シャクヤク(ONE PIECE)

登録日:2025/08/13 Wed 01:26:00
更新日:2025/09/02 Tue 15:07:11
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ウチの人なら大丈夫よ

ボーヤ達の100倍強いから



シャクヤクとは漫画ONE PIECE』の登場人物。



【プロフィール】

本名:シャクヤク
通称:シャッキー
年齢:62歳→64歳(新世界編)
身長:186cm
懸賞金:不明
肩書:先々代アマゾン・リリー皇帝
所属:九蛇海賊団副船長→船長→『シャッキー'S ぼったくりBAR』店主
覇気:不明
誕生日:5月8日(誕生花)
星座:牡牛座
血液型:X型(現実だとA型)
初登場:単行本51巻・第498話・『11人の超新星
出身地:偉大なる航路前半・凪の帯・女ヶ島アマゾン・リリー
好物:ウイスキー
CV:鶴ひろみ(392話~518話)→浅野真澄(870話以降)


【概要】

偉大なる航路前半の最終地点であるシャボンディ諸島13番GRにある酒場『シャッキー'S ぼったくりBAR』の店主を務めており、その店名の通りに客に法外な飲食代を請求し拒もうなら半殺しにしてでも飲食代をふんだくろうとする女店主。

その正体は、大海賊時代到来前から活動していた大ベテランの女海賊で、九蛇海賊団の元船長。
現在九蛇海賊団を率いる元王下七武海ボア・ハンコックからすると2代前の船長*1である。
ルフィの祖父であるモンキー・D・ガープとも何度も交戦した経験がある。
本人曰く『約40年前に海賊稼業から足を洗い酒場の店主へと転身した』とのこと。

夫は海賊王ロジャーの右腕で副船長であった冥王シルバーズ・レイリーで、実は作中最初に登場した海賊同士の夫婦である。
彼のことは『ウチの人』『レイさん』と呼んでいる。
また元アーロン一味で現たこ焼き屋のはっちゃんとは彼が少年時代からの友人で少年時代のハチはよくシャクヤクやレイリーの元に遊びにきていた模様。


【人物】

黒髪のボブカットが特徴で、64歳とは思えない若々しい風貌とプロモーションが特徴の美熟女。
常に煙草を吹かしていることからかなりのヘビースモーカーだと思われる。

ルフィに対しては、流石にこの男のような狂信性はないものの、本人曰く『モンキーちゃんのファン』らしく好印象を抱いており、ルフィのことはエニエス・ロビーの一件もあり対面する以前から知っていた模様。

作中の大多数の人物はルフィのことを『ルフィ』『ルフィさん』『ルフィ君』『麦わら』『麦わらのルフィ』と下の名前で呼ぶ事が多いが、ルフィのことを『モンキーちゃん』と『モンキー』の名で呼ぶのは彼女ぐらいで大変貴重な呼び方で呼んでいる。


【戦闘能力】

まともな戦闘シーンは現時点で描かれていない為、詳細は不明だが初登場時には自分より遥かに大柄な男海賊を素手でボコボコにして締め上げているなど、並の海賊やチンピラは容易く一蹴できるぐらいの実力は現在でも持ち合わせているようだ。
海賊をボコボコにしていた様を青ざめていたチョッパー、パッパグ、ケイミーに対してルフィとハッチャンとブルックは動じずに見ていた*2

元九蛇海賊団船長という経歴からも基本的な覇気(武装色見聞色)は当然マスターしている可能性が高く、ハンコックが覇王色の覇気を使用可能であることを考えると彼女も覇王色を使えても不思議ではないのかもしれない。


【作中での活躍】

過去

エルバフ編の回想にて若かりし頃の姿が登場。
44年程前は九蛇海賊団の副船長であり、「時の花形」と評される美貌で、シャクヤクを目の前にすると多くの強者達は醜態を晒してしまう程のアイドル的存在であった*3
若かりしロジャーも彼女の身柄を奪おうと何度も九蛇海賊団の船をアタックしており、ロジャー海賊団はレイリー以外のロジャーを含めた船員はシャクヤクを前に手も足も出なかった。
また、この頃からレイリーに対して好意を抱いていたのか彼に目配せを送っている。
ただし、どうやらガープには美貌が通用していなかった様で、ガープを乗せた船が攻めて来た時は一目散に退散していた。
絶世の美女にも目をくれないのはやはり血統因子か…*4

42年前に海賊稼業に足を洗い、海賊島「ハチノス」にしばらく住むこととなる。島の海賊達の協力もあり「シャッキー's ぼったくりBAR」の1号店を開店した。シャクヤクに惚れたロックス海賊団の船員達も彼女のバーの営業の手伝いをしていた。

大海賊時代以降はシャボンディでバーを経営していたがタイガーによって奴隷から解放されたもののアマゾン・リリーに帰る手段もなく路頭をさまよっていたハンコックらを助けた模様。
10年以上前に海難事故で遭難していたレイリーを助けたハチと交流していたようで、彼がタイヨウの海賊団入りするまでは仲良くしていた。

シャボンディ諸島編

本編初登場。
はっちゃんと10数年ぶりに再会し、彼が連れてきた麦わらの一味とも対面を果たし彼らを快く店に迎えた。ルフィにエニエス・ロビーの一件を聞いたり、ガープに追い掛け回されていた過去があることを話していた。

その後は、オークションハウスでの天竜人とのトラブルにより重傷を負ったはっちゃんの療養場所として店を提供し、レイリーがロジャーについて麦わらの一味に語った会話を神妙に聞いており、ルフィが『支配なんかしねぇよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!!』と発した際には『やっぱり私、モンキーちゃんのファンだわ』と笑みを浮かべていた。

やがて麦わらの一味がバーソロミュー・くまによりバラバラにされ各地に飛ばされるという非常事態が発生したため、麦わらの一味不在期間にサニー号を防衛していたはっちゃんやデュバルに手を貸していた模様。

一味再集結

一味再集結時では、逞しくなったルフィや麦わらの一味を見て微笑みながら、レイリーと共に出航を見送った。

ワノ国編終幕後

それから暫く出番はなかったが、ワノ国編終了後に久々に登場。
七武海が撤廃されたことで、アマゾン・リリーへ現海賊女帝ボア・ハンコックを捕らえにきた海軍や彼女の能力を奪いにきたティーチ率いる黒ひげ海賊団が襲撃してきたことで、アマゾン・リリーは大混乱に陥りハンコックも窮地に陥ってしまう。
ハンコックも黒ひげにとどめをさされそうになったが、レイリーが介入しハンコックを助けたことでその場はなんとか収まる。

レイリーのハンコック救出には当然シャッキーも同行しており、騒動終結後のアマゾン・リリーにて読者に姿を見せる。
進歩は誰かを困らせる』と海軍の技術が進歩したことでアマゾン・リリー防衛の要であった凪の帯(カームベルト)が意味をなさなくなりつつある現状を憂いていた。


【余談】

  • レイリーとの夫婦関係については、巻末のイラストコーナーであるウソップギャラリー海賊団の作者公式コメントにて、単行本57巻、単行本61巻、単行本74巻とはっきりと記載されている為、ファンブックやSBSではなくウソップギャラリー海賊団で判明した事実という非常に珍しいケースである。ちなみにファンブック『BLUE DEEP』では2人の関係は「友人」と表記されているが、同書はミホークの星座やクロッカスX・ドレークの誕生日など誤りが非常に多いためこれも誤記と考えられる。


この先、追記、修正されるわよ…。時代が少しずつうねり始めてる

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最終更新:2025年09月02日 15:07

*1 3代前がニョン婆ことグロリオーサで先代がトリトマ

*2 アニメではハッチャンが「手っ取り早くな」と言ったのでチョッパー達がドン引きする位に制裁していた

*3 船長かつ姉御分のグロリオーサに届いた100倍程の量のファンレターが彼女宛に届いていた。

*4 彼の場合は職務への誇りが勝ったのだろう。あるいはこの時点ではドラゴンが誕生しているため、単にガープが一途なだけなのかも。それはそれでそんなガープを落とした女性がどんな人かは気になる…