THE COMIQ

ダルシム矢野言行録THE COMIQ

THE COMIQ』(ザ コミック)は2018年10月にダルシム矢野が配信で話題に挙げた漫画作品。『遊☆戯☆王』で知られる高橋和希が2018年10月15日発売の週刊少年ジャンプ46号から短期集中連載。『遊☆戯☆王』を高く評価していたダルシム矢野だが、この漫画については「ゴミクソ漫画」だとこき下ろした。

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『THE COMIQ』の話(2018/10/26)

ダルシム矢野 18/10/26 「ダルシム矢野の桃太郎」2   ■niconico ■YouTube

今日の本題なんですけどね、みんな『THE COMIQ』って知ってる?高橋和希、初代『遊戯王』の漫画、あとは『遊戯王GX』とか派生のアニメシリーズの原作っていうか、キャラデザとか原案とかを作ってる人なんだけど。まあ世界で一番売れてる「マジック・ザ・ギャザリング」超えのカードゲームですよ。その人がジャンプで第3話まで連載してる『THE COMIQ』っていう漫画の最新話を読んだんだけど、まあはっきり言って、微妙なんだよなぁ…残念ながら。みんな楽しんでる?

あらすじ言いますね。どんな話なのって言ったらね、新人の漫画家さん、持ち込みとかしてなんとか連載されたいなっていう漫画家の卵さんが主人公なんだよね。で、本誌連載のすごい人気な尾田栄一郎クラスの少女漫画家がいるんだけど、その人がたまたま休載するからその埋め合わせで載っけてあげるよっていうところで、初めてメジャーな商業誌の少女漫画雑誌に自分のコミックが載ることになって、「やったー」ってなってたの。それでアシスタントの人と顔合わせてないんだけど編集さんが繋いでくれて「アシスタントさんの絵こんな感じなんで合わせてみましょ」って打ち合わせしたら「この絵すごいですね、よく書き込まれてすごいですね」って絶賛するわけ。それでコミックになって発売されましたと。

それで尾田栄一郎クラスの神漫画家がYouTubeライブみたいなやつで生配信で原稿を描くってのを始めたんだよ。そしたら50万人が集まるくらいの人気者なわけ。その最中にコメントが流れたわけ。「今週乗っかってた(主人公)が描いた漫画どうですか」ってのが流れてきて、「うーん聞いたことないな、ちょっとこの場で読んでみようか」って読んでね「うーん、ゴミですね」みたいなことを言ってるんだけど、見開きの公園の背景があるページを見たときにはっと顔色が変わって、「気分が優れないので配信切りますね、切る切る切る~」いうて切れたんですがね。その後にその漫画家が電話をかけて「この漫画を描いたやつを調べてくれ」みたいな電話をして、次の日に移り変わるわけ。

ほんでコインランドリーで主人公が(洗濯を)やってたら、怪しい人が自分の描いた漫画を読んでるんだよ。「それ、面白いですか?」みたいなことを話しかけるわけ、世間話。そしたら「ええ、そうですね。私これすごい気に入ってるんです。あなたが作者の〇〇さんですね」みたいなことをいうんだよ、主人公はびっくりするわけ。そこでその人は語り出すんですよ。「最後のページの見開きの公園の絵のここに、あるシンボルが描かれています。これは数年前に起こった殺人事件の場に残されていたシグナルメッセージのまんまですよ。あなたどうしてこのマーク知ってるんですか?」って言われたから、主人公はびっくらこくわけ。編集さんが繋いでくれた見ず知らずのアシスタントさんが描いてくれた絵だから。そこから家に帰って調べたわけ、その殺人事件を。そしたら確かにその自分の漫画の背景に描かれているマークが残されていたわけ。そのときに刑事さんの写真があったんだけど、その刑事さんがコインランドリーで会ったおじさんだったんだよ。

で編集さんに言ったわけ。「これ書いてるのこの死刑囚の人じゃないですか?犯人の人でしょ?はらわた煮えくり返りました、会いに行くんで住所教えて下さい」って刑務所に行って面会したの。そしたらそこにいたのはガリガリの磯野カツオガイジ、磯野カツオをガリガリにした、失語症の言葉をしゃべれないガイジがいたんだよ。鶏ガラみたいのがいて。「正直最初は腹が立ちました、私の漫画に変なことを描かれて」みたいなことを言うんだけど、磯野カツオガリガリガイジはこっちの方を見向きもせずに下を向いてプルプルプルプルしてるの。「この人言葉がしゃべれないのか?」みたいに思ったわけ。でもね、「僕はこの漫画のあなたの背景を見てあることに気付いたんです。この背景のマークがあって、その左下に花が手向けられている。僕は花はよくわからないから調べてみました。この花の花言葉は『弔い』。あなたは被害者の女性を弔う気持ちがあって、かつこの花の合言葉は『希望』。あなたは犯人じゃないのですね」みたいなことを言ったら、磯野カツオガリガリガイジがこっちを見て「はっ!」みたいな顔をするわけ。その目を見て「この人はメッセージを投げかけて、僕だけが受け取ることができた。僕信じてますから!」って面会時間が終わって、磯野カツオガリガリガイジが無理やり連れて行かれたわけ。ほんでね、それが第1話の幕引きなんだよね。

で、第2話から話が続いていって、最終的に今どういうふうになっているかって言ったらね、第2話の原稿をまたアシスタントさんが刑務所から描いてくれて合わせたわけ。そうしたら矢印の看板が見開きで5~6個ある背景を描いてくれたわけ。その背景に書いてある文字を繋げて読んでみたら、「プリンス」みたいな、尾田栄一郎クラスの漫画家が描いてる漫画のタイトルで、「3」、「57」みたいな感じでね、その尾田栄一郎が描いてる漫画の3巻の57ページを見たら全く同じ背景を描いてたわけ。それではっと思って尾田栄一郎クラスの漫画家のサイン会に出向いていったの、主人公が。ほんでね、主人公を見て尾田栄一郎は「はっ、お前は」みたいに言うんだけど、「どこかで会ったことありましたっけ?」って。面識ないのに、向こうは電話で刑事さんに探りを入れさせてたから知ってるんだけど、「いえ、なんでもないです。勘違いです」みたいなふうにうろたえるわけ、尾田栄一郎が。そんでね、主人公がその漫画を見せて「これはあなたの漫画の3巻の何ページを記してます。そしてこれを見てください。全く同じ背景が描かれています。ハロウィン殺人事件の犯人の〇〇、磯野カツオガリガリガイジはかつてあなたのアシスタントでしたよね?」みたいなことを言うわけ。「あなたは事件についてなにか知ってるんですか?」「おい、こいつをつまみ出せ」って言うところで、第3話が終わったっていう話だったの。第2話だっけな、多分第2話だね。っていうのが最新話の話なんだよ。

まあ結論から言うと、ゴミクソ漫画だね、悪いけど。なんでかって言うとね、初めて1話分の漫画のアシスタントをしてくれただけの関係なのに、ここまで感情移入して真実を突き詰めようみたいなジャーナリストみたいなことをするかって言われたら、絶対しないじゃん。主人公がなんでここまで磯野カツオガリガリガイジに執着して、無実を証明しようみたいな気持ちになってるのかってのがまったくもって理解できない、悪いけど。これが俺がちょっと微妙だなって思うところなんだよな、この『THE COMIQ』っていう漫画の。『遊戯王』は面白かったんだけどね。

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最終更新:2022年01月01日 12:52