「スターリードアーRPG]において、運命とはPCの持つさまざまな事柄との関係性を表している。
人間関係や職業上の人脈、あるいは事象・行為への執着などである。
これらを総称して運命と呼ぶ。

本物の魔法使いは何より在り方というものを大事にする精神論者であることが多い。
もっと言えば、精神によって己の存在を定義づけ、成り立たせる存在なのである。
運命とは、そんな魔法使いにとっては切っても切れない間柄である。
この世に重大でないモノは無く、矮小でないモノも無い。
全ては流天し、変わり続け、あらゆる存在に影響を与え影響される。
その流れこそが運命と呼ばれるもので、それ故に魔法使いは自身の運命を何よりも重大なものとして受け止めなければならない。
運命に背を向けるということは、即ち魔法使いにとって自身の否定にも繋がる。

精神によって成り立つ存在である魔法使いの教えはこうである。

曰く、運命とは力となりうるもの、深く考え、理解し、受け入れよ。
曰く、運命とは惑わすもの、捕らわれぬようよく見極めよ。
曰く、運命とは共にありて遷ろうもの、見失うことなく共に歩めよ。

運命ルールの優先

ゴールデンルールを除いたルールと運命ルールが、あるいは特技や装備などの効果が運命ルールと矛盾する場合、運命ルールが優先される。
すなわち、ゴールデンルールは運命ルールよりも優先する。

運命の数

運命は1回のセッションにつき、七つまで取得することができる。
運命を取得するタイミングは任意なので、好きなときに取得してもよい。
ただし、GMが許可しない限りは一つ(一人)の対象に対して二つ以上の運命を取得することはできない。

運命の昇華

自身の運命を理解し、受け入れる、折り合いをつける、もしくは決別する。
このことはただそれだけで迷いを質し、強く自分の存在を認識することに繋がる。
魔法使いにとって、それは魔法使いとしての前進でり、相応しい力を得ることに繋がる。
これを、運命の昇華と呼ぶ。

運命の昇華の効果

運命の昇華はキャラクターが取得している運命の数だけ行うことが出来る。
すなわち1回のセッションにつき、最大七回行えることになる。
運命を昇華したらシートにチェックを入れること。
昇華した運命は、使用することで以下の効果をあらわす。

1:戦闘不能からの回復

即座に戦闘不能状態から回復し、HPが最大値まで回復する。
死亡していても使用することができる。
ただし、反動として自身の現存率を-3d6しなければならない。

2:フェノメノの効果上昇

デッキに組み込まれたフェノメノの効果を+10d6する。
これはフェノメノの判定に成功すると宣言できる。
ただし、この効果を適用できるのは効果をダイスで求めるフェノメノのみである。

3:クリティカル値の減少

その判定のクリティカル値を-3する。
行為判定を行う際に宣言する。
下限値は2である。

4:デッキ制限の解除

1シナリオに一度だけ、いつでも宣言することが出来る。
自PCの山札と捨て札を全て手札に加え、使用前に持っていた手札も合わせて手札とする。
効果中はフェノメノを使用しても、カードを捨て札にしないでメインプロセス終了時に手札に戻すこと。
この効果は1シーン継続し、シーン終了と同時に全ての手札を捨てること。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年09月05日 21:53