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ビアンコ&ロッソさんのご厚意で(ありがとうございます(^_^))ブログから”法善寺横丁キティ”の画像をお借りして、画像補正するのに、ソフトのどの機能を使ったらいいかを簡単に説明してみますね。
画像処理ソフトには機能の呼び方に多少の違いはあれど、たいがいレベル補正・色調補正(カラーバランス)・トーンカーブといった機能が用意されているハズです。

そして初心者のための自動補正、簡易補正といった機能が付いていると思うので、まず手持ちのソフトにその機能がないか探してみて、あったら、使ってみることです。使う必要があれば、ですよ、もちろん。
補正をかける画像はすでに保存した画像にではなく、元のデジカメ画像から適宜ブログ用に切り出し、コピーしたものを使います。

さてキティちゃんの画像です。パッと見で画像に明るさが足りないのと、ややシアンの色がかぶっているように見えます。明るさと色調を補正したほうがよさそうです。キティちゃんのエステです。(^-^;)

補正にはヘルプを書いた関係上で^_^;、フリーソフトのPixiaを使ってみました。
最初は自動補正機能を使ってみましたが、これだけではマンゾクのいく結果にならなかったので、手動で補正することにしました。
初心者の方は明るさが足りないならと、「明るさとコントラスト」機能を呼び出してスライダを動かしたりしますが、これはやらないほうがいいです。
理由はこの機能が、画像内の全ピクセルを均等に明るくしてしまうからです。ココはこれ以上白くならなくてもいいと思うような部分も白くしてくれるので、いってみれば、画像にトレーシングペーパーをかけたようになります。

適宜に明るさとコントラストを直すには、レベル補正という機能を使います。
下のスクリーンショットはPixiaでの同等の機能を利用している画面。
左側の画像が補正前、右のコピー画像に補正をかけています。

画像の下にあるのがレベル補正で使われるヒストグラム(画像の一番暗いところ、一番明るいところ、それ以外の中間調のピクセルがどのくらいあるかをあらわす分布図)で、コレを見ると、画像に明るいピクセルが少ないことがわかります。
一番明るい色であるべきところにあまり明るくない色がのってるといえばわかり易いかな、、。それで、あまり明るくない色を一番明るい色に、つまり本来の位置にシフトすればいいわけです。
その方法=ヒストグラムの使用法はソフトのマニュアルに書いてあるハズなので、そっちを読むか、またはうらんのぴくへる
を参照してね。
ひょんなことから、コレを紹介してくれてるブログを発見しました。掲示板でも推薦してくれた方もいるようで、、ありがたいことです~。
フリーソフトで作るデジタル絵本: Pixia のレタッチ機能


これで画像の明るさやメリハリが補正できたら、次は中間調(一般の画像で一番多くを占める階調。使う機能はガンマ補正、またはトーンカーブ。)です。やっぱり補正する必要があると感じたり、わざとフラットな画像にしたいという意図があれば、使ってみてください。
Pixiaでは色調補正がトーンカーブの機能を持っています。
法善寺横丁のキティちゃん、キティちゃんの影やちょうちんがちょっとどぎつく感じたので、、下の画面では(RGBチャンネルにて)中間調の暗部-明部を明るくしてみました。

この機能を使うと、一番明るいところ暗いところは変えずにすみます。

その次が色の偏り、画像に色かぶりなどを感じたら、そこを直します。
下の画面はわかり易いように最初の補正前の画像との比較です。たぶんキティちゃんの背景は本来は白いモノとおもわれます。それが露出不足で灰色に写り、全体に青み、シアンがかぶっているように見えます。

色の偏りを補正するにはカラーバランスや色調補正、トーンカーブ機能を使います。ここではカラーバランス機能を使いました。

青みを取って本来の無彩色に戻すには、”補色の関係”を利用するんです。補色というのは、その2色をまぜ合わすと、お互いの色を打ち消し合って無色にする働きがあるので、色かぶりもこの作用で直せちゃいます。
補色の関係は、やっぱりぴくへるに書いてあります。もしかしたらお使いのソフトのヘルプにも説明があるかもしれません。調べてみましょ~。

シアン(水色)の補色は、レッド(赤)です。カラーバランスの設定画面で、シアンを打ち消す赤の色味を強めればよいということになりますので、スライダを赤よりにシフトさせます。

とまあ、こういう手順で画像の明るさや色かぶりを直します。自分で画像を見て、このくらいなら実物に近いと思えればイイとおもいます。
補正の必要があると感じたら、最初は自動補正してみる。イマイチやなあと感じたら、上に紹介した機能を使ってみる、
まず明るさ、暗いところ=シャドウ部ていいます、明るいところ=ハイライト部を直す、次に中間調を直す、その次が色調、色の偏りを直すの順序で。画像をくっきりさせる、シャープにするのは一番最後。

しかし、ココまで読んで、あー、メンドい。ひとつの画面でまとめて直せんの?って考えるひとがいるとおもいます。ソフトによってはそういう機能があるとおもいますよ、また、慣れたひと、プロなひとならトーンカーブだけで明るさから色の偏りまで直しちゃったりしますが

フリーソフトで、っていうなら、下のコメントでまゆみさんが紹介してくださった、GoogleのPicasa2。これ、イイですよ。フリーで画像ビュアーで、市販の画像処理ソフトに近い便利な機能を色々搭載してます。
下の画面は、Picasa2でヒストグラムを表示させているところ。ビュアーでヒストグラム表示機能があるのは珍しいです。赤い輪の部分が明るい階調が足りないことを示してます。

Picasa2で画像補正を行うなら、画面左側の「基本編集」タブで、自動コントラスト調整・明るさ調整・自動色調整を使います。1クリックで同時に補正する機能もありますし、「調整」タブで、中間色を指定してイッキに明るさと色の偏りを直すこともできます。

それからPicasa2には画像の表示モードに白飛びの範囲を示してくれるもの、Macでの表示をエミュレートしてくれるものがあり、単なる画像ビュアーの域を超えたスグレモノソフトだとおもいます。

おっと、画像一覧ページを生成する機能もありますよ~。元の画像とサムネイル用の縮小画像、サムネイルを表示するページ、フレームで表示させるページなどが自動生成され、作成完了したら自動的にブラウザでその作りたてのページを見ることができます。
ただ、すなねぃる!!のように個別の画像に対してコメントを設定したりはできないようですけど。
サムネイルにドロップシャドウをつけてくれたり、一覧ページなのに、よくあるテーブルを使わない(ページ的に軽くなる)とか、スタイルシートを利用してるなど、フリーソフトとしてポイント高いです。
すでに他の画像ビュアー、画像処理ソフトを使ってるひとも試してみる価値大ですぞ。
あと、ユーザの方がPicasa2の使い方を説明されてるブログを見つけました。
Google の無料画像管理ソフト"Picasa2"の使い方










  • 画像も綺麗にする手順が有るんですね。
    そう言えば自然補正って有るのは知って居るんですけど
    殆ど使ったこともないし・・・色の方もいじったことが
    無かったので 手順が詳しく乗っていて 後注意点なども
    凄く参考に成りました。 何時も詳しい説明をしていただき
    うらんさんは手芸も色々詳しい上に・・・パソコンまでも詳しいし・・
    尊敬してしまう。 後 パパさんを支える良き妻だし・・・
    だから・・・余り 頑張りすぎないでくださいね -- ようち (2006-06-11 21:35:12)
  • ようちさん→
    いつもながらコメントありがとうございます。(*^。^*)
    補正は写真に手直しが必要な場合に使えばいい機能なんで、ほんとは機能を使わなくてもいいように、写真を撮れればいいんですよね。そうはならないへっぽこカメラマン(苦笑)。。
    ようちさんは写真撮るのお上手で、失敗写真ないじゃないですか。

    ところで
    補色の関係について補足です。
    赤(Red)<--->シアン(Cyan)
    緑(Green)<--->マゼンタ(Magenta)
    青(Blue)<--->イエロー(Yellow)
    それから比較画像。
    一番左側が補正前の元画像、真ん中のピンク枠が明るさだけの簡易補正、右の赤枠がレベル補正からのコースで補正した画像。

    かなりな縮小画像ですが、それでも違いはわかりますでしょ。全体の明るさのほかに、ストラップの金属部分、ちょうちん、キティちゃんの前掛けなど色のメリハリの違いに注目。
    簡易補正が画像にトレペをかけたよう、という表現がわかってもらえるよね。(^-^;)
    -- うらん (2006-06-11 22:10:20)
  • 週末は、家族のことで、忙しくなかなかコメントのこせませんでしたが
    今日見たらPicasa2のことも詳しく載っててびっくりです。
    ヒストグラムのことなんてどうやって表示するのか知らなかったです。
    エーこんなことも出来るんだと、うらんさんから教わりました。
    今度時間があるときに使い方のサイトに行ってみます。
    本当にうらんさんは、スゴイ(拍手、パチパチ) -- まゆみ (2006-06-11 22:48:25)
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最終更新:2006年06月11日 22:48