サブタイトル個別 ウルトラQ 第10話


地底特急西へ
M1号

収録:名鑑未収録作品

補足

●ウルトラQ第10話(制作No.25)1966年3月6日放映
●登場宇宙人・怪獣:人口生命M1号

●ダイジェスト
地底超特急「いなずま号」の試運転の日が来た。カメラマンになりすまして乗り込む一平。しかし持ってきたトランクには、万城目が運ぶはずだった人口生命M1号の細胞をゼリー状に収納した高圧ボンベが入っていた。トランクは保管庫へと移されたが、直前に浴びた新聞記者のフラッシュにより細胞が活性化。ゴリラのような容貌の怪物へと急激に変化した。運転席を怪物に占拠された「いなずま号」はコントロールを失い、北九州駅に向かって猛スピードで暴走する。
●人口生命M1号/身長2メートル・体重180キロ
ゼリー状の細胞から僅かの時間で進化を遂げた。MはMan maidの頭文字。知能は開発者によれば人間程度。


●画像は特撮ヒーローズのM1号
●冒頭、新東京駅や「いなずま号」など、近未来SFな雰囲気で始まったと思ったら一転、Qの中でも、かなりトボけた、コメディちっくなストーリーが展開されます。イタチ少年をはじめ、ユニークな人達が次々に登場。一人真剣に緊迫感を出そうとする万城目が浮いています。最後は北九州駅に激突し炎上した「いなずま号」から吹き飛ばされ、人工衛星のごとく地球を回るM1号とイタチ少年。とにかく、あまり無粋なことを色々考えてはいけないお話です。
●静岡でフラッシュを浴び、名古屋ではすっかり怪物へと変貌したM1号。現在の新幹線で約1時間なので、「いなずま号」では30分足らずの出来事。モノの本でよく3歳児程度と表記されM1号の知能は、おそらくこの運転席を占拠した時点。ラストで言葉を話すシーンまでに、劇中で言われる人間(成人)程度に進化たのだと思われます。
●M1号も名鑑で立体化されず残念でしたが、いなずま号のミニチュアもどこかで出してくれないもんでしょうか。機関車両は80億7千万円。東京-北九州を3時間、時速450kmという設定。暴走時は600kmをオーバー。吸気口らしきものはないので、推進力はロケットエンジン? 運転を司る人工知能は、確かJFOMEでしたか? 何の略なんでしょう。しかし、進行方向に向かって真横に座る運転席は、乗ったら気持ち悪くなりそうです。
●サブタイトルのカットの直後に映る新東京駅。入っていく列車は、「あけてくれ!」の異次元列車と同一のモデル。






最終更新:2009年05月11日 13:32