書名

アール・ヌーボーの世界 モダン・アートの源泉

書誌情報

  • 出版社
    • 中央公論新社(中公文庫)
  • 発行年月日
    • 2003年1月25日
  • 版型 造本データ ページ数
    • 文庫判 並製 286ページ
  • 定価
    • 895円
  • 装丁
    • カバー画:Alphonse MUCHA : “LA PLUME/ZODIAC”

異版

目次

  • まえがき 9
  • Ⅰ 二十世紀の青春 13
  • Ⅱ 昨日の世界 25
  • Ⅲ プロト・アール・ヌーボーの歴史 57
    • アール・ヌーボーの起源 57
    • ラファエル前派 63
    • ゴシック・リバイバル 68
    • ジョン・ラスキン 71
    • モリスとアーツ・アンド・クラフツ 79
    • プロト・アール・ヌーボー 87
    • ホイッスラーとジャポニズム 90
  • Ⅳ ハイ・アール・ヌーボーの歴史 100
    • ブリュッセル ハイ・アール・ヌーボーの誕生 100
    • フランス 花のスタイル 110
    • ロンドン 黄金の時代 119
    • ドイツ ユーゲントシュティール 129
    • ウィーン・ゼツェッション 136
    • アメリカ シカゴ派 143
    • バルセロナ アントニオ・ガウディ 149
    • 北欧・ロシア フォーク・アート 155
  • Ⅴ アール・ヌーボーのデザインと思想 161
    • 〈見えるもの〉と〈見えないもの〉 161
      • 装飾と構造
      • リニヤーとスリー・ディメンジョン
      • 表面―正面
      • 純粋可視性
      • 表面体・ゲシュタルト・トポロジー
      • ゲシュタルトと無意識
      • 再び奥行について、再びセザンヌについて、再び自然について
    • アール・ヌーボーの様式概念 180
      • バロック
      • マニエリスム
      • ディオニソス
      • ロマンティック
      • 様式の喪失
    • アール・ヌーボーの幻想 186
      • ユーゲントシュティールの絵画
      • アール・ヌーボーの女
      • サロメ
      • 踊り子 ロイ・フラー
      • アンドロギュヌス
      • 動物誌
      • ピエロ、仮面
      • 妄執・パラノイアック
    • 植物――変様の美学 207
      • アール・ヌーボーの自然
      • 樹木
      • マルセル・プルースト
      • 生成 植物―無意識
    • 室内――アール・ヌーボーの空間 220
      • アンチミスム
      • プルーストの室内
      • ジュール・ヴェルヌ ノーチラスの室内
      • 地下室の思想
      • メーテルリンクの室内
      • 再び日常性について
    • 機械と芸術 232
      • 機械的
      • もう一つの機械観
      • 純粋可視性とオブジェ
    • 無邪気な遊び 239
      • 芸術 遊び 大衆化
      • アール・ヌーボーの遊び
      • 遊びとイメージ
    • 芸術と革命 246
      • 人の家と神の家
      • ガウディ
      • 芸術と革命
    • 美学から人間学へ 252
      • アール・ヌーボーの社会的背景
      • 美学をこえて
      • アール・ヌーボーからシュールレアリスムへ
      • アール・ヌーボーの終末
  • Ⅵ ナルシス論 265
      • ナルシシズム
      • サンボリスム
      • アンドロギュヌス
      • フロイト 第一次ナルシシズム
      • 見出された時
  • 文庫版のためのあとがき 276
  • 改版に際して 279
  • 解説(酒井忠康) 281

「改版に際して」より

この本に新しい生命を与えてくれた編集の山本啓子さんに感謝する。また、細かく見直して、誤りをチェックしてくれた校正の方にお礼をいいたい。

主な初出

書き下ろし

補記

アール・ヌーボーの世界(文庫版)の改版。「改版に際して」を新たに付す。
最終更新:2007年02月01日 01:41
添付ファイル