帝国主義とは


以下読むのだるい人むけの今北産業
1、帝国主義と帝政はべつもの
2、資本主義自由競争が進むにつれて独占大企業化が進む
3、国際資本的進出、集中←これが帝国主義。リアルで言えばアメリカが典型。

 19世紀末から20世紀初年にかけて資本主義は自由競争の段階から独占段階、即ち帝国主義の段階に入り、当時のロシアは各種の矛盾の焦点と帝国主義の鎖のなかの弱い輪となった。レーニンは《帝国主義は資本主義の最高段階》などの一連の著作の中で帝国主義経済基礎、深刻な矛盾と危機を科学的に分析し、社会主義革命はまず一国或いは数ヶ国において勝利を得ることができる可能性があるとの新判断を示し、ロシア人民を指導して十月革命の偉大なる勝利を得るに至った。それと同時にレーニンは帝国主義時代の民族と植民地の特殊地位に対して学説を発表、民族解放の方向を明らかにした。根本理論上から帝国主義段階における無産階級革命新課題を解決するために、当時の資産階級と日和見主義の錯誤的観点に対してレーニンは大量の哲学論述を表し、マルクス主義的唯物史観、認識論と弁証法を発展、豊富にせしめ、マルクス主義を新たな段階に押し上げた。

第一節 帝国主義の基本経済特性と歴史地位


1、帝国主義は独占資本主義
2、帝国主義寄生的或いは腐敗した資本主義
3、帝国主義は瀕死の資本主義

一、帝国主義の基本経済特性と政治特性


(一)独占資本主義の形成
 一般に資本主義が帝国主義に変化する過程の中において、経済上の基本事実として資本主義の自由競争が資本主義の独占によって代替される。帝国主義は資本主義の独占段階である。
 独占資本主義は一般資本主義の継続と発展であり、自由競争の資本主義が一定の程度まで発展した必然産物である。レーニン曰く「自由競争は生産の集中を生み出し、生産の集中が一定段階に至ると独占となる。」
 自由競争は必然的に生産と資本の集中を引き起こす。その理由として以下の二つが主なものとして挙げられる。一つの面では自由競争は生産の発展、科学技術の進歩と産業結合の変化を推進する。生産力の大発展は必然的に企業規模の拡大を要求し。資本の累積と集中を加速させる。もう一つは、自由競争は企業間の淘汰の争いと分化を加速させ、資本の集中(株式制度がその主要な方式)ここから各部門で少数の巨額資本を擁する大企業が形成される。
 「集中が一定の段階まで発展すれば、自然と独占におよぶと言える。数十の大型企業が容易に互いに協議するに達し、また、企業規模の巨大化は競争の困難を作り出し、独占的趨勢を生み出す」とレーニンは指摘している。巨額資本大企業は共倒れを防ぐためにカルテルの形成、企業合併などの手段を用いてその独占的地位を確立していく。これらのことから「生産の集中が独占を産出」、「これは現段階資本主義発展の一般的かつ基本的規律である」ことが見られる。
 独占資本主義の形成は結局は資本主義生産方式の基本矛盾であり、生産の社会化と生産資料の資本主義個人占有の間の矛盾であり、一定の段階まで発展した状態における必然要求であり、資本主義生産関係が資本主義の範囲内における段階性質の変化でもある、独占資本は一般の個人資本社会化よりも高い程度の資本だからである。

(二)帝国主義の基本経済特性
 帝国主義の基本特性は以下のとおり
一、生産と資本の集中がここまで高い程度まで発展すると、経済生活を決定作用として独占組織を生み出す。
二、銀行資本と工業資本が融合し始め、この「金融資本」の基礎の上に金融寡占が形成される。
三、商品輸出と同じからぬ資本輸出が特別に重要な意義を持つ。
四、世界を分ける資本家国際独占同盟の形成。
五、最大資本主義大国による世界上の領土分割が完了する。

 レーニンが指摘するに、この定義における帝国主義は「基本的な、純粋な経済概念」であり、また帝国主義の基本経済特性である。

(三)帝国主義の経済実質と本性

{ 帝国主義の経済実質、この基本経済問題、この問題を研究しない限り現代戦争と現代戦争は根本的にどのように認識するか理解することができない。

 独占が自由競争に取って代わる、これが帝国主義の根本的経済特性であり、帝国主義の実質である。

                                     レーニン}


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年02月10日 03:46