ヒイカ:で、どういうくじをしたらこうなるのよ?
エール:いいじゃん?♪
コリス:どこから行く?
ハリイノギョ:なんやわいだけ場違いやなぁ。
ヒイカ:
銃殺少女とよくわからん人とよくわからん生物を纏めろと。
コリス:よくわかるわかる。
ハリイノギョ:わいは獅子魚や。わかるやろ?
エール:てへっ♪
ヒイカ:(めんどくさ…)
トレアの屋敷
ネクリア:トレアからもらったこのお茶、本当に美味しいわねー。
ソルト&シュガー:屋敷で優雅にお茶飲んでていいのー?
ネクリア:少しはゆっくり落ち着く必要があるのよ。最近ずっと行動しっぱなしだったもの。
ガーラミンド:たしかに、外歩くのも面倒だしな。
チクテキ:…。…それは、引き篭もり。
ガーラミンド:あぁ!?
ネクリア:いじめないの。
ガーラミンド:いじめてねぇだろ!
ソルト&シュガー:ねぇねぇ、これ何だろう?
ソルト&シュガーは、部屋の中を漁って変な箱を持ってきた。
ネクリア:勝手に弄るんじゃないわよ。ただの箱じゃないの?
ソルト&シュガー:けどこれだけ頑丈に釘まで打ってあるんだよねー。
ネクリア:釘?あらホント。
ガーラミンド:開けてみようぜ!
ネクリア:やめなさい。一応後でトレアに確認とりましょ。
西の町の南
ヤズネ:お?
ぽつぽつと雨が降り始めた。
シュロ:雨、ですね。
ユラク:雨は元気になるねー!
ジャング:どこか雨宿りできる場所探さないとな。
ヤズネ:あの辺りよさそうでやすよ。
ジャング:そうだな。
ウィカルド:…クク。
ジャング:…なんだ?
ウィカルド:いや?なんでもないぜ?ウィクク。
ヤズネ:(なーんでこの2人を一緒にしたんだろ…)
ユラク:ん?
ヤズネ:どうしたんでやす?
ユラク:んー…この雨、変だよ。
ジャング:変?
ユラク:自然の雨じゃない…よくわかんないけど、危ないよ!
雨はどんどん強くなっていき、視界が悪くなってきた。
ザーザーという雨の音に紛れ、何かが聞こえてきた。
ヤズネ:歌?
?:あーめがふりゃ、負な気分。そーなりゃ回収、エネルギー。
ユラク:変な歌!
?:AHEHEHE!言うじゃんYO?じゃあお前ら、俺に負のエネルギーを捧げな!
ジャング:意味がわからないな。何故お前にそんなものを捧げなくてはならない?
?:AHEHEHE!聖龍が言ってたんだよ。お前らを倒せば負のエネルギーが一気に集まるってな!
シュロ:また聖龍…
ジャング:どうやら、裏で何かしてる奴がいるようだな。
そういいつつ、ジャングはウィカルドを睨み付けた。
ユラク:ところで、あなた誰ー?
アクアミュージッカー:俺はネガティブベッガーのアクアミュージッカー。ランク9のベッガーだYO。
ジャング:ランク?ネガティブベッガーにランクなんかあるのか。
アクアミュージッカー:お前らが相手したマジックサイレントは、ランク4の雑魚ランクだ。そんな奴に勝ったからって調子に乗ってんじゃねーYO!
ジャング:ランクがどうだろうと関係ないな。それよりお前、この人数相手に1人で勝てると思ってるのか?
アクアミュージッカー:今日は雨。雨の日こそ俺の力が最大に活かされるんだYO!
ジャング:そうか。ならば問題ない。今ならまだ見逃すが、いいのか?
アクアミュージッカー:むしろ獲物はお前たちだYO!AHEHEHEHE!
ユラク:よーっしいっくぞー!
シュロ:ユラクはさがってなさい!
ヤズネ:じゃあわちきもさがっとこー。
ユラク:じゃあ遊んどこう?
ヤズネ:いいね!
ジャング:緊迫感ないなお前ら…
どこか
ヨドリ:僕らを嗅ぎ回ってる奴らがいる。
コジャ:んあ?何のために?
ヨドリ:おそらく、目的はベリトだろうね。どこからか情報が洩れたんだ。
コジャ:けどよ、洩れるってどこからぜよ?ベリトの存在は、俺らしか知らないはず。後知ってるのは、裏虹使いの元となった虹使い…まさか!
ヨドリ:可能性としては十分だよ。この前ボンブルのアジトにも行ってた。ボンブルの口止めとアジトを滅していたのは正解だったね。
コジャ:後はベリトの力にしたあの姉妹か。たしか虹使いと一緒に行動してたんだろ?
ヨドリ:そうだね。結構な団体だったよ。どうする?狩りにいくか?
コジャ:虹使い以外はそこまで危険視する必要はないけど、危険な種は摘んでおくべきぜよ。
ヨドリ:じゃ、行くとするか。今日は雨、液体と気体の僕らには地の利がある。
コジャ:たとえ雨じゃなくても、俺らが負ける道理はないぜよ。
すぅ…
2匹の鵺が話している場所に、誰かが現れた。
コジャ:誰ぜよ?
クロト:見つけました。鵺です。
謎の女:思ったより早く見つかったね。
ヨドリ:僕らに何か用かな?
クロト:俺らは特にないさ。ただ、情報を提供するだけだ。ここがお前らのアジトだとな。
コジャ:おいおい、そんなことはさせないぜよ?一体誰の差し金だ?
クロト:言う必要はない。行きましょう。
コジャ:逃がすと思うか?ベリト!
黒いローブのようなものを着た子供が歩いてきた。
ベリト:ワカラン。こいつら、何がシタイ?ワカラン。ワカラン。
コジャ:お前は何も知る必要はないぜよ。いいから、こいつらを倒せ。いいな?
ベリト:ワカラン。けど、タオス。
謎の女:クロト。
クロト:はい。下がっていてください。少々時間がかかりそうです。
コジャ:ベリト、ここは任せたぜよ。
ヨドリ:僕らは外の奴らを倒してすぐに戻るよ。
コジャとヨドリはそれぞれ液体と気体となって移動した。
クロト:さて、君に用はないんだ。逃がしてくれるかな?
ベリト:ワカラン。ドウシテ、逃がす?
クロト:…はぁ、しかたない。
クロトの周囲の地面に、怪しい正方形の結界がいくつか出現した。
クロト:悪いけど、遥か彼方へ吹き飛んでもらうぞ。
結界はゆっくり動き出し、少しずつ加速しながらベリトに近づいていった。
ベリトの元に達する時には、既に時速60kmを超えていた。
しかしベリトはそれらを軽々と避け、何事もなかったかのように立ち尽くした。
謎の女:クロト。
クロト:え、ええ。わかってますとも。次こそ当てます…!
クロトの周囲には、先ほどとは比べ物にならない数の結界が出現した。
クロト:これを避けれるものなら、避けてみろ!
今度の結界は初速の時点で時速60kmを超え、それが同時に襲い掛かった。
ベリト:避けるの、面倒。
ベリトはローブから左手だけを出し、前にかざした。
クロト:何をするつもりか知らないが、もう遅い!
ベリト:…『黒色の龍風』
ギュォォォォォォ
ベリトの目の前に黒色の竜巻が発生し、近づいてきた結界は次々破壊されていった。
クロト:結界が…!
ベリト:ワカラン。どうしてボクに挑んだ?ワカラン。ワカラン。
クロト:流石は裏虹使いといったところか…
ベリト:ワカランけど、終わらせればいいんだよね。…『ホワイトドラゴン』
ベリトから、眩しく輝く龍が放たれた。
その龍は目を開けていられない程強い光を放ち、堂々と色の無い最高の色をこれでもかと見せ付けている。
クロト:まずい…今すぐワープを!
謎の女:そういえば最初から逃げられたね。
クロト:落ち着いてないで早く!
謎の女とクロトはその場から離脱した。
ベリト:…逃げられた。
その頃3箇所では、今にも戦闘が開始しそうな緊迫した雰囲気となっていた。
ウミナギ:てめェェェはァァァ!
ヨドリ:久しぶりだね。元気そうで何よりだ。
ウミナギ:まさか自ら現れてくれるとは思わなかったぜェェ。
アルトア:ウミナギ、こいつ…
ウミナギ:ああ。ヨドリ…鵺だ。
フバクノソラワ:霧で姿が見えないよっ!
ウミナギ:いや違う。こいつ自身がこの霧だ。
ミョンガー:それでさ~、なんでわざわざ来てくれたの~?
ヨドリ:嗅ぎ回ってるからさ、君たちが。
ウミナギ:だから倒しましょう、ってかァ?そりゃあこっちにとっても好都合だなァ。
トレア:霧と戦えるの?
ヨドリ:たしか君の毒技、周囲に人がいると使えないんじゃなかったかな?
ウミナギ:へッ。俺がこの数年間、自分の技の欠点をずっと放置してたと思ってんのかァ?
ミョンガー:そういえばウミナギって、蝶打ち落とした技とか、小さい狼とか色々新技あったよね~。
ウミナギ:あァ。俺はお前らと別れた後、修行して強くなったんだ。ネクリアの世界征服の時、少しでも強い手下でいねェといけないからなァ。
ミョンガー:じゃあ鵺の相手はウミナギ1人で出来るね~。
ウミナギ:やる気ねェなお前…ま、いいけどな。俺も邪魔者抜きでこいつを倒したかったところだしよォ。
ヨドリ:僕を1人で倒す?君は馬鹿なのか?いくら強化した毒技といえど、そのくらいで倒せると思ってるのかな?
ウミナギ:負けた後にその言葉はもう言えないぜェェ。
ヨドリ:勝った後に言うから問題ない。
別の場所では、宙に浮かぶ液体に戸惑いを隠せない4人…いや1人。
ハリイノギョ:なんやねんあれ!?重力どうなっとんねん!
ヒイカ:うるさいわねー。もうちょっと落ち着きなさいよ。
コリス:どういう原理なのかしら?
エール:不思議だねぇ♪
コジャ:俺は液体の鵺、コジャぜよ。
ヒイカ:コジャゼヨって名前らしいわ。
コリス:コジャゼヨ?言いづらい名前。
エール:わーいコジャゼヨー♪
コジャ:コジャ、だ!ぜよは口癖ぜよ。
ハリイノギョ:それより鵺やって!?
ヒイカ:鵺って自ら出てくるものなんだ。
エール:捜す手間省けたねー。
ハリイノギョ:あんさんら落ち着きすぎやって!!
ヒイカ:わー鵺だってー。
エール:びっくりー。
ハリイノギョ:棒読みすぎやろ!
コジャ:なんぜよこいつら…
ヒイカ:で、何の用?
コジャ:急激に本題かよ!
ヒイカ:いいから。
コジャ:いいからっておい…
トレアの屋敷
チクテキ:…。…
謎の女:こんにちは。
チクテキが屋敷内を歩いていると、突然謎の女とクロトが現れた。
チクテキ:…。…こんにちは。皆、あっちいるよ。
謎の女:案内して?
チクテキはちょこちょこ歩き出した。
ネクリアたちのいる部屋に辿り着いた。
ネクリア:あらあら。最近よく会うわね。
ガーラミンド:なんだぁ?もう居場所突き止めたのか?
謎の女:そのまさかだから伝えにきたの。
ネクリア:え、ほんとに?これは驚いた…
謎の女:詳細はこの紙に書いておいたから、勝手に行ってきて。早めに行かないと、逃げられるかもしれないから。
ネクリア:ええ、ありがと。
謎の女:それじゃ。
ネクリア:っとその前に。あなたたちは結局、探偵でもしているの?目的は何?教えてくれてもいいんじゃない?
謎の女:私は特に目的はないけど。
クロト:何を仰っているのですか、リn…
ドゴォォォォン
どこからか破壊音が聞こえ、振動で屋敷が揺れた。
ソルト&シュガー:今の音何ー?
次の瞬間、部屋の壁を打ち破り、誰かが強引に入ってきた。
ガーラミンド:なんだ!?
クロト:まさか…!
謎の女:そのまさかみたいね。
ネクリア:え…誰?
そこには、小さな男の子がいた。
謎の女:彼は死に誘う怨霊であり、第2の虹使い。裏虹使いベリト。
ベリト:ニゲタの、ミツケタ。
ベリトは片目が髪で隠れ、もう1つの目も半分隠れていて、妙に不気味な目つきをしていた。
ネクリア:(あの子が裏虹使い…!ヒイカの裏の存在!?)
クロト:どうやらつけられたみたいですね。ワープしたのにどうやって突き止めたんだか…
謎の女:やっぱりあっちをワープさせるしかないんじゃない?
クロト:そうですね。星の反対まで吹き飛ばしましょう!
クロトは結界を出現させた。
ベリト:それ、邪魔。
ベリトは軽く助走をつけると、一瞬でクロトの目の前まで移動した。
ガーラミンド:はえぇ!
ベリト:どーん。
ベリトは足で思いっきりクロトを蹴り飛ばすと、クロトは部屋の壁まで吹き飛ばされた。
ネクリア:(あの蹴り、ヒイカの蹴りに似てる!)
ベリト:キミ、ダレ?
ベリトはネクリアに気付き、近づいてきた。
ネクリア:ソルト&シュガー、隣の部屋にサイカンの母親がいるから、今すぐに連れて逃げて。ガーラミンド、今すぐ町からヒイカを連れ戻して。
ガーラミンド:あぁ?
ネクリア:早く!
ソルト&シュガー、ガーラミンドは走って部屋を出て行った。
ネクリア:チクテキ、あんたは私に協力しなさい。
チクテキ:…。…がんばる。
続く
最終更新:2014年03月16日 01:58