収録:名鑑未収録作品
補足
●ウルトラQ第28話(制作No.6)1967年12月14日放映
※当初、「あけてくれ!」が27話・「206便消滅す」が28話の放映予定。「ウルトラマン前夜祭」という特別番組をウルトラQ枠で放映するため、「あけてくれ!」を飛ばして「206便消滅す」を27話に繰り上げ、最終話とした。「あけてくれ!」は第1回再放送(昭和1967年7月〜1968年1月)の第24話として初公開。28話として扱われるようになったのは、その後の映像作品から。
●登場宇宙人・怪獣:異次元列車
●ダイジェスト
万城目と由利子にドライブの置いてけぼりをくらった一平。その時、夜空を一両の列車が通過するのを目撃する。浮かれ気味の万城目と由利子だったが、路上で行き倒れの男(沢村)を発見。一の谷博士の研究所に連れていこうとするが、その途中、沢村は電車の音で目ざめ狂ったように叫んだ。「あけてくれー!」…
●異次元列車
時間と空間を超越し、実世界と別世界をつなぐ列車。運行中に窓の外を見ると、その人の過去が映像となって見える。現実社会からの逃避を願う人々を運んでいるらしいが、偶然、無札乗車してしまう人間も紛れ込んでいる模様。途中下車した人間は「あけてくれ」と錯乱し続ける。再乗車は不可らしい。外観は小田急ロマンスカーに酷似。他に路面電車型も確認されている。1年半前から行方不明のSF作家・友野健二氏がツアコンのような役目を果たしている。別世界からは、電車以外にも、電話・手紙などは何らかの方法で行き来が可能。
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カプセルプラレールの3100形ロマンスカー 同型の車両はウルトラセブン「緑の恐怖」にも登場した。 |
●あまりに有名な話ですが、友野健二役は死神博士こと天本英世氏。特撮界のカリスマとまで呼ばれた人なので、今さらここで何か書いても意味ありませんが…最近の経済事情で、年金の支払いが滞納気味なので、天本氏の「国民年金など払ったっことがない。年を取っても国の世話にだけはなりたくない」という言葉を、座右の銘にしようかな、なんて。
●いや、ホント、ここ何年かも苦しかったけど、最近はマジで生きていくのは大変だと感じます。この先どうなっちまうのかなと。沢村氏のことを人事に感じなくなるなんて、さすがに子供の頃は思ってもみませんでした。
最終更新:2009年05月31日 13:55