東部に位置し、この国ではわりかし規模の大きい企業の本社等が立ち並ぶ都市ロスクイーンシティ。
その都市の一角に、センターパークカフェと名のつく喫茶店がある。
その店のオーナーが私なわけだが、、
まあ当店には変わった連中・・・いやお客様方がよく来店するもんでね~。
ピザ屋でバイトをしながら、成功を夢見る
ストリートミュージシャン。
ブロードウェイの舞台に立つ事を目指し、オーディションを受けるのも女色溢れながら何十回と落ち続ける女。
毎年初冬にロスクイーン大学で大学生による発明大会が開催されているんだが、
その大会で奇抜な発想の作品を披露して優勝してやろうと意気込んでいるやや挙動不審な眼鏡学生くん。
地元ラジオ局でDJをしながら、パパさんバスケ大会で息子達に父親として格好良いところを見せようと、
夜な夜な練習に励む天性の運動音痴さん。
アニメ製作会社に勤務し、会社の一大プロジェクトの主任に就くも
平凡でインパクトに欠けるアイデアしか浮かんでこず、
何かヒントを得ようとしているのか趣味なのか、よく人間観察をしている冴えない男。
売れない俳優だが女の子にはモテるらしく、来店する際には常に女の子を連れているヒスパニック系の男。
来店する客といえば、こんなのばかりだ。
それぞれが、各々の生活に人生について語り合い、飛び交う叙事。
そして私が一言彼らの間に入って助言をする。
そうすると向こうからリアクションが返ってくる。
私はとどめとなるジョーク混じりのアドバイスを送る。
すると皆が皆、喜色満面で店を後にするのだ。それを見送る私。
これは私の密かな幸せでもあり、他人を幸せを願う故の言動でもある。
そうして今夜も閉店時間を迎えていく。
最終更新:2009年07月05日 23:21