各国の土着信仰から見た幽霊


206 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 12:11:18 ID:MIXhYGvZ0
 >>108
失礼。>>113の言うとおり民間信仰と混ざっているな。
ただ、宗教は死後という概念がある限り、幽霊という幻覚に与える影響はあるのは確かだと思う。
問題は仏教でもインドと日本の仏教は民間信仰が混ざり全く異なるものとなるし、他宗教についても同様。
宗教以上に細かい分類を行う必要はあると思う。

 >>118
幽霊に対しての宗教的な側面の影響力を考えると、それを含めて分別したほうが良いと思うのですが。
実際、宗教から発生して、文化、習慣まで入り込んでしまうと、複合的な要素の絡み合いで
逆に分析しにくくなってしまいますね。(日本は特に混沌としていますし)

確かに宗教×文化となるとオーダーが多くなりすぎるという問題はあると思う。
それらを全て分類している人はさすがに居ないんじゃないかな?
ただ、文化人類学などでは「○○地域の□□教」などといった研究を行っているので、
事例に即した資料を探すことは可能かとは思うよ。


208 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 12:37:14 ID:MIXhYGvZ0
 >>206
 >>92にも書いたが日本での考察をする際に最も参考になるのはタイを中心としたピー信仰だと思う。
アニミズムと宗教が混合された状況は日本に近く、また混沌とした様も日本の幽霊に近い。
ピーについての事例集などを読んでいると、耳袋を読んでいる錯覚を感じることもあるよw

俺はそれを基に「日本での幽霊現象は人間の精神性の退化」によるものという仮説を立ててるんだが。
宗教という装置により人間は長いこと妄想や精神疾患などのバグを抑える技術を持っていたが、
それが科学知識などの普及により正常に機能しなくなった。それが幽霊の出現ではないかと思っている。
確かに科学は進化したが、その全てを人間は脳に蓄えることはできない。
脳が目に映ったものを100%認識できないように。
その結果、宗教でも科学でも抑え込めなくなった幻覚が幽霊という形で暴走をしているんじゃないかと思っている。

河童場氏が言うとおり近い将来に幽霊の原因は掴むことができるかもしれない。
ただその暁には幽霊とはまた別のバグが人間に起きるんじゃないかというのが俺の予測だよ。
サイエントロジーなんかは正にその典型じゃないかな。


210 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 12:40:39 ID:MIXhYGvZ0
 >>208
失礼、読み直したらおかしいな

「アニミズムと宗教」は「アニミズムと仏教」ってことで。

日本の神道もアニミズムだからね。原始宗教としては、様式などが洗練されてはいるけれどね。


216 :108:2009/10/16(金) 13:27:09 ID:14oDvLMJ0
 >>118
君は答えが分かってるんだけど、一応補足するね。
お盆とかお墓や葬儀というのは、「先祖を敬え」的な儒教の風習だよ。
特に仏教では死後の”存在”はご法度。
今の日本のクリスマスのように、儒教がもつ供養のシステムが広まった。
ではなぜ、本来ご法度ともいえるそういうものをお寺で取り仕切ったかと
いうと、布教のため。墓、葬儀、仏壇といった、檀家やお布施のシステム
は幕府主導で儒教から宗教的な側面を吸収して現在の形に成り立った。
神道においては、一般人の葬儀等は神社に併設する寺、神宮寺に任せ
ることで葬儀や墓という風習を充足させた。

よく、「お寺で供養してもらったら、怪異が消えた」というような怪談が残っ
てるのは、未供養の死体を仏教(&儒教)的に供養することで輪廻転生
し、怪異の余地がなくなった。という生きている人間の考えによるもの。
君が>>118の最後で書いたように、葬儀等は生きている人間の、死者へ
の気持ちの整理。
49日等、具体的に示されていると、残された遺族にもいろいろ都合がいい。


223 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 13:52:33 ID:14oDvLMJ0
 >>206
民間信仰は土俗風習として、宗教とは乖離すべき。
学的な宗教であればなおさら、死後の存在に否定的だよ。
ここでいう”死後”を勘違いしてないかな?
死後はきっぱりこの世から解き放たれて天国なり転生なり、幸福
が待っている、というのが仏教やキリスト教の基本で、例外は認め
ていない。


229 :考え中:2009/10/16(金) 14:13:34 ID:0xbjcFHq0
 教義上幽霊が設定されていないのはキリスト教もイスラム教も同じ。
しかしイスラム文化の地域にもキリスト教の地域にも幽霊話はある。

 アメリカやイギリスの場合はゲルマン時代から脈々と受け継がれてきた
土着の民間概念としてキリスト教の教義と平行して幽霊も存在する。
 最近でいえば、ハリーポッターがキリストの教義上問題があるとして
敬虔な保守派キリスト教徒のヤリ玉に上がっている。アメリカでも
幽霊は「魔女」と同じカテゴリーで認識されることが多く、幽霊に対しては
ペンタグラムのような非キリスト教的手法で対処される事が多い。
 「首なし騎士の幽霊」などはアメリカの有名な怪談だ。しかしアメリカでも
やはり保守的なキリスト教徒は幽霊話を敬遠する傾向にある。

 それぞれの国が表向き「何教国」かということとは関係なく、それぞれが
受け継いできた前キリスト世界、前イスラム世界の土着信仰は厳然として
今も生きているのだ。


236 :考え中:2009/10/16(金) 14:19:54 ID:0xbjcFHq0
そういえば上のほうで出てたピー信仰?のタイは
部分的にはイスラム信仰だったはずだ。日本のように
均一にいろいろな人というわけではなく
地域でバッツリ分かれている。
9割がた仏教だが、部分的に思いっきりイスラム教だ


258 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 16:53:43 ID:g66+0Qd30
 >>254
現実問題、完全否定派は少数派ですね。
最近の、あの世を信じるかの世論調査では、
否定派は33%、
肯定派と、どちらともいえない懐疑派を含めた数字が61%



259 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 17:54:45 ID:MIXhYGvZ0
 >>223
そうとも言い切れない部分はあるんじゃないかな。
東南アジアなどのアニミズムが根強い地域を除き、「幽霊退治」の仕事は聖職者の仕事だよ。
アメリカ・イギリスなどでは幽霊退治に神父が呼ばれる場合も多い。
欧米の幽霊はエクソシズムで追い払うことが可能なようだ。日本の幽霊は聖書の一節じゃ消えないけどね。
 >>216で君が言ってるように世界宗教は各国の民間信仰と結びつく形で発展している。
サンタクロースしかり、日本の幽霊しかりだ。宗教は各文化のオカルティズムに影響は与えてると思うよ。

 >>236
まあイスラムは確かに居るんだけどね。イスラム教を信じるタイ人はちょっと知り合いには居ないのでわからんw
ただ、多数派である仏教徒にはピーの存在を信じている人は多いよ。
日本の幽霊くらいに「何か見た」「不幸があった」の回答に「ピーだよ、それ」と言い出す。
日本と違うのは「あ、ピーか仕方ないね」っていう南国気質くらいか。ひどい時にはシャーマンを呼ぶけどね。

 >>258
面白いデータだね。1958年の調査時には逆に59%の人があの世の存在を否定している。
50年後にはそれが逆転しているのか。
別の項目の「宗教を信じるのか」という問いに対しては「信じている」の数が35%→27%に減っている。
宗教は否定するがあの世は信じる。じゃあこの人達の「あの世」はどこにあるんだろうな。
黄泉平良坂の向こうや極楽浄土にあるようではなさそうだな。こりゃ幽霊も増える訳だ、行き場が無いもんなw


260 :考え中:2009/10/16(金) 18:13:00 ID:0xbjcFHq0
今は宗教が宗教の姿をしてないんじゃない?
教祖はテレビタレントになり、アイドルがそれを盛り上げ
「あの世」の概念はそういうところに浮遊している。


266 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 18:39:56 ID:MIXhYGvZ0
 >>260
おそらくね。それも含めて>>208の仮説を立ててみたんだが。
既製宗教が宗教としての機能を果たせなくなり、再度アニミズムから装置を立て直してるんじゃないかなと。
先日終了したあの番組なんか、スピリチュアルなんて横文字使っているがやってることはシャーマニズムだよ。
それが証拠にお経すらあの人は唱えない。今までお経は日本での幽霊退治の必須アイテムだったのにね。

結局、オカルトを否定することがオカルトを増殖させるという自己矛盾を起こすんじゃないかな。
無宗教という人が大半を占める日本って国はその壮大な実験装置にも感じる。


267 :考え中:2009/10/16(金) 18:45:18 ID:0xbjcFHq0
 ここ10年に関しては「オウム事件」の影響も大きいと
思いますよ。日本人はあの事件で宗教に対してある種
「アレルギー」をわずらったと思われる。

 宗教の風味を半ば無意識に回避しつつ、しかし宗教的な
役割を果たす「何か」は渇望している。その結果の出口が
今の状況とも考えられるのでは?


268 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 19:48:18 ID:kGoRp6270
霊やあの世を必要としてる人間が増えている、というデータは
「霊やあの世が存在している」
というデータではありませんよ
実在しないからこそ切に必要とされるのかもしれないですよ?
つまり、無いものねだり
流れをフォローしてると否定派はまるで人でなしみたいに聞こえるけど
否定派だって生き物さ!


269 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 19:59:29 ID:Dg6ZfSH/0
あながち人間が必要とするものくらい、前もって用意されているものよね。なぜかしら
たとえ必要性が分からない人にとって無価値に見えてもね 。


270 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 20:17:10 ID:DvLpfHx8O
 >>258
アンケートやなんかで答える場合、「そうとは言い切れない部分」を大人的に考慮して答えたなら、
完全否定派・完全肯定派ともに減少するのは、ある意味当然だろうね。
過去に生きた人達の頑張りのおかげで、知恵がついてるからねー。
なんの根拠も無く、流れで変わるような数字を示したところで何だと言うのだ?

話しは変わるが、口汚く相手を罵りたいだけのアホゥwwwwが湧いてるみたいだけど、
「思う存分罵るスレ」とか作って、そっちでやってくれよ。
何派だろうが迷惑だし、つまんねぇーんだよ。
サヨナラ


271 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 20:34:21 ID:Dg6ZfSH/0
 >>270
なんの根拠も無く、流れで変わるような数字を示したところで何だと言うのだ?

いや80年代あたりから途中オウム事件の影響を省けば、肯定的が過半数超え
というのは、変わっていないと思う。


272 :乱泥 ◆cAMHk0Pcr5O1 :2009/10/16(金) 20:34:57 ID:WeMSZIHw0
河童場へ
おれも時間の問題だと思ってるけど
そのアプローチじゃ一人ずつしか棄教無理でしょ
一気に根こそぎいくには心の機序を解明するしかないよ
それでも「未知のエネルギーが」云々言うやつ出てくるだろうけど
「この私」という存在がどのようにして物理的に成り立っているのか説明できれば
一般的な幽霊モデルは完全に否定できるからね


273 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 20:51:43 ID:DvLpfHx8O
 >>271
そうか。


274 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 20:59:42 ID:V8Prof0qO
だからなんだ?って結論に変わりはないな。


276 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 21:06:29 ID:i+7WcPdpO
 >>271
君が思っていることと現実は
かなり距離があるようだね
not否定≠肯定
not肯定≠否定

現実は君の望むように推移するとは限らないのだよ


277 :考え中:2009/10/16(金) 21:10:42 ID:0xbjcFHq0
心の機序の解明には不確定性原理が立ちはだかると見た


278 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 21:12:58 ID:Dg6ZfSH/0
 >>276
なにも望んではいない肯定否定の数と存在の有る無しは、なんら関係性がないしね。


279 :考え中:2009/10/16(金) 21:15:24 ID:0xbjcFHq0
あ~~つまり脳のある一瞬を捉えきることはできないということね


286 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 21:47:46 ID:7ROdnbMW0
見た事ないから信じてないけど、いるかもなぁとも思う。
 なぜかは、どこの国に行ってもオバケって言う言葉があって、どこで出るって聞くから。


302 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 22:40:50 ID:g66+0Qd30
 >>267
同意です。

物質的に満足しても、精神的には満足できない、
精神の荒廃、目的を無くした終わらない日常観、
が根底にあるのでは?と思います。


304 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 22:44:18 ID:sfsOYs5C0
 >>302
それは先進国共通の病気だろ


307 :考え中:2009/10/16(金) 22:53:16 ID:0xbjcFHq0
 カルトを作り出すベクトルの力が社会の根底に溜まっている
として、その発現の仕方が、オウム事件を気に現在の様相に
なったと。
 スピリチュアルはNHK的に牙を抜かれた「安全なカルト」
なのかもしれない。

 いいすぎ?


308 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 22:55:55 ID:g66+0Qd30
唯物的な世界観はもう飽きた、しかし既存の宗教では満足できない、
かといって新興宗教はちょっと怖くてうさんくさい感じだし、
みたいな。


310 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 23:04:39 ID:V8Prof0qO
そもそもだ、超常現象なんて疑われて当然。
幻覚とは違うのか?錯覚とは違うのか?インチキじゃないのか?
すべての突っ込みをかわして初めて超常現象と呼べる。
それをちょっと突っ込まれりゃイジメだ?
甘えるのも大概にしろ。


311 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 23:08:50 ID:g66+0Qd30
 >>307

だいたいそんな感じ。

あと、現代的な科学信仰に基づく
精神世界を扱うニューサイエンス支持
の潮流があると思います。
科学的、客観的に精神の健全性、あるべき姿を
分析しようという流れ。


312 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 23:12:03 ID:Dg6ZfSH/0
61%もの霊界を否定しきれない人たちが、敗戦後に作為的に作られた
宗教としては骨抜きの霊性を否定した共産主義の臭いのする、唯物現世利益信仰や超能力信仰に
安易に近ずかず寧ろ毛嫌いするのは、必然にみえる。

昨日河童場さんの話を聞いて思ったけど、人間の幸福のひとつは幻想を抱ける能力でないかと思った
なにかについて幻想を抱けなければ、自分も世界もガラクタニかわるんでないのかとね
??
 >>310
その基本姿勢が、そもそも煽りのはじまり。


313 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 23:14:50 ID:vPlqheK10
幻覚の可能性
錯覚の可能性
インチキの可能性

こういう突っ込み・指摘をすること自体はイジメでも何でもない。
極めて当然の指摘だ。

だが、指摘する際に、いちいち相手を見下したモノ言いしかできなかったり、
馬鹿だのアホだの、いちいち余計な一言を吐いたりする者がいる。
そういう人間は主張の正しい・正しくない以前に、議論する者として失格だ。

普通に指摘した相手に対して攻撃的なモノ言いで再反論する者も同様。


315 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 23:42:39 ID:g66+0Qd30
 >>312

昨日河童場さんの話を聞いて思ったけど、
人間の幸福のひとつは幻想を抱ける能力でないかと思った
なにかについて幻想を抱けなければ、自分も世界もガラクタ
ニかわるんでないのかとね ??

むしろ初めに想念ありきで、想念、想像、幻想が
が具現化し現実となるのではと。

キリストは悪いことを心の中で思うだけで罪になる旨
のことを説きましたが、宇宙の本質、核心を突いた言葉だと思います。


316 :本当にあった怖い名無し:2009/10/16(金) 23:52:11 ID:OJ7e+EEwO
 >>312
ちょっとよく分からないんだが

日本は元々唯物的な国で、戦後人為的に唯心や宗教といった思想が広まっていったと?


321 :本当にあった怖い名無し:2009/10/17(土) 00:38:15 ID:s6vIXAbl0
 >>316
逆だと思う、想像だけど戦前戦中と素朴な民間信仰は広く合ったと思う
ただ明治維新や後の天皇を祭り上げた軍国政策で、一億総決起などといって
天皇の為に、自縛攻撃が始まる、それは天皇のためという大義名分でおこなわれた

そして敗戦後、GHQ指導の元に日本人に霊性を植え付けると、死を恐れずに自縛攻撃するので
宗教を唯物化することで恐怖心を作り出した、そして教育やマスゴミを共産化させ唯物教育をうえつけた

宗教学者はその頂点に立ちなおかつ唯物教育を強いられた、なので日本人の宗教は
およそ唯物である、宗教の基点は常にあの世の高次存在との交信シャーニズムが基点であるが
戦後日本ではタブーとなる、そして霊への信仰の代わりに科学を植え付けられたという
今につづく昔話。


327 :河童場:2009/10/17(土) 01:20:19 ID:uQ78ctuK0
 >>206
確かに宗教×文化となるとオーダーが多くなりすぎるという問題はあると思う。

自分にとって宗教の分類と言うのは未知の世界でして、対象なき知覚の誘導因子として
影響を与えているのは間違いないと思うのですが、分析できるような形で宗教と人間を
括りつける事がこれほど難しいとは思いませんでした。ここは自分の中で圧倒的に情報不足な部分です。

幽霊という物理的な(仮定)存在にいくつかのはっきりとした傾向が見られ、それがどうやら
地域的(=文化的)な特徴を持つものが多いために、何らかの偏差なりが見れると思いましたが
日本のように同一民族系の混沌宗教国家やアメリカのように複数民族系の複数宗教国家、
はたしてそれらを宗教と言う概念で対比させて良いものかは悩みどころです。

またそれに平行して、文化的意味合いとしてマスコミの誘導も無視できず、
それは怪奇ドラマやSF映画、ニュースにバラエティー番組までも含むと考えれば

現在のように、日々物理的に人間が行き来しリアルタイムで情報が行きかう世界では
とても複雑な様相に見えます。

各文化が鎖国状態で独自の特性を純粋培養している国がたくさんあれば(対比としては)
良かったのですが、でもそうなると、民俗学的な過去に遡る記録を紐解いた方が
良いのかななんて思ったりもします、しかし自分には日本の民俗学だけでも手に負えませんので
なんとも難しいところです。

日本の幽霊『うらめしや~で両手を下げている』
あれは柳の見間違いだと言われてますが、あのポーズが目撃された国があるとして
その国には柳の木があるのか?なんて自分は小学生の疑問レベルの発想なんですけどねw


328 :河童場:2009/10/17(土) 01:22:35 ID:uQ78ctuK0
 >>208
俺はそれを基に「日本での幽霊現象は人間の精神性の退化」によるものという仮説を立ててるんだが。
とても面白い仮説です。ある条件下では与えられる情報が増えると、創造性が下がると言います
(アレンジは多くなりますが)

その結果、宗教でも科学でも抑え込めなくなった幻覚が幽霊という形で暴走をしているんじゃないかと思っている。

なるほど、確かにその傾向を感じますね。
科学的、オカルト的な情報量が増えたとき、自分の体験したものが何であるのか?
人間はまず過去のサンプルを探します。ところがそのサンプルが多い上に具体的
そうなると、類似点を発見できるポイント、相違点を発見できるポイントが増え
どう分類していいのか分からなくなってしまいます。

ただその暁には幽霊とはまた別のバグが人間に起きるんじゃないかというのが俺の予測だよ。

同感ですね、バグというか仕様というかそれは生物が生物である所以みたいなものです。
ただ、人間がその自分たちのバグを受け入れられる程、科学が解明、説明責任を果たせば
少なくとも一般人レベルが検証的な行動をとれるようになり、
体験自体の『本物』と『偽者』を区別しすくなるんではないかと考えています。

 >>216
慣習的、文化的な側面での暗示とそれの解除儀式として臨床の宗教儀式があるのでしょうね。
その一連のシステムの中で問題が発生し解決するメカニズムは
文化を違えたときにどう解釈されるのか?違う原因を説明され、違う儀式が行わる
自分が思うに、それでも問題は解決する場合が多いのではと想像しています。

それが文化が人間に(幽霊の存在なしに)大きな影響を与えると感じさせる部分です。

 >>223>>259
とても勉強になります。この辺の部分はもう少し精読させていただきます。
とにかく自分には情報不足ですので。


329 :河童場:2009/10/17(土) 01:26:28 ID:uQ78ctuK0
 >>272

そのアプローチじゃ一人ずつしか棄教無理でしょ
一気に根こそぎいくには心の機序を解明するしかないよ

テクノロジーの進化では『存在』を根こそぎ否定と言うのは無理ですね。

私が重要だと考えるのは、技術の進化は『注目と納得の』きっかけで
本当に存在を変化させるのは一般人の常識の変化だと考えています。

乱暴な言い方をすると、一般社会での存在論は、ブーム的なニュアンスがあります。
そしてそれは多数決に支配されている部分が大きいです

共感を生むものは『存在』なしでも『存在』しますし
それを得られないもの(注目に値しないもの)は消えていきます。

そういう意味での民意のバランスの崩壊、それのきっかけとなる技術の進化。

そして『ない』が一般的な常識とされる世界で、教育を受ける子供たち。

現実問題としては、個人の信仰として完全になくなるには、数世代スパンで考えないといけないのですが
それでも一般社会での存在論は消えていくと考えているのが自分の考えです。

その時、初めてニュートラルな幽霊論が始まるのではないでしょうか?
自分は『現在の幽霊』はいないと思っていますので、その段階が『現在の幽霊』の終わりと想定しています。

逆に言うとそれが進みすぎてしまうと、仮に0.1%の本物が存在するとしても
否定(バイアス)されてしまう世の中になりそうな危険性も含みますので、
その辺は客観性を持つ科学的誠実な意識を個人が持ち続ける事が大切かとも思います。


330 :河童場:2009/10/17(土) 01:27:54 ID:uQ78ctuK0
 >>312

昨日河童場さんの話を聞いて思ったけど、人間の幸福のひとつは幻想を抱ける能力でないかと思った

そう思います。幸福感は機材で検出できないですもんねw
自分が問題だと思うのは幻覚のネガティブな誘導利用と、生活を送る上で障害になるものに限定されます。
なので自分は(広義においての)幻覚は必要(なくならないもの)なものだと考えています。

不可能だと思う事を可能だと錯覚できなければ、人類の進化はどれほど鈍いものでしょうか
情報や経験が基になる常識によって、人間の行動範囲が決まってしまう事はとても寂しい事ですから。


341 :本当にあった怖い名無し:2009/10/17(土) 02:17:48 ID:BUqc1bF70
 >>321

唯物世界の虚しさ、限界を早めに極める結果になったと考えると、
その占領政策はむしろ、失敗だったかもしれませんね。
経済発展を加速し、精神世界へのより戻しの反動もむしろ大きくなった。


343 :本当にあった怖い名無し:2009/10/17(土) 02:20:00 ID:qzq7T6RmO
国によって、日本でいう幽霊の姿が異なることが、幻覚説を唱えるところの根底にあるようだが、

国によって、例えば犬の鳴き声、太陽の色などは異なる。
しかし犬や太陽は実在する。

また
幽霊は一般的な概念からして、物質ではない。少なくとも既存の物質とは性質が異なることから、
国や見る人によって見え方が変わってくるのは当然では。

幽霊が科学で確認されていない以上、幻覚説の方がもっともらしくはあるのだが、
幽霊は幻覚であることが科学で確認されていないこともまた事実であって、

幻覚説は、現段階で幽霊を説明する上での、とりあえずの解釈でしかない。

科学では、幽霊は幻覚。として結論がついたわけではない。
それは幻覚も幽霊も、未だよく分からない現象であるからで、
よく分からない現象の説明方法がよく分からない説明方法なのでは、どうも説得力に欠けるし、違和感を感じざるを得ない。


347 :本当にあった怖い名無し:2009/10/17(土) 02:29:10 ID:qzq7T6RmO
 >>343

見え方が異なるのは当然。というのは、

物質でないのならエネルギー体が、未知の物質であるから、
幽霊が一定の形態を保っている必要はない。

一定の形態を保っていないのであれば、見え方も異なると。


幽霊を見ない、または幽霊の目撃例が少ない国があることについては、

幽霊でなくとも精霊だとか妖精だとか。目には見えない何かの存在が語り継がれていることは、万国共通なのでは。
表現が違うだけで。


353 :本当にあった怖い名無し:2009/10/17(土) 02:54:08 ID:qzq7T6RmO
 >>343
同じことばっか繰り返して、独り言のようだがもう一つ

国や時代によって幽霊の見え方に決まった傾向があることも、
幻覚説を唱える上での大きな要因なんだと思うが、

先にも書いたが幽霊が実在するとすればそれは既存の物質とは性質か異なる、
決まった形態を保っているわけではない。というのが一般的な解釈であって、

形が決まっていないのなら、見る側の先入観や意識の通りにその形を変化させることは自然だ。

万国共通であるはずの犬の鳴き声や太陽の色彩が変化するように。


387 :本当にあった怖い名無し:2009/10/17(土) 09:23:43 ID:/Jt8ptUi0
 >>327
日本の幽霊『うらめしや~で両手を下げている』
あれは柳の見間違いだと言われてますが、あのポーズが目撃された国があるとして
その国には柳の木があるのか?なんて自分は小学生の疑問レベルの発想なんですけどねw

いや、あれは日本の宗教思想から生まれたポーズだと言われている。

ちなみに手を下げているのは「手の裏(陰)のものである証」
足が無いのは「三途の川の渡し賃(足)が無い」
柳の下に居るのは「陽の木(柳は陰陽道では陽のもの)に陰の気が引かれている」などの解釈がある。
ちなみに中国から伝わった「牡丹灯篭」の原作にも柳は出てくる。陰陽は中国からの思想だからね。

まあ、少なくとも手や足のポーズは応挙を始めとした江戸時代の絵師が描いた絵がベースであるのは確か。
それ以前の日本の幽霊には足があるw

同感ですね、バグというか仕様というかそれは生物が生物である所以みたいなものです。
ただ、人間がその自分たちのバグを受け入れられる程、科学が解明、説明責任を果たせば
少なくとも一般人レベルが検証的な行動をとれるようになり、
体験自体の『本物』と『偽者』を区別しすくなるんではないかと考えています。

群集や風景画のCGにカオス理論を取り入れているようなもんだろうね。
一つ一つを緻密に計算するより、乱数による不調和を取り入れた方が自然に写る。
もしかすると幽霊もカオスによって証明をされるのかもしれないな。
あ、リングの続編のループってそんな話だったな。そういえばw













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