『冒険エレキテ島（１）』が予定通り発売されました。
『アメイジア』に掲載されたものに、アフタヌーン１１月号に掲載された読み切りを随所にうまく追加編集して、単行本に仕上げています。冒頭のカラーページがモノクロになっているのはなぜなんでしょうね。『アメイジア』との差別化でしょうか。アフタヌーンに掲載された読み切りは続きではなく、より完成させるための追補分だったわけですが、このモノクロページは画龍点睛を欠いています。帯には、アフタヌーンと同様、来年からの第２章の連載が予告されていますが、予定というより、なんだかもう決定事項のような感じです。無理のないペースでの連載を望みます。
『冒険エレキテ島』を読んで、どうしても関連して思い出してしまうのが、画集
『水素』に載っている『Ring the World』です。この漫画は途中で中断してしまっているのですが、話の構成がすごく似ています。主人公であるエリノア・ナンブは行方不明になった父を捜しに、残された資料をもとに飛行船で地底世界を捜すのですが・・・ん～、似ている。猫とロボットの違いはありますが。あぁ、ポスターでは猫が描かれていたかな。いいところで中断するところまで似てほしくないです。違いと言えば、『Ring the World』はファンタジー色が強く、『冒険エレキテ島』はより現代的です。こういった違いは『Forget-me-not』以降と以前とで現れてきてるように思います。今回の『冒険エレキテ島』を読んで思ったのですが、ドラマ化も無理なく出来るんじゃないかと思いました。
最終更新：2011年12月30日 20:48
