収録:名鑑未収録
補足
●ウルトラQ第9話(制作No.13)1966年2月27日放映
●登場宇宙人・怪獣:大グモ怪獣タランチュラ
●ダイジェスト
パーティからの帰り道、山中で道に迷った万城目ら6人は、無人の洋館を発見し、そこで夜を明かすことにした。ここが、かつてクモ男爵と呼ばれた人物の洋館ではないか思い当たり、不気味な気配を感じる一行。その伝説通り、二匹の大グモが彼らを狙って密かに忍び寄ってきた。
●大グモ タランチュラ/身長2.5メートル・体重120キロ
クモ男爵の伝説…クモの愛好家だった男爵。飼っていた毒グモが娘を刺し、娘は沼に落ちて死んでしまう。男爵は発狂するが、娘はクモになって蘇り、その後男爵はそのクモと暮らしたという…。劇中で2体登場するので、男爵とその娘の化身ということでしょうか? 洋館近くの灯台もテリトリー。糸を吐いて獲物を絡め取りますが、万城目らを一人も殺れなかったところをみると、それほど強い毒は持っていないようです。
●タランチュラは、目が大きな複眼2つなので、顔はクモというよりも昆虫っぽい? 確かに、目がいくつもあるリアルなクモ顔だと、人の化身って感じはしなさそうですよね。
●ちょっとホラーちっくな構成のクモ男爵。洋館が炎上し壁が崩れる際、映ってしまったスタッフの手が、見ていて実は一番ビクッとしたシーンでしたw
●プリンススカイラインスポーツ
万城目の愛車は、当時まだ日産に合併していなかったプリンス社の「初代スカイラインスポーツ」。しかもそのコンパーチブルタイプという超レア車(全体の生産台数が60台程だそうで)。国産車初のイタリアンデザイン、特徴的なでっかいつり目のヘッドライトはチャイニーズ・アイと呼ばれていました。価格は当時のクラウンの倍で185万円、コンパーチブルは更に+10万円。この頃の大卒初任給は17000円。貧乏航空会社と言ってる万城目ですが、実は相当に稼いでいたに違いありません。なお、画面ではモノクロの車体の色は、青だったことが当時の資料から判明しています。
最終更新:2009年05月31日 13:20