このページでは、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(以下みーまー)』の基本を説明します。
一言で言うとこんなお話。
『ずれた人生は修復不可能。まーちゃん、キミは何で、あの子達を誘拐したんですか』
ライトノベルと言いつつ、けっこう重め(精神的な意味で)であるので、ある程度は注意を。
ちなみに、『嘘だけど』は主人公の口癖なんかじゃないよ。嘘だけど。
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』一巻の前半あらすじ
この町では、二つの事件が起こっていた。
一つは連続殺人事件。
既に何人もの被害者が出たが、犯人は未だに捕まらない。
もう一つは誘拐事件。
小学生の兄妹が行方不明になり、警察は誘拐事件として捜査している。
八年前の「彼」の再来ではないかと噂されている。
そう、八年前にも誘拐事件があった。
小学生の男の子と女の子が誘拐され、一年近く行方がわからなくなった。
二人は凶悪な誘拐犯に監禁され、残虐な仕打ちを受けていたのだ。
そして……
そんな町に住む僕は高校二年生。
クラスの女子、御園マユがやけに早く帰宅するのを奇妙に思って、ちょっとストーカーしてみた。
そして無理やり家の中に上がりこんだ。
驚いて武器を取り出すマユ。
奥の部屋に続く扉をやけに気にしている。このままだと、口封じに殺されるかも。
無力化するにはたった一言、言葉を掛けて記憶を引き戻すだけで事足りる。
「僕だよ、まーちゃん」
その一言でマユも状況を誤解し、武器を取り落とす。
「みーくん? みーくんなの?」
ちなみに、僕らは八年前の誘拐事件のときに一年近く苦を(楽はなかった)ともにした戦友なのである。
そして、奥の部屋には案の定というか、幼い兄妹が監禁されていましたとさ。やれやれ。
テレビでは、最近の連続殺人事件が放送されている。被害者がもう一人増えたと報道されていた。
まーちゃんは画面を指差して、ポツリと一言。
「これやったの、みーくん?」
「いいや」
と僕は嘘をついた。
最終更新:2008年07月02日 18:29