ミラ型?長周期変光星? (M) であり、変光範囲は3.5~10.9等(
分光型?も M6e - M9e 変化する)で極大時に4等台に達し、極小時にはその250分の1ほどに減光するため、南天に低いながらもアマチュア観測者向けの好対象となっている。極大時の
実光度?は太陽の250倍と推定されている。変光周期は、18世紀初頭には500日近くだったが徐々に短くなってきており、『
ADSカタログ』(1932年)では約425日とされており、現在では400日より短く。388.87日とされている。このような、変光周期が減少していく類例として
ケンタウルス座R星?、
鷲座R星?がある。
色指数? (B-V) は、アリゾナ『トナンツィントラ・カタログ』(1965年)では +1,52等が与えられているが、これは明るさが4.98等のときであった(『
BSカタログ?』では4.97等時で+1.60等)。この星が最も赤くなるのは極小時の近辺であり、増光するに従って色合いは薄くなっていく。
この星は、1662年4月に、ポーランドの
ヘヴェリウス?によって最初に観測されており、彼が作成した
星表?にも6等星として収録されている (30H.Hya、"Tertia Caudae")。イタリアの
モンタナリ?は、自分の『
ウラノメトリア?』に、1670年にこの星のことを書き込んでいる(『ウラノメトリア』のオリジナルにこの星はない)。同じイアタリアの
マラルディ?は、1702年にモンタナリが『ウラノメトリア』に書き加えた星を探したが見つからなかった。ところが、1704年になって6等星として発見した。その後、1712年までに数度にわたって出現と消滅を繰り返したことによって、
ミラ?、
白鳥座χ星?に続いて3番目に発見されたミラ型長周期変光星となった。そのため、この星の変光は1704年にマラルディによるものとされている。
参考文献
最終更新:2014年08月15日 06:57