MMR-マガヅンミステリールポルタージュ-

第壱拾九話

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第壱拾九話 豆腐が覚醒したような気がしたが、そんなことは無かったぜ!!


ある美しい草原の中、ある二人が佇んでいた。
いや、二人という表現はおかしいかもしれない。
『一匹と一人』というのがこの場合似合っているだろう。
だが彼らはそんなことどうでもいいような程幸せそうだ。
ならそんなことはもうどうでもいいのだろう。

もえニラ「豆腐。すきだ。」

豆腐「私もなんですよね。もえニラ先輩・・・いえ、あなた。」

もえニラ「違う。豆腐。鋤だ。」

豆腐「土掘り?」

―違う―
―もえニラ先輩はそんなことはいわない―
―いやむしろいろいろとおかしいですよね 常識的に考えて―

読者(いるかどうかわからないが)の大半も気づいているとおり、
夢落ちである。

豆腐「マシャチューシェッチュ工科大学!!!」

モララエル「それ言えてないぞ」

そう、今は5時間目の日本史の時間である。
5時間目は飯も食ってやっと眠たくなる頃である。
豆腐が寝るのも仕方ない。実際他にも数人は眠っている。
豆腐が起こされたのは不幸としか思えない。
いや、むしろ普段の行いが悪いだけいなのかもしれないが。

モララエル「お前はいつもこの時間帯は寝ている。
      それに気づかない俺だと思ったか。」

的中だった。
ちなみに授業内容は江戸時代の農民の生活についてのことだそうだ。

豆腐「いえ、寝てませんよ ずっと起きてますよ そんな漫画じゃあるまいし」

モララエル「じゃあそのノートについているヨダレは何だ
      あまり俺を怒らせないほうがいい」

豆腐「うう・・・ごめんなさいです・・・もうしません・・・」

反省する豆腐。だが明日もおそらく寝るだろう。
さて、そんなかんやで授業も終わり、放課後となった。
この学校の放課後はそれまでずっと眠り続けている少女の目覚めから始まる。

DIO様「貴様ッ!見ているなッ!!」

社長「誰にだよ」

DIO様「しいて言うなら読者のみんなかなっ!」

特に意味はないらしい。
突然だが夜型の人は放課後になるとやけにテンションが高くなるようだ。
もう最初からクライマックスである。

神無月「豆腐さん 今日は特に寝起きの言葉が凄かったですね
    一体どんな夢を見たというのです?」

豆腐「普通の夢ですよね」

普通の夢というのは人によって違うのだが、
ここでは最初のシーンのようなことと分かって欲しい

神無月「まったく・・・そんなに気になるなら話しかけてみてはどうですか?」

豆腐「それが先輩何か最近学校に来てないんですよね
   家にもいなかったです」

神無月「おや?家にもお伺いできるほどの関係になったんですか?」

豆腐「いえ、ただ鍵開けて中を調べてみただけですよね」

神無月「まぁ・・・」

人に褒められた行動ではない。
いやむしろ捕まってもおかしくないが、
彼らにとってはどうでもいいことらしい。

豆腐「まぁ、机の上に怪しいDISKがあったんで
   それだけとってきていますけど」

もう恋ってレベルじゃねーぞ。

神無月「・・・マライヤさんならなにか知ってらっしゃるかも」

豆腐「うーん・・・あの野郎に頼るのはいけ好かないですけど
   この際仕方ないですよね
   今(から) 会いにいきます」

しかしこのDISKが新たな波紋を呼ぶ!!
次回!急展開!

                        第壱拾九話 完
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