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ツルとカメ-13

  • 作者 ロボ氏

 期末テストも今日が最終日。午前で終了ということやら解放感やらで、殆んどの生徒は
遊びに出掛けるようになる。それは僕達も同じで、いつものようにこの家に集まっていた。
僕はやらなければいけないことがあるので参加はしていないけれど、背後からは盛り上が
っている声が聞こえてくる。皆がやっているのは懐かしいファミコンのゲーム、センスが
是非やりたいと言ってきたものだ。ツルの趣味で揃えてあるので最新のものも幾つかある
けれど、ボタンが多いのはあまり好きではないらしい。逆にボタンが少ないものは楽しい
らしく、昔のアメリカ大統領と同じ名前のヘリが工場を破壊する音が鼻唄に交じって耳に
届いてくる。やられっぱなしのコイは、逆に唸り声のようなものを出していた。
「センス、あんた何でそんな強いのよ!?」
「普通デスよ? 毎日5時間練習しましたデスけど」
 テスト期間だというのに、僕が貸したゲームばかりやっていたらしい。それでも僕達の
中で一番勉強を分かっているから現実は残酷だ。練習の成果なのか才能なのか、圧倒的に
不利である筈の1Pでもセンスは押している。2Pは基本的にマイクコマンドでミサイル
を射つのが主な作業なのに、それも満足に行えていないらしい。どれだけ悲惨な光景なの
か興味が沸いて振り返りそうになるが、慌ててパソコンの画面に視線を戻す。
 背後に気を取られてしまったことを不覚に思いながら、最後の仕上げにかかる。テスト
期間は作業を続けたくても出来なかったので、こうやって完成に近付いていくのは何とも
言えない感情が沸き上がってくる。微調整をする手にも力が込もるというものだ、手汗が
酷いというツルの言葉も今は気にならない。
「で、カメは何をやってるの?」
 背後から覗き込んできた水樹の額に裏拳を叩き込んで、画面を見られないようにする。
涙目になりながら頭を引く水樹の姿を横目で確認すると少し罪悪感を覚えたけれど、これ
は例え相手が誰であろうと見られる訳にはいかない。それが親友である水樹が相手でもだ。
僕の夢が詰まったこれは、完成した後で披露してこそ意味がある。

「意地悪はなしデスよ」
 今度はセンスが覗き込んできた。
「見るな、僕は今真剣なんだ」
 空手の黒帯を持っているセンスには、打撃が効かないだろう。ならば別の方法が必要だ
と考え、乳を鷲掴む。身長や3サイズは把握しているので計算は完璧だ、狙い通りに絶妙
な位置で五指が食い込み、センスは悲鳴をあげながら慌てて後方に下がった。僕の考えは
正しかったらしい、これで作業に集中出来る。
「カメよ、何をそんなに頑張ってるんだ?」
 逆効果だったか、皆の興味を引いてしまったらしい。しかしもうじき完成するので少し
くらいは我慢してもらいたい。特にツルには喜んでもらえる筈だ。
「関わらない方が良いわよ。こんなときのカメって、しょっちゅう馬鹿なことするから」
「つまりたまに輝いているということだな!?」
「何であんたはそんなにポジティブなのよ!?」
 何故も何も誉めてきたのはツルの方なのに、意味の分からないことを言う娘だ。
「で、何を作ってたの?」
 ツルの質問に答えるように、僕は印刷ボタンを押した。ついこの前買い換えたばかりの
高性能プリンターが小気味良い音をたてながら紙を吐き出してゆく。画面に写っている図
が次第に顔を出し、それが十二枚揃ったところでクリップで挟む。保存しておきたいので
なるべく紙を傷めないように緩衝剤としてウレタンを挟むことも忘れない。そしてそれを
壁にかければ完成だ。我ながら良い仕事をしたと実感出来る。
「……何よコレ?」
 見て分からないのだろうか。ポスターのように見えるが、下の方には数字が並んでいる。
つまりはカレンダーだが、何故そんなことを訊くのだろうか。今まで生きてきて、一度も
見たことがないなんてことはないだろう。今朝までは別のカレンダーが壁にかけてあった
のだし、そのカレンダーもツルが買ってきたものだ。

 ツルは僕手作りのカレンダーを叩きながらこちらを睨み、
「何で、私の写真なのよ?」
「それがベストだと思ったんだよ」
「意味分かんない!!」
 叫ぶように言ってきた。
 だがそう言われても、手作りのものならば好きなものを使うのが当前だと思う。そして
僕の一番好きなものといえば、ツルの他には居ない。二番目に好きなものであるおにぎり
と比べても、それは大きな差だ。それにおにぎりの写真などを載せても、ただの悪趣味な
ものになってしまうだろう。しかしツルの写真を使えばどうだ、途端に華やかなものへと
変わる。これ以上のものはそうそう無いだろう。
「大体、この写真はなんなの?」
 隠し撮りしたのが良くなかったのだろうか。一瞬そう思ったが、しかしすぐにその考え
を否定した。ツルは勉強は苦手だけれど、決して頭が悪い訳ではない。わざわざカメラを
向けてそれに反応したのなら、自然な写真は撮れないだろう。そのくらいは分かっている
筈だ。つまりはそれ以外のこと、理由は何だろうと思って写真に目をやり、そして原因に
気が付いた。今まで気が付かなかった自分が腹立たしい。
「つまりは、冬のページは冬の服にしろということか」
 確かに一年中春の服や夏の服ではおかしいだろう。
 一考する。
 この時期、冬の服を着てもらうことは不可能だ。
「なら、全裸はどうだ!?」
 素晴らしい、自分の閃きに背筋が震えた。全裸ならばそれこそ季節は関係ないだろう。
どの季節においても違和感はないし、今からでも充分に間に合わせることが出来る。
 僕はツル以外の皆を見て、
「すまん皆、ちょっと部屋を出てくれ。大丈夫、すぐに終わる」
「あんたの脳が大丈夫じゃないわよ!!」

 脇腹にキレの良い拳を受け、思わず蹲ってしまった。
「で、どうして私のカレンダーなんか作ったの?」
 出来れば最初からそう言ってほしかった。だがこれからの課題も見付かったし、これは
これで悪いことではないと思う。人類は日々進歩していくものだ。
「早く言わないとこれも燃やすわよ」
 燃やされたくないので僕は立ち上がった。
「これには特別な使い方があるんだ」
「へぇ? 下らないものだったら殴るわよ?」
 殴られる心配は無さそうなので、僕は安心をしてカレンダーに近付いた。
「まずは普通にカレンダーを見るだろ」
「思ってたより普通デスね」
 しかし本当の使い方はこれからだ。この高さならば、距離は50cmといったところだろう。
僕はそのまま視線を僅かに上に向けた。計算が正しいならば、これでスカートの中を見る
ことが可能な筈だ。不機嫌そうな顔の写真も、単に照れているように見える。
 しかし、僕は困惑した。
「馬鹿な!? 何故パンツが見えないんだ!?」
「馬鹿はあんたよ!!」
 叫びと共に、壁に頭部ごと叩き付けられた。殴られてはいないから、これは素晴らしさ
を認めてもらったと思って良いのだろうか。しかもカレンダーと生のツルに挟まれたこの
状況は、正に極楽だ。こんなに幸せなことがあっても良いのだろうか。
「なぁ、これはどんな反応をすれば良いんだ?」
「反応したら駄目よ、伝染るから」
「だからツルさんもあんな風になってるんデスね?」
「もう少し柔らかく表現しようよ」
 背後から皆の声が聞こえてくるが、今は気にならない。
「大体、何でそんなのに頼るのよ」
「だって人前だと気軽にパンツ見せを頼めないだろ?」
 二人きりのときでさえツルはエロいことを拒む傾向が強い、だとしたら残る方法は別の
もので解消するしかないということになる。これならば法的にも論理的にも何も問題ない
と思ったのだが、どうやら気に入らなかったらしい。あれも駄目これも駄目とは、我儘な
娘も居たものだ。しかしそこもまたツルの可愛い部分なのだから仕方がない。人は誰もが
愛の奴隷なのだと昔に何かで読んだ気がするが、一体何だったろうか。パンツが関係して
いたような気がしないでもないが、多分気のせいだろう。

「ねぇ、そんなにパンツが見たいの?」
「お願いします」
 僕は瞬間土下座。コイ達は関わらないことに決めたらしく四人でレースゲームをやって
いるので、そちらの視線を気にすることもないだろう。ツルも安心して僕にパンツを晒す
ことが出来るだろう、皆の気遣いに感謝だ。
 そして視線を上げると、ツルがスカートの端を押さえて遠ざかっていた。すぐに見れる
と思っていたので残念だが、しかしこういった状況も悪くない。やたらに見せたがるより
は慎み深い方が興奮するというものだ。
「そんなに見たいの?」
 吐息しながらツルが訊いてきた。
「じゃあ、ちょっとゲームをするわね」
 ツルは両手をポケットに入れると、引き抜いて僕の方に突き出した。
「どちらかにパンツが入ってるから、それを当てて」
 成程、当てることが出来たらそれが僕のものになるということか。分かりやすく、確率
も50%と高いので僕は笑顔で頷いた。わくわくしながらツルの両手を見つめ、どちらの拳
にパンツが入っているのかを真剣に見比べる。大丈夫、僕ならばやれる筈だという想いが
ある。何しろ殆んど毎晩ツルの生パンツを見ているのだ、間違える筈がない。
「冗談だったんだけど、何を真剣な目をしているの?」
 いや、まだ分からない。もしかしたら僕を惑わす為の巧妙な嘘かもしれないし、本当に
当ててしまい皆の前に晒されているのを少しだけ恐れているのかもしれない。だがそれは
杞憂だ、僕は紳士だから無闇に恥をかかせるような真似はしない。
 だがまずは当てることが先決だ。僕は拳に鼻を近付け、匂いをかいだ。
「分かった、両方だ!!」
「うるさい!!」
 両方の拳が叩き込まれる。
 パンツは夢のまた夢か。
 僕はカレンダーを再び見たが、やはりスカートの中身は見えなかった。
 夜になり、僕はカレンダーとは別の作業をしていた。流石にこれはプライベートすぎる
ものな為、皆が居る前では作ることが出来なかった。パソコンと違い絶対に見られるし、
見られたら何を作っているのかは一目で分かってしまう。
 軽音。
「入るわよ」
 風呂から上がったらしいツルは、許可も得る前に入ってきた。いつものことなので気に
することでもないが、たまに一人で気持ち良くなっているときに入ってきて、理不尽に僕
を責めてくるのが困りものだ。架空の人物を相手に一人でするのも浮気に入るらしい。
 視線をツルに向ければ手にあるのは1リットルの牛乳パック、身長や乳を大きくする為
に毎晩飲み続ける努力は涙ぐましいものがある。
「カメ、今度は何を作ってるの?」
 牛乳を飲みながらツルが手元を覗き込んできた。昼間のことは気に入らなかったらしく、
未だに目元は不機嫌に細められたままだ。しかしこうして風呂上がりに僕の部屋に入って
くるということは、実はそれ程でもないのだろうか。ツルのことなら殆んど分かっている
つもりなのだが、たまによく分からないときがある。
 それはともかく、無意味に隠す必要もないので僕は手元の布をツルに見せた。サイズは
完璧に把握してあるので、問題はないだろう。これを着たツルを想像するだけで、思わず
鼻血が吹き出しそうになる。
「パジャマ?」
「今のやつはもう一年以上も着てるだろ? だからプレゼントだ」
「ありがと、でも随分とメルヘンな外見ね。私はこれでも高ニよ、流石に着るのは……」
 そうだろうか、と首を捻る。
 家庭科の成績が5である僕の技術を結集して出来たパジャマはワンピースタイプのもの、
フードには猫耳を付けている。デザインもさることながら、このゆったりとした大きさも
我ながら良いと思う。実年齢はともかくとしても、外見が小学生のツルが着れば可愛いく
なると思う。想像の中だけでも悶絶するくらいだ、実際に着たものを目の当たりにしたら
発狂ものだろう。

 しかし本人が嫌がるのなら仕方がない。僕は念の為に用意しておいた他のものを箪笥の
中から取り出した。パジャマも合わせて合計三種類、どれもツルに似合うと思う。因みに
左から順番に言うと、全裸+香水、僕のYシャツ、そしてパジャマになる。
「どれが良い?」
「今のものを着続けるっていう選択はないの?」
「ない」
 珍しく困ったような表情をして尋ねてくる。暫く迷い、ツルが手にしたのは僕手作りの
パジャマだった。あまりの嬉しさに叫びそうになったが、近所迷惑になるので言わない。
特に隣の家のお姉さんは今日がニ日目なので、あまり負担をかけたくない。世間の繋がり
は、こうした細やかな気遣いが大切なのだ。
 しかしそれとは逆に、堪えきれないものがあるのも事実だ。
「早く着替えてくれ」
「良いけど、覗かないでよ?」
 勿論そんなせこい真似はしない、堂々と凝視するつもりだ。
「一旦部屋を出ろっつってんのよ!!」
 僕は渋々部屋を出た。
 数十秒。
「入っても良いわよ」
 喜んで扉を開くと、
「ん?」
 ツルがパジャマを着ていた。それは良いのだが、一番大切なのフードを被っていない。
折角の猫耳が見えず、僕は少し落胆した。このままでも世界最高クラスで可愛いが、まだ
それでも七割といったところだろう。全開には程遠い。
「フードを被ってくれ。あと、出来れば猫言語で頼む」
「馬ッ鹿じゃニャいの!?」
 超見事だ。今なら世界一などとケチ臭いことは言わず、宇宙一と言っても過言ではない
だろう。今のツルの愛らしさは尋常ではない、今にも頭がおかしくなりそうだ。
「ちょっと噛んだだけよ!! ニヤニヤしないで!!」
 我慢出来ずに、僕はベッドの上にツルを押し倒した。
「や、ちょっと」
 唇を重ね、フロントのボタンを外してゆく。一つ一つが大きく外しにくいのが問題だ、
外見にこだわりすぎて機能面をおろそかにしてしまったことを少し悔いた。だが一度コツ
を掴んでしまえば後は楽なもので、幾らもかからない内にツルの胸が空気に晒された。

 大きくはだけた隙間から手を侵入させると、滑らかな肌が掌に当たった。風呂上がりの
独特な湿り気があるせいかしっとりと張り付くような感触があり、気持ちが良い。ブラは
当然着けておらず、弧を描くように手指を動かしてゆくと乳首の少し固い感触が当たった。
円を狭めるように螺旋を描き、辿り着いたところで転がすと、すぐに固さが増してくる。
僕に抱き付くように体を丸め、溢れる熱い吐息が首筋を擽ってきた。
 視界に入る猫耳を見て、一つ思い付く。ツルの尻の辺りを探り尻尾を見付けて掴むと、
裾を一気に腹の上まで引き上げた。そして尻尾の先端を露出したシンプルな白い下着の上
に押し当て、擦り始める。普段出来ない一人素股的尻尾プレイだ、見ていて興奮する。
 中にウレタンを入れている尻尾は圧力に負けて簡単に折れるが、それでも弾力によって
戻ろうとし、弱い力で割れ目を圧迫している。ただ布の上からでは刺激が弱いのか、普段
と同じ半マグロ状態ではあるものの今一感じていないようだ。
「ツル、パンツ下げるぞ」
「え?」
 戸惑うような視線を受けながら、宣言通りに下着を膝まで下ろす。割れ目と布地の間に
透明な橋がかかったものの、やはりいつもの大洪水に比べたら量が少なく思える。白濁も
していないし、もう少し刺激が強い方がツルも良いだろう。
 僕は胸を吸いながら割れ目に指を侵入させ、中を軽く掻き回す。引き抜き指で広げると、
どろりとした粘液が溢れ出してきた。これでこそいつものツルだ。
 しかしここでは終わらない。再びツルの割れ目に尻尾を当て、動かし始める。只でさえ
それなりにざらつく生地なのに愛液で濡れたことにより表面が固くなって、弾力の弱めの
ブラシ状になったらしい。それでクリを責めるように擦ると、ツルは先程とは比べようも
ない程に大きな声を出し始めた。かなり刺激が強いらしい。
「カメ、もう、駄目」
 僕を抱いている腕が震える、限界が近いらしい。

 胸を吸う力を強くし、尚も割れ目を責めたてるとツルは盛大に潮を吹いた。一気に脱力
したツルは腕を離すと、肩で息をしながらとろけた視線で見つめてくる。凶悪な目が普通
に戻る、数少ない瞬間だ。いつもの不機嫌そうなものも好きだけれど、こちらの一切毒気
のないものも好きだ。無防備な雰囲気が堪らない。
 フードの中に手を入れ、髪を撫でながら挿入する。いつもよりも蜜が多く出ているのか
ねっとりと絡み付いてくるが、締め付けはいつもよりも強い。絶頂に達した余韻で規則的
に収縮する膣内は、普段とは少し違った刺激を与えてくる。動かさなくても充分に達して
しまいそうだけれど、僕は貪るように腰を動かした。
 声が、跳ね上がる。
 敏感になっているのか少し動いただけで腰を浮かせ、頬には涙が滑り落ちる。視線は僕
を捕えておらず、与え続けられる快感に悶えて黄色い声を出し続けている。ひたすらに身
をくねらせ、割れ目から溢れる蜜はお漏らしをしたとさえ思える程に、シーツに大きな図
を描いていた。ここまでなのは、今まで殆んど見たことがない。
 更に刺激を与えようと僕は先程のように尻尾でクリを擦り、もう片方の手で胸の先端を
つねり、押し潰すように擦りあげる。ツルの一番感じるやり方だ。

 目の前で猫耳が揺れ、それが気になって思わず噛んだ。神経は繋がっていない筈なのに、
一際喘ぎ声が大きくなったような気がする。偶然なのだろうけれど、それが面白く、噛み
千切れる程に口に力を入れる。また甘噛みをしたり、ときには舌で転がしたりもして様々
に変えてゆく。その度に声色が変わってゆくのがまた面白い。
 やがて、食い千切られるかと思う程に締め付けが強くなった。痛みすら感じる程に窮屈
になり、えぐられるような快感が襲ってきた。お互いに限界が近いのが分かる。
「出して、欲しい、にゃ」
 単にろれつが回らなくなっているのか、僕の猫言語の頼みを覚えていたのか。
 それとも、心まで猫のようになってしまったのか。
 思考する暇も殆んど与えられず、僕はツルの膣内に射精する。
 竿を引き抜くと、ツルはぼんやりとした目で尻尾を見た。続いて頭の猫耳を触り、軽く
吐息をして僕を見上げてくる。ぼんやりとしているその瞳は、どこか悲しそうだ。
「明日、着れないわね」
 耳と尻尾にはウレタンを入れてあるから、確かにそうだろう。無理に水分を絞り出そう
としたら変形したりしてしまうし、そうしたらずっと着れなくなってしまう。
「大丈夫だ。まだ三択の内の二つが残ってる」
 明日はYシャツと全裸香水、どちらにするのだろうか。
「馬鹿」
 そう言って、ツルは苦笑を浮かべた。

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最終更新:2007年08月04日 11:08