アットウィキロゴ

031 輪~Contact

ヒイカ:で、どういうくじをしたらこうなるのよ?

エール:いいじゃん?♪

コリス:どこから行く?

ハリイノギョ:なんやわいだけ場違いやなぁ。

ヒイカ:銃殺少女とよくわからん人とよくわからん生物を纏めろと。

コリス:よくわかるわかる。

ハリイノギョ:わいは獅子魚や。わかるやろ?

エール:てへっ♪

ヒイカ:(めんどくさ…)

   トレアの屋敷

ネクリア:トレアからもらったこのお茶、本当に美味しいわねー。

ソルト&シュガー:屋敷で優雅にお茶飲んでていいのー?

ネクリア:少しはゆっくり落ち着く必要があるのよ。最近ずっと行動しっぱなしだったもの。

ガーラミンド:たしかに、外歩くのも面倒だしな。

チクテキ:…。…それは、引き篭もり。

ガーラミンド:あぁ!?

ネクリア:いじめないの。

ガーラミンド:いじめてねぇだろ!

ソルト&シュガー:ねぇねぇ、これ何だろう?

   ソルト&シュガーは、部屋の中を漁って変な箱を持ってきた。

ネクリア:勝手に弄るんじゃないわよ。ただの箱じゃないの?

ソルト&シュガー:けどこれだけ頑丈に釘まで打ってあるんだよねー。

ネクリア:釘?あらホント。

ガーラミンド:開けてみようぜ!

ネクリア:やめなさい。一応後でトレアに確認とりましょ。

   西の町の南

ヤズネ:お?

   ぽつぽつと雨が降り始めた。

シュロ:雨、ですね。

ユラク:雨は元気になるねー!

ジャング:どこか雨宿りできる場所探さないとな。

ヤズネ:あの辺りよさそうでやすよ。

ジャング:そうだな。

ウィカルド:…クク。

ジャング:…なんだ?

ウィカルド:いや?なんでもないぜ?ウィクク。

ヤズネ:(なーんでこの2人を一緒にしたんだろ…)

ユラク:ん?

ヤズネ:どうしたんでやす?

ユラク:んー…この雨、変だよ。

ジャング:変?

ユラク:自然の雨じゃない…よくわかんないけど、危ないよ!

   雨はどんどん強くなっていき、視界が悪くなってきた。

   ザーザーという雨の音に紛れ、何かが聞こえてきた。

ヤズネ:歌?

?:あーめがふりゃ、負な気分。そーなりゃ回収、エネルギー。

ユラク:変な歌!

?:AHEHEHE!言うじゃんYO?じゃあお前ら、俺に負のエネルギーを捧げな!

ジャング:意味がわからないな。何故お前にそんなものを捧げなくてはならない?

?:AHEHEHE!聖龍が言ってたんだよ。お前らを倒せば負のエネルギーが一気に集まるってな!

シュロ:また聖龍…

ジャング:どうやら、裏で何かしてる奴がいるようだな。

   そういいつつ、ジャングはウィカルドを睨み付けた。

ユラク:ところで、あなた誰ー?

アクアミュージッカー:俺はネガティブベッガーのアクアミュージッカー。ランク9のベッガーだYO。

ジャング:ランク?ネガティブベッガーにランクなんかあるのか。

アクアミュージッカー:お前らが相手したマジックサイレントは、ランク4の雑魚ランクだ。そんな奴に勝ったからって調子に乗ってんじゃねーYO!

ジャング:ランクがどうだろうと関係ないな。それよりお前、この人数相手に1人で勝てると思ってるのか?

アクアミュージッカー:今日は雨。雨の日こそ俺の力が最大に活かされるんだYO!

ジャング:そうか。ならば問題ない。今ならまだ見逃すが、いいのか?

アクアミュージッカー:むしろ獲物はお前たちだYO!AHEHEHEHE!

ユラク:よーっしいっくぞー!

シュロ:ユラクはさがってなさい!

ヤズネ:じゃあわちきもさがっとこー。

ユラク:じゃあ遊んどこう?

ヤズネ:いいね!

ジャング:緊迫感ないなお前ら…

   どこか

ヨドリ:僕らを嗅ぎ回ってる奴らがいる。

コジャ:んあ?何のために?

ヨドリ:おそらく、目的はベリトだろうね。どこからか情報が洩れたんだ。

コジャ:けどよ、洩れるってどこからぜよ?ベリトの存在は、俺らしか知らないはず。後知ってるのは、裏虹使いの元となった虹使い…まさか!

ヨドリ:可能性としては十分だよ。この前ボンブルのアジトにも行ってた。ボンブルの口止めとアジトを滅していたのは正解だったね。

コジャ:後はベリトの力にしたあの姉妹か。たしか虹使いと一緒に行動してたんだろ?

ヨドリ:そうだね。結構な団体だったよ。どうする?狩りにいくか?

コジャ:虹使い以外はそこまで危険視する必要はないけど、危険な種は摘んでおくべきぜよ。

ヨドリ:じゃ、行くとするか。今日は雨、液体と気体の僕らには地の利がある。

コジャ:たとえ雨じゃなくても、俺らが負ける道理はないぜよ。

   すぅ…

   2匹の鵺が話している場所に、誰かが現れた。

コジャ:誰ぜよ?

クロト:見つけました。鵺です。

謎の女:思ったより早く見つかったね。

ヨドリ:僕らに何か用かな?

クロト:俺らは特にないさ。ただ、情報を提供するだけだ。ここがお前らのアジトだとな。

コジャ:おいおい、そんなことはさせないぜよ?一体誰の差し金だ?

クロト:言う必要はない。行きましょう。

コジャ:逃がすと思うか?ベリト!

   黒いローブのようなものを着た子供が歩いてきた。

ベリト:ワカラン。こいつら、何がシタイ?ワカラン。ワカラン。

コジャ:お前は何も知る必要はないぜよ。いいから、こいつらを倒せ。いいな?

ベリト:ワカラン。けど、タオス。

謎の女:クロト。

クロト:はい。下がっていてください。少々時間がかかりそうです。

コジャ:ベリト、ここは任せたぜよ。

ヨドリ:僕らは外の奴らを倒してすぐに戻るよ。

   コジャとヨドリはそれぞれ液体と気体となって移動した。

クロト:さて、君に用はないんだ。逃がしてくれるかな?

ベリト:ワカラン。ドウシテ、逃がす?

クロト:…はぁ、しかたない。

   クロトの周囲の地面に、怪しい正方形の結界がいくつか出現した。

クロト:悪いけど、遥か彼方へ吹き飛んでもらうぞ。

   結界はゆっくり動き出し、少しずつ加速しながらベリトに近づいていった。

   ベリトの元に達する時には、既に時速60kmを超えていた。

   しかしベリトはそれらを軽々と避け、何事もなかったかのように立ち尽くした。

謎の女:クロト。

クロト:え、ええ。わかってますとも。次こそ当てます…!

   クロトの周囲には、先ほどとは比べ物にならない数の結界が出現した。

クロト:これを避けれるものなら、避けてみろ!

   今度の結界は初速の時点で時速60kmを超え、それが同時に襲い掛かった。

ベリト:避けるの、面倒。

   ベリトはローブから左手だけを出し、前にかざした。

クロト:何をするつもりか知らないが、もう遅い!

ベリト:…『黒色の龍風』

   ギュォォォォォォ

   ベリトの目の前に黒色の竜巻が発生し、近づいてきた結界は次々破壊されていった。

クロト:結界が…!

ベリト:ワカラン。どうしてボクに挑んだ?ワカラン。ワカラン。

クロト:流石は裏虹使いといったところか…

ベリト:ワカランけど、終わらせればいいんだよね。…『ホワイトドラゴン』

   ベリトから、眩しく輝く龍が放たれた。

   その龍は目を開けていられない程強い光を放ち、堂々と色の無い最高の色をこれでもかと見せ付けている。

クロト:まずい…今すぐワープを!

謎の女:そういえば最初から逃げられたね。

クロト:落ち着いてないで早く!

   謎の女とクロトはその場から離脱した。

ベリト:…逃げられた。

   その頃3箇所では、今にも戦闘が開始しそうな緊迫した雰囲気となっていた。

ウミナギ:てめェェェはァァァ!

ヨドリ:久しぶりだね。元気そうで何よりだ。

ウミナギ:まさか自ら現れてくれるとは思わなかったぜェェ。

アルトア:ウミナギ、こいつ…

ウミナギ:ああ。ヨドリ…鵺だ。

フバクノソラワ:霧で姿が見えないよっ!

ウミナギ:いや違う。こいつ自身がこの霧だ。

ミョンガー:それでさ~、なんでわざわざ来てくれたの~?

ヨドリ:嗅ぎ回ってるからさ、君たちが。

ウミナギ:だから倒しましょう、ってかァ?そりゃあこっちにとっても好都合だなァ。

トレア:霧と戦えるの?

ヨドリ:たしか君の毒技、周囲に人がいると使えないんじゃなかったかな?

ウミナギ:へッ。俺がこの数年間、自分の技の欠点をずっと放置してたと思ってんのかァ?

ミョンガー:そういえばウミナギって、蝶打ち落とした技とか、小さい狼とか色々新技あったよね~。

ウミナギ:あァ。俺はお前らと別れた後、修行して強くなったんだ。ネクリアの世界征服の時、少しでも強い手下でいねェといけないからなァ。

ミョンガー:じゃあ鵺の相手はウミナギ1人で出来るね~。

ウミナギ:やる気ねェなお前…ま、いいけどな。俺も邪魔者抜きでこいつを倒したかったところだしよォ。

ヨドリ:僕を1人で倒す?君は馬鹿なのか?いくら強化した毒技といえど、そのくらいで倒せると思ってるのかな?

ウミナギ:負けた後にその言葉はもう言えないぜェェ。

ヨドリ:勝った後に言うから問題ない。

   別の場所では、宙に浮かぶ液体に戸惑いを隠せない4人…いや1人。

ハリイノギョ:なんやねんあれ!?重力どうなっとんねん!

ヒイカ:うるさいわねー。もうちょっと落ち着きなさいよ。

コリス:どういう原理なのかしら?

エール:不思議だねぇ♪

コジャ:俺は液体の鵺、コジャぜよ。

ヒイカ:コジャゼヨって名前らしいわ。

コリス:コジャゼヨ?言いづらい名前。

エール:わーいコジャゼヨー♪

コジャ:コジャ、だ!ぜよは口癖ぜよ。

ハリイノギョ:それより鵺やって!?

ヒイカ:鵺って自ら出てくるものなんだ。

エール:捜す手間省けたねー。

ハリイノギョ:あんさんら落ち着きすぎやって!!

ヒイカ:わー鵺だってー。

エール:びっくりー。

ハリイノギョ:棒読みすぎやろ!

コジャ:なんぜよこいつら…

ヒイカ:で、何の用?

コジャ:急激に本題かよ!

ヒイカ:いいから。

コジャ:いいからっておい…

   トレアの屋敷

チクテキ:…。…

謎の女:こんにちは。

   チクテキが屋敷内を歩いていると、突然謎の女とクロトが現れた。

チクテキ:…。…こんにちは。皆、あっちいるよ。

謎の女:案内して?

   チクテキはちょこちょこ歩き出した。

   ネクリアたちのいる部屋に辿り着いた。

ネクリア:あらあら。最近よく会うわね。

ガーラミンド:なんだぁ?もう居場所突き止めたのか?

謎の女:そのまさかだから伝えにきたの。

ネクリア:え、ほんとに?これは驚いた…

謎の女:詳細はこの紙に書いておいたから、勝手に行ってきて。早めに行かないと、逃げられるかもしれないから。

ネクリア:ええ、ありがと。

謎の女:それじゃ。

ネクリア:っとその前に。あなたたちは結局、探偵でもしているの?目的は何?教えてくれてもいいんじゃない?

謎の女:私は特に目的はないけど。

クロト:何を仰っているのですか、リn…

   ドゴォォォォン

   どこからか破壊音が聞こえ、振動で屋敷が揺れた。

ソルト&シュガー:今の音何ー?

   次の瞬間、部屋の壁を打ち破り、誰かが強引に入ってきた。

ガーラミンド:なんだ!?

クロト:まさか…!

謎の女:そのまさかみたいね。

ネクリア:え…誰?

   そこには、小さな男の子がいた。

謎の女:彼は死に誘う怨霊であり、第2の虹使い。裏虹使いベリト。

ベリト:ニゲタの、ミツケタ。

   ベリトは片目が髪で隠れ、もう1つの目も半分隠れていて、妙に不気味な目つきをしていた。

ネクリア:(あの子が裏虹使い…!ヒイカの裏の存在!?)

クロト:どうやらつけられたみたいですね。ワープしたのにどうやって突き止めたんだか…

謎の女:やっぱりあっちをワープさせるしかないんじゃない?

クロト:そうですね。星の反対まで吹き飛ばしましょう!

   クロトは結界を出現させた。

ベリト:それ、邪魔。

   ベリトは軽く助走をつけると、一瞬でクロトの目の前まで移動した。

ガーラミンド:はえぇ!

ベリト:どーん。

   ベリトは足で思いっきりクロトを蹴り飛ばすと、クロトは部屋の壁まで吹き飛ばされた。

ネクリア:(あの蹴り、ヒイカの蹴りに似てる!)

ベリト:キミ、ダレ?

   ベリトはネクリアに気付き、近づいてきた。

ネクリア:ソルト&シュガー、隣の部屋にサイカンの母親がいるから、今すぐに連れて逃げて。ガーラミンド、今すぐ町からヒイカを連れ戻して。

ガーラミンド:あぁ?

ネクリア:早く!

   ソルト&シュガー、ガーラミンドは走って部屋を出て行った。

ネクリア:チクテキ、あんたは私に協力しなさい。

チクテキ:…。…がんばる。



                                続く




前の話          次の話
最終更新:2014年03月16日 01:58
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。