俺と小娘の嫌な日々


導入編
今日もいい天気だ。
俺は神にチョイスされた毎食パンの耳でOKな人間!だからそこらのパンピーみたく働く必要はナッシング。

さて、優雅にツンデ霊と戯れるとしよう。
「うへへへ、観念するんだな銅タン
いや!やめて!触らないで!
そんなコト言っちゃって…本当は感じてるんだろう?」 
ぽた、しゅうぅぅ
「こんなに泡をだしちゃって…ハァハァ」
ジョン・レノンも歌ったよな、イマジンは偉大だって。
想像力!萌えあがれ、想像力!

「…ウッ!…ふぅ~エクセレントォ!」
ごしごし
今日も太陽が黄色いぜ。

「……何…やってんのよ…あんた…」

「うおぅッ!?こ、小娘!いつからそこに!」
「…あんたが一人芝居しつつ銅に希硫酸垂らしてるあたりからいたけど?」

「シィィット!!視姦しやがって…俺サマのパラダイスタイムが台無しだ!
この絶壁胸!あやまれ!あやまれよぅ!」
「ちょっと逆ギレしないでよ!粗チンのくせに!」

なんてコトを!!
「ほほほ包茎ちゃうわ!見れ!このバズーカを!で乙女ちーっくに赤面しつつ指の隙間からチラ見しろや」

「…クス」
なんですか、その微笑ましいモノを見たような生暖かい笑いは?
ちくしょうポークビッツ!ポークビッツだと!?




ああ、神は死んだ。
ニーチェ、あんたは正しい。

「そんな事より、ほら!次の見つけてきたわよ」

うるさいだまれそうさ俺は生まれたままの清いカラダさ童貞だし火星人だし―
って?見つかった?

「マジか!?貴様のアホ毛センサーにツ、ツンデ霊反応があったのか!?」
「アホ毛ゆーなぁ!…別にこの毛で探してる訳じゃない!」

「ともかくでかした!よくやったぞ貧乳!」
「貧乳じゃない!Bは貧乳じゃないもんッ!」

でやってきました、深夜の公園。
うん、いかにもツンデ霊サマが降臨しそうな雰囲気だな。




「そろそろ出る時間よ」
ブラ不必要娘がきょろきょろしながら言う。
「今度は平気なんだろうな?つか何の霊だよ?」

「えっと…義弟が心配で出てきたはいいけど不器用だから素直になれない義姉の霊…だって」

「!!ブラヴォー!!オォ、ブラヴォー!
テッパンだなッ!
imitation sisterキタ――(゚∀゚)――!!」
「……偽姉?」

「黙れ中学生。本場イングランドじゃこう綴るんだよ」

「どーでもいいけど。あ、いたわよ、あそこ」

小娘の指差す先には―
「 YES!YES!!YES!!!ナイスだ!
マジにハクいスケじゃーん!なぁ?」
「オヤヂうぜぇー!ってはやく行きなよ」

「おうよ!
会いたかったよー!
ねぇさあぁーん!」

 ぴと

「おお!いきなり寄り添ってきましたよ!で、でれキタ――(゚∀゚)――!!」
「良かったわね、その調子よ!」





 わたしと―
  ファイトなさい

「うはぁ!義姉さんいきなり馬乗りになってんですけど?」
「さすが義姉、積極的だわ!あんた童貞なんだからリードしてもらいなさいよ!」

 拳は強く強く―
  でないと骨を―

「なんかビキビキ筋をたてて拳つくってるけど!?」
「バカね、あんたが緊張してるからほぐしてくれるのよ!ほら力抜いて!リラックス、リラァーックス!」

  ジェノッサァァーイッ!!

「あがががががが何かタコ殴りなんですけど!?よく見たらジッポ握ってるよ?この人!」

「大丈夫!それツンだから!
YO!ツンK・I・T・A―!」
「YOH!SuGoi!ツンK・I・T・A―!!!


って死ぬ!死んじゃうよ!違う!
これ違うよパパン!」




なんとかガードポジションでしのいでマウントから脱出。
全力で撤退。
鼻曲がって前歯全折だが気にするな、俺。どうせ保険に入ってないし。

「ケッ、根性なしが」
「ふざけんな!このビッチ娘!そのツインテール固結びにすんぞ!」

「あーはいはい、次はちゃんとしたの探すから大丈夫、大丈夫」

「その意気だブラ要らず!よし、次こそは!」
「ウフフフ…そう…次こそは、確実に…ね」

ちょっと コイツに任せるのは不安になってきたがまぁいいや。
ツンデ霊を手にするまで俺たちの旅は終わらない!

【次回は小娘視点…の予定】
最終更新:2011年03月01日 10:34