FGM-165
FGM-165ランサー(FGM-165 Lancer)は、
ジェネシック・インダストリー社製の機動装甲用肩上発射型多目的ミサイルおよびシステム。
概要
主な目標は対機動装甲であるが、建築物や野戦築城、バンカー、さらには低空を飛行する航空機や対
LCS攻撃能力も備える。完全な「撃ちっ放し」(ファイア・アンド・フォーゲット)機能、発射前後のロックオン・自律誘導能力、低空での空中発射能力などを特長とする。ミサイルは赤外線画像シーカーによって捕捉した目標に向かって自律誘導される。
弾頭はトリプル成型炸薬を備えている。
ランサーはLTA(Launch Tube Assembly)と呼ばれる発射筒体と、発射筒に収められたミサイル本体から構成されている。総重量は3200キログラム。発射されたミサイルは射出用固体ロケットモーターによって発射筒から押し出され、約60m飛翔した後に安定翼が開き、同時に飛翔用ロケットモーターが点火される。ミサイルは完全自律誘導のため、射手は速やかに退避することができる。
発射機を遠隔操作でき、機体FCSとミサイルシステムとでの遠隔発射が可能である。
諸元
最終更新:2014年01月19日 23:31