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#center(){#mobile(){ &image(http://www23.atwiki.jp/ty0k0?cmd=upload&act=open&pageid=90&file=591.jpg)} #pc(){ &image(http://www23.atwiki.jp/ty0k0?cmd=upload&act=open&pageid=238&file=590.jpg)}} ☆ とある共働き夫婦の「嫁日記」より 蒸し風呂行って来たよー( *´▽`) ☆○ 月○日(晴れ) 戦渦によって大打撃を受けた観光地復興の一環で、新しく国営で建設された「蒸し風呂」を、お仕事帰りに旦那さんと体験してきましたー。 新しく、と言っても実は新しくは無いのがこのお風呂。昔からあった伝統的な様式だったのだけど、個室のお風呂が増えた事によって現在ではすっかり無くなってしまっていたものなんだって。 (同僚の人が古い資料を出して来て、みんなに教えてくれた。) そもそもお風呂の話が出たのは、務め先で行った戦後復興会議での事。 壊滅した観光地・大観光地を復興する際に、新しく何かを新設するならお風呂が良いのではないか、という提案が出た事からだった。 レンジャー連邦は各家庭にお風呂がかなり普及していて、みんな結構なお風呂好き。 もちろん私もお風呂が大好きで、香りの良い入浴剤とか、体に良い薬用入浴剤を楽しみながら、のんびりするのが日課だった。 しかし、今現在そうやってゆっくり湯舟に漬かる事や、たっぷりのお湯でシャワーを浴びる事は難しい。 戦争での破壊によって受けた被害は大きく、ライフラインを司る施設からみんなの家まで…ずいぶんと失ってしまった…。 orz はっ、今凹んでも仕方ないよね! とにもかくにも、私と旦那さんは復興支援で日夜かけずり回り、少しでも早くみんなが安心して暮せる様に、って頑張ってました。>< で、話を戻す。 その会議の中で出て来たお風呂の中でも、同僚の一人(資料とか見せてくれた人!)が提案してくれた「蒸し風呂」は観光資源としてだけでなく、今の私達や国民さん達の為に良いのではないか、って事になった。 体を洗って綺麗にする事は衛生面や健康にも良く、共同浴場ともなれば、なんだかんだと交流が生まれ、人々の間に活気が戻るかもしれない…。 基本お風呂って、あがった後には心も体もさっぱりすっきりするし、水分取って潤えば、レンジャー連邦の乾いた風も気持ち良く感じたりするものだ。 そう、お風呂は砂漠の国の癒しと娯楽の殿堂だと思う。 (´□`)< お風呂万歳! お風呂最高! そういう事で、まずは国営で共同浴場「蒸し風呂」を復活させ、観光の新たな目玉とする前に、まずは国の皆に使ってもらおう!となったのでした。 前置きが長いって? 事情が分からない人の為の補足ですよー。 さて、お風呂は何ケ所かあるのだけど、私達が行ったのは記念すべき1号店。 建物はいたってシンプル。外側から見ると縦に長い大きな箱形で、小窓がちょこちょこと。 #外観内観についてはイラスト等上がったの見て調整します。 (看板は大きいよ、おかげで凄く見つけやすかった!) 出入口が小さめなのも昔ながらの作り。その代わり中に入るとすぐに広いホールになっていた。 高い天井には大きな天窓がついてて、思ったより開放的だー。 「風が降りて来て空気が籠らず、中が明るいな」とは旦那さんの感想。 左手にはテーブルやベンチがあるスペース。 そこには恰幅の良いおばちゃんがいるカウンターがあり、無料で飲める冷たい普通の水とレモン水。そして有料になるけど、ジュースやコーヒー、ミントティーなどのお茶類を楽しむ事ができる。 (ここより大きいお風呂屋さんでは、蒸気を利用した調理法の軽食も出したりしてるんだよ。蒸し鶏とか、蒸し野菜のサラダとか食べてみたいなあ。) 右手には靴を抜いて軽く横になれる、小上がりコーナーがしつらえてありました。 寝てる人はおじいちゃんやおばあちゃんが多かったかな。 荷物はどうしてるのかなと思ったら、受付で預かってくれるって壁に利用方法と一緒に書いてあった。 (この時キョロキョロしすぎて旦那さんに笑われる。(-з-)← ) 入口の正面には、お風呂に入る為の受付、小銭で入れる入浴料なのが庶民的で嬉しい。 (復興期間中は無料になってるよ、沢山の人が利用してくれてるって、受付のお兄さんが言ってました。) 靴を下駄箱に入れたら、女湯と男湯に別れるので、私と旦那さんの分の巻き布をそこで貰ったら、それぞれ薄布がかかった脱衣所への出入口を潜ります。 ( *´▽`)ノシ ちなみに追加料金を払うと、浴室で手練のおばちゃん&ごついおじちゃんによるマッサージや垢すり、別部屋ではお風呂の後にアロマオイルマッサージをしてもらえる。もちろんアロマオイルだけも買えるよ。私は「オレンジの花の香り」を買ってみました! 脱衣所は鍵付きロッカーが並んでいて、床は湿気や汚れに強い素材のマット敷き。 ちゃんと大きな鏡のついた化粧台とか、髪を乾かすドライヤーもあったよ、浴室は昔のままの様式だけど、他の設備は新しいのでご安心をとの事。 では、ぱぱっと脱いで、受付でもらった可愛い柄の薄い巻き布を体にきゅっと巻けば、蒸し風呂の入浴スタイル。 自前の桶にシャンプーや洗面用具を持ったら、いざ浴場へー。 浴室は、ガラス戸を開けて入った一つ目の大きな部屋はつややかな総石作り。 真ん中に八角形の大きな台あって、周りには洗い場が並んでますよ。そして扉のある部屋が奥に2つ。 浴槽は無し、温めた蒸気を使った古典式蒸し風呂ですから。 水の少ない土地ならではのお風呂なんですよねー。 先に入っていた人達が台に横になってて、すごく気持ち良さそう。>< でも、ますは奥にあるサウナ部屋に行くのがルール。 2つあるのは温度が高いのと低いのがあるから、垢すり係のおばちゃんが教えてくれました。 そこでたっぷり蒸気で蒸され、体にたまった老廃物を汗ごと出したら、垢すりする人は台へ直行、そうで無い人は洗い場でごしごし自分で汚れを落とします。 そうしたら程よい熱さの台の上に転がる。 マッサージだけの人も同じ、ただ、横になる場所が決まっていて、そこに寝ればおばちゃんが来てもんでくれるのです。 あったかいなーと思いながら上を見上げると、青空と太陽が描かれたタイル画の高い天井の一部が窓になっていて本物の青空が見えた。 (´Д`)  あー…極楽極楽 程良くほぐれたところで、最後にもう一度洗い場でお湯か水をかぶり入浴終了ー。 巻布は脱衣所にある大きな籠に返して、タオルで水分を取ったら、受付で買ったアロマオイルを塗り塗り、これはお肌すべすべになっていい香りですよ! そして着替えをしたら、ホールに戻って旦那さんと合流しました。 旦那さんは先に上がっていて、機嫌良く水出しコーヒーをベンチに座って飲んでました。 ホント男の人はお風呂早いデスネ。 「これでも長く入っていた方だ」とは言っていたから、蒸し風呂を満喫してきた様ですが…w 私はお水を貰って一息、お風呂上がりのお水ってなんでこんなに美味しいんだろう!と思いながら、一緒にベンチに座って話しながらのんびり。 その間知り合いや、職場の仲間とも遭遇して話に華が咲いたりも…。 (会話の内容がどうしても重たいのが切ないけれど、いつかこの「蒸し風呂」で交わされるおしゃべりが、明るく楽しいものに変わって行くと良いな、と思う。><) 昔の人はそんな感じで2時間位、お風呂と休憩を楽しむのが普通だったというのを思い出した。共同浴場は社交の場でもあったんだねえ…。 (あ、私達もなんだかんだとその位いた気が!) そうそう、最後に。 お風呂からの帰り、旦那さんと手を繋いでお散歩しながら家まで歩いたのですが、その時に「また来ようね」って約束してきましたー。 アロマオイルの香りも、気に入ってくれたみたいなので、今度は旦那さんの分も選んでみたいと思います(*ノノ) と言う事で、「蒸し風呂」体験記でしたっ。 皆さんにもお薦めするので、一度行ってみて下さいねー。><ノ ←←←[[観光地に戻る>観光地]]
#center(){#mobile(){ &image(http://www23.atwiki.jp/ty0k0?cmd=upload&act=open&pageid=90&file=591.jpg)} #pc(){ &image(http://www23.atwiki.jp/ty0k0?cmd=upload&act=open&pageid=238&file=590.jpg)}} ☆ とある共働き夫婦の「嫁日記」より 蒸し風呂行って来たよー( *´▽`) ☆○ 月○日(晴れ) 戦渦によって大打撃を受けた観光地復興の一環で、新しく国営で建設された「蒸し風呂」を、お仕事帰りに旦那さんと体験してきましたー。 新しく、と言っても実は新しくは無いのがこのお風呂。昔からあった伝統的な様式だったのだけど、個室のお風呂が増えた事によって現在ではすっかり無くなってしまっていたものなんだって。 (同僚の人が古い資料を出して来て、みんなに教えてくれた。) そもそもお風呂の話が出たのは、務め先で行った戦後復興会議での事。 壊滅した観光地・大観光地を復興する際に、新しく何かを新設するならお風呂が良いのではないか、という提案が出た事からだった。 レンジャー連邦は各家庭にお風呂がかなり普及していて、みんな結構なお風呂好き。 もちろん私もお風呂が大好きで、香りの良い入浴剤とか、体に良い薬用入浴剤を楽しみながら、のんびりするのが日課だった。 しかし、今現在そうやってゆっくり湯舟に漬かる事や、たっぷりのお湯でシャワーを浴びる事は難しい。 戦争での破壊によって受けた被害は大きく、ライフラインを司る施設からみんなの家まで…ずいぶんと失ってしまった…。 orz はっ、今凹んでも仕方ないよね! とにもかくにも、私と旦那さんは復興支援で日夜かけずり回り、少しでも早くみんなが安心して暮せる様に、って頑張ってました。>< で、話を戻す。 その会議の中で出て来たお風呂の中でも、同僚の一人(資料とか見せてくれた人!)が提案してくれた「蒸し風呂」は観光資源としてだけでなく、今の私達や国民さん達の為に良いのではないか、って事になった。 体を洗って綺麗にする事は衛生面や健康にも良く、共同浴場ともなれば、なんだかんだと交流が生まれ、人々の間に活気が戻るかもしれない…。 基本お風呂って、あがった後には心も体もさっぱりすっきりするし、水分取って潤えば、レンジャー連邦の乾いた風も気持ち良く感じたりするものだ。 そう、お風呂は砂漠の国の癒しと娯楽の殿堂だと思う。 (´□`)< お風呂万歳! お風呂最高! そういう事で、まずは国営で共同浴場「蒸し風呂」を復活させ、観光の新たな目玉とする前に、まずは国の皆に使ってもらおう!となったのでした。 前置きが長いって? 事情が分からない人の為の補足ですよー。 さて、お風呂は何ケ所かあるのだけど、私達が行ったのは記念すべき1号店。 建物はいたってシンプル。外側から見ると縦に長い大きな箱形で、小窓がちょこちょこと。 (看板は大きいよ、おかげで凄く見つけやすかった!) 出入口が小さめなのも昔ながらの作り。その代わり中に入るとすぐに広いホールになっていた。 高い天井には大きな天窓がついてて、思ったより開放的だー。 「風が降りて来て空気が籠らず、中が明るいな」とは旦那さんの感想。 左手にはテーブルやベンチがあるスペース。 そこには恰幅の良いおばちゃんがいるカウンターがあり、無料で飲める冷たい普通の水とレモン水。そして有料になるけど、ジュースやコーヒー、ミントティーなどのお茶類を楽しむ事ができる。 (ここより大きいお風呂屋さんでは、蒸気を利用した調理法の軽食も出したりしてるんだよ。蒸し鶏とか、蒸し野菜のサラダとか食べてみたいなあ。) 右手には靴を抜いて軽く横になれる、小上がりコーナーがしつらえてありました。 寝てる人はおじいちゃんやおばあちゃんが多かったかな。 荷物はどうしてるのかなと思ったら、受付で預かってくれるって壁に利用方法と一緒に書いてあった。 (この時キョロキョロしすぎて旦那さんに笑われる。(-з-)← ) 入口の正面には、お風呂に入る為の受付、小銭で入れる入浴料なのが庶民的で嬉しい。 (復興期間中は無料になってるよ、沢山の人が利用してくれてるって、受付のお兄さんが言ってました。) 靴を下駄箱に入れたら、女湯と男湯に別れるので、私と旦那さんの分の巻き布をそこで貰ったら、それぞれ薄布がかかった脱衣所への出入口を潜ります。 ( *´▽`)ノシ ちなみに追加料金を払うと、浴室で手練のおばちゃん&ごついおじちゃんによるマッサージや垢すり、別部屋ではお風呂の後にアロマオイルマッサージをしてもらえる。もちろんアロマオイルだけも買えるよ。私は「オレンジの花の香り」を買ってみました! 脱衣所は鍵付きロッカーが並んでいて、床は湿気や汚れに強い素材のマット敷き。 ちゃんと大きな鏡のついた化粧台とか、髪を乾かすドライヤーもあったよ、浴室は昔のままの様式だけど、他の設備は新しいのでご安心をとの事。 では、ぱぱっと脱いで、受付でもらった可愛い柄の薄い巻き布を体にきゅっと巻けば、蒸し風呂の入浴スタイル。 自前の桶にシャンプーや洗面用具を持ったら、いざ浴場へー。 浴室は、ガラス戸を開けて入った一つ目の大きな部屋はつややかな総石作り。 真ん中に八角形の大きな台あって、周りには洗い場が並んでますよ。そして扉のある部屋が奥に2つ。 浴槽は無し、温めた蒸気を使った古典式蒸し風呂ですから。 水の少ない土地ならではのお風呂なんですよねー。 先に入っていた人達が台に横になってて、すごく気持ち良さそう。>< でも、ますは奥にあるサウナ部屋に行くのがルール。 2つあるのは温度が高いのと低いのがあるから、垢すり係のおばちゃんが教えてくれました。 そこでたっぷり蒸気で蒸され、体にたまった老廃物を汗ごと出したら、垢すりする人は台へ直行、そうで無い人は洗い場でごしごし自分で汚れを落とします。 そうしたら程よい熱さの台の上に転がる。 マッサージだけの人も同じ、ただ、横になる場所が決まっていて、そこに寝ればおばちゃんが来てもんでくれるのです。 あったかいなーと思いながら上を見上げると、青空と太陽が描かれたタイル画の高い天井の一部が窓になっていて本物の青空が見えた。 (´Д`)  あー…極楽極楽 程良くほぐれたところで、最後にもう一度洗い場でお湯か水をかぶり入浴終了ー。 巻布は脱衣所にある大きな籠に返して、タオルで水分を取ったら、受付で買ったアロマオイルを塗り塗り、これはお肌すべすべになっていい香りですよ! そして着替えをしたら、ホールに戻って旦那さんと合流しました。 旦那さんは先に上がっていて、機嫌良く水出しコーヒーをベンチに座って飲んでました。 ホント男の人はお風呂早いデスネ。 「これでも長く入っていた方だ」とは言っていたから、蒸し風呂を満喫してきた様ですが…w 私はお水を貰って一息、お風呂上がりのお水ってなんでこんなに美味しいんだろう!と思いながら、一緒にベンチに座って話しながらのんびり。 その間知り合いや、職場の仲間とも遭遇して話に華が咲いたりも…。 (会話の内容がどうしても重たいのが切ないけれど、いつかこの「蒸し風呂」で交わされるおしゃべりが、明るく楽しいものに変わって行くと良いな、と思う。><) 昔の人はそんな感じで2時間位、お風呂と休憩を楽しむのが普通だったというのを思い出した。共同浴場は社交の場でもあったんだねえ…。 (あ、私達もなんだかんだとその位いた気が!) そうそう、最後に。 お風呂からの帰り、旦那さんと手を繋いでお散歩しながら家まで歩いたのですが、その時に「また来ようね」って約束してきましたー。 アロマオイルの香りも、気に入ってくれたみたいなので、今度は旦那さんの分も選んでみたいと思います(*ノノ) と言う事で、「蒸し風呂」体験記でしたっ。 皆さんにもお薦めするので、一度行ってみて下さいねー。><ノ ←←←[[観光地に戻る>観光地]]

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