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帰り道からやけに体が重いと思っていたのだが、
家の鏡に映っていたのは、背中にしがみついた幽霊(推定10歳)。

「…あの」
『取り憑いただけなんだからね』
「ああ、そうなんだ」
『そうだよ。誰でも良かったんだけど偶々お兄ちゃんが通りかかったから取り憑いたの。
別に迷子で寂しかったとかお兄ちゃんなら気付いてくれそうだったからとかそんなんじゃないから』
「…そう」

家に居るときは部屋の中を好き勝手に動いているが、
俺が外出する時は必ず、本人曰く『取り憑いているから仕方なく』くっついてくる。
出先で一度はぐれてからは、外では背中とか手にしがみついて離れなくなった。
最終更新:2011年03月06日 08:11