心霊大全
早よ、寝ぇや
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匿名ユーザー
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【2ch】
13 名前: 本当にあった怖い名無し Mail: sage 投稿日: 05/06/23(木) 18:11:10 ID: fK3u4EtD0
小学4年生の夏休み。私は肺炎で丸3週間、出来たばかりで病床数もさほど多くない病院に
入院してました。その時の話。
入院してました。その時の話。
入院患者のほとんどは老人、それにおじさん、おばさん世代の人ばかりで、子供は私と私より2個下の男の子しかいませんでした。
入院患者の中に私と同い年の子がいるというおじさんがいて、休憩所で何かと話しかけられたり、お菓子をもらったりと可愛がってもらってました。
夜、私はいつもはぐっすりと寝付いてしまうのですが、その夜に限ってはなかなか寝付けず夜中の3時頃にトイレに行くことにしました。
集中治療室の前を通ると、電気がついていて、何かバタバタしてる様子。
それには特に気を止めずお手洗いを済ませて外に出ると廊下で髪がボサボサでヨロヨロと歩いているおじさんを発見。
子供心に「大丈夫?」と思ったんだけど、とりあえず「こんばんは」と声をかけると「こんばんは。夜更かしせんとはよ寝ぇや~」との返事。その夜はそのまま部屋に戻って大人しく寝ました。
次の朝、目が覚めてトイレに行くと、集中治療室の前で泣いている人がいる。どうやら誰かが亡くなったらしい。私と同い年と思しき男の子がお母さんに抱きついて泣いていた。なんとなくいやな予感。
後で、看護婦さんに聞いてみると、昨日の夜、廊下であいさつしたおじさんの容態が急変して今朝、亡くなられたらしい。
「え?昨日の夜、おじちゃんと廊下で会ったで」というと看護婦さんは「それはありえない・・・・でも、あの患者さん○○ちゃん(私)を可愛がってたからねぇ」と切ない表情で一言。
今にして思えば、おじちゃんが私に挨拶に来はったのかなぁ。