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コラム02:born_slippy

-Born Slippy(NUXX)-

Underworld 1996

アンダワの曲では一番知名度があるんではなかろうか。
映画トレインスポッティングのテーマ曲だそうである(疲れそうなので映画は見てない)
その意味不明の歌詞、それと映画の影響からか一部のひとからはヤク中のうた的な捉え方をされている様子。
あながち間違ってはないような気がするが、どちらかといえばもっとプリミティブな感覚のように思える。
日本人的に言えば「お経」的なボイス、ドラムパターンも極めてシンプルで、テクノ特有の陶酔感にスパイスとして透明なピアノフレーズ。
サイケデリックでもありつつ極めてスタイシッリュ。テクノの教科書があったら乗せなきゃいけないくらいの名曲だと思っている。

タイトルには諸説あるが、「生まれそこない」説と「生まれてきたらグズグズすんな」説を今回はピックアップした。
いずれにしても歌詞同様、あまり意味を求めて意味のある曲ではないのでそんなに深く考えることなく、作中のジェイクのフェイバリットとして登場させた。
音楽から小説のネタを引用してくるのは自分のなかではよくある手法で、解釈や歌詞そのもの、MV、あるいは曲そのものの雰囲気など、何も無い状態で創作するより材料がたくさん手に入るので書き進める為には必要な行為だと思っている。
もちろん、それが創作としてお手軽だというのは承知の上なのだが。

主人公二人のコントラストがお気に入りである。
でかいけどテクニカル系でポジティブなディーゼル。
かたやスマートで格闘系でネガティブなジェイク。
共闘するのは3話からになるが、このコンビは書いていて本当に楽しかった。
内心不憫な点が多いので心を痛めたりもしたが。
PMCというお仕事をする人のスレを見たことがあるが、やはりある程度のドライ性は求められるらしい。
人間をドライにさせなきゃやっていけない社会情勢、あるいはビジネスとはなんなのか、と書きながら思ったことが、この先のストーリーへ繋がっていく。
最終更新:2014年07月25日 22:32