有効な射撃を実施出来る様に修正を加える事。
- 射撃は右撃ちと左撃ちを織り交ぜて遮蔽物越しに。撃ったらすぐ隠れる
- それぞれの部隊が連携しタイミングを合わせて攻撃を開始、その後攻撃が途切れぬように絶え間なく弾幕を張る。
- 戦闘中に弾丸をすみやかに再装てんするため、あらかじめ弾倉はきちんと収納し、即座に取りだせるようにしておく。
- 敵の配置の薄い部分に集中して攻撃する。
- 射線を重ねないように角度をつける
- 射撃するときは立射や膝射、座射、伏射など正しい姿勢で行う。
- 木や壁、岩などがある場合はそれを利用して身を隠しながら体を固定して安定させてから射撃する。
- 膝射は片膝を地面につけて体を安定させて撃つことで狙いがずれにくくなる。
- 伏射は地面にうつぶせになって腕や体を固定することで安定して射撃できる。
- 弾着は赤外線による火光判定。赤外線ならナイトビジョンが死なない
- 面制圧射撃で的を絞らせない。
- 制圧射撃によって敵の攻撃を妨げ反撃を封じたり、煙幕をはって目標を視認できなくしたりする。
- 間隙射撃:味方部隊の間隙或は翼側から(右翼、左翼のこと)行う射撃。味方に当たらないように隣接する味方兵の左(右)側から安全間隙は4m以上必要(別々の部隊同士による同目標に対する同時攻撃、十字砲火ともいえる動作)
- 情報伝達には口述と身体言語をうまく使う。たとえば、仲間にある方向の敵を攻撃するよう命令する場合
A.口で方向を言う。
B.口で攻撃命令を言う。
C.指や視線で方向を示す。
D.ハンドシグナルで攻撃命令を出す。
とすると、A+BやC+Dと比べ、並列に情報を伝えられるA+CやB+Dのほうが早く指示できる。また、視界不良や轟音などの状況ではA+B+C+Dで冗長性をあげると、より確実に伝わる。
- 一度に倒しきれないほど多数の敵は、前衛の負荷を超えない範囲で、少しずつおびき出して倒す。
≪歩兵系≫
- 銃を握るときは手が震えるほど力を込めないようにする。
- 照準を合わせるときは照星と照門とが直線上に整列したサイト・アライメントの状態を基本とする。
- 照星と照門を結ぶ線が水平になって目と同一の直線上になるように銃の向きをもってくる。
- 照星に焦点を合わせ、銃の向きが撃つ目標の真ん中に来るようにする。
- 撃つときは呼吸の仕方、引き金の引き方、照準の定め方、握り方を正しく行うようにする。
- 発砲時や狙いを定めるときは照準がぶれないように呼吸を止めて行う。
- 照準が外れないよう、引き金は勢いよく引かないようにする。
- 引き金はサイトアライメントがずれないように指に徐々に力をかけて真後ろに引く。
- 発射後の次の一撃をすぐに撃てるように引き金を引いた後もすぐに引き金を離さないようにし、照準を保つ。
- 突撃しながら射撃するときは、銃を持つ腕を骨盤に押し付けたり、わきの下にはさんで押し付けて固定して安定させる。
- 攻撃中は射撃の騒音や混乱が起きることを予想しあらかじめ声や笛、手信号などの連絡手段を決めておく。
- 目標の選定及び射距離の判定:正確な射撃を行う為には射距離を正しく判定しなければならない、判定方法には、目測、ミル公式、射弾による確認、歩測、巻尺等による実測などがある。射撃指示を行う者、射撃する兵員はこれらを用いて目標との正確な射距離を把握する。
- 歩兵は木々や遮蔽物の陰に伏して射撃を行う
- 戦闘時は声を出さないこと(叫んだりしない)。ただし、要救助者への呼びかけや、緊急の事態はこの限りではない。
- 隠れつつ展開。敵集団内に煙幕弾と共に、榴弾やグレネードで攻撃。爆風でなぎ倒す。
- 少数であっても、戦闘時には敵より多い数で攻撃できるよう、連携を密にとりゲリラ的に撃破。
- 敵の殲滅より、混乱と遅滞行動を主目標とする。
- 総力に劣る歩兵は足を生かして、移動しながら射撃する。
≪間接射撃≫
- 間接照準射撃:死角にいる目標に対する射撃。観測員が砲弾の弾着点を観測して照準を修正するか、範囲内に無差別に射撃する。
- 超過射撃:味方部隊を超えて行う射撃のこと。通常味方の頭上から垂直距離で4m程度の間隙を空ける。(遠距離射撃と中距離射撃を同時に行う場合、突撃支援を行う場合等に行われる)
- 観測員を用いた間接照準射撃をするとき、観測員は自分の位置を基点として目標の方角や距離、標高差を知らせる。
- 間接照準射撃の観測員は使用する弾丸の種類や敵の大きさや形、戦力や行動などを具体的かつ詳細に伝えるようにする。
- 砲撃中は敵に狙い撃ちされないよう、位置をずらしたり被弾面積を少なくしながら砲撃する。
≪オペレータとの連携≫
- オペレーターからの情報で敵の陣形が判っており、敵陣形の弱い方向から攻撃する
- オペレーターからの情報で敵の種別が判別しており、敵の弱点の情報がある
- オペレーターからの情報で敵の移動ルート及び移動速度が判別しており、待ち伏せによる有利な攻撃が出来る
- オペレーターからの誘導で、火力を展開するのに適切な配置が行われている
- オペレーターからの誘導と地図から、最適な移動ルートがとれている
- 地形情報のオペレートをうけることで、隠蔽がとれる地形が判っている
- 地形情報のオペレートをうけることで、安定した射撃姿勢が取れるポイントが判っている
- 会話をすることで緊張をほぐせる
イラスト
(絵:津軽さん)
SS
硝煙が砂塵に混じって、あらあらしく天へとのぼっていく。
原型を止めないほどに拡散しきった黒い流煙は、ある地点を境に砂塵と区別することもままならないほどに細かく散った。
ATM(単発式対戦車ミサイル)とSAM(単発式地対空ミサイル)が火を噴き、その軌跡が視認できるほどの拠点防衛用設置型レールカノンが放射され続けられている。
その火線の合間を縫うように、都築藩国文族――浮椎吾も12.7mm機関銃とナギナタをかって戦場を奔走していた。
彼我の戦力差は大きい。戦略的な有利性、単身の戦闘能力、士気の高さで何とかしのいでいるものの、相手は戦闘の熟練者。こちらが手玉にとられている感は拭えない。
ここで持ちこたえなければ――この戦闘に参加しているプレイヤー誰もが考えていることを、彼もまた同様に意識の底へ刷り込ませている。
砂地を抉り出すように滑空。後方の砲撃部隊を支援するために、ウォードレス『陽光』ヘルメット内部に記される場所への阻止戦を張り巡らせる。
(この戦いの、数多くが生き残ればいいっ!)
その言葉を噛み締め、浮椎吾は銃を握る。背部火器ユニットのベルト給弾に連結しているため、弾切れは気にしなくてもいい。少なくとも、今の間は。
テレビや映画とは違う、色の見えない弾丸が戦場を駆け抜けていく。相手に当たったかの手ごたえが確認できないのはもどかしくもあり、逆に安心できる。
相手も生きている…その感覚が、彼にはひどくおそろしい。自覚なしで撃てれば、どれだけいいことか。
「……ごめんっ」
滑り込んでの着地。その間に、一言だけ浮椎吾は呟いた。
銃身にグレネードランチャーを装着し、発射。その軌跡を目でこともなく次の標的に狙いを定める。聴覚センサーが、爆発の音を拾った。
(文:浮椎吾)
RP
最終更新:2007年06月16日 15:20