バトルの格闘場化

効果

戦闘シーンが通常モードから一変してエネミー同士の戦いにお金を賭ける
格闘場(賭博場)モードになります(DQシリーズでおなじみのアレですね)。

このモードと通常モードとの切り替えはゲームスイッチにて行います。
ゲームスイッチを使って、トループを特定の範囲でランダムに呼び出すことが可能です。
(トループNo.10~20の間で呼び出す等)

また、お金を賭けないモード(イベント用の特殊バトル)にする事も可能です。

仕様

  1. 賭ける相手を選択すると、パーティーキャラは「観戦モード」ステートとなり
    決着がつくまで動けません。ただし、バトルイベントコマンドで一定ターン内に
    決着がつかなければ引き分けにすることもできます。この辺は自由に設定してください。
  2. 攻撃者が自分を攻撃することはありません。また、敵全体に使うスキルを使った場合
    スキル発動者はダメージを受けません。
  3. 味方単体・味方全体に掛けるスキルはスキル発動者にしか効果がありません。
    また、レイズなどのHP0の者に掛けるスキルを発動しても、無効化されます。
  4. 掛けたエネミーが負けても、誰かが勝ち残るまで戦闘は続きます。
  5. 賭けたエネミーが勝てば、掛け金×オッズ値のお金が手に入ります。
  6. 連撃系のスクリプトには対応していません。

設定

1.ステートの設定
まず、ステートに観戦モード賭け対象を追加してください。
追加した時にステートIDも覚えて(またはメモして)おいてください。後で使用します。
また、観戦モードステートを設定する時は、
  • 制約を「行動できない」にしてください
  • 解除条件をバトル終了までは一切回復できないようにしてください
  • 「抵抗しない」にチェックを入れてください
賭け対象ステートに関しても、解除条件をバトル終了までは一切回復できないようにしてください。

2.スクリプトの設定
RX_T_GAMBLE_MODE_NUM
ゲームスイッチの何番に格闘場モードにするフラグ情報を格納するかを設定します。
イベント編集画面で設定した格闘場モード用のスイッチIDを代入してください。
RX_T_GAMBLE_WIN_LOSE_NUM
ゲームスイッチの何番に賭けた相手の勝敗結果情報を格納するかを設定します。
イベント編集画面で設定した勝敗結果情報用のスイッチIDを代入してください。
RX_T_RANDOM_TROOP_G_NUM
ゲームスイッチの何番にトループのランダム呼び出し情報を格納するかを設定します。
トループのランダム呼び出しを使わないのであれば、この数値は適当で構いません。
使いそうにない数字を入れてください。
RX_T_GOLD_FOR_GAMBLE_NUM
# ★ ゲーム変数の何番に掛け金情報を格納するかを設定します。
イベント編集画面で設定した掛け金情報格納用の変数IDを代入してください。
RX_T_GOLD_NUM
ゲーム変数の何番に所持金情報を格納するか設定します。
イベント編集画面で設定した所持金情報格納用の変数IDを代入してください。
RX_T_WATCHING_STATE_NUM
ステート・観戦モードを設定した時のステートIDを代入してください。
RX_T_GAMBLE_TARGET_ST_NUM
ステート・賭け対象を設定した時のステートIDを代入してください。
RX_T_G_RAND_MAX(※)
トループのランダム呼び出し時の最大トループIDを代入してください。
RX_T_G_RAND_MIN(※)
トループのランダム呼び出し時の最小トループIDを代入してください。

※:トループのランダム呼び出しを使わない場合、数値は適当で構いません。

3.オッズの設定
格闘場モードで使いたいトループだけを適当に設定するのではなく、
全てのトループにオッズ設定するか、格闘場モード専用のトループを設定してから
オッズ設定してください。
オッズの設定は、配置したエネミー順に設定してください。
必ずエネミーの数だけ設定してください。過不足があると誤動作、エラーの原因となります。
オッズ用の変数は$rx_t_odds(配列変数)です。
イベント設定は、下の画像をご参照ください。
これは6体のエネミーが登場するトループの設定例です。
  • 条件は「ターン0」に
  • スパンは「バトル」に
  • イベント設定は上記画像を参考に設定してください
上記のようにオッズ設定を行うと、倍率は…
左から、4.2倍、4.3倍、4.2倍、4.0倍、3.0倍、2.0倍となります。
つまり、設定したい倍率の10倍の数値を設定していけばいいわけです。
この設定を忘れるとエラーが発生しますので注意してください。

動作サンプルを用意していますので、ダウンロードして実際の動作を確認してみてください。

スクリプトのダウンロード

txtファイル:スクリプト
zipファイル:動作サンプルプロジェクト
最終更新:2009年11月23日 18:31