収録:名鑑未収録作品
補足
●ウルトラQ第7話(制作No.20)1966年2月13日放映
●登場宇宙人・怪獣:岩石怪獣ゴルゴス
●ダイジェスト
富士山が噴火する? 取材に訪れた由利子と一平は、そこで樹海のターザンと呼ばれる青年・タケルの存在を知る。タケルは4歳の時、樹海で迷子になって以降、一人で樹海を生き抜いてきたらしい。姉と思われる人物とタケルを探索する一行。その頃、吉野のお池から巨大な岩石が噴き上げた。爆破され、樹海の奥深くに処分された岩石に不審なものを感じるタケル。深夜、監視を続けるタケルの目の前で、岩石は不気味に光り鼓動する核に寄り集まり、怪獣へと姿を変えた。
●岩石怪獣ゴルゴス/身長40メートル・体重10万トン
光る核に岩石が引き寄せられ形を成した怪獣。口からは高温の蒸気を吐く。核をタケルに引き抜かれ破壊させたことで絶命。
●名鑑で中途半端に終わってしまったQ。個人的にはこのゴルゴスとバルンガが欠けているのが残念です。画像はアンティッQ怪獣消しゴムのゴルゴス。
●夜中に再生するシーン、暗闇に光る目、樹木をなぎ倒しながら進むゴルゴスを正面から捉えたカットなど、SOS富士山は、いかにも怪獣モノという迫力があります。タケルというヒーローが存在するためか、なんとなくウルトラマンっぽい雰囲気。ゴルゴス自体も、Qの中では数少ない、らしい怪獣。ただ、立ち上がった姿は、かなりぷりちー。
●もし名鑑でゴルゴスが出て彩色版があったなら。日本の火成岩はほとんど安山岩ですが、富士山や樹海を形成する主な岩石は玄武岩。と言うわけで、ゴルゴスの色も玄武岩みたいな色、あまりモノクロと変わり映えしなそうな感じです。ただ、ゴルゴスの内部は、自由に動ける流動性や、高温の蒸気を噴くことなど考えると、かなりの高温で溶岩状になっているのかもしれません。
●ゴルゴスは、ウルトラマン「怪彗星ツイフォン」で再登場する可能性もあったようです。なにやら冷凍怪獣の予定だったようで。今度は氷が寄り集まることになってたんでしょうか? 自分は子供の頃、ゴルゴスとケムラーのエピソードは、記憶がごっちゃになっていました。そのせいもあって、ケムラーは(ポケモン風に言うと)ゴルゴスの進化形のように感じています。
最終更新:2009年05月31日 13:18