12. 8.25 - 『冒険エレキテ島』1回目/3号連続掲載 (月刊アフタヌーン10月号)

 夏に掲載すると予告していた『冒険エレキテ島』ですが、発売中の月刊アフタヌーン10月号に無事に掲載されました。3か月連続掲載の1回目です。モノクロ28ページで、カラーページはありません。でも今月号は表紙も描いています。アフタヌーンの表紙を描くのは、2002年10月号に連載していたアベノ橋魔法☆商店街のイラストを描いて以来です。



 期待して読み始めたのですが、セリフが少ないのであっという間に読めてしまい、ちょっと物足りないです。これなら3か月分まとめて読みたい気分ですが、雑誌の売り上げを考えれば致し方ないのでしょうか。細切れの8ページとかにならないだけマシです。でも、初めて読む人にはなにがなにやら、という人もいるかもしれませんね。単行本1巻の発売や、前回の読み切りの掲載も1年前のことですから。話の内容的にもまだ1巻の続きのような状況で、話が展開するのは次号からでしょう。初見の人には、ぜひ単行本を買ってほしいです。
 扉のページに「未完の大作」って書いてあるんだけど、この言い方、少しひっかかるなあ。「未完の大作」ってのは、一度連載を中断したり、あきらめた作品に言ってほしいですね。『冒険エレキテ島』は不定期連載です。しかも、鶴田さんは他の漫画家に比べれば遅筆です。休載期間は長いですが、その間に連載の為の原稿を描いているはずです。連載の中断も、断念もまだしていません。過去に中断した別の作品がいくつもあるから、ある意味「未完作家」が肩書きのようになっている部分もありますが、近年の漫画の描きっぷりを見ていて、『冒険エレキテ島』はそうならないと私は思っています。


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最終更新:2012年08月25日 23:04
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